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AdAge誌にて、3年連続で世界最大と評された
エクスペリエンス・エージェンシー
2,000 以上のお客様
100 以上の拠点
35,000 人以上のデジタル専門家(*)
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(*)アクセンチュア全体
2
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クリエイティブ・マーケティングから
テクノロジーの領域まで、あらゆる分野で
マーケットから評価いただいています。
Salesforce Marketing Cloud of the Year
Salesforce Marketing Cloud of the Year 2016
CANNES LIONS
GOLD prize in CANNES LIONS Japan - Young Lions Competition “Cyber”
Campaign’s Agency of the Year
Japan/Korea Digital Agency of the Year Bronze 2016
Japan/Korea Digital Agency of the Year Gold 2017
Japan/Korea Digital Agency of the Year Silver 2018
Japan/Korea Best Culture Agency 2018
SPIKES ASIA
SPIKES ASIA festival of Creativity Gold – “Direct”
SPIKES ASIA festival of Creativity Silver – “Media”
SPIKES ASIA festival of Creativity Bronze – “Outdoor”
Adobe Partner of the Year
Adobe Partner of the Year 2016
Customer Experience Asia Summit
Best Brand Experience Gold 2017 (損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険との共同受賞)
Best Brand Experience Silver 2018 (Ocean Network Expressとの共同受賞)
Best Use of Mobile 2018 (日本コカ・コーラとの共同受賞)
3
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戦略から実行まで
End-to-Endで
ビジネス成果創出を支援
1. Envision ブランド•ビジネスの機会を創造
2. Create 卓越した製品•サービスを創作
3. Activate キャンペーン活動を企画•展開
4. Scale テクノロジーとプラットフォームを実装
5. Operate サービスとして運用•最適化
REINVENTING
THE EXPERIENCE
最高のブランド価値・
エクスペリエンスの実現
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アクセンチュア インタラクティブの支援内容
人間中心のアプローチで
顧客とブランドの機会を創造し、
優れた体験・サービスをデザイン
Design-led strategy
ビジネス価値を最大化する戦略を創造
Service design
シンプルかつ洗練されたサービスを設計
Product Creation
フィジカルとデジタルをまたがった製品を創造
フィヨルドの支援内容
REINVENTING
THE EXPERIENCE
最高のブランド価値・
エクスペリエンスの実現
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フィヨルドのご紹介
28 のスタジオ拠点
Atlanta Auckland Austin Berlin Chicago Copenhagen
Dubai Dublin Helsinki Hong Kong Istanbul Johannesburg
London Los Angeles Madrid Melbourne Milan New York
Paris San Francisco São Paulo Seattle Singapore
Stockholm Sydney Toronto Washington D.C. Zurich
1,000
名以上のデザイナーと開発者
1 team
アクセンチュア インタラクティブや
お客様も含め一丸となって共創
英国ロンドンに本社を構える2001年設立のデザインエージェンシー
2013年にアクセンチュア インタラクティブグループに参画
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NBA
ゴールデンステート・ウォリアーズ
7
旅行
カーニバル
ホテル
マリオット
エンターテイメント
ディズニー
お客様との共創事例
民間企業から公共機関まで、幅広い業種において
名だたるブランドの一歩先の未来をデザインし、
素晴らしい体験を想像・創造しています。
フィヨルドの支援実績
公共機関
フィンランド移民局
社会福祉
非営利団体“アンサンブル”
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Experience-led Transformation
複雑な構造の中でシンプルなエコシステムを形成
Political, economic, social ecosystem
社会における価値・影響をデザイン
Business ecosystem
ビジネス価値やパートナーシップのあり方をデザイン
Multi-channel service
一貫した体験を届ける方法をデザイン
Single touchpoint
生活者との接点の持ち方をデザイン
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フィヨルド トレンド2019
について
• この1年で企業が押さえるべき世界の最新デザイントレンドを
まとめたレポート
• 世界の先端トレンドに精通したフィヨルドの1,000名超の
デザイナーや開発者が議論を重ね、生活者視点で製品やサービス、
新規事業をデザインする上で押さえるべき7つのトレンドを定義
• 2008年より毎年発表、今年で12年目
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現在、私たちはテクノロジー、政治、そして環境の変曲点に立って
います。過去20年間、テクノロジーやイノベーションが急速に進展
したことにより、膨大なフィジカルそしてデジタルの散乱が発生
しました。地球資源に対する過剰な需要は、私たちの時間、そして
注目に資する要求を写したものとなっています。これを踏まえて、
今年のメタテーマを「価値とレリバンスの探求」と定義しました。
デジタルは今、大掃除の時期を迎えています。瞬間的な満足感とい
う観点ではなく長期的な視点から、あらゆる物が私たちの暮らしに
価値を提供してくれるか否かを判断すべきタイミングにきています。
11
2019トレンド・テーマ
Value (価値の探求)
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01 Silence is gold
沈黙は金なり
02 The last straw?
最後の藁?〜地球の限界〜
03 Data minimalism
データ・ミニマリズム
04 Ahead of the curb
縁石の先に
05 The inclusivity paradox
包括性に潜む矛盾
06 Space odyssey
空間の探求
07 Synthetic realities
合成現実
テクノロジーによって健康への悪影響が表れ、人々が製品やサービスに見出す価値が
移り変わっている中で、生活者とどのような関係を築くか、企業のあり方も再考される。
異常気象・環境の変化を受けて、国・政府が対策に動き、個人の関心度も高まっている。
消費者がサービスを選ぶ観点が変わり、企業も社会的使命の表明と実行が求められている。
個人データ不正利用に対する人々の不安増大や規制強化により、簡単に個人データを集め
られる時代は終わった。これからは、データの取り扱いさえもミニマリズムの時代に。
多数のモビリティサービスが誕生し、都市に氾濫している状況において、“移動”や“配送”
に対する新しい常識が生まれてきている。これを受け、整備された都市づくりも急務に。
生活者というものは常に「個」であり、枠にはまった「セグメント」ではない。企業は、
製品・サービスをデザインするプロセスにおいて、考え方を進化させなければならない。
デジタルとフィジカルが絡み合っていくにつれ、今後はより一層、デジタル/フィジカルの
枠を問わず1つの“空間”としてエクスペリエンスを捉える、“空間デザイン”が鍵を握る。
合成された世界がリアリティを増す中、何を“真実”とするかが問われる。企業は、第三者に
よって合成されたものがブランドを脅かすリスクについて対応を考えなければならない。
沈黙は金なり
テクノロジーによって健康への悪影響が表れ、
人々が製品やサービスに見出す価値が移り
変わっている中で、生活者とどのような関係
を築くか、企業のあり方も再考される。
Silence is gold
01
13
What’s
happening?
• 日常を煩雑にするデジタルコンテンツに人々
は辟易し、デジタルテクノロジーが健康に
もたらすリスクは深刻な問題になっている。
• 生活者の健康や環境に対する意識の高まりを
受けて、企業の製品やサービスに対して見出
す価値も移ろいでいる。
• これまでのように単純な真新しさを追求する
よりも、より本質的な生き方に寄り添ったも
のが求められている。必要以上に注意を引こ
うとすることは、逆効果になりかねない。
http://www.ncilab.ca/erpeeg-214
デジタルがもたらす
健康リスクへの意識の高まり
デジタルテクノロジーが健康にもたらす悪影響は深刻な
問題として認識されつつあり、個人単位での行動から国家
単位での問題緩和施策まで、世界中で動きが見えている。
イギリス政府は、若者の精神的健康保護の目的で、医療専門家と
共同で、ソーシャルメディア利用におけるガイドライン作成を推進。
63%のイギリスの学生は、ソーシャルメディアが存在しないほう
が良かったと回答。現に、半数以上のイギリスのGen Zは、いずれ
かのSNSのアカウントを削除している。
https://www.theguardian.com/society/2018/aug/29/teens-desert-social-media
シリコンバレーに住む母親の多くが、ベビーシッターの契約書に
「TVやスマホなどのデジタルデバイスに触れさせない」ことを
含めている。
15
健康的な生き方に
寄り添う製品の増加
大手テクノロジー企業やスタートアップ
が打ち出す新サービス・製品も、
人間の本質的な生き方を邪魔しない
“マインドフル・テクノロジー”の方向性
にシフトしている。
Google Wellbeing
スクリーン表示時間を制限するデジタルウェルビーイング
設定で、人々の健康意識を喚起
WEAR SPACE (Panasonic)
視覚・聴覚を制限し、集中できる
パーソナル空間を作るデバイス https://panasonic.co.jp/design/flf/works/wear-space/
IRL Glasses
LED/LCDの光をカットするデバイス。Kickstarterにて3日間で目標の
投資額を達成した。https://www.wired.com/story/irl-glasses-screen-blocking/
16
INFOBAR xv
フィーチャーフォン時代に人気を博した、
最低限の機能をもったINFOBARがリバイバル
最低限の機能のみの
プロダクトが復刻
画面を持つデバイスが人々の健康状態
を悪化させることから、そこまで注意
を払う必要のないシンプルな製品の
価値が見直され、復刻が相次いでいる。
The Light Phone
極限まで削ぎ落とされた機能・デザインで”スマート過ぎるスマホ”と脚光を浴びた。
https://time-space.kddi.com/au-kddi/20180820/2414
17
究極に研ぎ澄ました
コミュニケーション
接点や情報を絞り、その分1回1回の
コミュニケーションをタイミング・
内容・言葉遣いまで洗練させること
で、“ちょうどいい” 距離感を保ち、
ストレスのない関係を構築。
https://funayan.com/2018/07/23/macbook-proが届くまで/
https://www.wealthnavi.com
Apple Store
注文から配達までの各ポイントで、
計算し尽くされたタイミングに通知。
WealthNavi
情報を絞った分かりやすいUIで
難しかった資産運用を、初心者
にとっても身近なものに。
18
What’s next?
• 生活者の期待値の移り変わりを受けて、企業
も製品・サービス開発の注力領域を見直さな
ければならない。
• マインドフルネス・テクノロジーを取り入れ、
生活者にストレスを与えない製品・サービス
やコミュニケーションを考える必要がある。
• 自社のデザインガイドラインや、より長期的
な視点に鑑みた成功指標(KPI)も再考すること。
また、エコシステムの中で自社がどのような
役割を担うかという視点も忘れてはならない。
19
いま、企業が
考えるべきこと
01
もっと静かに
顧客の応答率が低ければ、それは、これ
以上騒がしくせず静かになるべきという
示唆と捉えるべき。サービスを評価する
基準を見直し、エンゲージメントだけで
はないパフォーマンス計測の新たな方法
を見つけること。
02
顧客調査を究極にシンプル化する
日々変化する顧客ニーズを捉えられるよ
う、フィードバックはできる限り簡単に、
即時に提出できるようにすべき。オンラ
インレビューに着目することも忘れては
ならない。顧客はおそらくすでに、自社
が知りたいことを教えてくれているはず
だから。
03
コンテンツを丁寧に設計する
顧客とのインタラクション回数を最小限
に絞るということは、一回あたりの重要
性が高まることを意味する。メッセージ
は相手によって言い方を変えて丁寧に伝
えること。何を言うかというメッセージ
そのもの同等に、それをどのように言う
かの伝え方も大事だと肝に命じるべき。
04
顧客に求める認知努力の精緻化する
サービスが顧客に求める負荷をまず把握
すること。そしてそれを要求するのは、
それが人々にとって本当に便利な場合の
みに限定すべき。
最後の藁 ~地球の限界?~
異常気象・環境の変化を受けて、国・政府が
対策に動き、個人の関心度も高まっている。
消費者がサービスを選ぶ観点が変わり、企業
も社会的使命の表明と実行が求められている。
02
The last straw?
21
What’s
happening?
• 使い捨て製品が環境に与える影響が重視され、
各国の行政も規制に取り組み始めている。
• 生活者の環境意識も高まり、『使い捨ては悪』
という価値観が強くなっているなか、製品その
ものの出来よりも、そのブランドが社会に与え
る影響でブランドを選ぶように。
• 企業は、自社が担うべき社会的使命を定義し
発信することが今まで以上に求められている。
• 新しいものを作って売って終わりではない、
循環型ビジネスモデルへの期待が高まっている。
22
スターバックスコーヒー、マクドナルドなどが
プラスチック製ストロー廃止を宣言
中国の廃プラ輸入規制(2017年12月)は、
世界中に大きなインパクトを与えた
海洋ゴミ問題から、ストローなどの使い捨てプラスチックの
廃棄問題について、世界中が本格的に対策に動いている。
多くの国は、サーキュラーエコノミーへ変革するための戦略
定義を国家・行政レベルで推進している。
環境への取り組みが加速
海に廃棄された主なプラスチックゴミ
(出典:Making Oceans Plastic Free)
https://diamond.jp/articles/-/174706
23
環境にやさしい素材を選ぶようになったり、自社で作った
電力エネルギーを使用したりして、商品を製造する企業が増え
てきた。
また、“リユース”の普及によってイチから“製造”しなくなった
りと、製造業・小売業は大きな改革に迫られている。
製造の工程・あり方の変化
Everlane
EVERLANE
ペットボトルから作られた服。
The Ellen MacArthur Foundation
250社とともに、リサイクルとプラスチッ
ク廃棄問題に取り組むことを公約。
https://www.engadget.com/2018/10/30/apple-
mac-100-percent-recycled-aluminum-cases/
Apple
100%リサイクルアルミから
新モデルを製造
Nike Flyknit
デザイン・製造の工夫で60%の
ゴミを削減
https://www.weforum.org/agenda/2016/
06/trainers-circular-economy-nike/
24
ブランドの社会的使命
の表明と発信
CSRの取組みを超えて、日頃のコミュ
ニケーションから、環境に対してどの
ような責任を感じ、どういうアクショ
ンをとっているか、 “Story telling”を丁
寧にしている企業が支持されている。
Patagonia
大きな消費活動が起こるブラックフライデーの日に掲載された広告にて、
環境に配慮し、新製品ばかり買わず今ある物を大事にすべきと呼びかけた。
Unilever
サステイナブルブランドが全体成長の70%を占めている
Fast Retailing
”全商品リサイクル活動”にて、古着を回収し難民キャンプに寄贈
https://www.patagonia.jp/blog/2011/12/dont-buy-this-jacket-black-friday-and-the-new-york-times/
https://www.slideshare.net/sustainablebrands/learning-from-leaders-why-and-how-
sustainable-living-brands-outperform-others-in-growth-and-profitability
https://www.uniqlo.com/jp/sustainability/refugees/photo/jordan3/
25
• 従来の“製造してゴミが出る”というモデルから、
製造から消費までの流れが循環するモデルに、
今後より強くシフトしていくだろう。
• 企業は製品・サービスを設計する際に、
これまで以上に生活者をエコシステムの中心
に据え置き、“サイクル”を捉えたカスタマー
ジャーニーを描かなければいけない。
• 製品を売るまでをゴールとせず、修理や
メンテナンスといった販売以外の接点でも、
売る瞬間と同等のレベルに体験を充実させ
なければならない。
What’s next?
26
01
全てをデザインし直す
これまでとは違うものを生み出す体験に
集中する。詰め替え、借用、返却、処分
という体験を購買体験と同じくらい魅力
的にする。行動変革を阻む潜在的な心理
的障壁を払拭するため、サステナブルな
製品を、そうでない製品と同様に、魅力
的で手の届く便利なものにしなければな
らない。
02
一歩先へ進むために協働する
業界の新たな機会を見出すために、自社
のブランドとビジネスの枠を超えて考え、
協力企業のみならず、競合企業とも力を
合わせなければならない。包括的に社会
課題に向かうためには、他社と力を合わ
せて取り組む必要がある。
03
ブランド・製品のストーリーを語る
ブランドが差別化するためにも、トレー
サビリティや原料についてのストーリー
を語らなければならない。多数の認証や
ブランド信念が複雑に溢れかえっている
なかで、ブランドが伝えるストーリーこ
そが、何が真実で、何が偽善的な環境配
慮かを見極める手助けにもなる。
04
ゴミを価値ある物へ変える
もう使われなくなったものをどうマネタ
イズして価値を引き出すのかを、ありえ
ないところから新たな価値を作り出すの
と同様に考えなければならない。サステ
ナビリティを財務数値とならび、事業へ
の影響度や価値を測る尺度と見做すこと
が求められる。
いま、企業が
考えるべきこと
データ・ミニマリズム
個人データの不正利用に対する人々の不信感の
高まりや規制強化により、簡単に個人データを
集められる時代は終わった。企業は、何の価値
を提供するためにどういったデータ戦略をとる
か、再考が求められている。
Data minimalism
03
28
What’s
happening?
Cambridge Analytica
英政治コンサルティング会社ケンブリッジ・
アナリティカによるFacebookデータ利用は、
世界中を賑わせた。
GDPR施行後、WEBはCookie利用の承認リクエストで溢れかえった。
• EUのGDPR(一般データ保護規則)施行や、
データ流出などのデータ関連スキャンダルを
機に、人々は企業による個人データの不正利用
に不安を覚えるようになっている。
• 同時に、個人データの提供によって収益を
得られるサービスも登場し、個人データを
資産として捉える認識も広がりつつある。
• 「よりパーソナライズされたサービスのため
なら喜んで個人情報を提供する」と、長く
信じられた前提が崩れる兆しが見えている。
29
Ocean Protocol
セキュアな環境のもと、個人データを管理・共有するユーザーと
データを必要とする研究機関・AI企業とを繋ぎ合わせるプロジェクト。
ユーザーは個人データの共有によって収益を得ることができる。
ONE
レシートの写真を10-50円で買い取るサービス。
リリース直後に買い取り依頼が殺到し、一時
サービス停止するほどの注目を集めた。
https://markezine.jp/article/detail/29709
https://jp.techcrunch.com/2018/12/30/2018-june/
個人データに対する
認識の変化
個人データを自身でコントロールし
つつ、収益化するサービスが続々と
登場している。人々は自身の個人
データについて、企業に共有する
ことで利益を得られる“資産”という
認識を持ちつつある。
DPRIME(仮称)
三菱UFJ信託銀行は、ユーザーが個人データを企業に
提供すると利益を得られる情報銀行の提供を予定。
30
透明性をデザインし
信頼を獲得
ブランド・製品・サービスの透明性
を確保するためにも、サービスを
通して何の価値を提供し、そのため
にどういった目的で何のデータを
利用するかを明言することが大事。
https://m-o-v.jp/
MOV
位置情報利用の許可を求める際、ユーザーにとって
のメリット、情報の利用目的を分かりやすく明示。
Health Wizz
ユーザーは自身の健康状態・医療データを提供する代わりに、
セキュアな環境でそれらの情報を集約管理し、希望する病院や
医師、ヘルスケアサービスに連携することができる。データを
活用した、個人に合わせた最先端の精密医療への参加も可能。
31
• むやみにデータを収集することはリスク増大
に繋がるため、サービス発展のために必要な
最小限のデータを見極めなければならない。
• 企業は信頼と透明性を確保するために、人々
からデータを取得する際に、何の目的でどの
データをどのように利用し、何を対価として
提供するか明言する必要がある。
• そのためのUIの工夫も忘れてはならない。
何か問題が起こってからの対応では、いとも
簡単に信頼が失われてしまう。
What’s next?
32
いま、企業が
考えるべきこと
01
期待値を設定し、期待に応える
パーソナライゼーションの仕組みのなか
で、人々のデータがなぜ必要とされてお
り、それらがどこでどのように使われ、
対価として人々は何の価値を得られるか
を明らかにすべきである。明確な理由や
見返りもなく、人々が自ら率先して全て
の情報を引き渡すのはもう過去のことで
ある。
02
「データ最小限主義」を取り入れる
必要最小限のデータ規則に従い、自社の
サービスを発展させるのに本当に必要な
データだけを収集するデータ戦略を立て
るべきである。データ戦略はビジネスの
目的自体と密接に繋がっていなければな
らない。データの収集、計測とサービス
設計は本質的に繋がっている。
03
信頼を守り抜く
人々が、自身のデータが誤っている際に
アクションを起こせるよう、企業は透明
性をデザインし、人々がアルゴリズムを
確認できるようにするべきである。企業
が個人データを活用して得られるものが、
人々がデータを共有することで得られる
価値を上回っていないことを示さなけれ
ばならない。
縁石の先に
多数のモビリティサービスが誕生し、都市に
氾濫している状況において、“移動”や“配送”
に対する新しい常識が生まれてきている。
これを受け、整備された都市づくりも急務に。
Ahead of the curb
04
34
What’s
happening?
• 人口は都市に集中し、それに伴いさまざまな
企業の移動サービスが急速に増えて溢れか
えった結果、それらを統合する制度・基盤の
準備が追いつかず、都市が混乱に陥っている。
• 一方、移動の自由化が進むにつれて、地域・
エリアにおける常識が生まれ変わる兆しが
見えている。
• 新しい移動手段・配送手段の誕生を受けて、
それらの体験に着目した新たなビジネスや
サービスが世界中で巻き起こっている。
35
さまざまなプレイヤーが乱立
してる状況では、それらを
統合するだけでも価値が生ま
れる。
移動手段の選び方が変わる
流れを受けて、これまでの
常識を覆した新しい制度も
生まれている。
Japan Taxi
多数のタクシー会社を統合し、全国約7万台のタクシーをアプリで呼べる配車サービス。
“どの会社でもいいからタクシーに来てほしい”という生活者の要望に応え、価値を高めている。
https://japantaxi.co.jp/news/cat-pr/2018/08/30/app.html
Citymapper (右上) / Whim (右下)
月額定額支払いで、交通機関に縛られず、タクシー、バス、電車などを組み合わせて自由に移動
することが可能に。
https://nordic.businessinsider.com/citymapper-generate-revenue-2017-azmat-yusuf-2016-12
https://sg.news.yahoo.com/singapore-comfortdelgro-launch-taxi-subscription-commuters-073057005.html 36
モビリティの発展による
小売の変革
モビリティの発展は、移動のみならず、物流・物販
にも影響を与えている。
例えば、生活者が自らお店に出向くのが常識だった
お買い物体験も、お店が生活者のいる場所に現れる
ようになるなど、従来の店舗のあり方に変革を期す
ることが考えられる。
“お店で待ち構える” から “お店が出向く” へ
TOYOTA e-Palette
シャトルバスや運搬トラックの代わりとなるだけではなく、
移動型ショップ・オフィスへとビジネスの幅を広げている。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/20508200.html
Moby Mart
ユーザーがアプリで呼んだ場所に自動運転で
赴く24時間営業の無人スーパーマーケット。 https://greenz.jp/2018/05/30/moby_mart/37
CUbE (Continental Urban Mobility Experience)
近隣の車道からのラスト・ワンマイル配送はロボット犬が
担当。
Nike Curb Service (”Nike by Melrose”)
歩道の縁石(curb)で商品をピックアップできるサービスを店舗で展開。
ラスト・ワンマイル
での新しいサービス
移動手段の多様化に伴い、より効率的
な配送サービスが生まれている。
店舗体験においても、商品受取の瞬間
を重要視するサービスも充実している。
https://www.businesswire.com/news/home/20190107006074/en/Continental
%E2%80%99s-Vision-Seamless-Mobility-Combines-Autonomous-Shuttles
38
What’s next?
• モビリティサービスの競争は今後も激化し、
公共/民間の交通機関の融合が加速する流れを
受けて、都市の規制統一も急務となるだろう。
• 多種多様なプレイヤーの中から、人々が“移動”
するための手段をシンプルに選ぶようになるに
つれて、支払い体系や都市づくりの点において、
従来の常識に変革が起こるだろう。
• 都市における常識の生まれ変わりを受けて、
小売・店舗体験においても、もはや個人顧客
だけでなく、地域・コミュニティ・都市の
規模でデザインしなければいけない。
39
01
A地点からB地点へ移動する体験
そのものをデザインする
人々は交通機関について考えること
を間もなくやめ、シンプルにA地点
からB地点にたどり着くことを考え
るようになるだろう。時間の経過と
環境に応じて変化する顧客のニーズ
を考慮することが必要になるので、
これまでの業界・市場の枠を超えて
考え、同じモビリティの特徴を持つ
地域や場所に入り込んでいくこと。
02
利益を求めよ
自社のサービスにモビリティを組み
込むために交通・配送プロバイダー
になる必要はない。自社のサービス
にモビリティを取り入れることで何
に利点をもたらすかに焦点を当て、
新しいビジネスモデルを検討するこ
と。
03
ラストマイルを忘れずに
モビリティがエコシステムになるに
つれ、多くの側面がつながったり、
融合される。現時点では、それらを
いかにスマートで効率的に管理する
かという点に、経済的・社会的価値
が見出される。モビリティシステム
を既存のインフラにつなげ、複数の
サービスにシームレスにアクセスで
きるようにすることが重要になって
くるだろう。
04
パートナーシップが肝
多くのモビリティのニーズが現状満
たされていないが、適切なパート
ナーと組むことさえできれば、誰で
も解決することができる。実用的で
普及するエコシステムを提供するに
は、既存のプラットフォームやAPI
との統合、そして公共・民間両側面
でのパートナーシップが必要。
いま、企業が
考えるべきこと
包括性に潜む矛盾
生活者というものは常に「個」であり、枠に
はまった「セグメント」ではない。企業は、
製品・サービスをデザインするプロセスに
おいて、考え方を進化させなければならない。
The inclusivity paradox
05
41
• 生活者は、「それぞれ異なる個性を持つ個」
として接してもらいたいと思っている。一方、
生活者の属性に応じて嗜好を決め付け、的外
れな対応をしてしまう企業も依然として多い。
• いずれはAIが精緻なパーソナライゼーションを
実現するだろうが、技術進化までの間は自ら
考え方を変化させていかなければならない。
• 年齢・性別・居住地・収入・ライフステージ
といった、枠にはめた従来のセグメンテー
ションから、「ライフスタイルやマインド
セット」を、より重視しなければならない。
What’s
happening?
42
BALMUDA THE TOASTER
バルミューダ代表である寺尾氏の原体験「スペイン放浪時の小さなパン
の忘れられない香りと味」「肉のかたわらで炭火で焼いたトーストの
おいしさ」、これらを実現させたいという想いからプロダクト化。それ
はデモグラフィック調査から導き出した製品ではなく、強い探究心から
生まれ、ライフスタイルや考え方の合う人に強く支持されている。
デモグラフィック調査からは
生まれなかった、最高のトースター
https://www.balmuda.com/jp/toaster/story
https://www.balmuda.com/jp/toaster/43
NIKE Believe in something. Even if it means sacrificing everything.
ナイキは広告キャンペーンに元NFL選手コリン・キャパニック氏を起用。NFLの試合前の国歌斉唱中に黒人に
対する人種差別や不当行為に抗議する意味で片膝をつき、起立することを拒否した一人。キャパニック氏が広
告に登場するというニュースによって、キャンペーンはSNS上でも多大な反対活動を受け、トランプ大統領も
ナイキに対し牽制した。ナイキ商品を燃やしたり、切り刻む様子を投稿する顧客たちも現れた。
Twitter上で、#BoycottNike #JustBurnIt のハッシュタグが1億8840万以上のインプレッションを集めるなど、
一時株価が下落したが、やがてナイキを支持したミレニアル世代を中心に#ImWithNike #ImWithKap といった
賛同者によって買いが優勢となり、ナイキ史上最高値の株価86.06ドルを記録。
https://www.wwdjapan.com/705252
John Rich / Twitter Sean Clancy / Twitter Donald Trump/ Twitter
全ての人に好かれようと思っていないブランドの強い意思
https://twitter.com/johnrich/status/1036751396
002050050
https://twitter.com/sclancy79/status/103674971
7206691840
https://twitter.com/realdonaldtrump/status/103
8018199449567232
https://twitter.com/kaepernick7/status/1036695513251434498
44
What’s next?
• 人種的・社会的・文化的・性的要素を鑑みた
新しい規範が確立されている状況下では、
企業は、培ってきたブランド資産、ブランド
ストーリーをこれまでとは違った視点で捉え
直す必要がある。
• 数字では可視化できないところを見る必要が
あるため、顧客を徹底的に深掘るための
デザインリサーチがますます強力な役割を
果たすようになるだろう。
• 人々の流動化する期待、定量的/定性的
インサイト、社会トレンドを掛け合わせた
新しいフレームワークが必要になっている。
45
01
定量と定性の両視点を持つ
白黒はっきり決めつけてしまいがちな
データだけで進めるのではなく、人間の
インサイトを合わせて考え、より繊細な
情報をもってサービスを設計する。定性
情報から生まれる質の高いインサイトと、
定量情報から生まれるスケールの違いを
受け入れること。
02
セグメンテーションよりも
マインドセットに目を向ける
人口統計や属性に従って、人々を均質化
されたグループとして扱う従来のマーケ
ティング手法から一旦距離をおくこと。
代わりに、動機、態度、行動に基づいて
人々をグループ化する考え方を取り入れ
てみる時にある。
03
“リビング・ビジネス”を築く
「リビングサービス」は、リアルタイム
の文脈のなかで人々のニーズに適応し、
一人ひとりにパーソナライズされるサー
ビスである。それを実現するためには、
人間を中心に置いて、最終的な顧客との
関連性を追求することによってあなたの
ビジネスを再設計する、いわば“リビン
グビジネス”を築く必要がある。
いま、企業が
考えるべきこと
06
空間の探求
デジタルとフィジカルが絡み合っていくにつれ、
今後はより一層、デジタル/フィジカルの枠を
問わず1つの“空間”としてエクスペリエンスを
捉える、“空間デザイン”が鍵を握る。
Space odyssey
47
What’s
happening?
• デジタルとフィジカルが溶け合った1つの“空間”
を捉え、それをデザインすることが顧客体験を
設計する上で非常に重要なものになっている。
• 先行する小売企業はこのことを認識し、データ
を効果的に活用した店舗設計や、データに基づ
いたシームレスな体験構築などを行っている。
• また、仕事と遊びの境界は曖昧なものになりつ
つあり、働き方も変化しているワークプレイス
においても、“スペースデザイン”の変化が求め
られている。
48
店舗“空間”での体験が
見られるように。
小売業界では、新しい視点で
店舗デザインが行われている。
データを店舗で活用し、顧客
により素晴らしい体験を提供
するスペースをデザインする
ことで、新しいカタチの店舗
が生まれている。
Hema (フーマー)
配送センターの機能も併せ持つ店舗。商品棚や決済などの要所でテクノロジーが導入されているが、
デジタル色が強いわけではなく、入店してから出るまでの一連の体験が自然に設計されている。
https://media.itbengoshi.com/overseas/hema/
NIKE New York Flagship shop
オンラインでの便利さを実店舗でも再現。
https://www.new-york-city-travel-
tips.com/nike-house-of-innovation/ 49
店舗はブランド体験
を表現する重要な場
ブランドと顧客の接点が多様化している
中で、店舗は依然として、直接ファンと
コミュニケーションできる場として重要
視されている。デジタルが普及した時代
だからこそ、その価値がより増している。
ケンズカフェ
オンライン販売を廃止し接点をあえて店舗に絞ることで、
配送業者ではなく自らが顧客の顔を見て直接体験を提供。
https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/90817
http://shogyokai.jp/articles/-/556
Apple
チャネル横断でシームレスな体験を提供。WEBから来店予約をして
来店した際には、情報が引き継がれた無駄のない接客を受けられる。
http://eightdirector.hatenablog.com/entry/20120105/1325757095
https://getsupport.apple.com/50
企業のワークプレイスも
フィジカルな“場”を重視
リモートワークが普及した今、社内外の人々を結びつける
マグネットとしての役割を担うフィジカルスペースに再び
注目が集まっている。単なる作業場ではなく、カルチャー
を育み、社員のロイヤリティを醸成する重要な場として、
ワークプレイスデザインに多くの企業が取り組んでいる。
WeWork
“Me”という個人として参加しながらも、より大きな”We”の
仲間になれる場所、というコンセプトでコミュニティを形成。
http://www.weworkjpn.com
Accenture Interactive Studio Tokyo
社内外のタレントがワンチームとなって“共創”し、
独自のカルチャーを育む場として、独自の拠点を設立。 51
• デジタルとフィジカルは融合を続け、1つの
空間としての体験設計がより強く求められる
ようになるだろう。
• 顧客や従業員のロイヤリティを奪い合う競争も
より激しくなる中、それを高め、定着させる
ためにも空間デザインが鍵を握る。
• 空間デザインはより全体的なものになり、
デジタルとフィジカルは完全に絡み合い相互に
より密接に影響し合うようになるだろう。
それに伴い、デザイナーが想像する方法も進化
し続ける必要がある。
What’s next?
52
いま、企業が
考えるべきこと
01
オンラインで得られた洞察を
オフラインで活用する
デジタル上の行動データから、人々が何
を価値として受け取り何を望んでいるか
強力な洞察を得ることができる。
Amazonがオンラインレビューで星4つ
以上の評価がある製品だけを実店舗で販
売し始めたように、オンラインで得た情
報をオフライン接点でも活用すること。
02
ギャップを考慮する
デジタルとフィジカルの間をシームレス
に行き来するという体験は進化している。
チャネルを跨った体験をより豊かにする
ためにも、GoogleとMasterCardが技術
提携したように、新たな技術パートナー
との連携可能性を探ること。
03
空間を事業戦略と結びつける
自社がどのような生産性・働き方を志向
するか定義し、その目的に沿って空間を
デザインすること。オフィス空間におけ
るビジネスニーズは常に変化しており、
それは事業戦略に密接に反映される必要
がある。
04
シームレスに繋がったエコシステム
を作る
自社の持つフィジカル空間で提供されて
いるサービスと体験のエコシステムの中
で、人々のマインドセットがどう動くか
見つめ直すこと。それこそが空間をデザ
インする上で決定を左右する要因である。
合成現実
合成された世界がリアリティを増す中、何を
“真実”とするかが問われる。企業は、第三者
によって合成されたものがブランドを脅かす
リスクについて対応を考えなければならない。
Synthetic Reality
07
54
What’s
happening?
• 顔を自由に変更できたり、写真やビデオから
不要なオブジェクトを削除することができる
など、加工・ディープラーニング技術が進歩
している中、写真・音声・動画はもはや信頼
できる情報源ではなくなってきている。
• 一方で、合成現実の穴に警戒しつつも、特に
エンタメ・ヘルスケア・アート・デザインの
領域では、効果的な使い道への期待もある。
• 合成現実は、本物・真実を脅かすのではない
かと人々に恐れられているが、徐々に受け入
れられる兆しもある。
背景、何が起こっているか
のトレンド
https://www.happyfinish.com/work/baby-dove-artificial-intelligence-perfect-mum/55
目に見えるものがもはや
真実だと信用できない時代
加工技術が発達し、フェイク動画がネット上に出回る
時代において、何が本物かがわからなくなっている。
Xinhua News Agency
本物の人間に見えるキャスターもAIで作られたもの 映像編集によって、全く違うものに書き換えることも容易に
オバマ前米国大統領を模したフェイク動画は世間を震撼させた
新たな技術が見せる
ポジティブ効果
AIニュースキャスターによって、webや
SNSで、24時間キャスター業務が可能。
リアルタイム性や緊急性を要するニュー
ス速報などで特に活躍が期待されており、
ニュース制作費削減にも貢献している。
https://www.bbc.co.uk/news/technology-46136504
https://www.voanews.com/a/debut-of-china-ai-
anchor-stirs-up-tech-race-debates/4659554.html
https://rocketnews24.com/2019/02/28/1179198/
57
仮想と実在の境界を超えた
アンリアルな存在の活躍
CGIによる仮想のインフルエンサーである“Lil Miquela”や
初音ミク、 AIで創造された仮想の女子高生“りんな”などは、
プロモーション・エンタメ分野で実存する人物のように
活躍し、自然と人々の生活に受け入れられてきている。
https://www.rinna.jp/
© Crypton Future Media, INC.
58
What’s next?
• 視覚的に映るものの真偽性が問われる中、
ブランドは、第三者にイメージを偽造された
時の対処を考えておく必要がある 。
• 一方で、新しい技術も避けるばかりではなく、
ブランドが及ぼす影響を考慮したうえで、
積極的に活用していくべきである。
• 生活者は、真実が理想に近づくことを求める
ようになり、仮想と現実を意識せずに体験を
受け入れるようになる。こうした体験の
「場」のデザインが求められる。
59
いま、企業が
考えるべきこと
01
「信憑性」を再定義する
合成が受け入れられる世界において、消
費者は企業・ブランドの信憑性を高く評
価することになるので、信憑性の価値が
これまでになく高まる。どうすれば信頼
されるか、どのようにコミュニケーショ
ンしていくとその信頼が得られるのかを
企業は考える必要がある。
02
覚悟を持ち、ブランド意義を明確に
合成現実によって、第三者に模倣されて
操られてしまうことを避けるためにも、
ブランドとしての明確な目的を持ち、生
み出す側のプラットフォームであり続け
ブランドを際立たせることを意識するこ
と。また、問題が起こった際にはすぐに
対処できるよう、あらかじめポリシーは
策定しておくこと。
03
合成現実をクリエイティブなツール
として捉え、探索する
映画で活用されているCGIのように、合
成現実も、我々の生活の中に認められて
いくだろう。ひとたび慣れてしまえば、
恐怖も嫌悪感も拭い去られるので、企業
も真実を創造することを恐れないこと。
04
AIが創り出すイメージの威力を
学びに活用する
合成現実のテクノロジーを探索し、これ
まで不可能だったシチュエーションにお
いて、人や他のAIシステムの教育・研修
に活かす。高忠実度のシミュレーション
は、テストやトレーニングの新しい手法
として活用できる。
自立した生活者たちは、取捨選択を通じ、
自らの意見を表明・主張できるように
生活者をとりまく環境の変化が、サービスのトレンドに色濃く反映。
生活者の声や価値観に耳を傾けることが出発点。
情報の洪水に溺れる生活者たち
大量の情報に埋もれている生活者
たちは、企業から送られてくる
メッセージに疲れている。
自社の発するメッセージやサービス
が生活者のためのものなのか、
コミュニケーションを再考すべき。
自らの意見を持ち、行動で主張する
商品やサービスの選択権を手にした
生活者たちは、自分たちの価値観を
行動で示せるようになった。
万人受けを狙うと誰にも届かない。
ブランドの価値観やスタンスを商品
やサービスを通じ、明らかにすべき。
‘わがまま’ になった、生活者たち
生活者は、与えられた商品やサービ
スに合わせるのではなく、自分の生
活にあったものを探すように。
自社が提供可能な商品やサービスを並
べるのではなく、これまでの常識を疑
い、企業が生活者に合わせにいく。
01 Silence is gold
沈黙は金なり
02 The last straw?
最後の藁?〜地球の限界〜
03 Data minimalism
データ・ミニマリズム
04 Ahead of the curb
縁石の先に
05 The inclusivity paradox
包括性に潜む矛盾
61
Thank you

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