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イノベーションにともなう7つの落とし穴
- 2. 「Build the right thing」 こそイノベーション
Build something right
・最適化を目指す
・How偏重
・例えば、品質管理、リソース管理、スケ
ジュールマネジメントなど
Build the right thing
・マーケットやビジネスの目的をつくりだす
・Whatを創造する
・イノベーションのプロセスそのもの
出所:Hamaguchi.H (2006) Structured Chaos: Balance the Science and Art of Innovation
http://www.picmet.org/newsletter/tmn.asp?news_ID=314&NL_code=18
Copyright © 2012- Ideas for Innovation All Rights Reserved.
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- 3. イノベーションを起こすために避けるべき7つの落とし穴
1. Technology Tunnel-Vision
テクノロジー偏重
2. Misunderstanding Uncertainty
不確実性への理解不足
3. Strategic Driver Shortcuts
戦略成功要因の検討漏れ
4. Scope-less Innovation
目指す姿のないイノベーション
5. Ineffective Brainstorming
効果のないブレインストーミング
6. Missing the Model
検討モデルの欠如
7. Go with the Flow
易きに流れる思考
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- 7. Type 1
イノベーションの多様性
Type 1
Type 3
B
広範
Type 2
T
C
Type 4
集中
強い
弱い
イノベーションの大きさ
Type 1 の業界で競争力を確保するためには、3つの分野(Business, Technology, Customer)で重要なイノベーショ
ンを起こす必要がある
成功している企業は、Technologyのイノベーションと同様に、Business, Cusutomerの分野でもイノベーションを起こ
し、そのユニークな組み合わせにより競争力を保持している
e.g. オーディオ機器など
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- 8. Type 2
イノベーションの多様性
Type 1
Type 3
Type 2
Type 4
広範
集中
強い
弱い
イノベーションの大きさ
Type 2 は、顧客が限定されたB2B業界に多く、長年、ビジネスモデルが変化せずに続く
ゆえに、Business と Customer の領域でのイノベーションが起きにくく、Technology のイノベーションに集中する
ここでの Technology イノベーションには生産管理、機能改善、生産性向上などが含まれる
この業界においては、他社がTechnologyイノベーションを達成すると、すぐに競争力を失ってしまうために、企業は
Technology の領域へ投資しなければならない
e.g. 半導体業界など
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- 9. Type 3
イノベーションの多様性
Type 1
Type 3
Type 2
Type 4
広範
集中
強い
弱い
イノベーションの大きさ
Type 3 の業界では、すべての分野(Business, Technology, Customer)において、Type 1 よりもイノベーションが小
さいものとなる
各社は、業界の流れについていくために、小さいながらもすべての領域でのイノベーションを実施している
そのため、ひとつのイノベーションはすぐに追従・模倣され、競争優位性を失う
e.g. 白物家電など
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- 10. Type 4
イノベーションの多様性
Type 1
Type 3
Type 2
Type 4
広範
集中
強い
弱い
イノベーションの大きさ
Type 4 では、Technology 分野での小さなイノベーションに集中している
狭く、小さなイノベーションの形態は、古い業界に多くみられる特徴である
この業界でのイノベーションは特に難しい
もしイノベーションを起こしたいのであれば、3つの分野すべてを組み合わせたイノベーションを起こす必要がある
ある企業がイノベーションを成立させると業界内でパラダイムシフトが起こることになる
e.g. 建材など
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- 11. 2. Misunderstanding Uncertainty
次のステップは戦略成功要因(Strategic Driver)を見極めることになる
イノベーションの機会は不確実性の大きさに直接比例するために、このステップは難しいものとなる
通常、不確実性をマネジするためには不確実性を避けることが一番の方法である、と考えがちである
しかし、不確実性を避けるということは、本来、探しているはずのイノベーションの機会を見落とすことになる
まず不確実性を理解し、そのあとでマネジすることが大切となる
不確実性を理解し、マネジすることは、戦略成功要因(Strategic Driver)を見極めるうえで重要となる
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- 15. 3. Strategic Driver Shortcuts
イノベーションのプロセスにおけるこの段階では、すぐにソリューションのブレーンストーミングをしたくなる欲求にお
そわれるが、戦略成功要因(Strategic Driver)を特定する議論をとばさないことが大切となる
戦略成功要因(Strategic Driver)とは、「イノベーションを起こす対象となる領域」を意味する
不確実性を適切に分類することによって、戦略成功要因を特定する
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- 19. 4. Scope-less Innovation
Strategic Driver に対してすぐにソリューションのブレーンストーミングを実施するのではなく、イノベーションの方式
を決めた上で、方針を絞ってブレーンストーミングを実施する必要がある
A
B
C
D
adaptation
適応
breaking-up
分解
creation
創造
dilution
希釈化
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- 22. Structured Chaos の状態をつくりだす
振動
Oscillating
構造化した無秩序
Structured Chaos
構造的な議論(Structured)と無秩序な議
論(Chaotic)を行ったり来たりすることで、
効果的なStructured Chaosの状態での議
論を生み出す
扁平化
Flattened
Structured Chaosをダイレクトに狙うこの
方法では、熟練のマネジャを必要とする
メンバー自身が意識して、Structured
Chaos を保つように議論する方法
マネジャは目的を設定し、ミーティングを
注意深くモニタリングし、Structured Chaos
の状態を保つためにマネジする
この場合、熟練したマネジャは必要なく、
ブレーンストーミングに熟練した参加者た
ちによって議論を進めることになる
チームとしての創造性は小さくなる
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- 23. 6. Missing the Model
ブレーンストーミングで Structured Chaos の状態をダイレクトに狙う場合には、検討のためのモデルが必要となる
検討のモデルとは、「論理的に示す」、「ビジュアルで示す」、「シンプルに示す」の3つが交わる部分をさす
言い換えると、このモデルが新しいコンセプトやアイディアを検証する際に使うことのできる評価ツールでもある
(どれかひとつでも表現できない角度があるとNG)
understandable
Simple
text
outline
diagram
Model
logic
picture
structure
Logical
comprehensive
Visual
beautiful
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- 24. 7. Go with the Flow
アイディアを出したのち、イノベーティブなアイディアを選択する際に注意すべきことがある
人がもつ「易きに流れる思考」ゆえに、快適で、使い慣れた、取組みやすいアイディアを選択しがちとなる
しかし、重要なイノベーティブなアイディアは、これとは全く逆であると認識する必要がある
イノベーティブなアイディアは以下のような特徴を持つ
イノベーティブなアイディアは・・・
●今までに見たことがないコンセプトである
アイディアは新しくユニークであり、業界内において、誰も試みたことがない
●短期的には実現が難しいものである
多くのイノベーティブなアイディアは、少なくとも1年以上を必要とする
●アイディアへの賛否両論を生み出すものである
このコンセプトに対して、多くの議論をすることになる。このアイディアをつぶしたい人たちが多く出現する
この特性を理解し、「易きに流れる思考」を壊したうえで、アイディアを選択することが必要となる
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