AWS re:Invent 2020 IoT Update - 20201223

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AWS re:Invent 2020 IoT Updates
2020/12/23
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
ソリューションアーキテクト
飯田裕太

自己紹介
氏名：飯田裕太
所属：
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
技術統括本部
エンタープライズソリューション本部
製造ソリューション部
ソリューションアーキテクト
中部地区担当
経歴：
2008.04: 名古屋のユーザ系SIerへ新卒入社
約12年（運用:6年, 構築:6年）
2019.12: Amazon Web Services Japan へ
人物

本日お話しすること / お話ししないこと
お話しすること
• AWS re:Invent 2020 のアップデートの内容
• 新機能の使い方
• 実ユースケースでの活用方法
お話ししないこと
• 各サービスの機能
• サービス提供リージョンの追加
• 各種 SDK や AWS IoT Device Tester のアップデート
• パートナーデバイスカタログのアップデート

内容についての注意点
• 本資料では2020年12月23日現在のサービス内容および価格についてご説明しています。最新の
情報はAWS公式ウェブサイト(http://aws.amazon.com)にてご確認ください。
• 資料作成には十分注意しておりますが、資料内の価格とAWS公式ウェブサイト記載の価格に相違
があった場合、AWS公式ウェブサイトの価格を優先とさせていただきます。
• 価格は税抜表記となっています。日本居住者のお客様には別途消費税をご請求させていただきま
す。
• AWS does not offer binding price quotes. AWS pricing is publicly available and is subject to
change in accordance with the AWS Customer Agreement available at
http://aws.amazon.com/agreement/. Any pricing information included in this document is
provided only as an estimate of usage charges for AWS services based on certain information
that you have provided. Monthly charges will be based on your actual use of AWS services, and
may vary from the estimates provided.

AWS re:Invent イベント概要
• AWSによるクラウドコンピューティングについて
の世界規模の『学習型』カンファレンス
• 2020年の11/30〜12/18 & 2021年の1/12〜1/14
• オンラインで開催。どなたでも無料で参加可能
• 5つの基調講演と数多くのセッションをご提供
• 基調講演は世界各地のタイムゾーンを考慮し再放送を実施。日本
時間の午前9時から視聴できる（英語字幕あり）
• 各種セッションは開催された週の翌月曜日に字幕付きでオンデマ
ンド視聴が可能に
• 日本語によるお客様登壇セッションや日本のSAによる技術セッ
ションもご用意
• 1月12日〜14日に向けてご登録を！
• https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/2020/reinvent/

AWS IoT architecture
IoTデータを理解し適切なアクションを実行するにはどうすればよいのか？
大規模にデバイスを制御、管理、保護するにはどうすればよいのか？
エッジで動作するデバイスを構築するにはどうすればよいのか？
Analytics
Services
Connectivity
& Control
Services
Device
Software

IoT の好循環なサイクル
Intelligence
and outcomes
AWS IoT Things Graph
AWS IoT SiteWise
AWS IoT Analytics
AWS IoT Events
Analytics
Services
AWS IoT Device Management
AWS IoT Device Defender
AWS IoT Core
Connectivity
& Control
Services
AWS IoT Device Tester
AWS IoT Greengrass
FreeRTOS
AWS IoT Device SDKDevice
Software
© 2020, Amazon Web Services, Inc. or its Affiliates. All rights reserved. Amazon Confidential and Trademark

re:Invent 2020 IoT アップデート
• FreeRTOS
• LTS サポート
• Cellular Library
• AWS IoT Greengrass
• Greengrass V2
• AWS IoT Core
• AWS IoT Core for LoRaWAN
• Amazon Sidewalk Integration
• Device Advisor (Preview)
• Apache Kafka アクション
• AWS IoT Device Management
• Fleet Hub (Preview)
• AWS IoT Device Defender
• 機械学習による異常検出 (Preview)
• カスタムメトリクス
• AWS IoT SiteWise
• SiteWise Edge (Preview)
• 対応プロトコル拡充
• Grafana Integration
• アラーム機能 (Preview)
• テーブルチャート
• 条件付きロジックと文字列操作
• AWS KMSによるデータ暗号化
• AWS IoT Events
• アラーム機能 (Preview)
• AWS IoT Analytics
• Apache Parquet フォーマット対応
• 遅延到着データ通知
• エラーハンドリングの強化
• AWS IoT EduKit

AWS IoTと動作するデバイ
スをエッジで構築するには
どうすればよいですか？
?

マイクロコントローラーとマイクロプロセッサーは
数十億ものIoTデバイスを支えています
Microcontrollers Microprocessors

AWS IoTと動作するデバイスを簡単に構築
AWS IoT
Greengrass
or
C-SDK
Microcontrollers Microprocessors

?
AWSで動作するマイクロコントロー
ラーベースのデバイスを構築する
にはどうすればよいですか？

FreeRTOS
18年以上にわたる信頼、広範な利用
RISC-V やArm v8-Mを含む、40以上のアーキ
テクチャでサポート
広範囲なエコシステム
フリーでオープンソース
MITオープンライセンス
ストリームやメッセージバッファによるプロセス
間通信(IPC)の改善

FreeRTOS – LTS (Long Term Support)
• FreeRTOS が長期的なサポート期間（LTS）を提供
https://freertos.org/lts-libraries.html
• これまで、FreeRTOSのバージョン更新では、機能追加とバグフィックスが混在しており、バグフィックスのみを
適用する、といったことが困難であった
• LTSライブラリでは、新規機能追加をせず、バグフィックスのみを行うため、ファームウェアリリース後のメンテ
ンナンス工数の削減が可能。LTSは無料、期間は2年間
• FreeRTOS Kernel, FreeRTOS+TCP, coreMQTT, coreHTTP, corePKCS11, OTA, AWS IoT Device Shadowをサ
ポート
• LTS専用のリポジトリ：https://github.com/FreeRTOS/FreeRTOS-LTS

FreeRTOS – Cellular Library
• LTE-M(Cat-M1)によるクラウドへの接続が可能に
https://freertos.org/2020/12/introducing-the-freertos-cellular-library.html
• これまで、セルラーモジュールの組み込みに
はATコマンドを実装する必要があった
• Cellular Library はベンダーごとのコマンドの
違いを吸収するトランスポート層を提供
• アプリは、LTEモジュールのポーティング無し
で、MQTT機能などを利用可能
• 対応モジュール
• Quectel BG96, Sierra Wireless HL7802, U-Blox Sara-R4.
• ライブラリ
• https://freertos.org/cellular/index.html

AWS IoT Device SDK for Embedded C
– Updates
• AWS IoT Over-the-air Update(Release Candidate)
• デバイスへのファームウェア更新の通知、ファームウェアのダウンロード、署名検証が可能
• AWS IoT Device Management のJobを利用して実行
• プロトコルはMQTT / HTTP経由
• バックオフアルゴリズム
• サーバーとの接続に失敗した場合などにおける再接続のアルゴリズムを提供
• サーバーおよびクライアントデバイスの接続オペレーションの負荷を低減
• ジッター(ばらつき)を導入したエクスポネンシャルバックオフ
• standard C librarのみに依存
• PKCS #11 (corePKCS11)
• 暗号化操作を簡単に実現するためのライブラリ
• PKCS #11 v2.4のサブセットを提供（asymmetric keys, random number generation, hashing）
https://github.com/aws/aws-iot-device-sdk-embedded-C#20201201
https://aws.amazon.com/blogs/architecture/exponential-backoff-and-jitter/

どうすればAWSの機能を
エッジに拡張できますか？

Edge Cloud
経済的な問題
物理的な問題
地域的な問題
AWS IoT Greengrass
AWS IoT GreengrassはAWSのサービスを自身のデバイスに拡張します。これに
よって、クラウドを活用しながらエッジ側でデータに対してアクションを起こす
ことが出来ます

AWS IoT Greengrass v2
• Javaで開発したオープンソースソフトウエアとし
てメジャーアップデート
• JVM上でGreengrassが実行されます
• デバイス上でcomponent を開発し、他の
Greengrassデバイスへ一括デプロイが容易にな
りました
• componentは、ソースコードなどを含むArtifactと、実行に必
要な情報が書かれているRecipeで構成される
• Artifactはデバイス上で実行できる形式、言語であれば自由に作
成が可能
• ローカルのGreengrass CLIやダッシュボードを
利用することで、開発とデバッグが容易に
• デプロイはThingやGroupに対して実行
• 1台または、複数台のGreengrassに対してのデプロイが出来ます

AWS IoT SiteWise
AWS IoT Analytics
AWS IoT Events
Intelligence
and outcomes
Analytics
Services
AWS IoT Greengrass
FreeRTOS
Software
IoTの好循環
Connectivity
& Control
Services
AWS IoT Core

デバイスを安全に接続し、
それらが生成する
データを大規模に
処理する方法は
ありますか？

大量のデバイスをAWS
クラウドや他のデバイスに
安全に接続する
データを基に推論を行うため
のAWSの各種サービス
(Analytics、データベース、AI
など)との完全な統合
接続されたデバイスから
のデータに基づいて、
ルーティング、処理、
実行を行う
デバイスがオフラインで
あっても、アプリケーショ
ンがデバイスと対話できる
ようにする
AWS IoT Core
AWS IoT Coreは、IoTデバイスを簡単かつ、安全にクラウドアプリケーションや
他のデバイスと通信できるようにするマネージドサービスです

AWS IoT Core for LoRaWAN
LoRaWANデバイスとゲートウェイをAWSに接続してプライベートなLoRaWANネットワークを構築
AWS IoT Core
for LoRaWAN
LoRa protocol
Cloud-hosted
application
TCP/IP
connection
Devices
ゲートウェイ
(LoRa Basics Station
が動作)
米国東部
（バージニア北部）, 欧州（アイルラン
ド）

Amazon Sidewalk と AWS IoT Core の統合
Sidewalk を利用する機器のデータを AWS IoT Core へ転送可能に
AWS IoT Core 他の AWS
サービス
Sidewalk
Bridges
Sidewalk デバイス
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/12/announcing-amazon-sidewalk-integration-for-aws-iot-core/

AWS IoT Core Device Advisor
クラウドベースで簡単かつ迅速にIoTデバイスをテスト
• テスト用エンドポイント
• IoT デバイスソフトウェアで
よく検証されるテスト項目
を AWS が用意
用意されたテスト項目を組み合
わせ、検証したい内容に合わせ
て簡単かつ迅速にテストを構築
テストを実行し、結果と詳細な
ログをクラウドから取得可能
AWS IoT Core 認定プログラム
に提出する認定レポートを取得
可能
※ 2020年12月現在、バージニア北部(us-east-1) リージョンのみで提供

ルールエンジンのアクション追加
Apache Kafka クラスターへのメッセージ送信
• VPC内のAmazon MSKまたは、EC2上のKafkaクラスターへルールエンジン経由で
直接メッセージ送信可能に。
• AWS Secrets Managerと統合され、ユーザー名/パスワード認証、証明書ベース
の認証、Kerberos 認証などでApache Kafkaクラスターへの認証をサポート。

増え続ける
接続デバイスを大規模に
管理するには
どうすればよいですか?

迅速でスケーラブルな
デバイスの導入
リアルタイムなデバイス
のインデックス化と検索
モニタリングと
デバイスのアップデート
個別のデバイスへ
セキュアなアクセス
AWS IoT Device Managementは、増加するデバイスの
導入、整理、監視、リモート管理を支援します

Fleet Hub フルマネージドのダッシュボード
シンプルなインターフェースによって、デバイスの状態監視やアラームの
作成が可能になり、IT管理者やサポート担当、技術者がデバイスの管理や
トラブルシューティングを容易に行えるように
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/12/aws-iot-device-management-introduces-fleet-hub/

AWS IoT Device Management のセキュアトンネ
リングで多重化機能をサポート
• セキュアトンネリングで単一のデバイスに対して、複数のクライアント
から同時に接続を行うことができるようになり、デバイスのトラブル
シューティングをより容易に行える
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/11/aws-iot-device-management-enhances-secure-
tunneling-with-new-multiplexing-capability-supporting-multiple-connections-to-a-single-device-over-a-secure-tunnel/
https://docs.aws.amazon.com/iot/latest/developerguide/multiplexing.html
https://github.com/aws-samples/aws-iot-securetunneling-localproxy
• 例えば、リモートからデバイス上の
ウェブアプリケーションを介してパ
ラメータを変更しながら、SSH経
由でログを確認するといった操作が
可能に
• 本機能をサポートした Localproxy
の v2 がリリース

接続されている
デバイスを安全に
保つ方法は？

デバイスの監査設定、
デバイスの動作の定義と
モニタリング
セキュリティ設定の変化を特
定し、デバイスの異常を検出
アラートの生成脆弱性に対して
パッチの適用
AWS IoT Device Defenderは、フル・マネージドのIoTセキュリティ
サービスであり、接続されたデバイス群を継続的に保護することができます

AWS IoT Device Defender で機械学習による
脅威の検出機能をサポート
• AWS IoT Device Defender のセキュリティプロファイル（脅威検知設定）に機械
学習タイプが登場
• デバイスの挙動を機械学習し異常を判定
例）デバイスからのメッセージ通知頻度を学習し
正常状態と異なるパターンを検知
https://aws.amazon.com/jp/blogs/iot/ml-detect-for-device-defender/

AWS IoT Device Defender でカスタムメトリクス
をサポート
• AWS IoT Device Defender で独自のメトリクスを定義して、監視やア
ラームに利用することが可能に
• 例: CPU負荷が一定の値域や統計的閾値を超えた場合に、管理者にアラームを送信
• GitHub でデバイス向けのエージェントのサンプルコードを提供
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/12/aws-iot-device-defender-adds-support-for-custom-metrics/
https://github.com/aws-samples/aws-iot-device-defender-agent-sdk-python

AWS IoT Core
Intelligence
and outcomes
Connectivity
& Control
Services
AWS IoT Greengrass
FreeRTOS
Software
IoT の好循環
Analytics
Services
AWS IoT SiteWise
AWS IoT Analytics
AWS IoT Events

工場の中だけに
とどまっているデータを
有効活用するには
どうすればいいですか？

AWS IoT SiteWiseは、ローカルゲートウェイを使用してプラントからデータを収集
し、そのデータを構造化してラベルを付け、リアルタイムのKPIとメトリクスを生成
して、データに基づく意思決定を改善します
AWS IoT SiteWise
アセットモデルによってデータ
を構造化し、機器とプロセスの
パフォーマンスとメトリックを
特定する
ダッシュボードを作成および
共有して、現在から過去の機
器データを視覚化、アラーム
を設定して運用チームに通知
機器データを数分でAWSに
取り込む
ASSET MODEL
Property: Attribute
tool_id :
Property: Time-series
pressforce-ch1 :
Property: Formula
Avg Pressforce : f (pressforce-
ch1)
データをローカルで処理して
オンプレミスのダッシュボー
ドで視覚化

AWS IoT SiteWise Edge
• AWS IoT SiteWise ゲートウェイで収集したデータをエッジ側で処理
し、オンプレミス環境内でデータ連携やモニタリングが可能に
• メトリクスの計算やデータの変換・削減などをエッジで実行してレイテンシを削減
• オンプレミス環境内でダッシュボードの表示、クエリーAPIを通した連携が可能
• 動作要件: Ubuntu Server 18.04+ / x86 64bit CPU (4 core) / 16GB RAM / 256GB HDD
• 利用にはゲートウェイ毎に Data Processing Pack の契約が必要
• 利用料金はゲートウェイ毎に $200/月 (プレビュー期間中は無料)
https://aws.amazon.com/jp/blogs/iot/introducing-aws-iot-sitewise-edge/
https://docs.aws.amazon.com/iot-sitewise/latest/userguide/edge-processing.html
※2020年12月現在、AWS IoT SiteWise は東京リージョンではお使い頂けません

AWS IoT SiteWise が Modbus/TCP と EtherNet/IP による
データ収集をサポート
• 工場設備からのデータ収集プロトコルとして、UPC UA に加えて新たに
Modbus/TCP と EtherNet/IP に対応
• AWS IoT SiteWise コンソール上で、収集対象とする Modbus/TCP の
レジスタや EtherNet/IP のタグを指定
• より多くの工場設備から簡単な設定で直接データを収集できるように
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/12/aws-iot-sitewise-launches-support-for-modbus-tcp-ethernet-ip-protocols/
https://docs.aws.amazon.com/iot-sitewise/latest/userguide/configure-sources.html

AWS IoT SiteWise が OPC UA サーバーからの詳細な
データ収集オプションに対応
• データ収集方法や頻度を調節してデータ量や
転送コストを削減
• スキャンモードの設定 (ポーリング / サブスクリプション)
でデータ特性に応じて取り込み方法を最適化
• スキャンレートの設定で収集頻度を調整
• Deadband (不感帯) の設定で一定の範囲を超えて変化した
データのみを収集 (パーセンテージまたは特定の値の範囲)
https://docs.aws.amazon.com/iot-sitewise/latest/userguide/opcua-data-acquisition.html

AWS IoT SiteWise が Greengrass Stream Manager による
エッジ側での工場設備データ処理に対応
• OPC UA、Modbus/TCP、EtherNet/IP 等で収集した工場設備データを
Greengrass の Stream Manager に送信
• AWS IoT SiteWise によるクラウド側でのデータ処理だけでなく、AWS IoT Greengrass 上
で動作する Lambda 関数によるエッジ側でのデータ処理が可能に
• Stream Manager のクラウドへの自動エクスポート機能と組み合わせる事で、AWS IoT
Analytics / Amazon Kinesis Data Streams / Amazon S3 に直接送信する事も可能
• エッジ側でのデータの前処理や、低レイテンシでの異常検知が可能に
https://docs.aws.amazon.com/iot-sitewise/latest/userguide/source-destination.html

AWS IoT SiteWise Grafana Integraion
• Grafana 7.3.0 以降でデータソースとして
SiteWiseを指定できるプラグインを提供開始
• AWS Managed Service for Grafana (AMG) の
データソースとしても指定可能
• Grafanaダッシュボードの様々な視覚化オプ
ションで機器データをニアリアルタイムで可
視化、監視が可能に
• 複数のAWSソース(Amazon Timestream,
CloudWatchなど)およびその他のデータソー
スからのデータを単一のGrafanaダッシュボ
ードで可視化可能に

AWS IoT SiteWise
• AWS IoT SiteWise SiteWise Monitor
• AWS IoT SiteWise
SiteWise Monitor
Web
•
•

AWS IoT SiteWise 条件付きロジックと文字列操作のサポート
• 条件付きロジック
• 値の変換、メトリクスで if(condition, result_if_true, result_if_false) といった
条件付きロジックをサポート
• 機器の動作から、しきい値をもとにフラグを立てフラグが立っている時間を
可視化することで異常が起きていた期間をわかりやすくダッシュボード化できます
• 文字列操作のサポート
• 新しく文字列タイプと文字列操作関数をサポートしました
• 連結、比較、大文字・小文字変換、スライス、文字列長、検索などがあります
• JSON文字列からの値の抽出関数も用意されています
• Example
jp('{"status":"active","value":15}', '$.value‘) → 15

AWS IoT SiteWise AWS KMSによるデータ暗号化のサポート
• 通常AWS IoT SiteWiseで扱われる
データは SiteWise によって管理され
ている鍵でサーバ側のデータが暗号
化されています
• 新しく AWS Key Management
Service (AWS KMS)に保存されてい
るお客様が管理する鍵でデータ暗号
化を行うことを指定できるようにな
りました

AWS IoT Events, SiteWiseでAlarms機能のプレビューを開始
• IoT EventsのアラームモデルによってIoT Eventsの入力もしくはSiteWiseの
アッセトプロパティに対してしきい値を設定し、任意のEメール、SMS通知先にアラートの
送信が可能に
• IoT SiteWiseでは測定値、変換した値、メトリクスに対してしきい値を決めアラームを設定
• アラームに対して確認フローを有効化することで、アラーム状態の変化と共に通知を取得し
、対応アクション(Acknowledge, Snooze, Reset, Disable, Enable)と共にメモを残すことが可
能
• Lambdaや SQS, SNSなどのアクションと連動しアラーム通知を独自のチケットシステムな
どと連携も可能

ノイズの多い
IoTデータから
価値を生み出す
方法は?
10101
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01010
01010
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センサーの生データ
から高度なIoT分析
へ
AWS IoT Analyticsは、IoTデバイスデータを大規模に
収集、前処理、拡充、保存、分析、および視覚化する、完全マネージドなサービスです
AWS IoT Analytics

AWS IoT AnalyticsのデータストアでApache Parquet
フォーマットに対応
• AWS IoT Analyticsではパイプラインで処理されたデータはデータストアに指
定したS3のバケットに保存されます
• 保存されるデータはJSONフォーマットのデータが保存されていたのに加え、
Apache Parquetが選択可能となりました
• データセットを作る際に大量のデータに対して集計を行う場合に、効率的に行
うことが出来ます
Channel Pipeline
Data store Data set
Advanced
Analysis
Visualization
収集処理
解析

AWS IoT Analyticsのデータセットで遅れて到達した
データの通知を受け取ることが出来ます
• AWS IoT Analyticsではデータセットを作成する際に、特定の時間以降のデー
タを対象として、データセットを作ることが出来ます
• ネットワークの環境によって、デバイスから遅れてデータが届くケースが発生
しますが、データセットを作成する際に、一定の時間にさかのぼってデータ
セットを作ることが出来ます
• このようなケースで、遅れて届いたデータが有った場合に、CloudWatch
EventsやAmazon EventBridgeを使って通知を受け取り、他のサービスで処理
することが出来るようなりました
Channel Pipeline
Data store Data set
Advanced
Analysis
Visualization遅延の検出と
通知

AWS IoT Analyticsのパイプラインでエラーのハンド
リングが強化されました
• AWS IoT Analyticsではパイプラインで取り込んデータデータに対して拡充や
変換を行うLambda Functionを利用できます
• Lambda Functionでエラーが発生した場合に、Amazon CloudWatch Events
やAmazon EventBridgeで通知を受け取ることが出来ます
• 受け取った通知に処理対象のメッセージの情報もありますので、再処理を実行
させる仕組みを作ることが可能です
Channel Pipeline
Data store Data set
Advanced
Analysis
Visualization
収集処理
解析
エラーの検出と
ハンドリング

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AWS IoT EduKit

AWS IoT EduKit
• AWS を使った IoT ソリューションの開発方法を
簡単に学べる学習プログラム
• M5Stack Core 2 ベースのリファレンスハードウェア
• Trust & GO 暗号認証チップ / 6軸IMU / 温度センサー / 10個の
RGB LED / マイクといった様々なデバイスを搭載
• シンプルな構成から始まり、機械学習や Alexa を使った高度な
内容までステップアップする学習用コンテンツ
• IoT 開発の学習に必要なものを低コストで提供
• ハードウェアは Amazon.com で $42 で販売
(日本ではスイッチサイエンス様から販売)
• 開発環境は Visual Studio Code + PlatformIO
• 学習用コンテンツは edukit.workshop.aws で無償提供

関連アップデート / サービス
のご紹介

Amazon Monitron
• 機器の異常を検知して予知保全を実現
•幅広い機器の異常を検知
•モーター、変速機、ポンプ、ファン等
• 機械学習を用いて異常な機器パターンを分析
•正常時のデータのみでモデル確立
• 費用対効果の高い機器モニタリング
• 導入してすぐに異常検知が始められる
•Amazon Monitron センサー
•Amazon Monitron ゲートウェイ
•Amazon Monitron モバイルアプリ

Amazon Monitron センサー/ゲートウェイ
• Monitron センサーを対象となる産業機器に面を接する形で設置
• Monitron センサーで「振動データ」と「温度データ」を取得
• Monitron センサーで取得したデータを Monitron ゲートウェイに送信
• Monitron ゲートウェイが AWS にデータを送信
Monitron センサー
Monitron
ゲートウェイ
BLE 5 Wifi (b/n/g)
モバイルアプリ
Amazon
Monitron
Wifi ルーター等
NFC/
Bluetooth

Amazon Monitron モバイルアプリ
• モバイルアプリで「Asset」の管理
•通常 Asset は各産業機器
•1つの Asset に1つ or 複数のセンサーを紐づけ
•紐づけ時に産業機器の種類を指定
•Bearing/Compressor/Fan/Gearbox
Motor/Pump/Other
• 複数の Asset をまとめて Site として管理
•1 Site に最大 100 Asset、最大 200 ゲートウェイ
•Site 単位での権限設定が可能

Amazon Lookout for Equipment
• 個々の機器データを基に機械学習を使用した高精度
の異常検知を実現
•従来からある閾値ベースや統計ベースではない
•既存センサーデータを利用可能
• 利用が容易ですぐに始められる
•モデル学習、推論の自動化
• 継続的な精度の改善
•異常検知結果への人によるフィードバックで精度改善
• 異常検知時の対処の自動化
•問題チケットの作成や自動アラームの通知

Amazon Lookout for Vision
• 製品の外観検査を小さなコストで導入し、品質検査プロセスを自動化
•部品の損傷検出: 凹み、亀裂、気泡や溶接の欠陥を検出
•不足部品の検出: 部品の存在/不在、配置を特定
•生産プロセスの問題点: 繰り返し欠陥が発見されるパターンの検出
• 機械学習の専門知識がなくとも利用を始められる
•機械学習や Deep Learning のパイプライン構築・維持が不要
• 少ないインプットで異常検出モデルを学習
•品質(照明やズーム等) が一定の場合、30枚のベースライン画像から開始可能

AWS Panorama
• 既存の IPカメラを使って画像認識を実現
•製造ラインの外観検査、小売店舗の顧客分析、物流倉庫の安全確認等
• AWS Panorama アプライアンスを使って低遅延で処理
• 画像認識の学習モデルは SageMaker ジョブか S3 から展開
•独自のものに加えて 3rd party によるトレーニング済みのモデルを利用可能。
カメラベンダーはSDKを利用して新しい製品を開発可能。
• Lambda 関数をデプロイしてエッジ処理を実行

AWS Panorama アプライアンス
• AWS Panorama アプライアンス
•来年(2021 年) 購入可能予定
•3rd Party の AWS Panorama 対応デバイスも提供予定
•ハードウェアベンダーが
AWS Panorama デバイス SDK を使って構築
•デバイスパートナー
•ADLINK Technology, Lenovo, NVIDIA, Stanley Security, Vivotek 等
• AWS Panorama アプライアンス Developer Kit
•評価、テストなど PoC 用デバイス
•NVIDIA Jetson Xavier + 32GB RAM
https://docs.aws.amazon.com/panorama/latest/dev/gettingstarted-hardware.html

まとめ

re:Invent 2020 IoT アップデート (関連)
• Amazon Monitron
• Amazon Lookout for Equipment
• Amazon Lookout for Vision
• AWS Panorama
• AWS Panorama アプライアンス

Q&A

AWS re:Invent 2020 IoT Update - 20201223

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