Google Cloud パートナーであるヴイエムウェア株式会社をお招きし、Google Cloud VMware Engine と VMware Cloud の関係をお話していきます。従来よりも手軽に Lift & Shift が可能となり、さらにプロダクトの機能と連携させることで、より手軽にモダナイズすることができます。また VMware ソリューションの活用により一貫した運用管理も可能になります。この放送では実際の GCVE 環境の構築ステップとハイブリッド運用管理について、GCVE と VMware ソリューションのデモをお見せしながらご紹介します。

1. Cloud Onr
Cloud OnAir
Cloud OnAir
Google Cloud VMware Engine と
VMware ソリューションを組み合わせた
ハイブリッド環境の実現・運用管理方法
2020 年 12 月 10 日 放送

2. スピーカー紹介
岡田 庄平
Google Cloud,
Infrastructure Modernization Specialist,
Customer Engineer
屋良 旦
ヴイエムウェア株式会社
シニアクラウドソリューションアーキテクト
クラウドサービス技術統括部

3. Agenda
Cloud OnAir
1
3
2
4
Google Cloud VMware Engine 概要
プライベート クラウドの作成と他環境との接続
ハイブリッド 環境の運用
まとめ

4. Cloud Onr
Cloud OnAir
Cloud OnAir
Google Cloud VMware Engine 概要

5. Cloud OnAir
Google Cloud VMware Engine とは
Dedicated private cloud
vCenter
VM VM
ESXi Hosts
vSAN NSX
Google Cloud
ソリューションは VMware により
検証 / 認定されています。
VMware 製品上のワークロードを Google Cloud のソリューションとして稼働
Model ve1-standard-72
CPU
2.6 GHz, 3.9 GHz turbo (x2) Cascade Lake
36 Cores, 72 Hyper-Threads
Memory 768 GB
Storage ~20TB All-Flash NVMe Distributed vSAN
Network
100 Gbps, non-oversubscribed
Fully Redundant Network Design
課金はノード単位
(vSphere, NSX, vSAN, HCX の利用料はノード料金に含まれる)

6. Cloud OnAir
主な特徴
● 移行をシンプルに実現
○ アプリ、運用を大きく変えずにクラウド化を実現
○ 移行には VMware HCX ®を利用可能
● 運用負荷を削減
○ HW / VMware vSphere® 領域の運用から解放
○ オンデマンドでのノード追加 / 縮退
○ 契約 / 課金 / サポートは Google で一元化
● ポートフォリオの拡大
主な特徴は以下の通り

7. Cloud OnAir
主な特徴
VMware エコシステム:
VMware の 1 st パーティ製品
VMware エコシステム:
3 rd パーティ ツール
Google Cloud エコシステム:
Google Cloud の 1 st
パーティ サービス
Google Cloud エコシステム:
Marketplace サービス
VMware
Google
Cloud
1st パーティ 3rd パーティ
例:
VMware Horizon, vRealize Suite,
Site Recovery Manager
例:
Veeam, Zerto, TrendMicro
例:
Netapp Cloud Volumes Service
例:
Cloud Storage, Operations,
BigQuery
VMware / Google Cloud の 1 st パーティ、3 rd パーティのソリューションを利用可能

8. Cloud OnAir
Cloud OnAir
プライベート クラウドの作成と
他環境との接続

9. Cloud OnAir
プライベート クラウドの設定
実際のポータル画面をご覧いただきます。

10. Cloud OnAir
Point to Site の VPN の設定
VPN ゲートウェイを設定することで、手元の PC などから GCVE の
環境に VPN 接続をすることができます
VMware Engine
VPN
GW

11. Cloud OnAir
Private Service Access
VPC ネットワークと GCVE 内のネットワークの間のプライベート接続
Service
Producer VPC
Customer VPC
① IP の割り当て
192.168.0.0 / 22
② Private
Connection の作成
(servicenetworking-g
oogleapis-com)
④ Peering 設定
③ カスタムルートの
Import / Export 設定
Customer Project Provider Project
Compute Engine VMware Engine

12. Cloud OnAir
Onprem
オンプレ接続例
Service Producer VPCShared VPC
Provider ProjectLanding Project GCVE Project
Shared VPC などを利用し、他の Project と共通の環境を使ってオンプレ接続
Cloud
Router
Compute Engine
Cloud
Interconnect
Local
Storage
Local
Compute
VMware Engine

13. Cloud OnAir
その他
その他にも以下のような機能があります
● Public IP
○ プライベート IP と紐付ける
○ DDOS 対策などが自動的に ON
● Firewall
○ Management 用の Subnet などに適用
● DNS forward
○ 内部的に作られる DNS の forward 設定
● Google Cloud Storage / BigQuery などへのプライベート接続
○ ファイルバックアップ (Cloud Storage)
○ 既存の Database との接続 (BigQuery)

14. Cloud OnAir
Cloud OnAir
ハイブリッド 環境の運用

15. Cloud OnAir
ハイブリッドの課題
アプリの利用状況に
合わせてクラウドの
リソースを
最適化したいが…
オンプレミスと
クラウドを俯瞰したい …
分散するログの
管理が煩雑に…
VM が適切に
構成されているか
定期的に
チェックしたい…
これまで以上に、
問題の解決を
早くしないと…

16. Cloud OnAir
vRealize Operations Manager (vROps) 概要
構造化データ 非構造化データ
リソース メトリック
ログ障害アラート
データの収集
データの分析・評価
アクション
運用者による状況判断と
アクションの実行
評価結果に基づく改善
アクションの自動実行
ダッシュボード (組み込みまたは
カスタマイズ)による分析・評価結果の
可視化と推奨の提示
メトリック、障害アラートの
分析とポリシーに基づく評価
vRealize Log Insight の
機械学習によるログの構造化と分析

17. Cloud OnAir
ステップに合わせた vROps の活用
Step 0 Step 1 Step 2 Step 3
収集
分析・評価
アクション
サーバー統合 プライベートクラウド ハイブリッドクラウド
物理インフラの運用を
踏襲した人手による運用
情報の収集と分析結果の 可
視化はvROps、判断と アク
ションは人が実行
情報の収集からアクションま
でを極力vROpsで実行、人手
が必要なものみ手動

18. Cloud OnAir
ツール比較
ユースケース STEP 0: サーバー統合 STEP 1: プライベート クラウド STEP 2 - 3: ハイブリッドクラウド
データ収集対象 その vCenter 管理下の全ホスト 全管理対象
(複数 vCenter, 一部の物理機器)
全管理対象
(パブリックを含む)
運
用
プ
ロ
セ
ス
パフォーマンス
最適化
個別のメトリックを探索 必要なデータを一覧化した
ダッシュボード
パフォーマンスの継続的な最適化
キャパシティ
最適化
✕ (機能なし） ポリシーに基づく中長期的な傾向分析 キャパシティの効率的な使用
およびプランニング
トラブル
シューティング
vCenter アラーム
(仮想インフラのみ)
様々なアラートと各アラートに対する推奨ア
クションの提示
アプリを含むモニタリングと
トラブルシューティング
構成の管理 クラスタ / ホスト上の
仮想マシンリスト
様々な観点で構成情報をリスト化 クラウドをまたいだ構成管理と
コンプライアンス チェック
vCenter Server
vRealize Operations Manager および
vRealize Log Insight

19. Cloud OnAir
デモ
● パフォーマンス最適化
● キャパシティ最適化
● トラブルシューティング
● 構成の管理
vRealize Operations Manager

20. Cloud OnAir
ハイブリッドクラウドだからこそ浮き彫りになる課題
ログ
クラウド
ログ
クラウド
ログ管理に関わる課題
1. 煩雑なログ管理を効率化
• マルチクラウドに対応
• 多様なアプリケーションに対応
• あらゆるログ形式に対応
2. 有事の対応を迅速化
• 通知機能の充実と拡張
• 可視性の向上
• 高速な検索
ログ
データ セ
ンター
ログ
• クラウド活用の拡大に伴い管理すべきログの種類が増えている
• クラウド毎にログ管理手法が異なる
• アプリケーションによってログの取得手法・保存先が異なる
現状

21. Cloud OnAir
vRealize Log Insight 概要
vRealize Log Insight
Google Cloud
GCVE
Public Cloud
データセンター
効率的に集約・管理
クラウドや様々な
アプリケーションをサポート
クラウド管理者
高速検索
洞察・分析
可視化
レポーティング機械学習を活用したグ
ループ化および
インデックス化

22. Cloud OnAir
コンテントパックで様々なログを使いやすく
vRealize Log Insight
製品 A
コンテント
パック
製品 B
サービス A
サービス B
コンテント
パック
コンテント
パック
コンテント
パック
専用クエリー
専用ダッシュボード
専用アラート通知
セットアップ手順
• 製品固有の「癖」を吸収
• 導入時間と工数の大幅削減
• トラブルシューティングの効率
化
ログ収集元
インポート（追加） エクスポート
コンテントパックのメリット
• 3rd
パーティを含め各種製品や
サービスからログを収集し、
通知設定するまでの作業を簡素化
• クエリーや通知設定を一つの画面で
定義可能
• インポートまたはエクスポートが可能
コンテントパックの内容
• ログ収集元のセットアップ ガイド
• ダッシュボード
• クエリーセット
• アラート通知設定など

23. Cloud OnAir
デモ
● ログ検索 / ダッシュボード
● アラート設定
● ログ転送
vRealize Log Insight

24. Cloud OnAir
Operations ( 旧称 : Stackdriver )
MonitoringLogging APM
リアルタイムな
ログ分析 / 管理
パフォーマンス/ 稼働時間 / 動
作状況などのモニタリング
アプリのパフォーマンス
モニタリング

25. Cloud OnAir
Operations (Google Cloud)
GCVE で Operations を利用
Cloud MonitoringCloud Logging

26. Cloud OnAir
VMware vRealize® や Operations の使い分けは以下の通り。
ユースケースに応じて、選択 / 併用することができます。
棲み分け
● オンプレミス環境と GCVE 環境 を
1 つのツールで管理可能
● VMware ならではのダッシュボードなどのコン
テンツを提供
● 既存資産 (ライセンス) の活用だけでなく、クラ
ウド サービスとしての利用も可能
Operations
● Google Cloud のネイティブなサービス との一
元管理が可能
● Google Cloud のソリューションの中で
サーバレスに利用可能
※GCVE の場合一部データ収集用のサーバが必要な可能性あり
vRealize
Operations
vRealize
Log Insight

27. Cloud OnAir
Cloud OnAir
まとめ

28. Cloud OnAir
● GCVE の概要をお伝えしました
● GCVE の操作イメージや、ネットワーク接続の仕組みについて、
デモを交えてお伝えしました
● ハイブリッド クラウドを管理する方法を紹介しました
○ vRealize Operations
○ vRealize Log Insight
○ Operations Logging
○ Operations Monitoring
まとめ