Android Bazaar and Conference 2017 Autumnでの発表資料です。

1. UnityによるARCore入門

2. 自己紹介
• 宮田 大輝（みやだ ひろき）
• Androidの会Unity部運営

3. クイズです

4. Q. ARとは？
1. 人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、
およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを
指す言葉

5. Q. ARとは？
1. 人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、
およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを
指す言葉
2. 現実・実物ではないが機能としての本質は同じであるような
環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより
理工学的に作り出す技術およびその体系

6. Q. ARとは？
1. 人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、
およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを
指す言葉
2. 現実・実物ではないが機能としての本質は同じであるような
環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより
理工学的に作り出す技術およびその体系
3. 現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノが
リアルタイムで影響し合う新たな空間を構築する技術全般

7. Q. ARとは？
1. 人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、
およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを
指す言葉
2. 現実・実物ではないが機能としての本質は同じであるような
環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより
理工学的に作り出す技術およびその体系
3. 現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノが
リアルタイムで影響し合う新たな空間を構築する技術全般

8. Q. ARとは？
1. 人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、
およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを
指す言葉 = AR
2. 現実・実物ではないが機能としての本質は同じであるような
環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより
理工学的に作り出す技術およびその体系 = VR
3. 現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノが
リアルタイムで影響し合う新たな空間を構築する技術全般
= MR
wikipediaより

9. Q. ARCoreを作った会社は？
1. Apple
2. Google
3. Microsoft

10. Q. ARCoreを作った会社は？
1. Apple
2. Google
3. Microsoft

11. Q. 今のARCoreでできないことは？
1. 床の検知
2. 周囲の明るさの検知
3. 壁の検知

12. Q. 今のARCoreでできないことは？
1. 床の検知
2. 周囲の明るさの検知
3. 壁の検知

13. ARCoreとは
2017年8月にGoogleから発表された
ARフレームワーク

14. ARCoreとは
4つのキーワード
See, Move, Light, Play

15. ARCoreとは
See :
平面を認識してその
上にCGを重ねて表
示。それを閲覧する
ことができる。

16. ARCoreとは
Move :
表示したCGはユーザ
が動き回ってもその
場に留まり続ける。

17. ARCoreとは
Light :
周囲の明るさを検知
し、CGに実在感を与
えられる。
明るさに応じたアク
ションなども可能。

18. ARCoreとは
Play :
3つの要素を使って
遊ぶ！

19. ARCoreとは
「ARCoreは将来的に数千万台の
Android上で動作するようになる」

20. ARCoreの作例
例えば Experiments with Google 内の
AR Experiments というページに掲載されている。
https://experiments.withgoogle.com/ar

21. ARCoreの作例
例えば Experiments with Google 内の
AR Experiments というページに掲載されている。
https://experiments.withgoogle.com/ar
どのようなコンテンツを作成できるかの参考になり、
中にはソースコードが公開されているものもある。

22. ARCoreの作例
例えば Experiments with Google 内の
AR Experiments というページに掲載されている。
https://experiments.withgoogle.com/ar
どのようなコンテンツを作成できるかの参考になり、
中にはソースコードが公開されているものもある。
※ARCore 関係でないものも掲載されている

23. Morph Face
床をタップするとその
場所が人の顔に変形す
るコンテンツ
顔の下にあるものの柄
を反映しているので
実在感がある。

24. Invisible Highway
スマートフォンから
設定した道をロボットカー
が進むコンテンツ
よくあるマーカーを読み
取ってソフトウェアが挙動
を
変更するものとは異なる

25. Portal Painter
物体の表面をこすると
その先に全く別の空間
が広がっているように
表示されるコンテンツ

26. Q. 今のARCoreでできないことは？
1. 床の検知
2. 周囲の明るさの検知
3. 壁の検知 ←？

27. Portal Painter
物体の表面をこすると
その先に全く別の空間
が広がっているように
表示されるコンテンツ
ポイントクラウドで
擬似的に壁を認識

28. ポイントクラウド
• 物体の表面の３次元座標
を点で表している。
• Portal Painterでは
この点のあたりをなぞる
と別の空間が表示される
（壁でなくても良い）
• 壁を床と同じ仕組みで認
識しているわけではな
い。あくまで擬似的。

29. ARCore入門 - 開発環境
• Unity 2017.2
• Android SDK 7.0 (API Level 24) 以降
• ARCore SDK for Unity
• 動作端末 (Galaxy S8, Pixel, Pixel XL)

30. ARCore入門 - 開発環境
• Unity 2017.2
• Android SDK 7.0 (API Level 24) 以降
• ARCore SDK for Unity
• 動作端末 (Galaxy S8, Pixel, Pixel XL)

31. Unityの利点
ARCore開発における
Unityの利点は？

32. Unityの利点１
ARCore対応が楽

33. Unityの利点１
例えば設定

34. Unityの利点１
Player Settingsから
• Multithreaded
Renderingをoff
• Minimum API Levelを
Android7.0以上に
• ARCore Supportedをon

35. Unityの利点１
これだけ

36. Unityの利点２
ARCore Remote

37. Unityの利点２
ARCore Remote(?)

38. Unityの利点２
ARKit Remote
という機能は既にある。

39. Unityの利点２
毎回ビルドするのは
待ち時間が辛い。
それを軽減する機能

40. Unityの利点２
将来的にARCore対応
されるかも？

41. ARCore入門 - 開発環境
• Unity 2017.2
• Android SDK 7.0 (API Level 24) 以降
• ARCore SDK for Unity
• 動作端末 (Galaxy S8, Pixel, Pixel XL)

42. ARCore入門 - 開発環境
現時点では動作しない端末でも、
SDKを編集する等して動作させられる
ものは存在する。
https://github.com/tomthecarrot/arcore-for-
all/blob/master/Device-Research.md

43. ARCore入門 - 開発環境
現時点では動作しない端末でも、
SDKを編集する等して動作させられる
ものは存在する。
https://github.com/tomthecarrot/arcore-for-
all/blob/master/Device-Research.md
ただし、見切れた時の復帰処理等に違いを感じ
る。

44. 動作端末/非動作端末の違い
Galaxy S8 Nexus 6P

45. デモ

46. ユニティちゃん呼び出し

47. 周囲の明るさの反映
モデルを差し替えただけでは
周囲の明るさが反映されない
Frame.LightEstimate.PixelIntensity が
明るさを取得しているのでそれをライトに反映

48. 周囲の明るさの反映
モデルを差し替えただけでは
周囲の明るさが反映されない
Frame.LightEstimate.PixelIntensity が
明るさを取得しているのでそれをライトに反映
※ただし、少し補正することをお勧め
そのまま使うと暗く感じるかも

49. デモ

50. ユニティちゃんライト反映後

51. まとめ
• ARCore はまだプレビュー版
しかし今でもできることは多い
• Unity便利！どんどん使いましょう！

52. ご静聴ありがとう
ございました！