More Related Content Similar to ネットワーク深化に向けた情報システム適応 Similar to ネットワーク深化に向けた情報システム適応 (20) More from Hiroshi Takahashi More from Hiroshi Takahashi (20) ネットワーク深化に向けた情報システム適応5. 2000 Hardware + Electronics + Software アップルが典型(iPod)
2005 Software + Network + Service グーグルが典型(G-Search)
方針は“良い製品から良い体験へ”
デジタル産業革命の発展段階
5
Hardware + Electronics + Software + Network + Service
1995 Windows95登場(本格的デジタル革命スタート)
これまでの
デジタル産業
革命
これからのデジ
タル産業革命
(2nd Digital
Revolution)
IoT,CPS等を活用して、ネットワーク化が深化し
た新たなビジネス環境でのデジタル産業革命
Hardware + Electronics
12. CPSとIoTの複雑性の比較
物理世界 サイバーフィジカル デジタル世界
CPS → ← IOT
“閉(Closed)” システム
制御可能またはシミュレーションで部分的予
測可能な範囲にフォーカス
“開(Open)” システム
べらぼうに多いので、制御やシステ
ム挙動予測ができない
シミュレーション
オートメーション
ユニーク識別子
セマンティックス
モノ
インターネット
サービス指向
組込みシステム製造過程
機械的振舞い
12
?
多数といっ
ても10,
100, ・・から
多数のケタ
がべらぼうに
多い 10000
~
http://www.ima-zlw-ifu.rwth-aachen.de/fileadmin/user_upload/INSTITUTSCLUSTER/Publikation_Medien/Vortraege/download//VDI_Agents_7May2014.pdf
18. 日本的取組みが産業沈滞に繋がった
過去の例 – 半導体産業
• 半導体(DRAMの例)の複
雑化が増していくにつれ、
半導体チップ製造も社会と
類似の問題を発生
• 旧来組織内/組織間のコ
ミュニケーション構造を部
分的変更で対処しようとす
る傾向
• それが、加速したテクノロ
ジー/市場スピードについて
行けなくなり競争から脱落
した主因と推定
18中馬 宏之、“サイエンス型産業における国際競争力低下要因を探る:半導体産業の事例から”、RIETI Policy Discussion Paper Series 10-P-015、2010.
22. 複雑性増大時に直面する日本文化の特性
• 知識・ノウハウ再統合には,既
存の知識・ノウハウの再利用性
を高める仕組みが不可欠
• その仕組みがあれば,より多く
の人々に“ 部分と全体”の関係
が一目瞭然化。当事者間の共有
知識の幅と深さが増大し、再利
用をより自律的で広範囲なもの
にできるかも
• 手段はIT活用による一目瞭然化
• 抜本改革には抽象レベルを階層
的に整理し,共通言語化(モ
ジュール化)しなければならない。
• この試みは,しばしば,知識・ノ
ウハウ再利用性向上に寄与する
人々の希少性を減少させる。
• この傾向は,豊富な知識・ノウハ
ウを体化した人々に当てはまり
がち(日本は暗黙知化(属人化)
部分がとりわけ多い)だが鋭意
実施
22
新たな視点と抽象レベルで、知識・ノウハウを再統合し、それら
を再活用するための深化・蓄積が不可避のはずなのだが・・・・
上記を目標としつつも日本
型のキメ細やかさ維持も合
わせて目指す
クローズ型 オープン型 新環境に適合する組織変
革を優先させ、その上で付
加価値追加を目指す
26. 生物学の世界に思いを致す
• Survival of the Fittest
(プラットフォームの盟主総
取り)
• IoTで新プラットフォーム、新
ビジネスモデル、組織変革
の組合せ
26
• Survival of the flattest
(あるグループが一定シェ
ア確保)
• IoT/CPSで着実な技術
改革、対象分野のニー
ズ・フィット、組織変革の
組合せ
Adam S. Lauring, Judith Frydman ,Raul Andino,”The role of mutational robustness in RNA virus evolution”,Nature Reviews Microbiology 11, 327–336 (2013)
補足情報2
31. Minsky のOrganization Principle
“The Organization Principle: When a
system evolves to become more complex,
this always involves a compromise: if its
parts become too separate, then the
system’s abilities will be limited — but, if
there are too many interconnections,
then each change in one part will disrupt
many others.”
・・・・・・・・・・・・・・(Minsky, 2006, p.104)
31
Minsky, L. M. (2006). The Emotion Machine: Commonsense Thinking, Artificial
Intelligence, and the Future of the Human Mind. New York: Simon & Schuster.
補足情報3
マービン・ミンスキー