ICT CONNECT 21技術標準WG連続セミナー 「未来の学びを支える技術」第3回

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ICT CONNECT 21
技術標準WG連続セミナー「未来の学びをささえる技術」
第３回「校務系-学習系情報連携」
学習系システムからみた標準化

2. ◆何が標準化されるとよいか？
■教材利用者（教育現場）にとって
・ドリル・テスト等の学習履歴（成績データ）の標準化
成績などの学習履歴データの記録フォーマットが標準化されていると
指導者、学習者が管理がしやすくなる
異なる教材メーカの教材を利用する場合、それぞれの学習履歴が同じ
規格、フォーマットだと便利
学習系システムからみた標準化
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A社ドリル B社ドリル

3. ◆何が標準化されるとよいか？
■教材利用者（教育現場）にとって
・学習内容（単元内容）の表現の標準化
現状の教科書や教材は、各メーカ独自の創意工夫によって表現された
各社オリジナルの「言葉」。
これらが統一されれば、デジタル教材（デジタル教科書含む）が
連携できるようになる。
⇒ よりよい学習環境ができる。
学習系システムからみた標準化
デジタル教科書
A社教材 B社教材

4. ◆標準化された先にあるよいこと！？
■教員にとって
・学習履歴と単元の表現が標準化され、学習系と校務系の連携も…
成績などの学習履歴データ等が学習系システムから校務系システムに
連携され、教員の採点、入力の手間がかなり軽減される。
・学習履歴をもとに、個に応じた指導がしやすく…
学習履歴が標準化されているので、ドリルやテストの結果を分析しや
すくなり（学力の可視化）、個別に苦手箇所の復習やより学力を伸ば
す教材の提示が可能になる。
学習系システムからみた標準化
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5. ◆学習（単元）内容をどう統一表記するか？
■日本教育情報化振興会（JAPET＆CEC）の第1プロジェクトの取組
教科書や問題集・参考書（以下、教材）の単元構成は、版元各社ごとのノウハウをもっ
て構築されているのが現状。
これらの多くは学習指導要領に則ったもの。
この学習指導要領で定める単元の考え方を系統立てて整理しIDを振ることで、教科書
の学習内容や教材のそれとが同じ箇所を指し示す「共通の言語」にできるのでは
ないか？
このように学習単元を表す最小の要素と、それらにIDを付与して管理する
ことで、標準化が図れないかを研究。「学習要素リスト」の研究。
学習系システムからみた標準化
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6. 学習要素リストと学習指導要領
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学習指導要領の学習内容についての記述はおおくくりです。他の教科書、教材へ連動させるためには、
学習内容をさらに要素に分節する必要があります。この学習要素にＩＤを付与することで、デジタル
教科書とデジタル教材とを有効に連動させることが可能となります。
学習系システムからみた標準化

7. 学習要素リスト－教科書情報－デジタル教材情報
7
学習指導要領と学習要素リスト＆ＩＤ体系
各社教科書情報と学習要素ＩＤ体系
各社デジタル教材体系と学習要素リストＩＤ体
系
学習系システムからみた標準化

8. 学習要素リスト－教科書－デジタル教材－情報の連動
8
学習要素リスト 教科書情報 デジタル教材情報
振り返りの小学算数
デジタル教科書のページ
定着のための
ドリル教材
今開いている中学理科
デジタル教科書のページ
学習要素リストを軸に情報の共有
学習系システムからみた標準化

9. デジタル教科書・デジタル教材の連携だけでなく
学習要素リスト
デジタルコンテンツ
デジタル教科書
学習ログ：どこを、どのように、なにをつかって学習したか？
そして、その結果は？
指導者・学習者へのフィードバック
教科書情報＋ページ情報
学習履歴
学習系システムからみた標準化

10. 家庭 民間教育機関
学習要素リストの可能性 ～学習内容を示す共通の言語による（学びの地図）
学習活動の情報が共有化されることによって、児童生徒
ひとりひとりの最適な学習環境を提供
・学習記録データの学校・家庭・塾での連携
・学習記録の分析
学校
校務系 学習系
学習要素リスト
学習系システムからみた標準化

11. クラウドコンピューティング
学習要素リストの可能性 ～マーケットプレイス～
コンテンツ流通の可能性
いつでもどこでも、必要な教材を入手
利用ログからレコメンドも
デジタル教科書
学習要素リスト
Ａ
社
デ
ジ
タ
ル
教
材
Ｃ
社
デ
ジ
タ
ル
教
材
Ｂ
社
デ
ジ
タ
ル
教
材
Ａ
社
動
画
教
材
Ｃ
社
動
画
教
材
Ｂ
社
動
画
教
材
学習系システムからみた標準化

12. ◆標準化でおもうこと
■既存の学習系システムは、標準化にどう合わせるのか？
標準化された制度や技術に、既存の教材システムをどう対応させてい
くのか？
現行のビジネスとのバランスをどう見るか？
■標準化はデジタルシステムだけの話なのか？
ドリルシステムやシミュレーション、映像教材のようなデジタル教材
だけのものではない？
書籍やプリント等の紙ベースの教材も対照テーブル等の情報を持って
おけば連携は可能…？
■教育の情報化が進む中で、メーカとしてできるところから
学習系システムからみた標準化
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ありがとうございました