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[A31]AWS上でOracleを利用するためのはじめの一歩!by Masatoshi Yoshida
- 1. db tech showcase 東京 2013 2013/11/15 10:00 - 10:45
AWS上でOracleを
利用するためのはじめの一歩!
株式会社システムサポート
東京支社
インフラソリューション事業部
吉田 正利
Copyright© 2013 System Support Inc. All rights reserved.
- 2. アジェンダ
1. はじめに
1.
2.
3.
4.
本セッションの目的
簡単に自己紹介
Who's Database Tongalist?
Database Tongalistになるために
2. AWS上でOracleを利用するためのはじめの一歩!
1.
2.
3.
登録とManagement Console
AWS 構成イメージ
デモンストレーション
3. ガイドラインとライセンス
1.
2.
ガイドラインのポイント紹介
Oracleライセンスの注意点
4. まとめ
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- 6. 1-3.Who's Database Tongalist?
とんがりってなに
コアスキル
→ セブンレイヤーズモデル等で定義したスキル体系
→ 聞く、書く、話す
→ 得意分野
T字型人材
→ 専門知識と幅広い知識を持ったエンジニア
Database Tongalist とは
基本的なビジネススキルを持ちながら
データベースに深く精通したエンジニア
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- 7. 1-4.Database Tongalistになるために -1/3-
Database Tongalistになるための近道
→
AWS+Oracleを使うこと!
AWSとは
世界最大の通販サイトであるAmazon .comの基盤を支えるAmazon
Web Servicesと呼ばれるクラウドサービス
Oracleとは
世界的に高いシェアを誇るデータベース製品
様々な企業を買収し、単なるデータベースベンダーではなくなった
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- 8. 1-4.Database Tongalistになるために -2/3-
数あるクラウドサービスの中でなぜAWSか?
1. 提供しているサービスが豊富
2. サービスの課金単位が時間
3. 世界複数個所に存在するデータセンターでDR対策も安心
サービス
説明
Amazon EC2
仮想サーバサービス
Cloud Watch
監視サービス
Auto Scaling
Cloud Watchと連動し、自動でEC2インスタンスを起動停止するサービス
Amazon S3
99.999999999%の堅牢性を誇るストレージサービス
Amazon VPC
仮想プライベートサブネットを構築できるサービス
Amazon RDS
MySQL, Oracle, SQL Server のためのマネージド型RDBMSサービス
Amazon DynamoDB
高速、予測可能、高拡張性の NoSQL データストア
Amazon Redshift
ペタバイト規模データウェアハウスサービス
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- 9. 1-4.Database Tongalistになるために -3/3-
Tongalistを目指すためになぜOracleがいいのか?
1. 資格でスキルアップが図り易い
2. 細かなパラメータ設定からDB構造を把握し易い
3. オラクル用語は英語のようなもの
検索キーワード
事例
本
資格
資格名
DATABASE ORACLE
278,000
1,800,000
856,000
ORACLE MASTER
DATABASE SQLSERVER
234,000
1,410,000
767,000
MCP
33,700
500,000
45,800
DATABASE HIRDB
8,130
8,200
5,530
HiRDB技術者資格認定制度
DATABASE SYMFOWARE
4,090
12,400
3,990
Symfoware Certified Master
DATABASE MYSQL
245,000
2,090,000
7,320,000
DATABASE POSTGRESQL
214,000
862,000
745,000
DATABASE DB2
※ Google 検索結果件数比較 2013/11/12 の結果
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DB2 グローバルマスター
MySQL認定資格
OSS-DB技術者認定試験
- 11. 2-1.登録とManagement Console -1/5-
準備するもの
クレジットカード
インターネット環境
クライアントPC
メールアカウント
電話
その他
クライアントPCにブラウザ(Firefox または Chrome が推奨)と
Teraterm等のアクセスツールが必要です。
登録後、1年間の無料利用枠もあります。
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- 12. 2-1.登録とManagement Console -2/5-
登録手順
詳細は下記のリンクを参照
http://aws.amazon.com/jp/register-flow/
登録内容
メールアドレスやパスワード
住所会社名等の登録情報
セキュリティチェック
クレジットカード情報
自動音声確認による身元確認
※すべて英字で入力
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- 17. 2-2.AWS 構成イメージ -2/6-
EC2サービスを利用する基本構成
EC2インスタンスを立ち上げるためには
<検討項目>
・リージョンは?
例)Tokyoリージョン
・どのVPC, SUBNETに所属させるか?
例) Default VPC, SUBNET
・Security Group (Firewall)設定は?
例) Default-SG (SSH許可など)
・EC2インスタンスタイプは?
例) m1.small
・EBS(HDD)は?
例) 20GB
・グローバルIPアドレスは?
例)必要(Elastic IP利用)
・認証キーは?
例)作成(db-test-key)
Amazon Elastic
Compute Cloud
(EC2)
Elastic IP
Security Group
VPC Subnet
Availability Zone
Virtual Private Cloud
Region
AWS Cloud
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Amazon Elastic
Block Storage
(EBS)
- 18. 2-2.AWS 構成イメージ -3/6-
インスタンスタイプ
インスタンス
タイプ
Bit
サイズ
m1.small
32bit
64bit
32bit
64bit
64bit
64bit
64bit
64bit
32bit
64bit
64bit
64bit
64bit
64bit
32bit
64bit
m1.medium
m1.large
m1.xlarge
m3.xlarge
m3.2xlarge
c1.medium
c1.xlarge
m2.xlarge
m2.2xlarge
m2.4xlarge
t1.micro
※
vCPU
ECU
※
メモリ
GB
揮発性スト 仮想化
Network RHEL
時間単価
レージ
タイプ
性能
($)
(GB)
1 x 160 paravirtual
低
0.155
/
1
1
1.7
/
1
2
3.75
1 x 410
paravirtual
中
0.220
/
2
4
4
8
2
4
8
13
26
5
7.5
15
15
30
1.7
2 x 420
4 x 420
EBS のみ
EBS のみ
1 x 350
paravirtual
paravirtual
hvm
hvm
paravirtual
中
高
中
高
中
0.419
0.769
0.829
1.635
0.254
/
8
2
4
8
1
4 x 420
1 x 420
1 x 850
2 x 840
EBS のみ
paravirtual
高
paravirtual
中
paravirtual
中
paravirtual
高
paravirtual 非常に低
20
7
6.5
17.1
13
34.2
26
68.4
変数*5 0.615
1つの EC2 Compute Unit は、1つの 1.0-1.2 GHz 2007 Opteron または 2007 Xeon プロセッサの
CPU能力に等しい能力を提供します。※説明抜粋※
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0.855
0.574
1.079
2.135
0.087
- 19. 2-2.AWS 構成イメージ -4/6-
RDSサービスを稼働するための構成
sqlplus
User
Client
Internet
Gateway
1. VPC DNS Setting hostname support
の有効化
2. Internet Gateway作成とVPCアタッチ
3. Route Table に Internet Gatewayの
ターゲット登録とサブネット関連付け
4. Security GroupでDBで利用するポート
をinbound登録
5. DB Subnet Group を追加
Route Table
Security Group
VPC Subnet
Availability Zone
Virtual Private Cloud
Region
AWS Cloud
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Oracle
DB Instance
- 20. 2-2.AWS 構成イメージ -5/6-
RDSサービスを利用する基本構成
RDSで意識する構成は基本的にEC2と一緒
<追加で意識する項目>
・ライセンスは?
例)持ち込み(BYOL)
・Multi-AZは利用するか?
Internet
Gateway
例)利用する(災対HA)
・DBマイナーバージョンの
アップグレードを自動化する?
例)する
・パラメータグループは?
例) default.oracle-se1-11.2
・バックアップは?
例) する
※その他DBインスタンスや接続に
関わる設定も必要
Route Table
Oracle
DB Instance
Security Group
VPC Subnet
Availability Zone
Virtual Private Cloud
Region
AWS Cloud
Copyright© 2013 System Support Inc. All rights reserved.
- 21. 2-2.AWS 構成イメージ -6/6-
オンプレミスのOracleとRDSサービスの相違点
RDSサービスでは、DBインスタンスへの接続はできますが、物理構成に
関わるような管理作業はできません。
※ shutdown immediate の実行や archive log mode変更など
Oracle Managed Files のみがサポートされているため、表領域作成時
にデータファイルの場所を指定することもできません。
※ こんなエラーが出力されます。
ORA-20900: RDS only supports Oracle Managed Files.
Check ddl and remove any named identifiers
初期化パラメータはParameter Groupとして管理されています。
※ 変更できるパラメータとできないパラメータが設定されています。
OSにログインなどもできません。
Multi AZ 構成という複数のアベイラビリティゾーン間でデータを同期し
ているHA構成が使えます。
バックアップもリカバリもManagement Consoleから実行します。
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- 24. 3-1.ガイドラインのポイント紹介 -1/8-
AWS + Oracleを利用するための指標
→
「RDBMS in the Cloud: Oracle Database on AWS」
(2013年10月)
http://media.amazonwebservices.com/AWS_RDBMS_Oracle.pdf
cloudpackエバンジェリストの吉田真吾さんのブログ
「RDBMS in the Cloud: Oracle Database on AWS」を読んでみたメモ
(1)http://d.hatena.ne.jp/yoshidashingo/20131003/1380771923
(2)http://d.hatena.ne.jp/yoshidashingo/20131003/1380810993
(3)http://d.hatena.ne.jp/yoshidashingo/20131010/1381404265
(4) http://d.hatena.ne.jp/yoshidashingo/20131108
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- 25. 3-1.ガイドラインのポイント紹介 -2/8-
Table of Contents
1. Abstract
2. Oracle Database Solutions on AWS
3. Choosing between Amazon RDS and Amazon EC2 for an Oracle
Database
4. Oracle Licensing and Support
5. Starting an Oracle Database Instance on AWS
6. Performance Management
7. High Availability
8. Backup and Restore
9. Monitoring and Management
10.Security
11.AWS for On-Premise Oracle Environments
12.Managing Cost
13.Conclusion
14.Further Reading
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- 26. 3-1.ガイドラインのポイント紹介 -3/8-
RDSとEC2のどちらを選択するか
Amazon RDS はこんな人向け
データベース周りのタスクをアウトソースしたい人
データベースの準備、バックアップ、リカバリ、
セキュリティパッチ適用やマイナーバージョンアップ、ストレージ管理
スタンバイDBの構成や運用を手動で行いたくないので、ワンプッシュで同
期Multi-AZレプリケーションの特長を活かしたい人
データベースのバックアップやPITRを管理したくない人
日々のデータベース管理より高レベルの作業(パフォーマンスチューニング
やスキーマの最適化のような作業)に集中したい人
Amazon EC2 はこんな人向け
OSレベルへのアクセスを含めたデータベースのフルコントロールが必要な
場合
データベース管理に卓越したDBAを割当てている場合
指定可能な最大のデータベースサイズ(現状3TB)を超える必要がある場合
RDSで現状サポートされていない機能を使う必要がある場合
複数リージョン間やオンプレミス環境との間のDR構成を作成したい場合
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- 27. 3-1.ガイドラインのポイント紹介 -4/8-
RDS と EC2 の Oracle Database 機能比較
Oracle Data Guard 等のスタンバイデータベースを作成する機能がある
が、RDSではMulti-AZ機能を提供している。
Real Application Cluster (RAC) はキャッシュの共有(キャッシュ
フュージョン)や共有ディスクを使ったアーキテクチャで組まれたクラ
スターデータベースであり、これは今現在EC2でも利用不可である。
AWS上での Oracle ライセンスとサポート
RDSでは、AWS利用料にOracleライセンスが組み込まれたライセンス込
み型と、既に持っている Oracle database ライセンスを Amazon RDS
環境に利用できるBYOL型の二つのライセンスモデルを利用できる。
EC2では、BYOL型のモデルが利用できる。
Oracle は AWS に配備されている Oracle database を完全にサポート
することが以下に記載されている。
http://www.oracle.com/jp/store/cloud-lic-170290-ja.pdf
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- 28. 3-1.ガイドラインのポイント紹介 -5/8-
Amazon RDS で Oracle Database インスタンスをはじめる
Amazon RDS で Oracle Database インスタンスをはじめる方法は簡単
である。AWS Management Console を使って操作を行う場合、RDSの
タブを選択し、「Launch a DB instance」を押下し、利用したいOracle
のエディションを選択する。
Amazon EC2 で Oracle Database インスタンスをはじめる
Amazon EC2 の仮想マシンを構築するために、特定の状態のOSやソフ
トウェア構成(この場合 Oracle ソフトウェア)が保存されているAMI
を用いて起動できる。
AMI の属性で気をつけなければいけないものが、virtualizationType と
いうフィールドに、“hvm” か “paravirtual” と書かれた、PV(準仮想化)
あるいは HVM(ハードウェア仮想マシン)という仮想化タイプだ。
クラスターコンピュートインスタンスといったいくつかのインスタンス
は、HVM タイプの AMI のみをサポートしている。
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- 30. 3-1.ガイドラインのポイント紹介 -7/8-
パフォーマンス管理
インスタンスタイプ( EC2 & RDS)
CPU、メモリ、ネットワーク性能などを調整する
ディスクIO管理(IOPS調整や複数EBSボリュームを利用した分散)
RDS Provisioned IOPSは300~1000が指定できるが、3TBのディスクサイ
ズで最大IOPSは30,000IOPS
ただし、Oracle DBブロックが8Kで、25,000IOPSが最大という記述もあり。
EBS Provisioned IOPSは最大4,000IOPSまで、指定できるが、10本のEBS
ディスクを使って、最大40,000IOPSまで改善できる。(16KBサイズ時)
EBSを利用して、Oracle ASM を利用することも可能だ。
EBS自体が内部で冗長構成がとられているため、ASMの外部冗長性の利用が
推奨される。
Oracle RDSではリードレプリカの機能はない。
EC2では、Oracle Active Data Guard を利用して、リードレプリカを構築
することが可能だ。(Enterpriseライセンスが必要)
キャッシュも有効な手段だ。Memcached等のツールも利用検討する。
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- 31. 3-1.ガイドラインのポイント紹介 -8/8-
高可用性
RDSは、Multi AZ構成が可能で、HA構成のように数分で切り替えられ
る。
Oracle Data Guard 等も利用可能であり、Standby Express等のサード
ベンダー性のツールで対応も可能である。
バックアップ
RDSもEC2もバックアップとしてスナップショットを取得する。
RDSは自動バックアップ設定で可能。EC2はRMAN等のバックアップ設
定が必要である。
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- 35. 4-2.まとめ
Database Tongalist を目指すなら
→
AWS + Oracle!
Database Tongalist であれば
→
ビジネススキルや周辺技術も磨くべし!
Database Tongalist になれたなら
→
Redshift や DynamoDBといったRDBMS以外の製品を!
AWS + Oracle ではじめの一歩を!
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