More Related Content More from Japan Electronic Publishing Association (20) Jepaセミナー 出版デジタル機構 201511092. 3.4兆円 –年2%弱の成長
6300億円(約20%)がAmazonでの売り上げ
独立系書店売り上げ:4560億円
出版社の新刊総点数は2007年から2014年
にかけて30万点から70万点に増大
新刊のうちリアル書店に在庫される確率は1%
未満
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4. 日本での書籍流通
大手取次 A
出版社 A B C D E …………
大手取次 B
書店 A B C 書店 D …
米国での書籍流通(電子含む)
取次 A
(自社流通)
出版社 A B D ……
B
書店 A B C
…………
D
出版社 C E
取次C
(中規模)
…
○日本
-大手取次と書店が帳合関係
-書店は原則、取次一社と取引
-取次はほぼ全ての出版社の作品を
扱う。
○米国
-出版社が自社流通を所有
-または特定の取次に流通を委託
-書店は複数の流通会社を通して出
版社の作品を仕入れる
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6. 多すぎる作品数
◦ 書店によるコミュニティーに適した作品の選書
書籍販売数自体は伸びていない
◦ 書店は本だけを販売しているのではない
読書は他の娯楽に対する「マインドシェア」を失いつつ
ある
◦ 書店による読者が重要性を感じ得るイベントの開催
小規模なビジネスで利益を生むことは難しい
◦ 米国書店協会(ABA)の協力
◦ 協力的かつ良きビジネスパートナーになりつつある書店員
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7. 出版社の卸正味が低い傾向にある
◦ 出版社は利益を求めなければならない
◦ 人件費が高い
◦ 出版社は業務を効率化する必要がある
◦ 大学出版局も助成金などを失っている
数百存在するオンライン書店 (紙と電子の併売含む)
◦ 出版社は自社刊行物が適切に陳列されることを確実にする必要がある
出版社は紙版と電子版を等しく扱っている
◦ 電子版は、単純に別フォーマットに過ぎない
米国出版社は読者目線で考えることを学んできた
◦ 過去15年の出版における最も重要な変化
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11. 時にオンラインで
◦ 何が欲しいかわかっている場合
◦ 買うのが簡単だから
◦ 友人に発送するのが簡単だから
◦ オンラインの方が安いことが多いから
◦ 電子書籍をすぐにスマートフォンにDLできるから
時に書店店頭で
◦ 何が欲しいか明確でない時は、散策が必要
◦ 新しく変わった何かを見つけたい
◦ 紙の書籍が欲しい
◦ 散策する時間があるから
◦ プレゼントを探しているから
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13. 友人からのオススメ
ブログやSNSでの「Buzz(話題性)」
魅力的な説明文や試し読みサンプル
オンラインレビュー
陳列 – 書店店頭や図書館
オンラインでの検索と発見
新聞やメディアへの広告
映画やTVシリーズ、ゲームとのタイアップ
著者とのつながり
読書サイト (GoodReads、LibraryThing)
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15. Better Product Planning --より良い作品計画
◦ Title Managementサービスを通して
Creating Anticipation ––期待の創出
◦ NetGalley
◦ メタデータ配信の最適な実施
Consistency of message ––メッセージの一貫性
◦ Eloquenceサービスを通した一貫的なメタデータの発信
◦ 図書館・オンラインサイトへの試し読みの提供
Production Quality –-品質支援
◦ FlightDeck
◦ プロダクションプランニングツール
Operational effectiveness –-有効な運用の支援
◦ レポートや各種統計を通して
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17. NetGalley – 各種数字
270,000+
世界中の登録会員
(非US会員が35%)
月間ページビュー
400万 +
80,000+ ユニークビジター
月間書籍閲覧数
~170,000
(60% がKindleで閲覧)
ページ再訪率81%
うち、62% が
9回以上得訪問
レビューの2%
がSNSでシェア
月間レビュー数
40,000
DL作品の
12-20%
がレビュー獲得
上位100作品の平均レ
ビュー率
31%
カバーデザイン投票数
44,000
(直近30日)
300+
出版社
および著者数百
メンバー アクティビティー フィードバック
blog.netgalley.com
月間ページビュー
16,000 views
17,900 13,800
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24. アクセスを制限する多様な手段
◦ DRMの設定 –Adobe、ソーシャルDRM、DRMフリー
閲覧可能端末の選択
◦ Kindle? その他リーディングアプリ?
作品の公開(パブリック)・非公開(プライベート)設定
閲覧できる読者の選択と決定
特定読者の自動承認設定
作品と読者に関する豊富なデータの管理
メールでの作品の促進
NetGalleyで出版社ができること
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31. 売上に直結した影響を与える!
メッセージの一貫性
◦ 作品の露出場所は縮小ではなく拡大している。
◦ オンラインサイトでは、メタデータ(およびカバー画像)が顧客が見る情報の全て
紙でも電子でも、オンラインでの発見には必要不可欠
◦ 大半の作品は検索クエリの結果で発見される
◦ 検索結果のトップ10‐20にない場合、発見されるチャンスはない
出版社のメッセージは他の事業者に操作される
◦ Amazon、楽天、その他主要取次会社
◦ 往々にしてデータの互換性がなく、カタログや小売店ごとに異なるフィールドを採用
◦ XMLデータフィード(ONIXが一般的)は小売店ごとにカスタマイズが必要
◦ システムが定期的に変更される
出版社は自身のメッセージに責任を持つ必要がある!
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32. 作品に対する出版社自身による紹介
基礎データ
◦ タイトル/サブタイトル、著者名/協力者名
◦ フォーマット、価格、ページ数、イラスト、シリーズ、版、刊行日
◦ ISBN、テーマ・カテゴリコード、販売地域
◦ カバー画像
拡張データ
◦ 内容説明・長 (2,000文字)、内容説明・短 (250文字)
◦ 著者/協力者 プロフィール
◦ Q&A、パブリシティ、補助素材
◦ レビュー、読者フィードバック
◦ 試し読み
◦ 目次
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35. Pre-Publication- 発売前
◦ レビュー、タイトル/サブタイトル、カバー画像、説明文、著者プロフィール、ジャ
ンル
◦ 刊行日の綿密な管理
Post-Publication- 発売後
◦ レビュー、読者フィードバック、著者のパブリシティやプロモーション情報の追
加
◦ テーマ・カテゴリーコードや価格の精査
Brush Up Your Backlist- バックリストのブラッシュアップ
◦ 作品が強いほど、定期的なレビューが重要
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