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1 of 33
論⽂の書き⽅
Katsushi Yamashita
Distinguished Engineer
Member of Academy of Technology
President - Technical Experts Council of Japan
Global Technology Service, IBM
IBM Academy of Technology
Affiliated
© IBM Japan 2
技術論⽂を書くことの意義1.
論⽂の種類と三要件2.
論⽂執筆の基本と実践3.
ドットコムバブルから復権〜ネット覇権を握る
コンピューターサイエンスを学ぶ学⽣はドッ
トコムバブルのはじけた2001年から2007年
にかけて減少し続けた。しかし、Computing
Research Associationの調べによると、この
傾向は2007年に反転し2010年までの三年間
10%以上の増加傾向を続けている。この調査
は⽶国カナダのコンピューターサイエンスを
学ぶ学⽣や卒業⽣の就職、その他の動向を⽰
している。
Enrollment in computer science programs grows
Following the dot com crash in 2001, the number of students
enrolling in computer science programs declined through
2007. However, that trend is reversing, according to new
data from the annual Computing Research Association (CRA)
Taulbee Survey. Total enrollments among US computer
science undergraduates increased 10 percent in 2010, the
third straight year of increases, indicating the decline is over.
The survey documents trends in student enrollment,
employment of graduates and other aspects of computer
science in the United States and Canada
米国カナダのコンピューター
サイエンスを学んだ大卒の数
© IBM Japan 3
計算機のままでは発展しない。
計算機
⼊⼒
↓
↓
結果
重さ×単価=価格
重さ×単価=価格
→合計
元々は計算機
機能要件
計算(CPU)
記憶(メモリー、ディスク)
⼊⼒(カード、キーボード)
出⼒(ディスプレイ、プリンター)
⾮機能要件
性能・容量・機密保護・可⽤性 他
構造 インターフェース
プログラミング
接続、制御
アーキテクチャ
分類学(タクソノミ)というのが基礎
精⾁店の秤に取り付けると、
電気⼯学
電⼦⼯学
機械⼯学
情報⼯学
全ての⼈⼯物は階層構造を持つ
H.	A.	Simon
Herbert	Alexander	Simon,	with	almost	a	
thousand	very	highly-cited	publications,	
he	was	one	of	the	most	influential	social	
scientists	of	the	twentieth	century	and	
one	of	the	founding	fathers	of	artificial	
intelligence
http://www.turingfinance.com/agent-based-computational-
economic-models/
この階層性によって全体システムは、
その⽬的に応じてシンプルに記述でき、分析しやすくなる
・外部環境との作⽤だけを記述(インプットとアウトプット)
・内部環境は機能だけを記述すればよい
・内部メカニズムの詳細記述は不要
➡ 分類することがコンピューターの歴史を変える
(ベイズ推定とかMCMC:マルコフ連鎖モンテカルロシミュレーションの活⽤とか)
ソフトウェアエンジニアリングの⼒
© IBM Japan 6
技術は科学と実装という⾯に接している
© IBM Japan 7
Engineering
技術
Science
科学
Deployment
実装
⾮次元的な進化
Disruptive
change
次元的な進化
次元的な価値
Commodity
社会的な実装
Socio Technical
経験から得られる教訓
Client Expertise
新しい技術の利⽤法
Socio Technical
創意・⼯夫
Technical Competency
現場で得られる知⾒
技術動向
Technical Trend
従来技術の研究
Existing Technology
未解決の課題
Problem Statement
科学の領域
© IBM Japan 8
技術論⽂を書くことの意義1.
論⽂の種類と三要件2.
論⽂執筆の基本と実践3.
論⽂の種類と経験事例などの報告
• ⼀般に論⽂は以下の種類と区別があります。
– ⼀般論⽂ (Paper)
• 著者⾃⾝の研究・開発・検討等の成果をまとめた報告で、
新規性・有⽤性・信頼性の⾼いもの
– 解説論⽂ (Review)
• ある技術分野の歴史的背景と技術動向を、著者の主張を交えて、総
合的に体系付け、将来展望を論述したもの。 特に、有⽤性と信頼
性を重視。
チュートリアル(⼀般読者向け解説記事)と異なり、専⾨分野の読
者にも役⽴つ、技術的な深さが要求される。
• 経験事例報告(Report)
– プロジェクト実施や業務改善等の
経験・ノウハウの共有・再利⽤が主⽬的
– 資料的価値のある報告書タイプの知的資産
(横展開できる具体的データを重視)
9© IBM Japan
論⽂の基本3要件 – 査読者の視点から
• 新規性(独創性、創造性、創意性、Originality, Novelty, Creativity):
– 著者⾃⾝の新しいアイデアや知⾒などが提⽰されていること
• 有⽤性(有効性、Usefulness, Practicality, Significance, Contribution):
– 産業・学術の発展に役⽴つこと、対象読者に有益なこと
• 信頼性(正確さ、Reliability, Validity, Accuracy, Technical Soundness):
– 主張点や結論等を信ずるに⾜る根拠が明確なこと
– 構成・表現の適切さ、わかり易さ --- 明瞭性
• JGS論⽂評価基準
– ⽂書構成:論旨ならびに起承転結の明快さ
– 説得⼒/表現⼒:図・表の活⽤の仕⽅、⽂献・出展の明⽰
– 独創性:独⾃の意⾒、新しい観点やアイデアの有無
– 有⽤性:他の会員にも役⽴つ内容かどうか
10
*新規性と有⽤性は、加法的評価、つまり、どちらかが⼗分⾼ければよいが、
信頼性は必須条件
© IBM Japan
新規性と有⽤性は既存技術との差が⼤きいもの
• 新たに開発された技術
– 新しい概念、新しいアルゴリズム、
新しい実現⽅式が提案されている
– 概念や⽅式の新しい組み合わせ⽅、
要素技術の新しい利⽤法
• 実践的な技術領域の新しい取組み
– 実践的システムへの最新技術の新し
い適⽤例が提⽰されている システ
ム開発経験に関する新しい知⾒が述
べられている
– 新しい解釈、新しい事例、新しい問
題領域が提⽰されている
– 新しいデータが(それを得るに⾄っ
た⽅法に関する議論とともに)提⽰
されている
• 従来技術・論⽂に類似のものがあ
る場合や、それらから容易に導け
る場合は、新規性が低い。
• 直接的効果
– 効果が⼤きい、適⽤できる領域が広
い、適⽤した⼈が多い、得られる利
益が⼤きい
– ⼤きな利益が得られたことが,客観
的に⽰されている
– 実践的システムへ最新技術を適⽤し
た場合に,当該技術を適⽤したこと
により得られた利益が⼤きかったこ
とが客観的に⽰されている.
• 間接的効果
– 新しい研究につながる可能性が⾼く、
他の研究へ⼤きな刺激を与える可能
性が⾼い。新しい研究分野を開く可
能性が⾼い
• 従来技術・論⽂と同等か不明な場
合は、有⽤性が低い。
© IBM Japan
11
© IBM Japan
新規性
著者自身の新しいアイデア、新しく見つけた知見
有用性
技術コミュニティや業界に役立つか
信頼性〜明瞭に根拠を⽰すこと
論⽂としての明瞭性も評価する。信頼性は論⽂採録の必須条件。明瞭性(わかり易さ、構
成・表現の適切さ)は、信頼性の前提として扱われることも多い
• 信頼性が⾼い例:
– 論⽂の展開・結論に関して、客観的、具体的、論理的な説明があり説得⼒がある
– 実験や分析の仮定・前提条件が明確で妥当性が吟味され、結果も⼗分に考察され
ている
• ⼗分具体的に記述されている
• 技術的な裏付けが⽰されている
• 議論の展開に誤りがない
• 前提条件が明確である
• 信頼性が低く、不採録の理由になる例:
– 主張点に信頼できる根拠が⽰されていない
(参考⽂献がない、テストデータが少なすぎる等)
– 論⽂の展開に⾶躍や不明瞭な点が多く、内容の把握が困難 (明瞭性の⽋如)
– 著者⾃⾝の成果なのか、他の⼈の成果等の紹介なのかが明確でない
(著作権法違反?) 12
© IBM Japan
信頼性
論文の主張点(新規性、有用性)や結論に対して、根拠が説得力をもって示されていること
論⽂で主張すべき違い(新規性)は信頼性の⼟台の上に構築する。
© IBM Japan 13
未解決の課題
従来技術
技術動向
過去の評価された論⽂で
認められている主張
参考⽂献による信頼性の獲得
(⾃分の論旨の⼟台)
課題の解決
新しい事例、利⽤法
技術的な創意・⼯夫
科学の進化
社会の⾼度化
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技術論⽂を書くことの意義1.
論⽂の種類と三要件2.
論⽂執筆の基本と実践3.
論⽂執筆のアウトライン
© IBM Japan 15
提案技術
提案内容/従来技術との違い
課題に対する従来の解法
従来技術/他プロジェクトの取組み
違いを明確に
à 新規性
à 有効性
論⽂の位置づけ
を明確にする
背景
社会のニーズや課題
検証の妥当性を
à 信頼性
違いの効果を⽰す
à 有効性
技術の検証
検証の⽬的、⼿段、⼿順、結果
検証結果の分析と考察
従来技術との違いの効果
まとめ
主張点、貢献、今後の課題
参考⽂献
参考⽂献
検証データや
被験者など数など
横展開の可能性や
今後の課題を⽰す
à信頼性
図、表
客観的に⽰す
à 信頼性
論旨の⼀貫性、明瞭性
à 信頼性
à 明瞭性
1. 論旨の組み⽴て
2. アウトラインの作成
信頼性の獲得
よい論⽂作成の効率的な⽅法は?
• 同じ分野のよい論⽂を10編以上読むこと
– 技術動向の把握 ⇒ 「はじめに」での背景説明
– 論⽂で主張すべき点(違い)の把握 ⇒ 新規性
– 取り組むべき課題の把握 ⇒ 新たな論⽂ネタの候補
– 参考⽂献の候補 ⇒ 「参考⽂献リスト」
– 書き⽅の具体的お⼿本 ⇒ 良い書き⽅はまねしよう!
• どうやって探す?
・正攻法: 関連学会等に加⼊して、絶えず動向に着⽬
・速攻⽅: 2〜3編⾒つけたら、参考⽂献リストで「芋づる式」
16© IBM Japan
論⽂本体に⼊る前に...
© IBM Japan 17
広すぎず「⾳声認識システム」→「xxを可能にする⾳声認識システム」
狭すぎず「製品名」「社内でだけ通⽤する⽤語、略語」
簡潔に 「〜⼀考察」「〜について」はムダ
「〜における品質の向上についての⼀考察」→「〜の品質改善 」
主張点(新規性、有⽤性)を明⽰
「〜の効率化」「 〜 のための設計⼿法」「 〜 を強化した〜システム」
表題
著者 論⽂の主張点への貢献者。単なる執筆者ではない。
要旨
Abstract
この論⽂が新聞記事として掲載されても要点がわかるように。
社会的背景や他の研究を⾔及する必要はほとんどない。
内容 ・・・短い要旨ならば、次の各項⽬1⽂で⼗分
• 前提(背景、経緯など)・・・必要最⼩限。省いてもよい。
• ⽬的(主題/課題の明確化、それに取り組む観点)
• ⽅法 (アプローチの特徴、解決⼿段、⽴証⽅法など)
• 結果 (得られた知⾒、効果など)
⽬的は簡潔に (例:「・・・の課題を解決する⼿法を提案する」)
⽅法と結果を重点的に(特に、新規性、有⽤性のある内容)
キーワード ⼿法、適⽤対象など、広すぎる⼀般語は不適当。(査読者選定)
別途
解説
あり
別途
解説
あり
論⽂タイトルは論⽂の顔
• 環境特有な論⽂なのか?
– 「製造業のサービスセンターにおける顧客満⾜度の向上」
• 製造業特有の要件がないのであれば、製造業とは謳わない。
• 流通業、サービス業、農業、⾦融とどう異なるのか明らかにする必
要がある。
→「サービスセンターのコミュニケーション改善による満⾜度向上」
• クラウドとかモバイルとか →バズワードは注意深く
– 「新規配送事業を⽀えるXXクラウドシステム
〜スマートフォンを活⽤した現場の⾒える化〜」
• 単にシステムをクラウドに実装しただけ
• スマートフォンのアプリケーション効果は殆ど無い
• 効果のほとんどが配送計画機能によるもの
→「データを活⽤した効率的な配送計画アプリケーション」
© IBM Japan 18
要旨(アブストラクト)の改善例
• 改善前:
セキュリティ対策を講ずるにあたり,リスクアセスメントを⾏うことは多い.これには定量的
評価と定性的評価の⼤きく2つの⼿法がある.このうち後者は,取り組むのに敷居が低く,広
く⽤いられている.しかし,定性的評価を実際に⾏うと,段階的数値を⽤いて評価付けを⾏う
レイティング・フェーズで,成果の精度に影響する問題にぶつかる.レイティングは主観的判
断に依存しており,それが精度を左右するからである.たとえば,評価値の設定,評価者の理
解と感覚差,実施時期の相違による評価のゆらぎがある.これらの問題は認識されているが,
⽂献では⼗分にガイドされていない.<よく知られたこと、重要でないことの記述が多い>
そこで本稿では,上記の課題に対する改善策を考えて,レイティングにおける準備フェーズを
既存の⽅法を補うようにしてまとめた.この準備フェーズを踏まえることで試⾏錯誤や,やり
直しを回避して,精度のある成果を得られるようになることを論ずる
• 改善例:
セキュリティのリスクアセスメントにおいては脆弱性などを定性的に評価する⼿法が使われる
ことが多いが,その評価結果はゆらぎやすい.<背景となる課題>
本論⽂では,すでに⽇本で広く参照されているISMS(Information Security Management
System)ユーザーズガイドの⼿法を基礎に,その定性的評価の精度を向上させるための改善策
を検討する.<⽬的とアプローチ>
改善策は,当社のISMS認証に適⽤し,その有効性を確認した. <結果>
19
© IBM Japan
論⽂のテーマ(ネタ)を改善する
© IBM Japan 20
⼿順の⼯夫はどうだったか?
他の問題解決にも利⽤できないか
事実列挙 <Report>
与えられた課題を作業⼿順で取組み、⽬
標通り解決した。
その課題はなぜ発⽣したのか?
改善のための独⾃の⼯夫はあるか?
苦労話 <Report>
製品品質などの困難を克服し、短時間で
解決に導きました。
実験結果に予期しなかった点は?
実験条件の⼯夫は?
やりっぱなし <Report>
実験したらこうなりました。
課題を⾒つめ直し、⼯夫した点をみ
つけること。
(第三者的な態度からの改善が求められる)
マニュアル <Manual>
システム全体のアーキテクチャ、機能の
解説、設定パラメーターなど
新しい視点で整理し直し将来展望を述べ
る。新しい組み合わせ⼯夫が⽣まれない
か?
切り抜き、⽂献紹介 <雑誌記事>
著者の付加価値は不明だが、関連情報を
収集し有益そうに並べたもの(著作権注意)
独断的な意⾒ではなく、どこが新しいの
か真因はなにかを⾃問する。
意⾒書、随筆 <雑誌記事>
著者の主張、感想が述べられていて、根
拠の裏付けがない
本⽂の構成
© IBM Japan 21
序論
(はじめに)
論⽂の位置付け(特に重要性と新規性)
背景、課題、従来技術、⽬的、アプローチ、結果の要点、本論構成
本論との重複を避けること。最後にもう⼀回推敲すべき。
参考⽂献
論⽂位置づけのための情報源。主要関連論⽂の明⽰。読者が⼊
⼿できるだけの⽂献情報。(参考書ではなく、主張の⼟台)
参考⽂献があまりないのは信頼性が弱い。
本論
主張点の内容と根拠の具体的な展開。論旨の⼀貫性が重要。
章⽴ては章タイトルを拾い読みすれば論旨展開がわかるように。
× 「提案システムの概要」「具体的な機能」…
◯ 「・・の要件と課題」「システムの要点と効果」「適⽤評価」
章⽴ての階層は深すぎない(6ページなら3階層以下に)
結論
(おわりに)
主張点や結果(新規性、有⽤性)の定量化とまとめ。
技術限界や今後の課題の明記は有⽤性、信頼性が増す。
(前向きな表現を⼼がける:問題点 → 残された課題)
主観的な⾃画⾃賛「役⽴てば幸いである」は不要。
謝辞 共著者か謝辞か。資料提供、書き⽅の助⾔などは謝辞
別途
解説
あり
「はじめに」(序論)は 論⽂の位置付け
l 背景 (社会的/産業的背景)
– 少し広い⼀般的な視点から、書き始める
(狭い専⾨的な位置づけだけでは理解しづらい)
– どうしてそれを研究/開発するのか、それによって何がもたらせるか?
– 場合によっては専⾨⽤語の定義、略語の説明も忘れずに
l 関連研究・開発の紹介と本論⽂の位置付け/関連
– 過去の関連研究の到達点(最も関連・類似する先⾏研究)を紹介
(批判的に書かないこと)
– 主要な参考⽂献は「はじめに」で引⽤
– 著者⾃⾝の既発表論⽂からの進歩(差異)を明⽰
l 論⽂の⽬的と提案⼿法
– 論⽂で何を書くか、何が⽰されるか、何が明らかになるか
– 解決される問題の重要性(解決する意義)
l 結果の要点
– 結論の要点を先に述べておいた⽅が本論を読みやすいことも多い。
l 本論の構成
– 説明の流れに重点をおいて簡潔に (各章の概要ではない)
例: 以下、2章で〜の要件を述べ、3章でその解決案を⽐較検討し、4章で提案⼿法を実験
して、・・・
© IBM Japan 22
はじめにを読んだ
ら論⽂全体がどう
進むのか分かる。
ワクワクさせる
参考⽂献は参考に
した⽂献ではなく
論拠の証明
(最低でも10編)
CS活動の報告書を汎化してモデル化
© IBM Japan 23
固有の組織の紹介を汎化
サービスセンターを機能で分解する。どの
ような機能があり、機能間のやり取りがあ
るかをモデル化する。→「実施環境」
組織の紹介
サービスセンターの組織は、問い合わせ受付と
ヘルプデスク、サポートセンター、テクニカル
センターからなっています。
機能ごとの果たすべきミッションに展開す
る。ミッションごとの測定可能な品質KPIを
セットする。→「研究の⽬的」
組織の特徴
サービスセンターは多様なITサービスを⽀え、
24­365でグローバルなビジネスに対応し、安
⼼安全を提供します。
顧客満⾜を構成している要素に分解
満⾜度向上を阻害している要素や類似事例
や従来の解決策を調査し、本論独⾃の改善
活動を位置付ける。→「はじめに」
顧客満⾜度調査の実施
調査の⽬的、アンケートの計画、実施、改善対
象の選定、改善活動計画等のPDCAサイクルを
回します。
施策ごとの効果が測定できるように⼯夫す
る。情報公開WEBのアクセス数の測定や障
害時KPIの変動などを確実に測定
→「結果の測定」と「考察」「おわりに」
改善結果と考察
コミュニケーションの改善のために情報公開を
強化し、障害対応速度を向上させるためにダッ
シュボードを導⼊。今後はITIL対応したい。
松尾ぐみの論⽂の書き⽅ http://ymatsuo.com/japanese/ronbun_eng.html
© IBM Japan 24
推敲5〜6回までが
通る確率が⾼くなる
執筆時間と推敲回数は
等⽐級数となっている
当然、推敲5〜6回
程度が最も時間効率
が⾼い
[執筆準備] →
スタイルファイルに筆
者とタイトルを書いて
みる。Call for Paper
を読んで論⽂のキー
ワードを考える。
[ストーリー作り] →
タイトルとアブストラク
トは論⽂の顔なので、
真っ先に考える。関連⽂
献や過去論を調査し論旨
展開と構成を考える。
[初稿を作る] そして
↙
ひたすら埋める。⾔いたいことをす
べて書き、材料やデータを全て書く。
⽂献などの調査をして冗⻑な部分を
削り、段落を移動します。規定量の
±2ページ程度になるように。
[推敲する]
2稿 論⽂の意義を明らかに、他論⽂との位置付け明確に⼀貫した主張になるように修正。
3稿 スコープを明記して統⼀的な記述にする。図表や数式を直す。
4稿 反論を想定して予防線を張る。⽂章のつながりや表現に気をつけて直す。
5稿 最初から読んでこの論⽂だけで正しく伝わるか、略語や初出の説明を加える。
6稿 ⼀貫性のないところなどを修正します。⽇本語を正しく⾒直す。
7稿 ⾳読して⽂章のリズムを確認する。
⼈⼯知能研究で有名な松尾豊東⼤准教授→
仕事で⽂書を書く必要がある⼈は「理科系の作⽂技術」を読むべきだ。
• 「理科系の作⽂技術」の原⽂
– 仕事の⽂書を書くときの第⼀の原則は、「必要なことは洩れなく記述し、必要でないこと
は⼀つも書かない」ことである。何が必要かは⽬的により、また相⼿の要求や予備知識に
よる。推敲によって必要でないことを削るという作業を忘れてはならない。
第⼆の原則は、事実と意⾒(判断)との区別を明確にすることが重要である。
第三の原則は、記述の順序について⼆つの要求にこたえることである。すなわち、⼀つは
⽂章ぜんたいが論理的な順序にしたがって組み⽴てられていなければいけないこと。そし
て、もう⼀つは読者はまっさきに何を知りたがるか、情報をどういう順序にならべれば読
者の期待にそえるか、ということに対する配慮にこたえることだ。
第四の原則は、明快・簡潔な⽂章をこころがけることだ。
• すばらしい!さらにこれを推敲してみる。
– 第⼀の原則は、必要なことは洩れなく記述し、必要でないことは⼀つも書かないことだ。
– 第⼆の原則は、事実と意⾒(判断)との区別を明確にすることだ。
– 第三の原則は、⽂章全体が論理的な順序でかつ読者が知るべきことから書かれているとい
うことだ。
– 第四の原則は、明快・簡潔な⽂章を書くことだ。
http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20090601/p1 「理科系の作⽂技術」(ISBN:9784121006240)
© IBM Japan 25
洗練された⽇本語を書く(1)
• 節の区切り(動詞の切れ⽬や接続助詞「〜が」)で⽂を分割して複数の事実を正確に伝える
アメリカのメジャーリーグで活躍する⽇本⼈はたくさんいるが、中でも注⽬を
集めているのがヤンキースの松井秀喜だ。
↓
(事実1)アメリカのメジャーリーグで活躍する⽇本⼈はたくさんいる。
(事実2)中でも注⽬を集めているのがヤンキースの松井秀喜だ。
• ⽂を分割した後、必要に応じて適切な接続詞や省略された主語などを補う
⼲ばつと冷害が交互に発⽣し、農家は甚⼤な被害を受けており、
政府の早急な対策が必要である。
↓
(事実)⼲ばつと冷害が交互に発⽣したため、農家は甚⼤な被害を受けている。
(因果関係)そのため、政府の早急な対策が必要である。
© IBM Japan 26
洗練された⽇本語を書く(2)
アマチュアがプロを凌ぐのは、⾳楽の世界だけに限ったものではない。
↓
アマチュアがプロを凌ぐのは、⾳楽の分野に限らない。
検査の結果、即⽇⼊院というかたちになった。
↓
検査の結果、即⽇⼊院した。
デフレの原因としては、アジアの⼯業⼒の増⼤というものが考えられる。
↓
デフレの原因はアジアの⼯業⼒の増⼤と考えられる。
ご使⽤前に取扱説明書を⼀読してから使⽤してください。
↓
ご使⽤前に取扱説明書を⼀読してください。/取扱説明書を⼀読してか
ら使⽤してください。
© IBM Japan 27
洗練された⽇本語を書く(3)
• パラレリズム・・・対⽐・並置は同じ構造の表現
データの⼊⼒/編集・管理/出⼒ → データの⼊⼒・編集・出⼒
• 英語やカタカナ語の乱⽤(⼀般語は英語表記しない)
– 「Application」 ⇒ 「アプリケーション」
– 「インプットする」⇒「⼊⼒する」
• ⼝語表現やあいまいな修飾語はさける
– ⼤量の,たくさんの,かなりの,いくつかの
⇒何に対して⼤量なのか? 世界最⼤の、秒⼀万を超える
• 曖昧さを避ける
– 「本番データ移⾏システム」
本番データの移⾏システムなのか? 本番のデータ移⾏システムなのか?
– 無理な造語(「〜的」「〜性」「〜化」など)を避ける
デザイン性に優れたデジタルカメラ → 優れたデザインのデジタルカメラ
– 無⽣物主語を使う
このシステムによって、作業効率が⼤幅に改善しました。
→このシステムは作業効率を⼤幅に改善しました。
© IBM Japan 28
論⽂における「引⽤」の重要性と注意点
l 引⽤は必要
l 新規性・有⽤性の主張には、関連⽂献を引⽤し、提案内容の位置付け・対⽐を
明確にすることが重要
→新規性・有⽤性は、従来の技術・論⽂と⽐べた差異の⼤きさ
l 引⽤内容は、著者の主張の位置付け等に必要最⼩限で、
かつ引⽤であることの明⽰が必要(著作権法32条)
不適切な引⽤例
l 引⽤の内容なのか 著者独⾃の主張なのか の区別が不明確
l 引⽤元の⽂献等が明⽰してない
(図表や写真を引⽤して加⼯した場合も引⽤元の明⽰が必要)
l 引⽤の内容が⼤部を占め、
それに著者コメントを補⾜したもの
(主従関係が逆)
29
© IBM Japan
図表のマナー
図表の基本的な「お作法」
– キャプションは、表は上、図は下
– カラーは通常はダメ(モノクロ印刷で分かる内容が原則)
– 本⽂から引⽤がないのは論外(挿絵ではない)
本⽂で引⽤の際に、伝えたい要点や考察を明記
- 「実験結果を図3に⽰す」 だけでは不⼗分。
⇒「実験結果(図3)は、〜であることを⽰している」
図表の⾒⽅は、⾃⼰完結でわかるように
– 本⽂を読まなくても、図表の基本的な⾒⽅が分かるように
– グラフの縦・横軸や記号などの意味がわかりにくければ、
図表に付記した「注記」などで補⾜説明
– 図だけが引⽤された時に曲解を避ける
© IBM Japan 30
表1 ・・・の比較評価
注:補足説明
図2 ・・・のシステム構成
(補足説明)
講評の事例(最優秀賞)
• こんな講評がもらえると、すばらしい。
• これまでの常識では不向きとされていた○○処理をクラウドで⾏う上で性能とコストを含めた丁
寧な検討が⾏われている。インスタンスのプロビジョニングの環境によるCPU効率の揺らぎなど
を丁寧に検証している丁寧さに好感が持てる。原単位の設定には、既存物理環境と同等かそれ以
上の処理時間性能を⽰すクラウド上での並列度を処理単価の視点で選定している。グラフや記述
にわかりにくい点はあるが、データとしても相応の正確性がある。考察として述べられている点
は、クラウドとしては⼀般的な価格⽐較であり、実験結果の重要性を⽰していないが、CPU指向
の○○処理のクラウドにおける性能およびコストの分析として貴重な検証結果であると⾔える
31
© IBM Japan
まとめ
• 主張したい新規性・有⽤性を明確にして、その根拠をわかりやすく論述するのが基本
・ まず、「何が新しく、読者に有益な情報か」を⾃問してみよう
・ 論旨展開は、具体的、客観的、論理的に。信頼性は必須要件
• 表題は、狭すぎず、広すぎず、簡潔に
・ 「〜についての⼀考察」などは冗⻑で弱々しい
• 「著者=執筆者」ではない。著者は論⽂の主張点への貢献者。
・ ⼀般に、技術論⽂では2〜3⼈の共著が多い
• 要旨は、前書きではない。⽬的、⽅法、結論の要点を各1⽂で(前提は任意)
• 「はじめに」は、論⽂の位置づけ。専⾨分野以外の読者にもわかりやすく。
推敲を⼗分に!
・ 背景・⽬的は、少し広い視点から、わかりやすく
・ 専⾨⽤語や略語は初出で定義・説明して⼀貫して使う
・ 関連既存論⽂・技術との対⽐・位置づけが重要 (これが不⼗分な論⽂が多い)
• 参考⽂献は最低5編 (解説論⽂は最低10編)。
・ ⼀般論⽂・報告書の引⽤は効果的
・ 社内だけでなく、学界や業界の動向にも着⽬して、引⽤・位置づけすれば、完璧
• 関連論⽂を引⽤した位置付けは重要だが、内容の引⽤は著作権法の「引⽤」条件遵守
・ 引⽤元明⽰、引⽤箇所明確化、必要最⼩限、など、
* 発明処理は論⽂応募より優先
・ 論⽂応募前に発明開⽰書を提出
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© IBM Japan 33
Open
Standard
Processor
Speed
Storage Network Device Application
私たちのテクニカルキャリアとはテクノロジーの探求です。

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