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ビッグデータで視た岡山の交通の実態
- 2. 2
自己紹介
組織 ポジション やっていたこと
東京大学 オリエンテーリング 地図読み、地図作り、クルマ
交通研究室 復旧見込みをなぜ事業者は出さないのか?
空間情報科学
研究センター
略地図の弊害
ナビタイム
ジャパン
経路探索の研究開発 カーナビの経路探索エンジン開発
渋滞、混雑の研究
交通コンサル事業 創設 交通・観光ビッグデータ分析
ルートメディアPJ 創設 交通規制対策、交通マーケティング
太田 恒平(おおた こうへい)
1983年11月06日生 33歳
2017年6月1日 株式会社トラフィックブレイン 設立
- 15. 岡山の渋滞を読み解く
15
広域
• 高速道路は空いている
• 国道は岡山・倉敷市内が渋滞
岡山市内の渋滞ポイント
• 国道
• バイパスも既に渋滞(岡山BP、岡山西BP)
• 国道53号 津島周辺
• 国道優先のために横断方向が渋滞
• 岡山駅東口
• イオンモール周辺など。夕方は動けない。
• 橋
• 桜橋、新京橋、愛生橋、新鶴見橋、JRのアンダー/オーバーパスなど
• 信号
• 右左折方向別に見れば改善の余地がありそう
対策の方向性
• 料金施策などで山陽道に通過交通を流す
• 通勤を公共交通に転換(特に、渋滞しない鉄道)
• ボトルネック交差点の改良が効率的
- 22. 22
いろいろあるプローブデータ
取得機器 提供者 特長
カーナビ ホンダ など
データ量、
位置精度
携帯カーナビ ナビタイム など
開発・提供の
フットワーク
デジタル
タコメーター
富士通(FTRD)
など
商用車、
位置精度
ETC2.0 国交省 省内なら無料
国策ではETC2.0だが、道路のセンサーが必要でデータも粗い。
民間データが幅広く使われている。
- 36. 36(C) NAVITIME JAPAN
時刻表データを用いることで、課題が便単位で見えてきます。
70 53
77
53 53 60 53
59
85
143
65 50 38 17
0分
60分
120分
180分
240分
09:50 11:10 11:25 14:05 16:50 16:55 19:00
出発時刻
乗換時間
乗車船時間
11:25発 広島空港
↓空港連絡バス
11:30着 河内インター
乗換 74分
12:44発 河内インター
↓高速バス
13:16着 竹原フェリー港内
乗換 14分
13:30発 竹原港<北崎港>
↓航路
13:55着 大崎上島垂水港
乗換 55分
14:50発 垂水フェリー前
↓路線バス
15:05着 木江支所
広島空港→大崎上島町木江支所の
最適経路の所要時間(土曜9~21時)
高速ICバス停
での乗換
フェリーからの
乗換
乗換時間
平均65分
「経路検索エンジンを用いた公共交通のサービス水準評価」( 2013.06土木計画学研究発表会)より
• 「平成24年度 広島県公共交通移動活発化検討会」の分析業務の成果
• 広島県内のほぼ全てのバス・フェリーの時刻表を整備した
• 79地点間往復の、1日分の最適経路3,832本のサービス水準を評価した
36
乗換利便性評価への適用例(広島県)
工学院大学オープンカレッジ鉄道講座「乗換検索サービスとビッグデータがもたらす公共交通の変革」より
- 39. 39
検索に表れる終電需要の曜日変動
(C) NAVITIME JAPAN 38
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
11/1 11/8 11/15 11/22 11/29 12/6 12/13 12/20 12/27 1/3 1/10 1/17 1/24 1/31
年末年始の日別終電検索数
金・土曜は
月~木曜の1.9倍
年末に向けて増加 年始に減少
ダイヤは固定的なので、混雑の変動に直結
2014年← →2015年
工学院大学オープンカレッジ鉄道講座「乗換検索サービスとビッグデータがもたらす公共交通の変革」より
- 59. 59
NAVITIME for Japan Travel
© NAVITIME JAPAN
対象期間:2015年1月~12月
赤:滞在 黒:移動中
※滞在:同一1kmメッシュ内にて30分以上連続してデータを取得
利用者の同意のもと、日本全国で2分間隔のGPS測位データを取得・蓄積しています
利用者同意画面(初回起動時) インバウンドGPSデータ蓄積イメージ
Japan Travelではデータ取得の同意を得たアプリ利用者から、
GPS測位データを定期的(※1)に取得し、
個人FIT客の行動分析に活用しています。
※ バックグラウンドを含むアプリ起動時約2分間隔
データ取得期間:
2014年11月~
把握可能なユーザ属性(※2):
国籍・性別・訪日回数・訪日目的(2015年5月~)
※2 初回起動時のアンケート回答による
NAVITIME for Japan Travel
(C) NAVITIME JAPAN 53
サンプル数(実績):
全国年間 104,706 UU
(2016年10月~9月)
全国月間 16,012 UU
(2016年7月)
20170124_ITS-Japan コミュニティプラザ講演資料
- 69. 交通技術の変革
69
戦前) 運輸事業
’50-60) 自動車・道路事業
‘60-70) 動態調査、都市交通計画
‘70-80) 交通管制、運輸指令
‘80-00) ITS、乗換検索 ---定着段階, 主力事業
‘10-) ビッグデータ ---実用段階, 新事業
‘13-) シェアリング ---ビジネス検証・ルール整備
‘16-) 自動運転 ---基礎研究
過去世代の技術で留まっていたら置いていかれる
過去と融合する? 置き換える?