8. 視聴覚資料保存機関からの観点
メリットは認識するが、課題は山積
『The Digital Dilemma』では
THE DIGITAL DILEMMA;The Academy of Motion Picture Arts and Sciences, 2007
THE DIGITAL DILEMMA2;The Academy of Motion Picture Arts and Sciences, 2012
『ザ・デジタル・ジレンマ』 (邦訳版);慶応大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター http://www.dmc.keio.ac.jp/digitalarchives/ro3mup000000151z.html
ハリウッドのデジタル映画保存の状況と合わせ、映画以外の
ジャンル(医療、軍事、地球科学)について調査(2007)
インディーズ映画と、視聴覚アーカイブ組織の現状について調査
(2012)
→デジタルテクノロジーは、映画製作などに対して多大な恩恵を
もたらしているものの、デジタルデータへの長期に渡るアクセスは
保証されていない。また、デジタルデータの維持費の捻出や
人材確保といった問題も大きい。
→デジタルでの恒久的な保存技術の問題を広く認知してもらうべく、
問題意識を共有するために、米国「映画芸術科学アカデミー(AMPAS)」が著し、
公開したドキュメント
映画におけるDigital Preservationの基本的な課題 (1/3)
8/21『映画におけるデジタル保存・活用に関する調査研究事業』 東京国立近代美術館フィルムセンター デジタル映画保存・活用調査研究事業班
9. 『映画におけるデジタル保存・活用に関する調査研究事業』 東京国立近代美術館フィルムセンター デジタル映画保存・活用調査研究事業班
映画におけるDigital Preservationの基本的な課題 (2/3)
“アーカイブは、マスターレベルのコンテンツを、長期にわたって
使用可能なアクセスの機能とともに、保管に適した状況で保存する。
ライブラリは、複写によって作られた所蔵品を要求に応じて貸し出す
一時的な保管場所といえる。 ”
前段として、
映画における「保存」と「活用」の意味合いとは、、、
THE DIGITAL DILEMMA;The Academy of Motion Picture Arts and Sciences, 2007
再度「The Digital Dilemma」を引用し、ここでは
「保存」:アーカイブ
「活用」:ライブラリ
として解釈。
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