2019/3/31卒業式の資料です。

1. 島ぐらしコンシェルジュ
卒業式
石坂達

2. 「人が集うまち」に
必要な仕組み(システム)を
つくる
・「ここで暮らしたい」と
思ってもらう
・接点を持つ
・理想と現実のすり合わせ
・住める条件を揃える
・幸せな生活をおくってもらう
・能力を発揮してもらう
・町のファンとして
関わりをもちつづけてもらう
・広めてもらう
・(島外対象)交流イベント
・都心部でのPR
・移住フェア出展
・メディア運営
(HP、パンフレット、SNS etc)
・会員制度、メルマガ
・移住体験ツアー
・移住相談
・採用マッチング
・町民との引合せ
・(島内対象)交流イベント
・ドリー部チャレンジ！
・くめじま共創局
・会員制度、メルマガ
・(島外対象)交流イベント
・都心部でのPR
・くめじま共創局
学習、啓蒙→より
魅力ある町へ
・島コンラボ
・まちづくり
勉強会
・ラジオ番組
久米島に来たらお互い
幸せになれる
「相性の良い人」
移住希望者
移住者
定住者
住めない
「久米島ファン」

3. 活動の限界
• 情報発信の限界
• 活躍支援の限界
• 「こうしたい！と思う人」
「たくらむ人」
「やる人」をどう増やすか？

4. 活動を通じてわかった「やりたいこと」
まちづくり<「生きていける感」

5. どうしたら生きていける気がするのか？

6. 4つの経済
• 自分たちで食べ物を作る、採る(自給経済)
• 価値のあるものを交換する(交換経済)
• お金を稼ぐ(貨幣経済)
• 人と信頼関係をつくり恩恵を受ける(信用経済)

7. 助け合える共同体

8. 共同体にいれる資格
https://stories.lemonade.com/the-surprising-psychology-of-givers-takers-and-matchers-8a0e5534e29d

9. 9
安く住める家
(シェアハウス、
中長期滞在型ゲストハウス)
生活・遊び道具
(モノの図書館)
プロジェクト型の仕事紹介、
小商い起業支援
(複業ギルド)
生きていける感のある人を増やす
うっかり移住を増やす
プロジェクト
支援
アウトドア
体験、
イベント業
小商いを
自分でも実践する

10. 複業ギルド(島のプロジェクト型仕事紹介×コーワキングスペース(サー
ドプレイス)→小商い型起業推進)
1.希望年収40-100万の差
久米島町民の平均所得は約190万。2018年度の島
コンによる調査では、移住希望者／転出者の希望
年収平均値317.5万／232.4万、中央値300万/240万。
いずれにせよ、40万以上の差がある。
2. 島外への外注による資金とノウ
ハウの流出
年間37億円(2013年)の域外流出。仕事も域外に委
託すれば、ノウハウが島内に蓄積せず産業が高度
化しない
3.個性の発揮への心理的抵抗感・
おもしろみの乏しさ
「ガラスの天井」により個性が発揮しにくい風潮。
しがらみを嫌い・時が止まったかのように感じる。
結果おもしろい仕事がしたい遊牧・狩猟型の人材
が帰ってこない
副業(複業)個人事業主をメンバーとした組合「パラレ
ルワーカーギルド」を立ち上げる
中長期の案件を「プロジェクト」、短期の案件を「タ
スク」とし、ギルドメンバーへ斡旋。紹介料をもらう
プロジェクトの受注をギルドが行い、ギルドメンバー
を手配する。ギルドメンバーの中にはプロジェクトマ
ネジメントができる人材を入れる。
ギルドメンバーは島民のほか、移住希望者や久米島
ファン、出郷者や転出者など関係人口層も入れる。
「久米島に来たことがあり、ギルドの方針に賛同し、
人格的にも問題ないこと」が条件(仮)。これにより、
人材の確保と域内(久米島ファン圏内)での経済循環を
実現する。
ギルドメンバーの交流・ワークスペースを用意(コ
ワーキングスペース仲原家が候補)。案件を、ボード
上にクエストを受注できるかのように提示。メンバー
の交流イベントなども実施。
創業支援事業と積極的に連動する。複業型個人事業主
を育て、新規メンバーを獲得、事業立ち上げに協力し
つつ新たな案件を開拓する
1. 所得の向上
希望年収の差を埋めるには、希望者自身の手で収入源
を確保できる。
2. 地域経済循環の向上、ノウハウ
の蓄積
島内に請負先がないがために地域外に流出するお金を
留める。ノウハウを蓄積し、島内でより高次な仕事が
できる人材を増やす。これにより、地域経済循環の改
善と産業の高度化を実現する。
3. 個人の創造性発揮と共創の推進
による「おもしろい町」
個人の創造性を発揮しやすく、コラボレーションが起
きやすい仕組みをつくる。これにより、遊牧型、狩猟
型の人材が惹かれ集まるような、おもしろみあふれる
町をつくる。
久米島の課題 実現したいこと 課題解決策「パラレルワーカーギルド」

11. モノの図書館
「モノの図書館」とは？
図書館で本を借りるように、地域での暮らしに役にたつモノを貸し出
しするサービス。カナダのトロントで始まり、アメリカ、ヨーロッパ
を中心に世界各地で展開されている。
なぜ「モノの図書館」なのか？
1.生活コストの削減
草刈り機、高圧洗浄機、工具など、個人で所有すると高価なものを
廉価でシェアすることで、住民の生活コストが削減できる。
2.住民のコミュニティ形成への寄与
道具を貸し借りするような場が生まれることで、その場を起点とし
たコミュニティが発生しうる。たとえば住民有志によるDIYセミナー
や、釣り講座、アウトドアイベント、映画上映会など、シェアされ
るアイテムを起点としたコミュニティ形成が期待できる。居場所づ
くりや交流促進などの波及効果が期待できる。
3.低価格で即座に田舎暮らしが楽しくなる
移住したての人や中長期滞在者は、その地域を楽しむ季節ごとの知
識、仲間、道具が足りないことが多い。これら田舎暮らしが楽しく
なるようなリソースにアプローチしやすくなれば、暮らしが楽しく
なり、地域にも愛着がわき、様々な相乗効果が期待できる。
4. シェアハウス・ゲストハウスとの相乗効果
シェアハウス住民、ゲストハウス利用者への優待サービスを提供。
相乗効果が期待できる
パタゴニアも物品寄付。買うよりもシェアの時代、"質"をあげてさらに浸透するか？「モノの図書館」 | HEAPS http://heapsmag.com/do-
you-still-want-to-buy-Patagonia-supports-the-library-of-things-sharing-things-new-life-style-london

12. シェアハウス運営
なぜ「シェアハウス」なのか？
1.地域内外の人材が継続して関われる拠点
地域内外の人材(移住希望者、地域外在住ギルドメンバー、中長期
滞在者、転出者)
2.移住関連で収益が上げられる領域
移住・定住の推進が利益につながるビジネスモデルであり、事業
の拡大が町のためにもなる
3.引っ越し、生活コストの削減
敷金・礼金が少額で、生活に必要な家具家電などを個人で用意し
なくてもよい物件を用意することで、地域への転入のハードルを
下げることができる。また、固定費の中で大きな割合を占める家
賃も削減することで、暮らしの見通しを立てやすくする
4.空き物件が少ない地域のソリューション
世帯あたりの人数を増やすことで、空き物件の少ない地域におけ
る物件開拓のコスパを上げる
5.転入者の孤立防止
交流拠点となることで、転入者の孤立を防止する
実施すること
低コスト型シェアハウスの立ち上げと運営
ドミトリー形式、敷金礼金ゼロ、管理費有 家賃2万程度
運営側と設立に関して合意済
「モノの図書館」との連動
暮らしが便利に・楽しくなるモノをシェアすることで滞在の長期化、暮らしの満足度向上を狙え
る
費用
各種住宅ローン、創業に関する融資を利用
リバ邸総合サイト | 現代の駆け込み寺シェアハウス http://liverty-house.com/

13. どうなるのか
モノの図書館
シェアハウス・
ゲストハウス運営
パラレル
ワーカーズ
ギルド 移住希望者
他地域在住の
リモートワーカー
久米島在住者久米島出身者
転居の初期
費用、生活
コスト低下
シェアにより
島ぐらしが
安く・楽しく
暮らしの
充実
相乗
効果
仕事の充実

14. これからどうするのか
Lv.1 バイト×個人事業で生計を立てる
Lv.2 アウトドア体験、イベント業で小商いをする
Lv.3 島内のプロジェクトに関わる
Lv.4 コワーキングスペース、シェアハウス、ゲストハウス、チャレ
ンジショップなどの運営
Lv.5 複業・小商い人材の育成

15. 合同会社PLUCK(準備中)