民族誌学/エスノグラフィーのフィールドーワーカーから学ぶアジャイルコーチとしての生き方。 フィールドワーカーとは他の文化圏、他の民族の中に入り、中からそのシステムを観察し、何らかの研究結果を出していく仕事です。 外部アジャイルコーチは、NOT SCRUM 文化圏や伝統的IT文化圏の中に入り、中からそのシステムを観察し、何らかの変化をシステムに与えていく仕事です。 観察し、解析し、なんらかの仕事をする。このサイクルはかなり共通点が多いと考えています。 アジャイルコーチもフィールドワーカーも「カルチャーショック」を潜り込んだ先で受けますし、相手側は「フィールドワーカーショック」をフィールドワーカーから受けます。コーチの場合は「アジャイルコーチショック」とでもいうのか。その場合の影響の最小化の仕方、最大化の仕方。記録のとどめ方。 また、アジャイルコーチもフィールドワーカーも人間ですから、段々と精神が不安定になってくることもあります。その場合の乗り切り方(例えば「正直な日記」の書き方)。うまくいってる時はいってる時で、どのような観察をフィールドワーカーとしてすべきなのか?(厚い記述と薄い記述の話)。 等々、フィールドーワーカーから学べる事は非常に多いと考えています。