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シェーダ体系の話
株式会社セガ 大森 克彦
::
・ 概要
今は、絵作り=シェーダー技術=カメラ,光学論 という理系的な印象が強いですね。
しかし実際の技術は、アーティストが絵画を描き、ドットを打ち、プログラマはコードで絵
を描いてメガデモ動かして、そんな中から発見されてきたテクニックの集積なのです。
集まったテクニックを 整理する為の言語として、 光学用語が重宝されている面もあります。
::
・ 概要
今回は 光学用語の代わりに、絵を描く時の思考。造形とテクスチャ、遠近法など
美 術 の 言 葉 と 、 旧 来 の ゲ ー ム ア ー ト 技 術 小 ネ タ の 延 長 と し て 、
シ ェ ー ダ 技 術 の 核 と な る ア イ デ ア を 説 明 し て み ま す 。
::
・ 概要
① 造形とテクスチャ(質感)
② ツルツル と ザラザラ
③ 光景のなかの 陰影
④ 遠近法
① 造形とテクスチャ(質感)
ゲーム制作で テクスチャというとモデルに貼る絵ですが、本来の意味は質感です。
① 造形とテクスチャ(質感)
造形
テクスチャ
(質感)
モ ノ を 目 で 捉 え て み て 、 頭 の 中 に 立 体 構 造 と し て 描 か れ る 分 が 造 形 。
残り の 、 細か いパ ター ンや 触覚 とし て印 象に 残る 部分 が質 感 、 テク スチ ャで す 。
① 造形とテクスチャ(質感)
C G 黎 明 期 は ロ ー ポ リ に 画 像 貼 っ て 終 わ り だ っ た の で 、 こ れ ら に
モ デ ル と テ ク ス チ ャ 、 と い う 言 葉 が 割 り 当 て ら れ ま し た 。 .
① 造形とテクスチャ(質感)
し か し 現 在 、 モ デ ル に イ メ ー ジ テ ク ス チ ャ を 貼 る こ と と
モ デ ル に テ ク ス チ ャ 、 質 感 を 付 け る こ と は 、 大 き く 違 い ま す 。 .
こ の 言 葉 の 誤 解 が 、 ア ー テ ィ ス ト が モ デ ル と テ ク ス チ ャ に ば か り
絵 心 を 発 揮 し 、 質 感 調 整 を 忘 れ が ち な 、 原 因 な の か も し れ ま せ ん 。
② ツルツル と ザラザラ
質 感 と は … ツ ル ツ ル し て い る か ザ ラ ザ ラ し て い る か 。
② ツルツル と ザラザラ
中距離
ザラザラした壁
ザ ラ ザ ラ し た 壁 の 表 面 を 、 ア ッ プ で 見 る と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ
近距離
ザラザラした壁の
ツルツルした凹凸
・ ・ ・ 凹 凸 の 立 体 構 造 が 見 え て き ま す 。 そ の 表 面 は ツ ル ツ ル 。
② ツルツル と ザラザラ
中距離
ザラザラした壁
逆 に こ の 壁 の 表 面 を 、 引 き で 見 て み る と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ
遠距離
ツルツルした壁
・ ・ ・ 細 部 が 見 え な く な っ て 、 ツ ル ツ ル の 面 に 見 え て き ま す 。
② ツルツル と ザラザラ
ガラや色は 描いて表現できますが、距離で変わる質感となると 他の表現手段が必要です。
どん な表 現を 加え るか 、シ ェー ダを 設計 する 人間 の 絵心 が問 われ る部 分で す 。
② ツルツル と ザラザラ
汎用 ディティールマップ
質感の違い=凹凸のスケール感の違い、という まとめ方は、ひとつの答えです。
こ の 考 え 方 は 、 某 ゲ ー ム エ ン ジ ン を き っ か け に 、 .
汎 用 デ ィ テ ィ ー ル マ ッ プ と い う 形 で 普 及 し ま し た 。 . .
② ツルツル と ザラザラ
同 じ モ デ ル に 同 じ テ ク ス チ ャ を 、 違 う ス ケ ー ル で 貼 っ て み ま す 。
② ツルツル と ザラザラ
ツルツル ザラザラ
ツ ル ツ ル に は 小 さ く 、 ザ ラ ザ ラ に は 大 き く 貼 り ま す 。
② ツルツル と ザラザラ
ツルツル ザラザラ
アップで見れば、ツルツルには細部のザラザラが表れ、ザラザラは凹凸構造が見えてきます。
② ツルツル と ザラザラ
一般的なMIPMAP
汎用ディティールマップ
MIPMAPは質感の維持を優先
質 感 を 表 現 す る の が 目 的 な の で 、 M I P M A P に も
マ ッ ト ペ イ ン ト の テ ク ス チ ャ ブ ラ シ の よ う な 工 夫 を 入 れ ま す 。
② ツルツル と ザラザラ
スペキュラ ディフューズ
一 般 的 な ゲ ー ム シ ェ ー ダ で は 、 ツ ル ツ ル の 表 現 と ザ ラ ザ ラ の 表 現 を 用 意 し 、
② ツルツル と ザラザラ
スペキュラ ディフューズ 中間の質感
→
. こ れ ら を ブ レ ン ド す る 事 で 中 間 の 質 感 を 表 現 し て い ま す 。 .
② ツルツル と ザラザラ
スペキュラ ディフューズ 中間の質感
→
こ の 、 両 極 端 の ブ レ ン ド で 中 間 を 表 現 す る 、 と い う の も 近 似 的 な 手 法 、
デ フ ォ ル メ と 言 え ま す 。 そ こ に は 理 論 よ り も 、 開 発 者 の 絵 心 が 入 っ て い ま す 。
② ツルツル と ザラザラ
一 方 で 、 近 似 で は な く 中 間 の 質 感 も き ち ん と 計 算 し て 表 現
す る 手 法 も 、 台 頭 し て き て い ま す 。 物 理 レ ン ダ リ ン グ な ど 。
② ツルツル と ザラザラ |異方性
頭髪の質感には、凹凸のスケールという考え方では表現し切れない光沢を感じます。
ア ッ プ で よ く 見 る と 、 髪 の 毛 の 円 柱 が た く さ ん 並 ん で 流 れ を 作 っ て い ま す 。
② ツルツル と ザラザラ |異方性
. 一 本 の 円 柱 を 拡 大 し て 見 て み る と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
. ・ ・ ・ 丸 ま っ て い る 横 方 向 に は 広 く 周 り の 景 色 を 映 し こ み 、 .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
. ・ ・ ・ 直 線 的 な 縦 方 向 に は 狭 い 範 囲 を 映 し こ む の で 、 .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
. ・ ・ ・ 結 果 、 光 源 の 映 り 込 み で あ る ハ イ ラ イ ト は 縦 に 伸 び ま す 。 .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
横に広い範囲の景色を映しているのが効いて 、広い範囲に光源が映り込みます 。
② ツルツル と ザラザラ |異方性
そして目のピントを毛から外すと… いわゆる天使の輪のような ハイライトが出来上がります。
② ツルツル と ザラザラ |異方性
髪 の 毛 の シ ェ ー ダ で は 、 大 抵 こ れ を 模 し て 、 面 の 流 れ を 元 に .
ハ イ ラ イ ト を 縦 横 に 引 き 延 ば す 処 理 を 行 っ て い ま す 。 .
方 向 に よ っ て 偏 り を 付 け る の で 、 異 方 性 シ ェ ー ダ と 呼 ば れ ま す 。 .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海 面 な ど も 、 実 物 を 観 察 す る と こ の 異 方 性 が 目 に つ き ま す 。
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海面 平面
上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海面 平面
上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海面 平面
上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海面 平面
上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海面 平面
人 間 の 目 線 に 降 り て く る と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海面 平面
人 間 の 目 線 に 降 り て く る と ・ ・ ・ .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
海面 平面
波 の 凹 凸 が パ ー ス を 持 ち 、 互 い を 隠 し あ う 事 で 、 毛 を 横 に 流 し た と き の
よ う な 異 方 性 が 現 れ 、 ハ イ ラ イ ト は 縦 に 伸 び ま す 。 .
② ツルツル と ザラザラ |異方性
ザラザラした面を傾けると異方性が出てくる、というのは 海面に限らない現象なので、
ち ょ っ と 凝 っ た ス ペ キ ュ ラ シ ェ ー ダ に も こ の 傾 向 が 表 現 さ れ て い ま す 。
③ 光景のなかの 陰影
③ 光景のなかの 陰影
アーティストの画像にプログラマのシェーダが手を加える もう一つの必要性は、
当 然 、 そ の シ ー ン の 状 況 、 陰 影 に 馴 染 ま せ る 必 要 が あ る か ら で す 。
③ 光景のなかの 陰影
陰 影 を 絵 で 描 く と き に は 、 そ の 光 は ど こ か ら 来 た の か 。 何 の 色 で
照 ら さ れ て い る の か 。 分 け て 考 え る こ と で リ ア リ テ ィ を 上 げ ま す 。
③ 光景のなかの 陰影
シ ェ ー ダ も 考 え 方 は 一 緒 で 、 光 が モ ノ を 照 ら し 、 そ れ ら の モ ノ が ま た
周 囲 の モ ノ を 照 ら す 表 現 を 、 ケ ー ス バ イ ケ ー ス で 描 い て 足 し て い き ま す 。
③ 光景のなかの 陰影
光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術
光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ
光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ
光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的)
・環境マップ
光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など)
・光が滲むようにボカした 環境マップ
・周囲の色を取得し、いくつかの光源に
着色して 面を照らす
シ ェ ー ダ も 考 え 方 は 一 緒 で 、 光 が モ ノ を 照 ら し 、 そ れ ら の モ ノ が ま た
周 囲 の モ ノ を 照 ら す 表 現 を 、 ケ ー ス バ イ ケ ー ス で 描 い て 足 し て い き ま す 。
③ 光景のなかの 陰影
光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術
光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ
光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ
光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的)
・環境マップ
光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など)
・光が滲むようにボカした 環境マップ
・周囲の色を取得し、いくつかの光源に
着色して 面を照らす
先ほども出たスペキュラとディフューズ、これらは光源に 直接モノが照らされる表現です。
③ 光景のなかの 陰影
光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術
光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ
光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ
光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的)
・環境マップ
光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など)
・光が滲むようにボカした 環境マップ
・周囲の色を取得し、いくつかの光源に
着色して 面を照らす
周 囲 の モ ノ に 照 ら さ れ る 間 接 光 の 表 現 は 、 ま っ と う に や る と 処 理 が 重 い で す 。
③ 光景のなかの 陰影
光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術
光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ
光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ
光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的)
・環境マップ
光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など)
・光が滲むようにボカした 環境マップ
・周囲の色を取得し、いくつかの光源に
着色して 面を照らす
な の で 、 今 も 様 々 な 近 似 テ ク ニ ッ ク が 開 発 さ れ て い っ て い ま す 。
③ 光景のなかの 陰影
ク ラ シ ッ ク な 手 法 は 環 境 マ ッ プ 。 く っ き り し た 鏡 の 表 現 と し て 始 ま り ・ ・ ・
③ 光景のなかの 陰影
ぼ や け た 間 接 光 を ぼ や け た 環 境 マ ッ プ で 表 現 す る よ う に な り ま し た 。
③ 光景のなかの 陰影
周 り の 景 色 が 映 っ て い る の に 自 分 が 映 り 込 ま な い と い う 弱 点 へ の 対 策 と し て
自 分 が 自 分 に 映 り 込 む の だ け 先 に 描 い て お く 、 A O ( ア ン ヒ ゙ エ ン ト オ ク ル ー シ ゙ ョ ン ) 。
③ 光景のなかの 陰影
光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術
光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ
光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ
光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的)
・環境マップ
光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など)
・光が滲むようにボカした 環境マップ
・周囲の色を取得し、いくつかの光源に
着色して 面を照らす
③ 光景のなかの 陰影
ぼ や け た 環 境 マ ッ プ の 代 わ り に 周 囲 の モ ノ の 色 を ・ ・ ・
③ 光景のなかの 陰影
③ 光景のなかの 陰影
…いくつかの光源に変換して照らす手法など、間接光の表現手段は多様化しています。
③ 光景のなかの 陰影
不透明
も う ひ と つ 。 半 透 明 の 表 現 、 と い う 歴 史 が あ り ま す 。
③ 光景のなかの 陰影
完全透明
完 全 に 透 明 な も の は 、 目 に 見 え ま せ ん 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明
半 透 明 な も の は 、 濁 っ て い た り 屈 折 す る 事 で 目 に 見 え る の で す 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
濁 り と 屈 折 を 、 ケ ー ス バ イ ケ ー ス で 表 現 し て い き ま す 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
濁 り を ま っ と う に や る に は ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ 。 重 い で す 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
大 抵 は 、 背 景 の 上 に 不 透 明 の モ ノ を 薄 く 重 ね て 描 く 事 で 済 ま せ て き ま し た 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
モ ノ の マ ス ク を 乗 算 合 成 し て 後 ろ の 光 景 を 弱 め て か ら ・ ・ ・ .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
・ ・ ・ モ ノ の 発 光 ぶ ん を 加 算 合 成 す る 。 厚 み を 無 視 し た 、
カ キ ワ リ 一 枚 の ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ 、 と も 言 え ま す 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
S S S ( サ フ ゙ サ ー フ ェ イ ス ス キ ャ ッ タ リ ン ク ゙ ) は 、 ひ と 肌 な ど 、 ち ょ っ と だ け
透 明 な モ ノ に 限 定 し た 、 ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ で す 。 . .
③ 光景のなかの 陰影
後 ろ か ら の 光 と 前 か ら の 光 を 少 し 滲 ま せ て 、 モ ノ に 透 明 感 を 与 え ま す 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
屈 折 を ま っ と う に や る に は レ イ ト レ ー シ ン グ 。 重 い で す 。 .
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
大抵は、半透明合成の時に 端の方を不透明に近づける、という程度で表現しています。
空のガラス瓶などが、端が屈折して向こうが見え難くなる印象に 基づいた表現です。
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など)
虹色は、エフェクトにおける屈折表現としてメジャーです。プリズム的に色を散らします。.
③ 光景のなかの 陰影
半透明の性質 表現するための技術
濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い)
・薄く描く (いわゆる半透明合成)
・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング)
屈折 ・レイトレース (重い)
・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル)
・ちょっとだけ虹色を入れる
・後ろの光景を歪めて貼る (水滴、窓越しの室内など)
画 面 に 付 い た 水 滴 や 陽 炎 な ど 、 後 ろ の 光 景 を 画 像 と し て 用 意 で き る 場 合 は 、
こ れ を 歪 め て 貼 る 事 で 屈 折 し な が ら ス ケ て い る よ う に 見 せ る 事 が で き ま す 。
④ 遠近法
最 後 に 、 遠 近 法 を 表 現 す る 為 に 作 ら れ た テ ク ニ ッ ク に つ い て 触 れ て お き ま す 。
④ 遠近法
遠近法の種類 表現するための技術
パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影)
密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ
・カメラのピント表現
空気遠近法 ・フォグ
・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ
④ 遠近法
遠近法の種類 表現するための技術
パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影)
密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ
・カメラのピント表現
空気遠近法 ・フォグ
・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ
パースは当然、3D空間を2Dモニターに表示する為に使われている根幹技術です。
融通がきかない事も多いですが、カメラでレイアウトを取り出すのは、絵心です。
④ 遠近法
遠近法の種類 表現するための技術
パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影)
密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ
・カメラのピント表現
空気遠近法 ・フォグ
・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ
密度差の遠近法は、特定の技術というよりも、モデルやエフェクトを各自 工夫する事で
表現されてきた部分です。LODモデルで段階的に造形のデフォルメ強度を変えてゆく、など。
④ 遠近法
情報密度を調整する流行りの手法といえば、光学レンズブラーによるピント表現でしょうか。
④ 遠近法
ガウスブラーで
ボカしたバッファを
奥行きでブレンド
ブ ラ ー 有 り 無 し 2 枚 を 奥 行 き で ブ レ ン ド し て い た ピ ン ト 表 現 が ・ ・ ・
④ 遠近法
光学レンズブラー
…距離と輝度に応じて各ピクセルが膨らむ、レンズブラーに代わる事で、美しくなりました。
④ 遠近法
近く
遠く
→
レンズブラーには、強い発光物が遠くに行っても存在感が残る、という特性があります。
④ 遠近法
近く
遠く
→
昔からゲームでは、遠くにある敵の弾やライバル車のバックライトなど、スプライトを
距離に応じて小さくし過ぎない事で 視認性を高めてきましたが、同じ効果が期待できます。
④ 遠近法
遠近法の種類 表現するための技術
パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影)
密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ
・カメラのピント表現
空気遠近法 ・フォグ
・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ
空 気 遠 近 法 は 、 フ ォ グ か ら ラ イ ト ス キ ャ ッ タ フ ォ グ に 発 展 し ま し た 。
④ 遠近法
フォグ ライトスキャッタ
奥 が 単 色 に 霞 ん で い た の が 、 霧 に 陰 影 が 入 る よ う に な っ た の で す 。
④ 遠近法
太 陽 に 照 ら さ れ た 地 球 の 大 気 、 そ の 中 に カ メ ラ が 居 る 、
と い う イ メ ー ジ の ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ で す 。
④ 遠近法
ライトスキャッタはHDRバッファやカラーコレクションと同時期に普及しました。
HDRバッファとは フォトショップで言う32bitカラーモード。色の精度が高くなりました。
そしてカラーコレクション。フォトショップで言うレベル補正などの色調補正フィルタが
リ ア ル タ イ ム で 使 え る よ う に な っ た 形 で す 。 .
④ 遠近法
HDRバッファでは 色が潰れにくい
こ れ に よ り 、 昔 の フ ォ グ の よ う に 、 遠 距 離 に だ け 掛 け る の で は な く 、
④ 遠近法
・ ・ ・ た っ ぷ り 手 前 ま で ラ イ ト ス キ ャ ッ タ フ ォ グ を 掛 け て 、
④ 遠近法
カラーコレクションでコントラストを引き戻す、というコンボが可能になりました。
④ 遠近法
こ う す る 事 で 、 プ レ ー ヤ ー の 注 目 す る 中 距 離 部 分 に は
コ ン ト ラ ス ト を 維 持 し た ま ま 大 気 の 色 が 加 え ら れ 、 ピ ン ト ア ウ ト し て 欲 し い
遠景と近々景は ちょっとシルエットに落とした、マットペイント的な絵が作れます。
::
・ まとめ
以上、絵を描く人に極力 伝わりやすい言葉で シェーダ体系を説明する、という試みでした。
シェ ーダ 周り の技 術を 、な るべ くア ーテ ィス ト達 に理 解し て貰 い 、 絵心 をも っ て
コ ン ト ロ ー ル し て い っ て 欲 し い 、 と い う ニ ー ズ を 、 共 有 で き た ら と 思 い ま す 。

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シェーダ体系の話

  • 3. :: ・ 概要 今回は 光学用語の代わりに、絵を描く時の思考。造形とテクスチャ、遠近法など 美 術 の 言 葉 と 、 旧 来 の ゲ ー ム ア ー ト 技 術 小 ネ タ の 延 長 と し て 、 シ ェ ー ダ 技 術 の 核 と な る ア イ デ ア を 説 明 し て み ま す 。
  • 4. :: ・ 概要 ① 造形とテクスチャ(質感) ② ツルツル と ザラザラ ③ 光景のなかの 陰影 ④ 遠近法
  • 6. ① 造形とテクスチャ(質感) 造形 テクスチャ (質感) モ ノ を 目 で 捉 え て み て 、 頭 の 中 に 立 体 構 造 と し て 描 か れ る 分 が 造 形 。 残り の 、 細か いパ ター ンや 触覚 とし て印 象に 残る 部分 が質 感 、 テク スチ ャで す 。
  • 7. ① 造形とテクスチャ(質感) C G 黎 明 期 は ロ ー ポ リ に 画 像 貼 っ て 終 わ り だ っ た の で 、 こ れ ら に モ デ ル と テ ク ス チ ャ 、 と い う 言 葉 が 割 り 当 て ら れ ま し た 。 .
  • 8. ① 造形とテクスチャ(質感) し か し 現 在 、 モ デ ル に イ メ ー ジ テ ク ス チ ャ を 貼 る こ と と モ デ ル に テ ク ス チ ャ 、 質 感 を 付 け る こ と は 、 大 き く 違 い ま す 。 . こ の 言 葉 の 誤 解 が 、 ア ー テ ィ ス ト が モ デ ル と テ ク ス チ ャ に ば か り 絵 心 を 発 揮 し 、 質 感 調 整 を 忘 れ が ち な 、 原 因 な の か も し れ ま せ ん 。
  • 9. ② ツルツル と ザラザラ 質 感 と は … ツ ル ツ ル し て い る か ザ ラ ザ ラ し て い る か 。
  • 10. ② ツルツル と ザラザラ 中距離 ザラザラした壁 ザ ラ ザ ラ し た 壁 の 表 面 を 、 ア ッ プ で 見 る と ・ ・ ・ .
  • 11. ② ツルツル と ザラザラ 近距離 ザラザラした壁の ツルツルした凹凸 ・ ・ ・ 凹 凸 の 立 体 構 造 が 見 え て き ま す 。 そ の 表 面 は ツ ル ツ ル 。
  • 12. ② ツルツル と ザラザラ 中距離 ザラザラした壁 逆 に こ の 壁 の 表 面 を 、 引 き で 見 て み る と ・ ・ ・ .
  • 13. ② ツルツル と ザラザラ 遠距離 ツルツルした壁 ・ ・ ・ 細 部 が 見 え な く な っ て 、 ツ ル ツ ル の 面 に 見 え て き ま す 。
  • 14. ② ツルツル と ザラザラ ガラや色は 描いて表現できますが、距離で変わる質感となると 他の表現手段が必要です。 どん な表 現を 加え るか 、シ ェー ダを 設計 する 人間 の 絵心 が問 われ る部 分で す 。
  • 15. ② ツルツル と ザラザラ 汎用 ディティールマップ 質感の違い=凹凸のスケール感の違い、という まとめ方は、ひとつの答えです。 こ の 考 え 方 は 、 某 ゲ ー ム エ ン ジ ン を き っ か け に 、 . 汎 用 デ ィ テ ィ ー ル マ ッ プ と い う 形 で 普 及 し ま し た 。 . .
  • 16. ② ツルツル と ザラザラ 同 じ モ デ ル に 同 じ テ ク ス チ ャ を 、 違 う ス ケ ー ル で 貼 っ て み ま す 。
  • 17. ② ツルツル と ザラザラ ツルツル ザラザラ ツ ル ツ ル に は 小 さ く 、 ザ ラ ザ ラ に は 大 き く 貼 り ま す 。
  • 18. ② ツルツル と ザラザラ ツルツル ザラザラ アップで見れば、ツルツルには細部のザラザラが表れ、ザラザラは凹凸構造が見えてきます。
  • 19. ② ツルツル と ザラザラ 一般的なMIPMAP 汎用ディティールマップ MIPMAPは質感の維持を優先 質 感 を 表 現 す る の が 目 的 な の で 、 M I P M A P に も マ ッ ト ペ イ ン ト の テ ク ス チ ャ ブ ラ シ の よ う な 工 夫 を 入 れ ま す 。
  • 20. ② ツルツル と ザラザラ スペキュラ ディフューズ 一 般 的 な ゲ ー ム シ ェ ー ダ で は 、 ツ ル ツ ル の 表 現 と ザ ラ ザ ラ の 表 現 を 用 意 し 、
  • 21. ② ツルツル と ザラザラ スペキュラ ディフューズ 中間の質感 → . こ れ ら を ブ レ ン ド す る 事 で 中 間 の 質 感 を 表 現 し て い ま す 。 .
  • 22. ② ツルツル と ザラザラ スペキュラ ディフューズ 中間の質感 → こ の 、 両 極 端 の ブ レ ン ド で 中 間 を 表 現 す る 、 と い う の も 近 似 的 な 手 法 、 デ フ ォ ル メ と 言 え ま す 。 そ こ に は 理 論 よ り も 、 開 発 者 の 絵 心 が 入 っ て い ま す 。
  • 23. ② ツルツル と ザラザラ 一 方 で 、 近 似 で は な く 中 間 の 質 感 も き ち ん と 計 算 し て 表 現 す る 手 法 も 、 台 頭 し て き て い ま す 。 物 理 レ ン ダ リ ン グ な ど 。
  • 24. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 頭髪の質感には、凹凸のスケールという考え方では表現し切れない光沢を感じます。 ア ッ プ で よ く 見 る と 、 髪 の 毛 の 円 柱 が た く さ ん 並 ん で 流 れ を 作 っ て い ま す 。
  • 25. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 . 一 本 の 円 柱 を 拡 大 し て 見 て み る と ・ ・ ・ .
  • 26. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 . ・ ・ ・ 丸 ま っ て い る 横 方 向 に は 広 く 周 り の 景 色 を 映 し こ み 、 .
  • 27. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 . ・ ・ ・ 直 線 的 な 縦 方 向 に は 狭 い 範 囲 を 映 し こ む の で 、 .
  • 28. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 . ・ ・ ・ 結 果 、 光 源 の 映 り 込 み で あ る ハ イ ラ イ ト は 縦 に 伸 び ま す 。 .
  • 29. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
  • 30. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
  • 31. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
  • 32. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 こ ん な 円 柱 の 髪 の 毛 を 並 べ て い く と ・ ・ ・ .
  • 33. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 横に広い範囲の景色を映しているのが効いて 、広い範囲に光源が映り込みます 。
  • 34. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 そして目のピントを毛から外すと… いわゆる天使の輪のような ハイライトが出来上がります。
  • 35. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 髪 の 毛 の シ ェ ー ダ で は 、 大 抵 こ れ を 模 し て 、 面 の 流 れ を 元 に . ハ イ ラ イ ト を 縦 横 に 引 き 延 ば す 処 理 を 行 っ て い ま す 。 . 方 向 に よ っ て 偏 り を 付 け る の で 、 異 方 性 シ ェ ー ダ と 呼 ば れ ま す 。 .
  • 36. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海 面 な ど も 、 実 物 を 観 察 す る と こ の 異 方 性 が 目 に つ き ま す 。
  • 37. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海面 平面 上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
  • 38. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海面 平面 上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
  • 39. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海面 平面 上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
  • 40. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海面 平面 上か ら見 ると デ コボ コで 、必 ずし も流 れが 見え るワ ケで はあ りま せん が ・ ・ ・
  • 41. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海面 平面 人 間 の 目 線 に 降 り て く る と ・ ・ ・ .
  • 42. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海面 平面 人 間 の 目 線 に 降 り て く る と ・ ・ ・ .
  • 43. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 海面 平面 波 の 凹 凸 が パ ー ス を 持 ち 、 互 い を 隠 し あ う 事 で 、 毛 を 横 に 流 し た と き の よ う な 異 方 性 が 現 れ 、 ハ イ ラ イ ト は 縦 に 伸 び ま す 。 .
  • 44. ② ツルツル と ザラザラ |異方性 ザラザラした面を傾けると異方性が出てくる、というのは 海面に限らない現象なので、 ち ょ っ と 凝 っ た ス ペ キ ュ ラ シ ェ ー ダ に も こ の 傾 向 が 表 現 さ れ て い ま す 。
  • 46. ③ 光景のなかの 陰影 アーティストの画像にプログラマのシェーダが手を加える もう一つの必要性は、 当 然 、 そ の シ ー ン の 状 況 、 陰 影 に 馴 染 ま せ る 必 要 が あ る か ら で す 。
  • 47. ③ 光景のなかの 陰影 陰 影 を 絵 で 描 く と き に は 、 そ の 光 は ど こ か ら 来 た の か 。 何 の 色 で 照 ら さ れ て い る の か 。 分 け て 考 え る こ と で リ ア リ テ ィ を 上 げ ま す 。
  • 48. ③ 光景のなかの 陰影 シ ェ ー ダ も 考 え 方 は 一 緒 で 、 光 が モ ノ を 照 ら し 、 そ れ ら の モ ノ が ま た 周 囲 の モ ノ を 照 ら す 表 現 を 、 ケ ー ス バ イ ケ ー ス で 描 い て 足 し て い き ま す 。
  • 49. ③ 光景のなかの 陰影 光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術 光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ 光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ 光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的) ・環境マップ 光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など) ・光が滲むようにボカした 環境マップ ・周囲の色を取得し、いくつかの光源に 着色して 面を照らす シ ェ ー ダ も 考 え 方 は 一 緒 で 、 光 が モ ノ を 照 ら し 、 そ れ ら の モ ノ が ま た 周 囲 の モ ノ を 照 ら す 表 現 を 、 ケ ー ス バ イ ケ ー ス で 描 い て 足 し て い き ま す 。
  • 50. ③ 光景のなかの 陰影 光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術 光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ 光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ 光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的) ・環境マップ 光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など) ・光が滲むようにボカした 環境マップ ・周囲の色を取得し、いくつかの光源に 着色して 面を照らす 先ほども出たスペキュラとディフューズ、これらは光源に 直接モノが照らされる表現です。
  • 51. ③ 光景のなかの 陰影 光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術 光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ 光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ 光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的) ・環境マップ 光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など) ・光が滲むようにボカした 環境マップ ・周囲の色を取得し、いくつかの光源に 着色して 面を照らす 周 囲 の モ ノ に 照 ら さ れ る 間 接 光 の 表 現 は 、 ま っ と う に や る と 処 理 が 重 い で す 。
  • 52. ③ 光景のなかの 陰影 光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術 光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ 光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ 光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的) ・環境マップ 光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など) ・光が滲むようにボカした 環境マップ ・周囲の色を取得し、いくつかの光源に 着色して 面を照らす な の で 、 今 も 様 々 な 近 似 テ ク ニ ッ ク が 開 発 さ れ て い っ て い ま す 。
  • 53. ③ 光景のなかの 陰影 ク ラ シ ッ ク な 手 法 は 環 境 マ ッ プ 。 く っ き り し た 鏡 の 表 現 と し て 始 ま り ・ ・ ・
  • 54. ③ 光景のなかの 陰影 ぼ や け た 間 接 光 を ぼ や け た 環 境 マ ッ プ で 表 現 す る よ う に な り ま し た 。
  • 55. ③ 光景のなかの 陰影 周 り の 景 色 が 映 っ て い る の に 自 分 が 映 り 込 ま な い と い う 弱 点 へ の 対 策 と し て 自 分 が 自 分 に 映 り 込 む の だ け 先 に 描 い て お く 、 A O ( ア ン ヒ ゙ エ ン ト オ ク ル ー シ ゙ ョ ン ) 。
  • 56. ③ 光景のなかの 陰影 光の道筋 面に落ちる陰影 表現するための技術 光源→ツルツル面 鏡のように 光源を映す。 ・スペキュラ 光源→ザラザラ面 ぼんやりと 光源を映す。 ・ディフューズ 光源→周囲のもの→ツルツル面 鏡のように 周囲を映す。 ・レイトレース (重いので ごく限定的) ・環境マップ 光源→周囲のもの→ザラザラ面 ぼんやりと 周囲を映す。 ・Global illumination (重いので 事前計算など) ・光が滲むようにボカした 環境マップ ・周囲の色を取得し、いくつかの光源に 着色して 面を照らす
  • 57. ③ 光景のなかの 陰影 ぼ や け た 環 境 マ ッ プ の 代 わ り に 周 囲 の モ ノ の 色 を ・ ・ ・
  • 60. ③ 光景のなかの 陰影 不透明 も う ひ と つ 。 半 透 明 の 表 現 、 と い う 歴 史 が あ り ま す 。
  • 61. ③ 光景のなかの 陰影 完全透明 完 全 に 透 明 な も の は 、 目 に 見 え ま せ ん 。 .
  • 62. ③ 光景のなかの 陰影 半透明 半 透 明 な も の は 、 濁 っ て い た り 屈 折 す る 事 で 目 に 見 え る の で す 。 .
  • 63. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) 濁 り と 屈 折 を 、 ケ ー ス バ イ ケ ー ス で 表 現 し て い き ま す 。 .
  • 64. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) 濁 り を ま っ と う に や る に は ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ 。 重 い で す 。 .
  • 65. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) 大 抵 は 、 背 景 の 上 に 不 透 明 の モ ノ を 薄 く 重 ね て 描 く 事 で 済 ま せ て き ま し た 。 .
  • 66. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) モ ノ の マ ス ク を 乗 算 合 成 し て 後 ろ の 光 景 を 弱 め て か ら ・ ・ ・ .
  • 67. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) ・ ・ ・ モ ノ の 発 光 ぶ ん を 加 算 合 成 す る 。 厚 み を 無 視 し た 、 カ キ ワ リ 一 枚 の ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ 、 と も 言 え ま す 。 .
  • 68. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) S S S ( サ フ ゙ サ ー フ ェ イ ス ス キ ャ ッ タ リ ン ク ゙ ) は 、 ひ と 肌 な ど 、 ち ょ っ と だ け 透 明 な モ ノ に 限 定 し た 、 ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ で す 。 . .
  • 69. ③ 光景のなかの 陰影 後 ろ か ら の 光 と 前 か ら の 光 を 少 し 滲 ま せ て 、 モ ノ に 透 明 感 を 与 え ま す 。 .
  • 70. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) 屈 折 を ま っ と う に や る に は レ イ ト レ ー シ ン グ 。 重 い で す 。 .
  • 71. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) 大抵は、半透明合成の時に 端の方を不透明に近づける、という程度で表現しています。 空のガラス瓶などが、端が屈折して向こうが見え難くなる印象に 基づいた表現です。
  • 72. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を環境マップの逆向きに貼る (水滴、窓越しの室内など) 虹色は、エフェクトにおける屈折表現としてメジャーです。プリズム的に色を散らします。.
  • 73. ③ 光景のなかの 陰影 半透明の性質 表現するための技術 濁り ・ボリュームレンダリング (光がモノの中に浸透し内部を照らす)(重い) ・薄く描く (いわゆる半透明合成) ・SSS (ほぼ不透明 に限定したボリュームレンダリング) 屈折 ・レイトレース (重い) ・端のほうだけ不透明に近づける (アルファにフレネル) ・ちょっとだけ虹色を入れる ・後ろの光景を歪めて貼る (水滴、窓越しの室内など) 画 面 に 付 い た 水 滴 や 陽 炎 な ど 、 後 ろ の 光 景 を 画 像 と し て 用 意 で き る 場 合 は 、 こ れ を 歪 め て 貼 る 事 で 屈 折 し な が ら ス ケ て い る よ う に 見 せ る 事 が で き ま す 。
  • 74. ④ 遠近法 最 後 に 、 遠 近 法 を 表 現 す る 為 に 作 ら れ た テ ク ニ ッ ク に つ い て 触 れ て お き ま す 。
  • 75. ④ 遠近法 遠近法の種類 表現するための技術 パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影) 密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ ・カメラのピント表現 空気遠近法 ・フォグ ・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ
  • 76. ④ 遠近法 遠近法の種類 表現するための技術 パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影) 密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ ・カメラのピント表現 空気遠近法 ・フォグ ・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ パースは当然、3D空間を2Dモニターに表示する為に使われている根幹技術です。 融通がきかない事も多いですが、カメラでレイアウトを取り出すのは、絵心です。
  • 77. ④ 遠近法 遠近法の種類 表現するための技術 パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影) 密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ ・カメラのピント表現 空気遠近法 ・フォグ ・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ 密度差の遠近法は、特定の技術というよりも、モデルやエフェクトを各自 工夫する事で 表現されてきた部分です。LODモデルで段階的に造形のデフォルメ強度を変えてゆく、など。
  • 79. ④ 遠近法 ガウスブラーで ボカしたバッファを 奥行きでブレンド ブ ラ ー 有 り 無 し 2 枚 を 奥 行 き で ブ レ ン ド し て い た ピ ン ト 表 現 が ・ ・ ・
  • 83. ④ 遠近法 遠近法の種類 表現するための技術 パース ・3Dモデルを2Dのモニターに表示 (ビュー投影) 密度差の遠近法 ・LODモデルのデザイン デフォルメ ・カメラのピント表現 空気遠近法 ・フォグ ・ライトスキャッタで大気をシミュレートした フォグ 空 気 遠 近 法 は 、 フ ォ グ か ら ラ イ ト ス キ ャ ッ タ フ ォ グ に 発 展 し ま し た 。
  • 84. ④ 遠近法 フォグ ライトスキャッタ 奥 が 単 色 に 霞 ん で い た の が 、 霧 に 陰 影 が 入 る よ う に な っ た の で す 。
  • 85. ④ 遠近法 太 陽 に 照 ら さ れ た 地 球 の 大 気 、 そ の 中 に カ メ ラ が 居 る 、 と い う イ メ ー ジ の ボ リ ュ ー ム レ ン ダ リ ン グ で す 。
  • 87. ④ 遠近法 HDRバッファでは 色が潰れにくい こ れ に よ り 、 昔 の フ ォ グ の よ う に 、 遠 距 離 に だ け 掛 け る の で は な く 、
  • 88. ④ 遠近法 ・ ・ ・ た っ ぷ り 手 前 ま で ラ イ ト ス キ ャ ッ タ フ ォ グ を 掛 け て 、
  • 90. ④ 遠近法 こ う す る 事 で 、 プ レ ー ヤ ー の 注 目 す る 中 距 離 部 分 に は コ ン ト ラ ス ト を 維 持 し た ま ま 大 気 の 色 が 加 え ら れ 、 ピ ン ト ア ウ ト し て 欲 し い 遠景と近々景は ちょっとシルエットに落とした、マットペイント的な絵が作れます。
  • 91. :: ・ まとめ 以上、絵を描く人に極力 伝わりやすい言葉で シェーダ体系を説明する、という試みでした。 シェ ーダ 周り の技 術を 、な るべ くア ーテ ィス ト達 に理 解し て貰 い 、 絵心 をも っ て コ ン ト ロ ー ル し て い っ て 欲 し い 、 と い う ニ ー ズ を 、 共 有 で き た ら と 思 い ま す 。