https://techplay.jp/event/769506 VMware DevOps Meetup #4 2020年2月20日　 19:05 - 19:25 LT1: IBM Cloud pak for Multicloud Manager 1.2によるVMware、AWS、Azure、GCP、IBM Cloud のDevOps統合管理 日本IBM株式会社 デジタルイノベーション事業開発部 部長／チーフアーキテクト（VMware vExpert 2017-9） 平山毅 @t3hirayama の発表資料です。

1. © 2019 IBM Corporation
© 20２０ IBM Corporation
IBM Cloud pak for Multicloud Manager 1.2
によるVMware、AWS、Azure、GCP、
IBM Cloud のDevOps統合管理
2020年 2⽉ 20⽇
⽇本IBM株式会社 デジタルイノベーション事業開発部
エバンジェリスト /チーフアーキテクト VMware vExpert 2017ー9
平⼭ 毅 （ひらやま つよし） @t3hirayama
VMware DevOps Meetup #4

2. １、IBM Cloud Pak for MultiCloud Manager 1.2 概要
２、Kubernetes Management & Application Management
３、Cloud Automation Manager
４、Event Management
５、VMware 環境Devopsのまとめ
アジェンダ

3. IBM Cloud Pak for
Multi Cloud Manager 1.2 概要

4. お客様の問題点を解決するために、オープンなコンテナ技術によるアプリの可搬性向上と、オープンなオー
ケストレーションによる管理・運⽤の効率化を実現するのが、IBM Cloud Paksです。
オンプレミス、プライベート・クラウド、パブリック・クラウド、エッジ・コンピューティングを同じアー
キテクチャーで提供します。
ITモダナイゼーションのためのクラウドネイティブ・ソフトウェア
包括的かつシンプル
アプリケーション、データ、AI サービスが
完全にモジュール化され、利⽤が容易
IBMが製品として対応
OSSを含めてフルスタックでサポート、
継続的なセキュリティー・アップデート、
コンプライアンス対応、
バージョンの継続的な互換性
どこでも稼働
オンプレミス、プライベート・クラウド、
パブリック・クラウド、統合型システム
IBM Cloud SystemsEdge PrivateOther Cloud
AWS Azure GCP
IBM Cloud Paks
運⽤サービス (コンテナ向け共通管理基盤）
ロギング、モニタリング、利⽤量計測、セキュリティー
アイデンティティー管理、イメージ・レジストリーを統合
コンテナ・プラットフォーム
Kubernetesベース、ポータブル
コンテナ化されたIBMソフトウェア
セキュリティ準拠、運⽤コア・サービスと
事前統合されたオープンソース・コンポーネント含めた
パッケージ
運⽤サービス＆コンテナプラットフォーム
ロギング、モニタリング、利⽤量計測、セキュリティー
アイデンティティー管理、イメージ・レジストリーを統合

5. IBM Cloud Paksは、エンタープライズにおけるユースケース別に製品化しています。
新たにセキュリティーをリリースし、今後も拡充を計画しています。
クラウドネイティブ・ソフトウェア IBM Cloud Paks
IBM Cloud SystemsEdge Private
/VMware
Other Cloud
AWS Azure GCP
Cloud Pak for
Applications
コンテナ
プラットフォーム
運用サービス
Cloud Pak for
Data
コンテナ
プラットフォーム
運用サービス
Cloud Pak for
Integration
コンテナ
プラットフォーム
運用サービス
Cloud Pak for
Automation
コンテナ
プラットフォーム
運用サービス
Cloud Pak for
Multicloud
Management
コンテナ
プラットフォーム
運用サービス
コンテナ化された
IBMソフトウェア
コンテナ化された
IBMソフトウェア
コンテナ化された
IBMソフトウェア
コンテナ化された
IBMソフトウェア
コンテナ化された
IBMソフトウェア
アプリケーションの
ビルド
デプロイ
実行
データの
収集
編成
解析
アプリケーション/
データ/
クラウドサービス/
API の統合
ビジネス・プロセス
意思決定
コンテンツの変革
マルチクラウドの
可視性
ガバナンス
自動化
Cloud Pak for
Security
コンテナ
プラットフォーム
運用サービス
コンテナ化された
IBMソフトウェア
セキュリティーの
データ、ツール、
ワークフローを
結びつける

6. IBM Cloud Pak for Multicloud Management のカバー範囲
n お客様の「クラウド・ジャーニー」を⽀援
SoRSoR
VMware
VMware による
SoR の Hybrid Cloud化
VMware
ベアメタル
IaaS
オンプレミス
プライベート・クラウド
SoE SoE
IBM
Kubernetes Service
PaaS
Kubernetes
オンプレミス
プライベート・クラウド
オープン・テクノロジーによる
SoE の Hybrid/Multi Cloud化
モダナイゼーション
API作成・連携・管理
SoE
他クラウド
Kubernetes
サービス
Hybrid/Multi Cloud 環境の
インテグレーションと管理
Migrate Build
Modernize
Manage
他クラウド
SoR
マルチクラスター
管理
インフラストラクチャー
管理
イベント管理
アプリケーション管理
構成⾃動化

7. Multicloud Manager概要 -
ベンダー・ロックインされないハイブリッド・マルチクラウドKubernetesの実現
OpenShift on VMware
on オンプレミス
Amazon Elastic
Kubernetes Service (EKS)
OpenShift
on 第三社クラウド
kubectl / helm
Microsoft Azure
Kubernetes Service (AKS)
Google Container Engine (GKE)
オープンなテクノロジー
Red Hat OpenShift on VMware
on IBM Cloud
IBM
Multicloud
Manager
IBM Cloud Kubernetes Service（IKS）

8. VMからコンテナで変わる構成管理レイヤー
コード
データ
ランタイム
ミドルウェア
OS
仮想化
サーバー
ストレージ
ネットワーク
アプリケーション
フレームワーク
Kubernetes
Multicloud
Manager
Terraform
Cloud
Automation
Manager
Terraform
Ansible,
Chef,
Puppet
Cloud
Automation
Manager
Urban Code
Deployment
VM コンテナ
IBM Solutions IBM SolutionsOSS OSS

9. © 2019 IBM Corporation
Cloud Pak for Multicloud Managementのユースケース
ー マルチクラウドの管理 ー
拡⼤するユースケース・領域
IBM Cloud / July 2019 / © 2019 IBM Corporation 9
クラウドのスケーリング クラウド間でのDR SaaSとの統合 レガシーとの連携
Hybrid DevOpsの実現 マルチクラウドへの展開 適材適所でのクラウド利⽤ Edge Computing
IT IT IT
IT
+ +
IT
Edge
Public/
Private
Public
Public
Public/
Private
Public/
Private 分析
サービス
Public
Public Private Public/
Private
Public A
Public B
Public/
Private
Public/
Private
Public C
AI
サービス
テスト/開発はクラウド上で、本番はオンプレミ
スで稼働させたい
可搬性の⾼いコンテナ技術を使⽤
各環境を⼀元管理しガバナンスを利かせる
コアシステムはクラウドで実施、ビッグデータは
データに近いエリアで管理したい
環境をマルチクラウドで分散構築
各環境を⼀元管理
すべてを1つのクラウドベンダーで実施するので
はなく、最適なサービスを機能単位で選びたい
サービスごとに異なるベンダーとなる可能性があ
るため、各クラウドを⼀元管理

10. IBM Cloud Pak for Multicloud Management 概要
• コンテナーの監視、従来型環境の監視、障害予知と回避
• サービス管理、SRE向けダッシュボード
IBM Cloud
App Management
アプリケーション管理
ハイブリッドクラウド
環境のモニタリング
• 宣⾔的IaaSクラウド⾃動化 - any cloud, any architecture
• オーケストレーションと統合サービス
• クラウド管理ソリューションの肝となるコンポーネント
IBM Cloud
Automation Manager
インフラ管理
IaaS ⾃動化＆
オーケストレーション
• セキュリティ、⾼可⽤性、⼀貫性
• 共通の共有サービス –アイデンティティ管理、監査ログ、モニタリング etc
• サービス断絶のない 管理機能 （スケール、アップデート）
• 利⽤しやすさ、ポータビリティ、特殊なニーズに対応できる柔軟性
• Kubernetes クラスター・ライフサイクル管理
• アプリケーション・セントリック管理（コンテナーベース）
• ポリシーベース・ガバナンス
IBM
Multicloud Manager
クラウド管理データ
コントロール・プレーン
Red Hat OpenShift
マルチクラスター管理
複数Kubernetes
クラスター統合管理
• マルチクラウド環境のイベントの統合管理
• Runbook Automation による運⽤作業の⾃動化
IBM Cloud
Event Management
イベント管理
統合管理と運⽤⾃動化
Red Hat Ansible • 構成⾃動化
Red Hat
CloudForms New 1.2
New 1.2

11. Kubernetes Management &
Application Management

12. マルチクラウドKubernetesクラスター管理機能の提供
Edge
IBM
Multicloud
Manager
マルチクラスタ
ダッシュボード(全体俯瞰)
リモート・クラスターへの
アプリケーション・デプロイ
リモート・クラスターの
設定/セキュリティー統制
マルチクラスター
シングル・コンソール・アクセス
Amazon Web Services
Microsoft Azure
Google Cloud Platform
IBM Cloud
EKS
AKS
GKS
IKSOpenshift
Openshift
Openshift
Openshift
Openshift
VMware
Openshift
VMware
Openshift
Openshift
VMware
プライベートクラウド パブリッククラウド

13. ダッシュボード・クラスター管理
Key Point︓すべてのクラスターの正常性やコンプライアンスを確認できる

14. リモート・クラスターへのデプロイ
Key Point︓アプリケーションのデプロイを⼀元管理できる

15. アプリケーション配置ポリシーの設定
Key Point︓アプリケーションのポリシー内容を⼀元管理できる

16. IBM Cloud App Management (ICAM)の特徴
SRE の分野から学んだ 4 つのゴールデン・シグナルに注⽬
レイテンシー
トラフィック
エラー率
リソースの飽和状態
IBM Cloud App Managementを使⽤することにより︓
• Slackやイベント・ツールと直接連携し、障害部分をすぐに表⽰できる
• ゴールデン・シグナルを俯瞰的にみることで、サービスに影響がある異常が発⽣したタイミ
ングを知ることができる
• 依存関係から障害原因を推測し、その状態をすぐに表⽰できる

17. © 2019 IBM Corporation
クラウド・ワークロード・モニタリング（Kubernetes環境）
17
クラウド・リソース・ダッシュボード
クラスターレベルの詳細情報
ノードレベルの詳細情報Podレベルの詳細情報コンテナーレベルの詳細情報
Kubernetes環境のモニタリングを⼀元管理

18. コンプライアンスの確認と設定
Key Point︓ポリシー設定内容を⼀元管理できる
Application Placement Policy
• 条件を満たす K8Sクラスタに⾃動的に
アプリケーションを配備
• ポリシー変更によるステージング
• クラスターをまたがった可⽤性

19. 脆弱性アドバイザー
n イメージ・レポジトリとの統合
n 稼働インスタンスのスキャン
コンテナー・インスタンス
脆弱性パッケージ
CVSS脆弱性データ
パスワード etc
脆弱性アドバイザー
イメージ・レポジトリ
n スキャン項⽬
・既知の脆弱性があるパッケージのスキャン
・ITCS104をベースに構成された27のデフォルト・ルール
・rootkit が導⼊されているかのスキャン
脆弱性レベルのレポート
Docker Hub
Update
Security
Notice
脆弱性情報の更新は、
Dockerイメージの形式で
US東海岸標準時17時に
Docker Hub上に公開
毎⽇公開
Cronジョブなどで
docker pullして
ICPイメージに取り込み
MCMに統合

20. Mutationアドバイザー
n 変更検知機能
– 各種業界IT標準では変更検知機能が要求されている
例︓Payment Card Industry Data Security Standard (PCI/DSS)
ü クリティカルなシステム・ファイル、構成ファイル、コンテンツ・ファイルへの許可を得ない変更は、最低限週次で担当者に通知されなければならない
稼働プロセスの変更検知ファイル変更の検知
変更履歴の管理
Mutation Advisor
ホワイトリストの設定

21. Cloud Automation Manager

22. IBM Cloud Automation Manager (CAM)
IBM Cloud
Amazon
EC2
Azure
VMware
vSphere
PowerVM
OpenStack
IBM Cloud Automation Manager
セルフサービス・カタログ＆ポータル
n マルチクラウドに対して、共通のテクノロジーでプロビジョニング
– IaaSのマルチクラウドへのデプロイ
• マルチクラウドで IaaS レベルのデプロイを実現
• 事前定義されたデプロイ・パターンを提供
– ミドルウェアの導⼊
• ミドルウェア環境やソリューションの⾃動構
築を⾏う⾃動化コンテンツを提供
Infrastructure as Code
インフラとしてあるべき姿をコード
として記述
基盤環境の構築もアプリケーショ
ン・コードのように管理・実⾏
仮想化環境や多様なクラ
ウド環境の構成を⾃動化
するオープンソース・テ
クノロジーとして
Terraformを使⽤

23. 新規サービスを使⽤するユーザー視点
Key Point︓どのIaaS環境でも同じような操作で環境作成ができる

24. サービスメニューを作成・提供する管理者視点
Key Point︓GUIで、IaaS/ミドルウェアのテンプレートやパラメータを選択/⼊⼒するだけで、簡単に
メニューが作成できる

25. Event Management

26. IBM Cloud Event Managementの特徴
マルチクラウドのイベントを統合し、スピーディに対応
イベントソースの統合設定
重要なカテゴリー毎にイベントを
⾃動グルーピング インシデント数を削減
障害に対応する運⽤⼿順書の起動
インシデントへの運作業履歴表⽰ インシデントの通知 チャットによるコラボレーション
REST APIを使って
イベント・ソースを統合
イベントソースの⾃動グルーピング
運⽤⼿順書とインシデント / イベントを関連づけ
⼿順書の⾃動実⾏により作業時間を削減
対応・操作履歴を記録し表⽰
チーム内での情報共有
シフト・勤務時間に合わせて対応可能者が
リスト表⽰、迅速な連絡を実施
Eメール
SMS
電話対応
担当者間の情報シェアはチャットで即時共有
インシデントを含め対応内容が記録に残る
ChatOps

27. IBM Cloud Event Management （CEM)
イベント/インシデントの相関処理、優先順位付け、解決をクラウド上で統合管理
アプリケーション、パフォーマンス、
オペレーション・イベントの収集
優先順位付け、集約、インシデント情報、
オペレーション・ガイド表⽰の⾃動処理
チーム間の情報交換を
効率的に実施
アラート通知の⾃動化 ガイド通知、タスクの⾃動化
インシデントの
優先順位付けと集約
コラボレーション
ツール
Slackなどの
チャットツール
IBM Control Desk
ServiceNow
PagerDuty
Remedy
などのインシデン
ト管理との連携
イベントソース
IBM Cloud
Application
Performance
Management
サービス
他社SaaS監視
サービス
クラウドが提供する
通知サービス
VMware vCenter
トラディショナル
監視ツール

28. VMware 環境Devopsのまとめ

29. Cloud Pak for Multicloud Managementによる DevOpsツールチェーン
Private
Public
Public
イベント情報
モニタリング
イベント管理
絞り込み
優先順位付け
Runbook
通知 チャット
チケット管理
ダッシュボード
⾃動対処
検知 統合 分析 実⾏
DevOps
チーム
DevOps
チーム
コラボ
レーション
• ダイナミックなクラウド・ワークロードを管理
• 他社を含むマルチクラウド環境で提供するサービスの状態やIssueをダッシュボードで⼀元管理
• ⼿順書やコラボレーション・ツールで Dev と Ops が連係し問題を早期解決
開発者
ビジネス
ユーザー
アプリVM
デプロイ
実⾏
SOR環境
VMware vCenter