詳しい解説は、こちらをご覧下さい。 http://www.netcommerce.co.jp/blog/2015/04/19/7663

1. 新入社員のための
最新ITトレンドの教え方
2015年4月20日
ネットコマース株式会社
斎藤昌義

2. 情報処理の基礎は教えても、最新ITトレンドを教えなくて、
実践の現場で、彼らは戸惑わないでしょうか？
それで良いのですか？

3. ü 現場の実践で交わされる言葉に戸惑わず、自信を
持って応対できるようにするため
ü 現実と未来を正しく理解し、自分の仕事の意義を自
覚させるため
ü トレンドと自分達のビジネスの存在意義を理解させ、
トレンドを学び続けることの大切さを自覚させるため
なぜ、新入社員に「最新ITトレンド」を
教えなくてはならないのでしょうか？

4. ü トレンドとは、「時流」。
テクノロジーが生まれてきた過去から現在に至る歴史の流れ
ü トレンドとは、「法則」。
テクノロジーの未来に何が起こるかを予測するメカニズム
ü トレンドとは、「構造」。
テクノロジーは、お互いに影響し合い、役割を担い合う関係
そもそも、「トレンド」とは何ですか？

5. ü 「物語」を教える。
辞書のような解説や情報の断片を、人は記憶にとどめることができな
い。「歴史的」、「俯瞰的」、「体系的」に整理された物語にしなくては、
知識として記憶に残らない。
ü 「いま」を教える。
テクノロジーは、指数関数的に進化する。過去の常識は、あっという間
に置き換えられる。
ü 「価値」を教える。
テクノロジーは、手段であり目的ではない。ビジネスや生活をどのように
変え、どのような価値をもたらすかを伝えなくてはいけない。
「トレンド」の何を教えればいいのですか？

6. 1980〜
PCの登場によるクライアントサーバー・分散処理
適用領域と利用者の拡大
1960〜
メインフレームを中心とした集中処理
生産性の向上
1990〜
インターネットの登場による接続の拡大
大規模な業務の統合や調整の実現
モバイル
ソーシャル
クラウド
人工知能
IoT、ロボット
ITのカンブリア大爆発
テクノロジーのアンビエント化・日常への浸透
2000〜
最新のITトレンドの
特徴は？

7. サービス サービス サービス
⾮非構造化データ
NoSQL
構造化
データ
SQL
⼈人と⼈人の
繋がり ⾏行行動 ⽂文章
左脳型
思考・論論理理
統計的アプローチ
右脳型
知覚・感性
ニューラル・ネット
住宅宅・建物
家電・設備
スマートフォン
ウェアラブル
タブレット・PC
気象・環境
観測機器
交通設備
公共設備
⾃自動⾛走⾏行行⾞車車
ドローン
介護⽤用ロボット
産業⽤用ロボット
⽣生活⽀支援
ロボット
建設ロボット
社会⾏行行動データ
Social Sensing
現実世界／Physical World
アナリティクス
⼈人⼯工知能
ビッグ・データ
IoT（Internet of Things） ロボット
クラウド
物理理計測データ
Physical Sensing
制御
Actuation
情報
Informationインターネット
サイバー世界／Cyber World
Cyber Physical Systems／現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム
ソーシャル・メディア
⼈人⼯工知能
近接通信・モバイル通信
⾳音声 動画 写真
【図解】コレ１枚で分かる最新ITトレンド

8. ü 最新のITトレンドを俯瞰
ü クラウド・コンピューティング
ü モバイルとウェアラブル
ü ITインフラ
ü IoTとビッグデータ
ü スマートマシーン （人工知能とロボット）
講義の進め方(1)テーマと順序

9. ü 講義スタート
Ø 問い掛け
Ø 笑い
Ø 目的や意義
ü 休憩のタイミング
Ø 午前中は、1時間半程度で10分の休憩
Ø 午後は、1時間程度で10分の休憩
Ø 午後は、休憩の間隔を短くし、5分程度の休憩で済ませることも
ü 質問作り
Ø グループ（机の前後、3〜4人程度）で議論し質問を考える
Ø 立ったまま、移動して議論させる
Ø 質問は、自発的に、指名はしない
講義の進め方(2)演出

10. ü 質問のタイプと対応方法
Ø 自分の疑問を解消する質問
「わからないので教えてもらえませんか？」ではなく、「私はこう理解
したけど、正しいですか？」と尋ねることで、相手に自らの意図を明
確にさせる。
Ø 良い関係を構築する質問
珍しい苗字、趣味、出身地などから、相手の情報を引き出し、褒め
ることで、いい印象を与える。ただし、見え透いたお世辞は禁物。
Ø 相手の力量を見極める質問
相手の知識や能力を推し量るため。ただし、自分がきちんと答えを
もっていないと相手に馬鹿にされ、権威を貶める。
講義の進め方(3)質問 1

11. ü 質問や回答への受け答え
Ø 最後まで聴く。途中で遮らない。
Ø 相槌を打ちつつ、相手の話に同期する。
Ø 大切なことを話しているときは、身を乗り出し、より大き
なアクションで応対する。
Ø 質問や回答は、こちらが整理して単純化し、「というこ
とで良いですか？」と確認を促す。
Ø 否定語を避ける。「それは違う」ではなく、「なるほど、そ
う言う考えもあるが、こう考えてみてはどうだろう。」の
自発的な再考を促す。
講義の進め方(3)質問 2

12. ü 受講者との対話
Ø 「どう思う？」、「本当に分かった？」、「なんか、言いたいことありそ
うだねぇ」など、受講者の表情や集中の度合いなどを見極めながら、
話しかける。
Ø 受講者席へ移動して話す。
ü 言葉の起伏
Ø 声の抑揚、沈黙と大声
Ø 感情の起伏（「え〜、参ったなぁ」、「おっと、やるねえ」、「かっけ〜」）。
ü 自分の言葉
Ø 棒読みや丸暗記はダメ。
Ø 自分の言葉ですらすらと出るようにする。
講義の進め方(4)心がけ

13. 伝えたという自分の満足で終わらせず、
伝わったという相手の真実を追求する。
最後に