マレーシアの政府投資会社であるMinistry of Finance Incorporated管轄で、同国のフランチャイズビジネスの促進を司る機関Perbadanan Nasional Berhad (PNS) が、第2回目となるフランチャイズビジネスに関する会議International Franchise Summit 2015(インターナショナル・フランチャイズ・サミット2015)を、2015年3月7日(土)~8日(日)、Kuala Lumpur(クアラルンプール)の Bangsar South CityにあるConnextion@Nexusで開催します。2013年11月12日(火)~13日(水)、Kuala LumpurのIstana Hotelで開催されたFranchise Summit 2013には、30名が講演し、350名が参加しました。
マレーシアのフランチャイズ企業の海外展開は盛んです。現地新聞Star紙に掲載されたMinistry of Domestic Trade, Co-Operatives & Consumerism(国内取引・協同組合・消費者省)のRohani Abdul Karim(ロハニ・アブドゥル・カリム)副大臣のインタビュー記事によると、2013年4月現在、海外市場に進出しているマレーシアのフランチャイズ企業は47社、50カ国に1,424店舗を展開しています。ファストフードNelson's(ネルソンズ)(国外675店舗)、小売店DailyFresh(デイリーフレッシュ)(国外481店舗)、ファミリーレストランSecret Recipe(シークレットレシピ)(国外25店舗)、眼鏡専門店England Optical(イングランド・オプティカル)とファストフードMarrybrown(マリーブラウン)(それぞれ国外21店舗)が、その先駆けです。一方、マレーシア国内を見ると、フランチャイズビジネスに関する法律Franchise Act 1998が、2012年9月20日に改正、2013年から施行されています。改正法令では、海外のフランチャイザーがフランチャイズビジネス開始前の登録(違反者は刑法による処罰対象)や、フランチャイズコンサルタントの登録など義務が強化されており、事業者負担は増加しています。
International Franchise Summit 2015の目玉は、開催前日の3月6日(金)に予定されるDato' Sri Haji Mohd Najib bin Tun Haji Abdul Razak(ナジブ・ラザク)マレーシア首相の基調講演です。一方、日本企業にとって参加するメリットは、会議に集う多くの同国フランチャイズビジネス事業者の経営者と、3月6日(金)Pre-Summitでのビジネスネットワーキングや、3月7日(土)~8日(日)の期間中の会場内で、直接、交流出来る機会が多い点です。
隔年開催されるInternational Franchise Summit 2015への御参加は、マレーシアでのフランチャイズ事業立ち上げにご興味のある企業様にとって、現地のフランチャイズ事業者と出会い、ネットワークを拡げる良い機会となります。