SlideShare a Scribd company logo
1 of 14
Download to read offline
Ruby on Rails の
キャッシュ機構について
2019/07/17
大手町.rb #19
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
1自己紹介
Tomoya Kawanishi a.k.a. @cuzic
エネチェンジ株式会社 チーフエンジニア
電力会社、ガス会社を切り替えるなら、エネチェンジ経由で!
一般家庭も!法人も!
エンジニア積極採用中です
Ruby関西の中の人
2019年9月15日(日) 大阪RubyKaigi 02
発表者として登壇くださる方、あとで声かけください。
大手町.rb の中の人
毎月 大手町.rb の開催を予定
第2水曜か、第3水曜あたりで定期開催
東京駅、各線大手町駅から直結!
Ruby の初級者がメインターゲット
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
今日のテーマ
Ruby on Rails のキャッシュ機構について
キャッシュはなぜ重要か
遅い処理はどうしてもたくさんある
入力が同じなら、出力も同じことが多い
単に、前回の値を覚えてそれを返せばいい!(=キャッシュ)
今日、話すこと
キャッシュの種類
Ruby on Rails が用意しているキャッシュストア
ENECHANGEでのキャッシュの利用について
2
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
キャッシュの種類
ページキャッシュ
ページ全体をキャッシュする
静的コンテンツのキャッシュ
ブラウザ・CDN・WEBサーバでキャッシュ
非常に高速に応答できる
フラグメントキャッシュ
view 部品のレンダリング結果をキャッシュ
低レベルキャッシュ
任意のクエリ結果、計算結果をキャッシュ
SQLキャッシュ
同一リクエスト内で、同一クエリを実行した
場合、キャッシュを返す
3
ブラウザ
CDN
WEBサーバ
(NGINX)
APサーバ
(puma等)
DBサーバ
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
ページキャッシュの利用
Ruby on Rails では静的コンテンツは下記を両立できる
リリース後すぐに反映される
キャッシュがすでにあればキャッシュを使う
Ruby on Rails のキャッシュの仕組み
アセットパイプラインで digest値つきのファイル名を生成
内容が変化すると digest(ファイル名)が変化する
Ruby on Rails で作られるコンテンツもページキャッシュ
を意識した設計にできる
4
# ページキャッシュが使うための設定
ttl = 1.hour
expires_in ttl, public: true, must_revalidate: true
request.session_options[:skip] = true # set-cookie を飛ばさない
@article = Article.last
fresh_when @article # fresh_when で ETAG をいいかんじに設定できる
must_revalidate: true
前回と同じコンテンツかの問い合わせ
を必須にする
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
(参考) ETAG とキャッシュの動作
ブラウザは ETAG と
組合せてページを
キャッシュする
リクエスト時に前回記憶し
た ETAG も合わせて送信
サーバは前回と同じ値なら
304 not modified を応答
ページ全体を返すよりも
ずっとコンパクトで
ネットワーク負荷が少ない
ブラウザだけでなく、
CDN やプロキシも同じよ
うに動作する
5
ブラウザ WEBサーバ
① / をリクエスト
② 200 OK をレスポンス
ETAG deadbeaf をブラウザはキャッシュ
③ / をリクエスト
前回の ETAG は deadbeaf
④ 304 not modified をレスポンス
ブラウザは前回のキャッシュを使う
⑤ / のコンテンツを更新
ETAG が beafbeaf になる
⑦ / をリクエスト
前回の ETAG は deadbeaf
⑧ 200 OK をレスポンス
ETAG beafbeaf をブラウザはキャッシュ
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
フラグメントキャッシュの利用 6
<% @products.each do |product| %>
<% cache product do %>
<%= render product %>
<% end %>
<% end %>
<%# ハッシュ値: views/products/1-201505056193031061005000/bea67108094918eeba42cd4a6e786901 %>
フラグメントキャッシュ
各部品ごとに個別に適切に期限切れを設定できる
下記の例では、 product の cache_key とテンプレート
ツリーダイジェストを元にキャッシュされる
cache_key : id と updated_at を元に生成したキー
テンプレートツリーダイジェスト: キャッシュされるビューフラ
グメントの内容から生成したハッシュ値
Ruby on Rails ではキーベースの有効期限を採用している
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
低レベルキャッシュ
低レベルキャッシュを使うと任意の処理結果をキャッシ
ュできる
Rails.cache.fetch
第1引数: キャッシュキー
expires_in: 有効期限
ブロック付きで呼び出す
キャッシュがなければ、ブロックの評価結果をキャッシュ
有効なキャッシュがあれば、キャッシュを返す
モデルで cache_key メソッドと組合わせて利用する
7
class Product < ApplicationRecord
def competing_price
Rails.cache.fetch("#{cache_key}/competing_price", expires_in: 12.hours) do
Competitor::API.find_price(id)
end
end
end
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
SQL キャッシュ
同一リクエスト内で同一のクエリを実行したとき、同一
の結果を返す
特別な設定なく、自動的に利用される
8
CACHE (0.0ms) SELECT "areas".* FROM "areas" WHERE "areas"."id" = 1
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
キャッシュストア
単一サーバなら FileStore、
複数サーバなら RedisCacheStoreがオススメ
ActiveSupport::Cache::MemoryStore
各Rubyプロセス内に持つキャッシュストア
プロセス間でキャッシュを共有できる
ActiveSupport::Cache::FileStore
ディスクシステム上のファイルにキャッシュする
プロセス間でキャッシュ共有できる
ActiveSupport::Cache::MemCacheStore
memcached を使うキャッシュ
ActiveSupport::Cache::RedisCacheStore
Redis を使うキャッシュ
9
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
(おまけ) RequestStore
https://github.com/steveklabnik/request_store
同一リクエスト内が存続期間
キャッシュストアというか
同一リクエスト内でだけ使えるグローバル変数
Model と Controller とかでデータ共有したいときとかに便利
もちろん、キャッシュストアとしても使える
容量・用法は適切に
10
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
ENECHANGE でのキャッシュ
ページキャッシュを積極的に活用
静的アセットはアセットパイプラインを使って生成
Nginx で、digest があれば永遠にキャッシュされるように設定
一部の静的なページはページキャッシュを利用
低レベルキャッシュ(Rails.cache.fetch)を Model で利用
キャンペーン情報等は日単位で切り替わることが多い
ENECHANGE ではキャッシュキーに年月日を含めている
日付が変わると、自動的に取得しなおす
キャッシュが切り替わる条件はすべてキャッシュキーに含めるのが
ベストプラクティス
RedisCacheStore と RequestStore を組み合わせて利用
Redis サーバはネットワーク的に別のサーバにあり、ちょっと遠い
一部のキャッシュしている値がとても大きい(数MBある)
Redis への取得結果を RequestStore にキャッシュ
同一リクエスト内で同じ値を Redisサーバまで取りに行かせない
11
大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」
まとめ
いろんなタイミングでキャッシュできる
ページキャッシュ、低レベルキャッシュ
キャッシュ機構もいろいろある
ファイルキャッシュ、MemCached、Redis ・・・
ENECHANGE では低レベルキャッシュを多用
DB からの取得結果をキャッシュ
キャッシュヒット率を高める
RequestStore も一部利用している
12
ご清聴ありがとう
ございました

More Related Content

What's hot

ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割
ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割
ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割Recruit Lifestyle Co., Ltd.
 
SharePoint Online 外部共有を考える
SharePoint Online 外部共有を考えるSharePoint Online 外部共有を考える
SharePoint Online 外部共有を考えるTeruchika Yamada
 
インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方
インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方
インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方Shohei Koyama
 
Ormとの付き合い方
Ormとの付き合い方Ormとの付き合い方
Ormとの付き合い方豊明 尾古
 
WebSocketのキホン
WebSocketのキホンWebSocketのキホン
WebSocketのキホンYou_Kinjoh
 
SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」
SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」
SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」Takuto Wada
 
失敗事例で学ぶ負荷試験
失敗事例で学ぶ負荷試験失敗事例で学ぶ負荷試験
失敗事例で学ぶ負荷試験樽八 仲川
 
エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得
エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得
エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得Reimi Kuramochi Chiba
 
SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)
SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)
SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)Takuto Wada
 
世界一わかりやすいClean Architecture
世界一わかりやすいClean Architecture世界一わかりやすいClean Architecture
世界一わかりやすいClean ArchitectureAtsushi Nakamura
 
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話Koichiro Matsuoka
 
今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)
今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)
今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)NTT DATA Technology & Innovation
 
Python におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころ
Python におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころPython におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころ
Python におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころJunya Hayashi
 
グラフデータベース入門
グラフデータベース入門グラフデータベース入門
グラフデータベース入門Masaya Dake
 
負荷試験入門公開資料 201611
負荷試験入門公開資料 201611負荷試験入門公開資料 201611
負荷試験入門公開資料 201611樽八 仲川
 
SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?
SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?
SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?kwatch
 
What's new in Spring Boot 2.6 ?
What's new in Spring Boot 2.6 ?What's new in Spring Boot 2.6 ?
What's new in Spring Boot 2.6 ?土岐 孝平
 
Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身
Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身
Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身Amazon Web Services Japan
 
Linux女子部 systemd徹底入門
Linux女子部 systemd徹底入門Linux女子部 systemd徹底入門
Linux女子部 systemd徹底入門Etsuji Nakai
 

What's hot (20)

ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割
ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割
ホットペッパービューティーにおけるモバイルアプリ向けAPIのBFF/Backend分割
 
SharePoint Online 外部共有を考える
SharePoint Online 外部共有を考えるSharePoint Online 外部共有を考える
SharePoint Online 外部共有を考える
 
インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方
インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方
インフラエンジニアの綺麗で優しい手順書の書き方
 
Ormとの付き合い方
Ormとの付き合い方Ormとの付き合い方
Ormとの付き合い方
 
WebSocketのキホン
WebSocketのキホンWebSocketのキホン
WebSocketのキホン
 
SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」
SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」
SQLアンチパターン 幻の第26章「とりあえず削除フラグ」
 
失敗事例で学ぶ負荷試験
失敗事例で学ぶ負荷試験失敗事例で学ぶ負荷試験
失敗事例で学ぶ負荷試験
 
エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得
エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得
エンジニアから飛んでくるマサカリを受け止める心得
 
SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)
SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)
SQLアンチパターン - 開発者を待ち受ける25の落とし穴 (拡大版)
 
OAuth 2.0のResource Serverの作り方
OAuth 2.0のResource Serverの作り方OAuth 2.0のResource Serverの作り方
OAuth 2.0のResource Serverの作り方
 
世界一わかりやすいClean Architecture
世界一わかりやすいClean Architecture世界一わかりやすいClean Architecture
世界一わかりやすいClean Architecture
 
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話DDD x CQRS   更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
 
今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)
今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)
今こそ知りたいSpring Batch(Spring Fest 2020講演資料)
 
Python におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころ
Python におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころPython におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころ
Python におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころ
 
グラフデータベース入門
グラフデータベース入門グラフデータベース入門
グラフデータベース入門
 
負荷試験入門公開資料 201611
負荷試験入門公開資料 201611負荷試験入門公開資料 201611
負荷試験入門公開資料 201611
 
SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?
SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?
SQL上級者こそ知って欲しい、なぜO/Rマッパーが重要か?
 
What's new in Spring Boot 2.6 ?
What's new in Spring Boot 2.6 ?What's new in Spring Boot 2.6 ?
What's new in Spring Boot 2.6 ?
 
Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身
Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身
Amazon Aurora - Auroraの止まらない進化とその中身
 
Linux女子部 systemd徹底入門
Linux女子部 systemd徹底入門Linux女子部 systemd徹底入門
Linux女子部 systemd徹底入門
 

Similar to Ruby on Rails のキャッシュ機構について

Ruby初心者からよく質問されること
Ruby初心者からよく質問されることRuby初心者からよく質問されること
Ruby初心者からよく質問されることTomoya Kawanishi
 
Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法
Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法
Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法Tomoya Kawanishi
 
Thread の利用事例紹介
Thread の利用事例紹介Thread の利用事例紹介
Thread の利用事例紹介Tomoya Kawanishi
 
マークアップで使えるRuby
マークアップで使えるRubyマークアップで使えるRuby
マークアップで使えるRubyTomoya Kawanishi
 
ENECHANGE社での Scout APM 利用事例
ENECHANGE社での Scout APM 利用事例ENECHANGE社での Scout APM 利用事例
ENECHANGE社での Scout APM 利用事例Tomoya Kawanishi
 
Ruby のワンライナーについて
Ruby のワンライナーについてRuby のワンライナーについて
Ruby のワンライナーについてTomoya Kawanishi
 
エンジニア転職のノウハウ
エンジニア転職のノウハウエンジニア転職のノウハウ
エンジニア転職のノウハウTomoya Kawanishi
 
Ruby の制御構造とリテラルについて
Ruby の制御構造とリテラルについてRuby の制御構造とリテラルについて
Ruby の制御構造とリテラルについてTomoya Kawanishi
 
Ruby の String のメソッドについて
Ruby の String のメソッドについてRuby の String のメソッドについて
Ruby の String のメソッドについてTomoya Kawanishi
 
RubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler についてRubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler についてTomoya Kawanishi
 
Ruby の正規表現について
Ruby の正規表現についてRuby の正規表現について
Ruby の正規表現についてTomoya Kawanishi
 
Ruby での外部コマンドの実行について
Ruby での外部コマンドの実行についてRuby での外部コマンドの実行について
Ruby での外部コマンドの実行についてTomoya Kawanishi
 
More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02
More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02
More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02Yasuko Ohba
 
Long Life RailsApp in the case of REJOB
Long Life RailsApp in the case of REJOBLong Life RailsApp in the case of REJOB
Long Life RailsApp in the case of REJOBDaisuke Yamasaki
 
Ruby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LT
Ruby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LTRuby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LT
Ruby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LTNISHIMOTO Keisuke
 
『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用
『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用
『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用kotaro_hirayama
 
Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発
Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発
Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発Koichi Shimozono
 
RubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler についてRubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler についてTomoya Kawanishi
 

Similar to Ruby on Rails のキャッシュ機構について (20)

Ruby初心者からよく質問されること
Ruby初心者からよく質問されることRuby初心者からよく質問されること
Ruby初心者からよく質問されること
 
Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法
Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法
Ruby on Rails プロジェクトでの他言語エコシステムとの共存方法
 
Thread の利用事例紹介
Thread の利用事例紹介Thread の利用事例紹介
Thread の利用事例紹介
 
マークアップで使えるRuby
マークアップで使えるRubyマークアップで使えるRuby
マークアップで使えるRuby
 
ENECHANGE社での Scout APM 利用事例
ENECHANGE社での Scout APM 利用事例ENECHANGE社での Scout APM 利用事例
ENECHANGE社での Scout APM 利用事例
 
Ruby のワンライナーについて
Ruby のワンライナーについてRuby のワンライナーについて
Ruby のワンライナーについて
 
エンジニア転職のノウハウ
エンジニア転職のノウハウエンジニア転職のノウハウ
エンジニア転職のノウハウ
 
Rails あるある
Rails あるあるRails あるある
Rails あるある
 
Ruby の制御構造とリテラルについて
Ruby の制御構造とリテラルについてRuby の制御構造とリテラルについて
Ruby の制御構造とリテラルについて
 
Ruby の String のメソッドについて
Ruby の String のメソッドについてRuby の String のメソッドについて
Ruby の String のメソッドについて
 
RubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler についてRubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler について
 
Ruby の正規表現について
Ruby の正規表現についてRuby の正規表現について
Ruby の正規表現について
 
Ruby での外部コマンドの実行について
Ruby での外部コマンドの実行についてRuby での外部コマンドの実行について
Ruby での外部コマンドの実行について
 
More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02
More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02
More Pragmatic Patterns of Ruby on Rails at Kansai Ruby Kaigi #02
 
Long Life RailsApp in the case of REJOB
Long Life RailsApp in the case of REJOBLong Life RailsApp in the case of REJOB
Long Life RailsApp in the case of REJOB
 
Ruby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LT
Ruby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LTRuby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LT
Ruby/PureImage: 第2回岡山Ruby会議LT
 
『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用
『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用
『健全なフロントエンド開発をしよう 〜Railsに乗っかるという選択編〜』 アップ用
 
RubyKaja 2013
RubyKaja 2013RubyKaja 2013
RubyKaja 2013
 
Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発
Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発
Ruby on Rails を用いたWEBアプリケーションの開発
 
RubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler についてRubyGems と Bundler について
RubyGems と Bundler について
 

More from Tomoya Kawanishi

Ruby の文字列について
Ruby の文字列についてRuby の文字列について
Ruby の文字列についてTomoya Kawanishi
 
AWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったこと
AWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったことAWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったこと
AWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったことTomoya Kawanishi
 
PostgreSQL のイケてるテクニック7選
PostgreSQL のイケてるテクニック7選PostgreSQL のイケてるテクニック7選
PostgreSQL のイケてるテクニック7選Tomoya Kawanishi
 
HTTPと Webクローリングについて
HTTPと WebクローリングについてHTTPと Webクローリングについて
HTTPと WebクローリングについてTomoya Kawanishi
 
Active record query interface
Active record query interfaceActive record query interface
Active record query interfaceTomoya Kawanishi
 
Active Support のコア拡張機能について
Active Support のコア拡張機能についてActive Support のコア拡張機能について
Active Support のコア拡張機能についてTomoya Kawanishi
 
Ruby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナー
Ruby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナーRuby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナー
Ruby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナーTomoya Kawanishi
 
RubyのDir、File、IO について
RubyのDir、File、IO についてRubyのDir、File、IO について
RubyのDir、File、IO についてTomoya Kawanishi
 
エネチェンジでの Side ci 利用事例について
エネチェンジでの Side ci 利用事例についてエネチェンジでの Side ci 利用事例について
エネチェンジでの Side ci 利用事例についてTomoya Kawanishi
 
AWSコストの事業部別コスト配分について
AWSコストの事業部別コスト配分についてAWSコストの事業部別コスト配分について
AWSコストの事業部別コスト配分についてTomoya Kawanishi
 
Pry による repl 駆動開発について
Pry による repl 駆動開発についてPry による repl 駆動開発について
Pry による repl 駆動開発についてTomoya Kawanishi
 
Module での名前解決について
Module での名前解決についてModule での名前解決について
Module での名前解決についてTomoya Kawanishi
 
ガス単独診断に学ぶ Vue js
ガス単独診断に学ぶ Vue jsガス単独診断に学ぶ Vue js
ガス単独診断に学ぶ Vue jsTomoya Kawanishi
 

More from Tomoya Kawanishi (17)

英単語の覚え方
英単語の覚え方英単語の覚え方
英単語の覚え方
 
Ruby の文字列について
Ruby の文字列についてRuby の文字列について
Ruby の文字列について
 
AWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったこと
AWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったことAWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったこと
AWS のコスト管理をちゃんとしたくてやったこと
 
PostgreSQL のイケてるテクニック7選
PostgreSQL のイケてるテクニック7選PostgreSQL のイケてるテクニック7選
PostgreSQL のイケてるテクニック7選
 
HTTPと Webクローリングについて
HTTPと WebクローリングについてHTTPと Webクローリングについて
HTTPと Webクローリングについて
 
Rake
RakeRake
Rake
 
Active record query interface
Active record query interfaceActive record query interface
Active record query interface
 
Active Support のコア拡張機能について
Active Support のコア拡張機能についてActive Support のコア拡張機能について
Active Support のコア拡張機能について
 
Ruby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナー
Ruby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナーRuby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナー
Ruby ビジネス創出展 Ruby初心者向けプログラミングセミナー
 
RubyのDir、File、IO について
RubyのDir、File、IO についてRubyのDir、File、IO について
RubyのDir、File、IO について
 
エネチェンジでの Side ci 利用事例について
エネチェンジでの Side ci 利用事例についてエネチェンジでの Side ci 利用事例について
エネチェンジでの Side ci 利用事例について
 
AWSコストの事業部別コスト配分について
AWSコストの事業部別コスト配分についてAWSコストの事業部別コスト配分について
AWSコストの事業部別コスト配分について
 
Pry による repl 駆動開発について
Pry による repl 駆動開発についてPry による repl 駆動開発について
Pry による repl 駆動開発について
 
Module での名前解決について
Module での名前解決についてModule での名前解決について
Module での名前解決について
 
Tsort について
Tsort についてTsort について
Tsort について
 
ガス単独診断に学ぶ Vue js
ガス単独診断に学ぶ Vue jsガス単独診断に学ぶ Vue js
ガス単独診断に学ぶ Vue js
 
Fiberの使いどころ
Fiberの使いどころFiberの使いどころ
Fiberの使いどころ
 

Recently uploaded

論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A survey
論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A survey論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A survey
論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A surveyToru Tamaki
 
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)Hiroki Ichikura
 
Postman LT Fukuoka_Quick Prototype_By Daniel
Postman LT Fukuoka_Quick Prototype_By DanielPostman LT Fukuoka_Quick Prototype_By Daniel
Postman LT Fukuoka_Quick Prototype_By Danieldanielhu54
 
[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略
[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略
[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略Ryo Sasaki
 
論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet
論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet
論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNetToru Tamaki
 
スマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システム
スマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システムスマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システム
スマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システムsugiuralab
 
Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介
Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介
Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介Yuma Ohgami
 
TSAL operation mechanism and circuit diagram.pdf
TSAL operation mechanism and circuit diagram.pdfTSAL operation mechanism and circuit diagram.pdf
TSAL operation mechanism and circuit diagram.pdftaisei2219
 
論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...
論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...
論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...Toru Tamaki
 
SOPを理解する 2024/04/19 の勉強会で発表されたものです
SOPを理解する       2024/04/19 の勉強会で発表されたものですSOPを理解する       2024/04/19 の勉強会で発表されたものです
SOPを理解する 2024/04/19 の勉強会で発表されたものですiPride Co., Ltd.
 

Recently uploaded (10)

論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A survey
論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A survey論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A survey
論文紹介:Semantic segmentation using Vision Transformers: A survey
 
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
 
Postman LT Fukuoka_Quick Prototype_By Daniel
Postman LT Fukuoka_Quick Prototype_By DanielPostman LT Fukuoka_Quick Prototype_By Daniel
Postman LT Fukuoka_Quick Prototype_By Daniel
 
[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略
[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略
[DevOpsDays Tokyo 2024] 〜デジタルとアナログのはざまに〜 スマートビルディング爆速開発を支える 自動化テスト戦略
 
論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet
論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet
論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet
 
スマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システム
スマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システムスマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システム
スマートフォンを用いた新生児あやし動作の教示システム
 
Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介
Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介
Open Source UN-Conference 2024 Kawagoe - 独自OS「DaisyOS GB」の紹介
 
TSAL operation mechanism and circuit diagram.pdf
TSAL operation mechanism and circuit diagram.pdfTSAL operation mechanism and circuit diagram.pdf
TSAL operation mechanism and circuit diagram.pdf
 
論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...
論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...
論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...
 
SOPを理解する 2024/04/19 の勉強会で発表されたものです
SOPを理解する       2024/04/19 の勉強会で発表されたものですSOPを理解する       2024/04/19 の勉強会で発表されたものです
SOPを理解する 2024/04/19 の勉強会で発表されたものです
 

Ruby on Rails のキャッシュ機構について

  • 1. Ruby on Rails の キャッシュ機構について 2019/07/17 大手町.rb #19
  • 2. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 1自己紹介 Tomoya Kawanishi a.k.a. @cuzic エネチェンジ株式会社 チーフエンジニア 電力会社、ガス会社を切り替えるなら、エネチェンジ経由で! 一般家庭も!法人も! エンジニア積極採用中です Ruby関西の中の人 2019年9月15日(日) 大阪RubyKaigi 02 発表者として登壇くださる方、あとで声かけください。 大手町.rb の中の人 毎月 大手町.rb の開催を予定 第2水曜か、第3水曜あたりで定期開催 東京駅、各線大手町駅から直結! Ruby の初級者がメインターゲット
  • 3. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 今日のテーマ Ruby on Rails のキャッシュ機構について キャッシュはなぜ重要か 遅い処理はどうしてもたくさんある 入力が同じなら、出力も同じことが多い 単に、前回の値を覚えてそれを返せばいい!(=キャッシュ) 今日、話すこと キャッシュの種類 Ruby on Rails が用意しているキャッシュストア ENECHANGEでのキャッシュの利用について 2
  • 4. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 キャッシュの種類 ページキャッシュ ページ全体をキャッシュする 静的コンテンツのキャッシュ ブラウザ・CDN・WEBサーバでキャッシュ 非常に高速に応答できる フラグメントキャッシュ view 部品のレンダリング結果をキャッシュ 低レベルキャッシュ 任意のクエリ結果、計算結果をキャッシュ SQLキャッシュ 同一リクエスト内で、同一クエリを実行した 場合、キャッシュを返す 3 ブラウザ CDN WEBサーバ (NGINX) APサーバ (puma等) DBサーバ
  • 5. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 ページキャッシュの利用 Ruby on Rails では静的コンテンツは下記を両立できる リリース後すぐに反映される キャッシュがすでにあればキャッシュを使う Ruby on Rails のキャッシュの仕組み アセットパイプラインで digest値つきのファイル名を生成 内容が変化すると digest(ファイル名)が変化する Ruby on Rails で作られるコンテンツもページキャッシュ を意識した設計にできる 4 # ページキャッシュが使うための設定 ttl = 1.hour expires_in ttl, public: true, must_revalidate: true request.session_options[:skip] = true # set-cookie を飛ばさない @article = Article.last fresh_when @article # fresh_when で ETAG をいいかんじに設定できる must_revalidate: true 前回と同じコンテンツかの問い合わせ を必須にする
  • 6. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 (参考) ETAG とキャッシュの動作 ブラウザは ETAG と 組合せてページを キャッシュする リクエスト時に前回記憶し た ETAG も合わせて送信 サーバは前回と同じ値なら 304 not modified を応答 ページ全体を返すよりも ずっとコンパクトで ネットワーク負荷が少ない ブラウザだけでなく、 CDN やプロキシも同じよ うに動作する 5 ブラウザ WEBサーバ ① / をリクエスト ② 200 OK をレスポンス ETAG deadbeaf をブラウザはキャッシュ ③ / をリクエスト 前回の ETAG は deadbeaf ④ 304 not modified をレスポンス ブラウザは前回のキャッシュを使う ⑤ / のコンテンツを更新 ETAG が beafbeaf になる ⑦ / をリクエスト 前回の ETAG は deadbeaf ⑧ 200 OK をレスポンス ETAG beafbeaf をブラウザはキャッシュ
  • 7. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 フラグメントキャッシュの利用 6 <% @products.each do |product| %> <% cache product do %> <%= render product %> <% end %> <% end %> <%# ハッシュ値: views/products/1-201505056193031061005000/bea67108094918eeba42cd4a6e786901 %> フラグメントキャッシュ 各部品ごとに個別に適切に期限切れを設定できる 下記の例では、 product の cache_key とテンプレート ツリーダイジェストを元にキャッシュされる cache_key : id と updated_at を元に生成したキー テンプレートツリーダイジェスト: キャッシュされるビューフラ グメントの内容から生成したハッシュ値 Ruby on Rails ではキーベースの有効期限を採用している
  • 8. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 低レベルキャッシュ 低レベルキャッシュを使うと任意の処理結果をキャッシ ュできる Rails.cache.fetch 第1引数: キャッシュキー expires_in: 有効期限 ブロック付きで呼び出す キャッシュがなければ、ブロックの評価結果をキャッシュ 有効なキャッシュがあれば、キャッシュを返す モデルで cache_key メソッドと組合わせて利用する 7 class Product < ApplicationRecord def competing_price Rails.cache.fetch("#{cache_key}/competing_price", expires_in: 12.hours) do Competitor::API.find_price(id) end end end
  • 9. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 SQL キャッシュ 同一リクエスト内で同一のクエリを実行したとき、同一 の結果を返す 特別な設定なく、自動的に利用される 8 CACHE (0.0ms) SELECT "areas".* FROM "areas" WHERE "areas"."id" = 1
  • 10. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 キャッシュストア 単一サーバなら FileStore、 複数サーバなら RedisCacheStoreがオススメ ActiveSupport::Cache::MemoryStore 各Rubyプロセス内に持つキャッシュストア プロセス間でキャッシュを共有できる ActiveSupport::Cache::FileStore ディスクシステム上のファイルにキャッシュする プロセス間でキャッシュ共有できる ActiveSupport::Cache::MemCacheStore memcached を使うキャッシュ ActiveSupport::Cache::RedisCacheStore Redis を使うキャッシュ 9
  • 11. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 (おまけ) RequestStore https://github.com/steveklabnik/request_store 同一リクエスト内が存続期間 キャッシュストアというか 同一リクエスト内でだけ使えるグローバル変数 Model と Controller とかでデータ共有したいときとかに便利 もちろん、キャッシュストアとしても使える 容量・用法は適切に 10
  • 12. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 ENECHANGE でのキャッシュ ページキャッシュを積極的に活用 静的アセットはアセットパイプラインを使って生成 Nginx で、digest があれば永遠にキャッシュされるように設定 一部の静的なページはページキャッシュを利用 低レベルキャッシュ(Rails.cache.fetch)を Model で利用 キャンペーン情報等は日単位で切り替わることが多い ENECHANGE ではキャッシュキーに年月日を含めている 日付が変わると、自動的に取得しなおす キャッシュが切り替わる条件はすべてキャッシュキーに含めるのが ベストプラクティス RedisCacheStore と RequestStore を組み合わせて利用 Redis サーバはネットワーク的に別のサーバにあり、ちょっと遠い 一部のキャッシュしている値がとても大きい(数MBある) Redis への取得結果を RequestStore にキャッシュ 同一リクエスト内で同じ値を Redisサーバまで取りに行かせない 11
  • 13. 大手町.rb #19 「Ruby on Rails の持つキャッシュ機構について」 まとめ いろんなタイミングでキャッシュできる ページキャッシュ、低レベルキャッシュ キャッシュ機構もいろいろある ファイルキャッシュ、MemCached、Redis ・・・ ENECHANGE では低レベルキャッシュを多用 DB からの取得結果をキャッシュ キャッシュヒット率を高める RequestStore も一部利用している 12