リモートワークに大切な3つのこと～アジャイル開発の現場より～

リモートワークに大切な3つのこと
～アジャイル開発の現場より～
＠「NRI aslead Remote」×「最新技術」で業務改革！「安全・迅速」な新しいリモートアジャイル開発環境を築くには？
2020年10月22日

渡部啓太
アジャイルコーチ・チーム設計師
 野村総合研究所 DX生産革新推進部 bit Labs
 「楽しく働けるチーム・組織作り」が信条
 組み込みソフトウェアやアプリの開発、プロジェクト
マネジメント、スクラムマスター、アジャイル推進活
動チームの立ち上げを経験し、2019年5月よりNRI bit
Labs に所属。現在はスクラムチームの支援・コーチを
行っている。
 社外では勉強会やワークショップの開催、本の執筆を
通じチーム作りの大切さを広めることに注力

bit Labsコンセプト
2Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved.
DX事業開発はリーン型の実行プロセスになっていくことを出発点として設定
テクノロジーに軸足を置く組織として、「デザイン手法」「アジャイル開発」「データ分析」に加え
それぞれの活動を下支えする「最新DX技術」を4本の柱として定義。
Analytics

bit Labs提供サービス
事業開発・実証実験（PoC）から本格開発・運用フェーズまで、お客さまのデジタル・トランスフォーメーションに向けた、
「ひとつひとつの挑戦をカタチにしていくこと」にこだわって強力にサポートします。

リモートワークしていますか？
去年とは全く違う世界になりましたね
こんな環境で仕事をするとは…

リモートワークしていますか？
去年とは全く違う世界になりましたね
こんな環境で仕事をするとは…
小学生時代から使っている
折りたたみテーブル

フルリモートの現場支援で感じた3つの大切なこと
6
1. リズムを作る
2. コミュニケーションの設計をする
3. お互いを知る
Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved.

お話しする現場のコンテキスト
プロトタイプを使った仮説検証
開発チームの育成
Sprint 1～
アジャイル開発ができるよう支援
途中からフルリモートでの支援

8

1. リズムをつくる
スクラムを実施
 リモートこそリズムが大事
 情報共有
 学習のシェア
 計画の見直し
⇒ 長時間労働しない、メリハリをつける
1日の
計画を話す
1週間の
計画を話す
全体の
計画を話す
1週間を
みんなで
ふりかえる

10

コミュニケーションは設計しないとできない
 スクラムで最低限の設計はできている
 相談や雑談、お互いを知れるようなワークなどを別枠
で設ける
 チャットのチャンネルを運用
1日の
計画を話す
1週間の
計画を話す
全体の
計画を話す
1週間を
みんなで
ふりかえる
１on１雑談
お互いを
知るワーク
チャット

12

2つの「知る」
 お互いのパーソナリティーを知る
 お互いの感じていることを知る

2つの「知る」

2つの「知る」
お互いを知ることで
うまく連係ができるようになる

お互いのパーソナリティーを知る
偏愛マップ
 自分が好きなものをひたすら描く
 全員同席なら紙に描く
 共通点を見つけて距離を近づける
 リモート環境が整っていない方もいたので
SPからもアクセスできるTrelloを利用

お互いのパーソナリティーを知る
私ってこんな人
 10個の質問の回答を共有しあう
 お互いの価値観や人間性を手早く知ることができる
日本ファシリテーター協会アイスブレイク集より https://www.faj.or.jp/facilitation/tools/

2つの「知る」

2つの「知る」
そもそもリモートでなくとも
知らない人には話しかけづらい

2つの「知る」
そもそもリモートでなくとも
知らない人には話しかけづらい
スポーツでもフォーメーション
の理解に加え、各メンバー同士
の理解が必要

2つの「知る」

2つの「知る」
非言語コミュニケーションが
できないので感情がくみ取りにくい

お互いの感じていることを知る
プロセスに点数をつける
 スクラムイベントに点数をつけてプロセスがうまく
いっているか、いないかを可視化
 リモートだとチーム状態が見えにくい
 その後、「点数を100点に近づけるには？」という観
点でアクション出しをしてカイゼンにつなげた

お互いの感じていることを知る
ふりかえりで感情を可視化する
 ただ働いているだけでは個々の感情に気づけない
 感情を言葉で表現することでお互いに共有できる
 感謝のアクティビティ
 Goodな感情、Badな感情
学習マトリクス
良かったこと
続けたいこと
変えたいこと
新しいアイデア感謝
事実と感情・Good/Bad
Bad Good
事実
感情
http://t-and-p.hatenablog.com/entry/good-bad-fact-emo

25
フルリモートでも
アジャイルなチームができた！！

テレワークのデメリットに対するアンケート
テレワークのデメリットは解消できそう
 リズム、コミュニケーション設計、お互いを知るとい
う「チームの文化的側面」で解消できることが多い
 ただし、セキュリティに関する言及もあるように、環
境的側面が文化的側面に与える影響は大きい東京都の「多様な働き方に関する実態調査（テレワーク）結果報告書」(令和2年3月)より
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/hatarakikata/telework/01_telework_tyousa.pdf

フルリモートの現場支援で感じた3つの大切なこと＋α
28
チームの文化的側面を
ツール・環境が支える

システムが文化を作る
作りたい文化に合わせたツールのチョイスが肝心

本イベントの趣旨
「セキュア」かつ「スピーディ」
な開発ができる文化を作るために
学びましょう！

リモートワークに大切な3つのこと～アジャイル開発の現場より～

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