この資料の勉強会「メンタルカフェ」を、毎月テーマを変えて開催しています。
http://www.mental-support-jp.org/#!m-cafe/c1wd8
メンタルカフェは心をテーマにした対話型の勉強会です。
スライドのくわしい解説。
そしてグループごとに事例を出し合いながらテーマを深めます。
前回の「アダルトチルドレン(AC)〜抑圧〜」に続く、「ダブルバインド」のスライドです。 こちらも親の刷り込みによるケースが多いのですが、 ACがいわばアメとムチで抑圧者の思い通りの行動をとらされてきたのに対して、 ダブルバインドでは抑圧者自身も混乱しています。
意思決定の指針が矛盾していたり、気分次第で揺れ動いていることが多いでしょう。
そして、被抑圧者に対して「従っても・従わなくても」否定するので、 被抑圧者は何をしていいかわからなくなり、混乱します。 抑圧者も被抑圧者も、自分の感情をガマンして抑える苦しさに支配されています。
「過食・嘔吐」など相反する行動をとってしまう場合、 往々にしてなんらかのダブルバインドが入っているようです。 たとえば・・・母親が主婦の不満から娘には成功してほしいと願望。しかしそれが叶えられることは=母自身の生き方が否定されるようで 娘の成功に否定的な言動をしてしまう。 「女でも〜」「しょせん、女は」「女は結婚が一番」 ・・・2つの価値観、二律背反の混乱を、心もカラダも表現しているんですね。