2018年11月～12月に実施したfreee ビジネスキャッシュレスアワードにて表彰されたキャッシュレス実践例の一部を紹介しております。 これらはスモールビジネスの現場で実際にキャッシュレスを実践し、メリットを実感している方の生の声です。 本資料が、キャッシュレスの導入を検討している方や、効果を知りたい方の参考になれば幸いです。 ▼freee ビジネスキャッシュレスアワードについてはこちら▼ https://www.freee.co.jp/finance/freee-business-cashless-award/

1. ビジネスキャッシュレス事例集
freee ビジネスキャッシュレスアワードにて
表彰されたキャッシュレス事例の一部を公開します
（2018/12/27時点）

2. 経費精算撲滅プロジェクト・小口現金の廃止
経理と従業員の運用工数を削減【教育関連】01
・従業員の立替経費額が減少：現状は 1万円/人程度まで減少
・従業員の経費精算工数を減少： 5時間/人→30分/人
・経理の経費精算工数を削減： 25時間/月→5時間/月
・定期券代の削減： 100万円/年
・経費精算の工数削減に伴い、付加価値の高い業務に注力できるようになった
①多額の立替費用に伴う、経費精算工数の増加
・従業員：申請工数増加による受注獲得機会の損失
・経理：月次決算遅延の要因
②小口現金による手間とリスク
・常時、金庫に現金があり、不正のリスクに晒されていた
・小口現金の出納チェックや仕訳に時間を要していた
アタリ
①経費精算撲滅プロジェクトの立上げ
コーポレートカードや請求書での支払い可能な項目を見直すこと
で、従業員の立替費用を削減。
②小口現金の廃止
取引先への支払いはギフトカードや請求書で対応。仮払いもコー
ポレートカードを部長以上に支給することで廃止した。
事例元：スタディプラス株式会社 （大賞）

3. 農産物仕入れと代金支払い
農家の所得向上に貢献【農業関連】02
・JAに出荷していた農家の年間農業所得が、同じ栽培面積・労働投資で 120万円増
加（増益分で設備投資を行い、新たな農作物の栽培に挑戦）
・猟師は、これまで山に廃棄していた鹿や猪をレストランへ卸せるようになり、 0円だっ
た収入が年間 80万円までに増加
・ジビエ肉を提供するレストランは、トレーサビリティが担保された食材の活用で料理
の価値を上げることに成功
JAに農産物を出荷すると、問屋や青果市場を経由するため、店
頭に並ぶまでに2～3日を要する上、買取代金の振り込みは月末
締めの翌月20日払いとなっていた。
そのため、大規模農家ほど資金繰りが困難となっていた。
農家から全量買取し、3日後にネット銀行を通じて送金。個人経営
の八百屋からは、仕入れ金額をクレジットで決済。
スーパーなどは振り込み対応だが、会計伝票の記帳などはオン
ラインの自動認証を活用している。その他に、ジビエ肉のレストラ
ンへの納品を全てキャッシュレス化で対応している。(店舗はオン
ライン納品書をもとに即日電子処理が可能)
事例元：合同会社地域資源総合研究所 （開業・創業者賞 ）

4. 青空市場にクラウドレジと
クレジットカードを導入【農業関連】03
・クレジットカード決済の導入で 10万円以上を購入するお客様も出てきた
・レジの打ち間違えが減ることで、レジ業務の教育時間を削減することに成功
・クラウドレジによって、場所を問わず情報取得が可能となり、意思決定のスピードが
向上
・売り上げ分析が可能になり、根拠のある仕入れに繋がった
・現金のみの対応だったため、カード払い希望の顧客を取りこぼ
していた
・売上はレジで手打ちだったため、金額の打ち間違えの発生やレ
ジから印字された売上伝票の手書き集計など、運用に負荷が
かっていた
クラウドPOSレジとiPad、クレジットカード決済を導入。
事例元：株式会社ベジアーツ （店舗賞）

5. オフィス向け無人コンビニ
リアルタイムで在庫管理【小売関連】04
・お釣りがなくても商品を購入することが可能になった
・RFIDタグにより、リアルタイムで在庫管理が簡単になった
既存のオフィス向け無人販売は、集金箱を設置した置き型サービ
スで、「お釣りがないと購入ができない」「在庫とお金が合わないと
従業員へ疑いの目を向けなければならい」などの問題が発生して
いた。
・様々なリクエストに応えるオフィス向けの無人コンビニを 区内
のオフィスやコワーキンスペースを中心に展開
・クレジットカード決済に対応し、ボタン一つでその場で決済が完
了
・RFIDタグによる、リアルタイムで在庫を管理
事例元：６００株式会社 （イノベーション賞 ）

6. 電子地域通貨とQR決済
フェス出店者の売り上げアップ【小売関連】05
・導入後、10日間で800回以上の決済があった
・約40万円の流通があり、期間中に導入店舗の売り上げがアップした
キャッシュレス対応の店舗の増加に伴い、地域外に消費流出のリ
スクが高まっていた。
・エリア限定で使用可能な電子地域通貨を発行し、商店街の一部
店舗に導入した。また、連携したイベントでも活用
・地域商店街主催のイベントで25店舗にQRコード決済を導入した
（スマホアプリにチャージして、QRコード決済が可能になった）
事例元：株式会社アイラブ （ツール連携賞 ）

7. キャッシュレス責任者選任
freee導入で業務削減【建材製造販売】06
・営業部門だけで部員 10名の月間集金時間を約 100時間削減した
・管理部門は立替経費の精算にかかっていた手間を大幅削減した
・集金業務が減ったことで、営業の生産性が向上した
・カード決済に対応したことで、売上が増加した
営業部門では月間約80件の集金件数があり、そのほとんどがク
ライアント先へ直接訪問しての回収だった。金額は数千円から
1,000万円となり、金額が大きいと紙幣を数える手間もかかり、業
務負担が非常に大きかった。
・freee導入に際し、現金取引の削減、カード決済対応、POSレジ
も併せて導入した
・会社の各部門にキャッシュレス責任者を選任し、プロジェクトとし
て現金削減を実施した
事例元：株式会社ユニテ （運用改善（バックオフィス）賞 ）

8. QRコード付POPを導入
小銭扱いが無くなり売上アップ【食品製造販売】07
QRコード決済を導入したことで、 1か月あたりの売上が 691%増加となった。
企業へ置き型で社食サービスを提供していたが、3つの課題が
あった。
①小銭がぴったり合わないと購入できない
②現金が執務空間内に置いてあるため、防犯リスクが高まる
③わざわざ集金しなくてはならず、また決済の差異が生じやすい
利用企業のオフィスに設置している販売台にQRコード付きPOP
を導入し、スマホアプリでの決済を実現。
事例元：ベースフード株式会社 （電子決済賞）

9. 少額備品の現金決済と
エクセル管理を廃止【WEB制作関連】08
・経理処理の効率が向上（ freee経由で上がってくる取引と手元の領収書を確認して
登録するだけで、経理処理が完了）
・交通費の明細は、ほぼ自動登録であるため、確定申告時にまとめて確認するのみ
となり、日々の業務が大幅に削減された
・電子決済サービスを利用することで、毎回クレジットカードの署名の手間がなくなり、
会計がスムーズになった
少額の備品購入や、交通費の清算などの管理に、無駄な時間と
労力を要していた。
・経費決済を全てクレジットカードに集約し、freeeと連携した
・複数の電子決済サービスを利用し、経費精算処理の効率化を
図った
・交通費は、オートチャージ対応のクレジットカードと契約し、モバ
イルSuicaで管理した
事例元：Ylabo（電子決済賞）

10. 09
・告知を見た物販購入者全員がキャッシュレス決済を利用
・釣銭準備が不要のため、参加者とのコミュニケーションも増え、買い上げ点数が増
加した
イベント物販で、当日の釣銭準備や保管に懸念があった。
事前にイベント告知ホームページにて、キャッシュレス決済（クレ
ジットカード・電子マネー・QRコード）の呼びかけを実施した。
イベント物販の現金保管
キャッシュレス化で解消【薬品・化粧品販売】
事例元：中田中央薬品 （電子決済賞）

11. 10
・アプリをダウンロード後、ユーザー登録時にカード情報を登録するだけで、送迎完了
後にカード決済が行われるため、ユーザーは安心に利用することができ、リピート客
が増加
・代行業者にとっては、面倒な釣銭準備が不要となり、降車時の現金のやり取りもなく
なったので、業務がスムーズになった
運転代行サービスには、以下2点の課題があった。
①運転代行業者にとっては、釣銭準備の手間や、酔客相手だと
送迎後に現金のやり取りが面倒なケースがあった
②利用客は、必要となる送迎料金を気にしながら（財布に現金を
残しながら）飲食する必要があった
運転代行業者の検索・配車、そして決済までを全てできるアプリ
を開発した。
運転代行配車アプリによる事前決済で
降車時の現金やり取りをゼロへ【WEB制作関連】
事例元：株式会社トラパンツ （審査員特別賞【小島賞】 ）

12. 11
・釣銭準備をする手間がなくなった
・レッスン終了後、スムーズにお見送りを出来るようになった
・レッスン料の説明にかかる時間がなくなり、新規の生徒がレッスンに集中でき、定着
率が向上
・まとまったお金を持参する煩わしさがなくなり、コースのお申込みが増加
・これまで月謝制度を取り入れており、小銭や新札の釣銭準備に
手間がかかっていた
・非日常空間が体験できる講座だが、レッスン終了後にお金のや
り取りが発生するため、現実に戻ってしまっていた
・クレジットカード決済機能が使った申込みフォームを導入した（こ
れまで現金支払いだった生徒には、理解を得るため何度も丁寧
に説明した）
・現金での月謝制度に慣れている生徒のために支払い済みか否
かが分かるようにスタンプカードを導入した
月謝制度の廃止・カード決済導入で
新規の生徒定着率がアップ【趣味講座関連】
事例元：ティーアテンダント協会 （審査員特別賞【川上賞】 ）

13. 12
・数ヶ月以内に、川崎市内の商店街で子供・高齢者・障害者の方々とともに、実際お
買い物を楽しむ、実証実験を実施予定
・大手遊園地への導入も検討中
・エリア限定での利用となるため、地域外への消費流出防止にもなる
仮想通貨は、決済方法が難しいという声が多く、敷居が高かっ
た。しかし、現金だと子どもたちに持たせるのは心配だったり、お
使いの際に関係ないものまで買ってくるなどの大きな課題があっ
た。
独自の決済システムとウォレットを活用するオリジナルの仮想通
貨を開発・発行。
LINEアカウントと連動しており、ユーザビリティの高さ（直観的に
使用することができ、利用者の家族に居場所や利用も通知する）
や分かりやすいUIを実現。
独自仮想通貨を開発
子どもや障がい者も気軽に買い物を実現【ブロックチェーン関連】
事例元：フロッグカンパニー株式会社 （審査員特別賞【麻生賞】 ）

14. Appendix
ビジネスにキャッシュレスを取り入れるために、
事業用クレジットカード利用やfreee活用に関する
参考情報・Tipsをまとめました

15. 経費処理を効率化できる
プライベート用カードで経費を支払うと、後から
プライベート用と事業用の経費を分類しなけれ
ばなりません。
事業用カードを分けて作れば、効率よく経費の
管理が可能です。
従業員カードも活用すれば、従業員の小口現
金の経費の仮払い、立て替えなどの現金出納
業務も効率化します。
資金繰りを改善できる
資金繰り改善の鉄則は「売掛金は早く回収し、
買掛金や未払金はなるべく遅く支払うこと」と言
われます。
クレジットカードは他のカードとは違い、支 払い
タイミングを遅く出来ることが特徴です。
事業用カードは上限限度額が高く、限度額アッ
プもしやすいため、資金繰り改善効果を高める
ことができます。
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参考：事業用カードのメリット
クレジットカードの利用は事業運営上、大きなメリットをもたらします。
事業上のメリットを最大限享受できるよう、うまく活用しましょう。
事業用の特典が使える
事業用カードの特典は税理士相談やオフィス特
典、ラウンジ利用など事業者向けの物が多く含
まれます。
また、複数のカードを持てば、それぞれの特典
を利用できる上、限度額超えのリスクを避けら
れるため、複数枚の利用をおすすめします。
（※同時に多くのカードに申し込むと審査に影
響する可能性があるため、1,2枚ずつの申込み
を推奨します）

16. 従量課金サービスを使う
Web系の事業など、GoogleなどのWeb広告や、AWSなどのクラウドサーバ
を使う事業は売上が入る前に高額の出費が必要な上、変動金額に対応
した処理が面倒です。
高限度額のカードで支払いタイミングを遅らせましょう。
定額/Webサービスの利用
定額サービスを利用する際は、クレジットカード登録をすると毎月の
経費処理業務を省力化出来ます。
また、Webサービスではクレジットカード決済のみのサービスを使う場
合は、クレジットカードが必須です。
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参考：クレジットカードを導入しやすい場面
開業・創業したばかり
支払いタイミングが遅らせられるため、まだ売上の少ない開業者/創業者
にこそクレジットカードが便利です。
ただし、予想外の出費に驚かないよう、会計ソフトなどを併用して資金繰
りはしっかり管理しましょう。
移動や会食が多い
交通費・出張費・会食ではカード決済を使えば、経費処理だけでなく支払
いも簡単です。
また、事業用カードにはETC、施設利用など相性の良い特典も多く、さま
ざまなメリットを組み合わせられます。

17. 利用状況を把握しておく
事業用に限らない話ですが、クレジットカードの
利用状況を把握していないと、予想以上の出費
に見舞われる可能性があります。
freeeに同期をしておくと、銀行口座残高も含む
資金状況をまとめて把握できる上、freeeでは資
金繰り状況もレポート形式で手軽に確認できる
ので、同時利用をお勧めします。
経費処理方法を調整する
クレジットカードと会計ソフトの併用で経理処理
は効率的になりますが、費用が後払いになり、
銀行口座からも同額が引き落とされるため、処
理に工夫が必要です。
freeeでは、クレジットカードを同期した後、「未払
金」処理や「口座振替」設定をすることで、自動
で経理がより便利になります。
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参考：効果的なカード利用のコツ
クレジットカードのメリットを最大化するためのコツを紹介します。
上手に利用して、事業経営にうまく生かしましょう。
利用ルールを作る
クレジットカードでの支払いでも経費処理に領
収書が必要です。
特に従業員にもカードを渡す場合には運用方
法を周知しましょう。
領収書の他にも「カード裏面への自署を忘れな
い」など初歩的な注意の周知や、場合によって
は「使途不明金は給与から天引きをする」など
のルール整 備も安 心なカード運 用に繋がりま
す。

18. 18
スモールビジネスの経営・経理に最適な「freeeカード」
創業期から使える、限度額50万円以上、年会費無料で使えます。
高額の取引がある、または積極的に資金繰り改善に活用するならfreeeカード。
移動用の経費は使いやすいfreee VISAカードなど使い分けがおすすめ。
freeeカードライト freeeカード freee VISAカード
カードイメージ
年会費 無料
・初年度無料
・翌年度以降：前年度 50万円以上利用
もしくは「マイ・ペイすリボ」をお申し込みの場合は無料
上記を満たさない場合、本会員税抜 1,250円
ブランド Master VISA
限度額
50万円～300万円
（300万円以上の限度額相談も可能）
50万円～500万円
（500万円以上の限度額相談も可能）
50万円～150万円
（Goldなら150万円以上の限度額も）
必要資料 本人確認書類のみ
・個人事業主：本人確認書類
・法人：本人確認書類、登記事項証明書
※200万円超の場合は要追加書類
本人確認書類のみ
電子マネー なし
iD/WAON/PiTaPa/Apple pay/エクスプレス予約サービ
スなど
従業員カード 無料。3枚まで。 無料。50枚まで。 1枚400円。999枚まで。
申込み方法
Webで発行まで完結
最短4営業日発行
申し込みページはこちら
Webでダウンロードできる
必要書類を郵送して発行
Webでの申し込み後、
必要書類を郵送して発行
freeeカードシリーズの違い

19. 【手入力を減らすために】freee 徹底活用ガイド（資料リンク）
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