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富士市教育委員会導入事例 -校務用シンクライアントシステムの整備- 2017年度版
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富士市教育委員会導入事例 -校務用シンクライアントシステムの整備- 2017年度版
1.
富士市教育委員会導入事例 ~校務用シンクライアントシステムの整備~ 2017年11月 富士市役所総務部情報政策課 深澤 安伸
2.
このスライドは からダウンロードできます http://www.slideshare.net/fukasawa_jp/
3.
目次 1. 富士市の概要 2. 導入のポイント 3.
第1期システムの概要 4. 第1期システムの利用状況 5. 第2期システムの構成要素 6. まとめ 7. 今後の課題
4.
1. 富士市の概要 1.1. 宣伝 1.2.
富士市役所の概要 1.3. 富士市教育委員会の概要
5.
1. 富士市の概要 場所
静岡県東部地区 人口 255,060人(2017年4月現在) 公式ウェブサイト http://fujishi.jp/ 1.1. 宣伝(その1)
6.
1. 富士市の概要 かみのまち トイレットペーパーの生産量34.2% (2015年) 紙全体9.3%
(2015年) 製紙会社51社59工場 (2017年) 1.1. 宣伝(その2)
7.
1. 富士市の概要 富士山の見えた日(2016年) 全体 138日 一部
66日 富士山が世界文化遺産に(2013年) 1.1. 宣伝(その3)
8.
1. 富士市の概要 富士じかん http://fujishi.jp Twitter http://twitter.com/fujishi_jp Facebook http://facebook.com/FujiCity 1.1. 宣伝(その4)
9.
1. 富士市の概要 拠点数 市内約150箇所 職員数 2,584人(正規職員数) (2017年4月1日現在) アカウント数 4,000人超 (臨時職員・市議会議員 等) 1.2.
富士市役所の概要
10.
1. 富士市の概要 小中学校の数 小学校27校 中学校16校 教職員数 約1,280人 1.3. 富士市教育委員会の概要
11.
2. 導入のポイント 2.1. 導入の目的 2.2.
コンセプト 2.3. 役割分担 2.4. 2010年度ニーズ分析
12.
2. 導入のポイント 子どもと向き合う時間を創出
校務システムの導入で事務効率を向上 全校をネットワークで接続し情報共有 安心・安全なしくみを構築 情報を残さないパソコンの利用 2.1. 導入の目的
13.
2. 導入のポイント 2.2. コンセプト 密接な関係をシステムでも実現する 校務
学習 行政 ・授業・学籍・要録・財務・文書・ID・外字… ・上手に連携して2度手間を発生させない
14.
2. 導入のポイント インフラはITの専門家
行政(情報政策部門) アプリケーションは教育の専門家 教育委員会 現場の教職員 お互いの声に耳を傾ける姿勢がとても重要 2.3. 役割分担
15.
2. 導入のポイント どのように使いたいですか? 2.4.
2010年度ニーズ分析(その1) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% ■校務システムの導入 ■共有フォルダの整備 ■メールの導入
16.
2. 導入のポイント 必要な機能は?
いつでもどこでも使える(校内・自宅・出張先) 校務だけでなく、授業でも使える インターネットホームページが閲覧できる 電子メールが使える 文書作成は「一太郎」が必要 出欠簿や通知表、調査書がデジタル化できる スケジュール管理ができる 教員同士のSMS(付箋)が必要 → 2011年度の導入で、すべて実現しました 2.4. 2010年度ニーズ分析(その2)
17.
3. 第1期システムの概要 3.1. ノート型シンクライアントの採用 3.2.
テレワークの実現 3.3. デジタルカラー複合機の一括導入 3.4. 内田洋行校務システムの導入 3.5. 電子メールの導入 3.6. 全校で情報共有できしくみの導入 3.7. コールセンターを導入
18.
3. 第1期システムの概要 データが残らないから安心 無線LANでどこでも使える 人事異動時は何もしなくて良い 3.1. ノート型シンクライアントの採用
19.
3.第1期システムの概要 自宅でも 出張先でも 3.2. テレワークの実現
20.
3.第1期システムの概要 ICカード認証で印刷・コピー 文書のデジタル化(スキャナ) 家から印刷指示、学校で取り出し 3.3. デジタルカラー複合機の一括導入 事務効率向上 セキュリティ強化 両立
21.
3.第1期システムの概要 (参考) 印刷利用状況
22.
3.第1期システムの概要 (参考) 印刷単価の推移 導入年 台数
(台) 白黒単価 (円) カラー単価 (円) 第1期 2005年 233 1.89 13.90 第2期 2011年 340 1.36 12.10 第3期 2016年 382 1.30 11.50 (税抜き) ※基本料金無し、消耗品や保守コストなどすべてを含んだ印刷単価
23.
3.第1期システムの概要 デジタル職員室 デジタル校務
出欠簿 成績表 掲示板 3.4. 内田洋行校務システムの導入
24.
3.第1期システムの概要 個人メール 学校メール 3.5. 電子メールの導入
25.
3.第1期システムの概要 共有フォルダ アクセス権で制御 ※教育用の共有フォルダもOK ※行政用の共有フォルダもOK ※外字のほとんどが実装済み 3.6.
全校で情報共有できるしくみを導入
26.
3.第1期システムの概要 校務システムのこと その他ソフトウェアのこと
ハードウェアや使い方のこと 24時間365日、全てをコールセンターで受付可能 ※一部24時間365日でないシステムがあります 3.7. コールセンターを導入
27.
4. 第1期システムの利用状況 4.1. 2015年度利用状況アンケート結果 4.2.
テレワーク実績 4.3. 接続状況
28.
4. 第1期システムの利用状況 毎日使用していますか? 4.1. 2015年度利用状況アンケート調査(その1) 毎日利用 92% 使用しない日もある 8%
29.
4.第1期システムの利用状況 自宅で使用していますか? 4.1. 2015年度利用状況アンケート調査(その2) 毎日持ち帰る 11% 週2~3日持ち帰る 23%ほとんど持ち帰ら ない 58%
30.
4.第1期システムの利用状況 個人メールの使用は? 4.1. 2015年度利用状況アンケート調査(その3) 週1回以上使用 26% 月1回ぐらい使用 27% ほとんど使用していない 47%
31.
4.第1期システムの利用状況 ログオン回数 4.2. テレワーク実績 0 100 200 300 400 500 600 700 2015/8/2
2015/8/9 2015/8/16 2015/8/23 2015/8/30 2015/9/6 2015/9/13 2015/9/20 2015/9/27 2015/10/4
32.
4.第1期システムの利用状況 放課後がピークで約40%の職員が利用 4.3. 接続状況
33.
5. 第2期システムの概要 5.1. 第2期システムに向けた課題 5.2.
第2期システムの実装概要 5.3. 第2期システムの構成要素
34.
5. 第2期システムの概要 システム面の課題
起動時間の短縮化 (1分以内) ・・・教室に持っていってもらう 動画再生のスループット向上 ・・・授業で快適に使える 反応時間の向上 ・・・待ち時間を減らす ソーシャル面の課題 利用してもらうしかけの提供 機能紹介と簡単ガイドの作成 定期的なトレーニングの実施 5.1. 第2期システムに向けた課題
35.
5. 第2期システムの概要 すばやく起動してすぐに使えるパソコンを用意
現在動いているアプリケーションは全部動かす Docuworksを全員に提供 ニーズに応じたフリーソフトを提供 一太郎が必要な先生への対応 2016年8月稼動開始 5.2. 第2期システムの実装概要
36.
5.3. 第2期システムの構成要素 5.3.1. 仮想テクノロジ 5.3.2.
クライアント端末 5.3.3. サーバ 5.3.4. ストレージ 5.3.5. 写真用ストレージ 5.3.6. ラックマウント 5.3.7. システム構成図
37.
5. 第2期システムの概要 –
5.3. 第2期システムの構成要素 必要なアプリケーションはSBCで全て動作可能。 ハードウェアコストが削減できる。 ライセンスコストが削減できる。 保守コストが削減できる。 スループット向上が見込まれる。 5.3.1. 仮想テクノロジ XenDesktop 4 XenApp 7.6 LTSR ※LTSR : Long Term Service Release VDI : デスクトップの仮想化 SBC : アプリケーションの仮想化
38.
5. 第2期システムの概要 –
5.3. 第2期システムの構成要素 – 5.3.1. 仮想テクノロジ サーバー上の仮想クライアントOSをデバイスに届ける デバイスとクライアントOSを切り離す。 1) デスクトップの仮想化(VDI) ■2011年に… ・XenDesktop4を採用 ・1,200 License
39.
5. 第2期システムの概要 –
5.3. 第2期システムの構成要素 – 5.3.1. 仮想テクノロジ サーバーで動作するアプリケーションをデバイスに届ける デバイスとOS・アプリケーションを切り離す。 公開デスクトップで提供。 2) アプリケーションの仮想化(SBC) ■2016年に… ・XenApp7.6 LTSRを採用 ・1,280 License
40.
5. 第2期システムの概要 –
5.3. 第2期システムの構成要素 – 5.3.1. 仮想テクノロジ 3) 容易なシステム切替 旧デバイス 新デバイス 旧環境 新環境 ServerClient 111098764 新環境構築(併設) (データ同期含む) 2016 ワンポイント切替 5
41.
画面サイズ14.0インチ 重量1.54kg
厚さ18.9mm 解像度 1920×1080 5. 第2期システムの概要 – 5.3. 第2期システムの構成要素 画面サイズ13.3インチ 重量1.95kg 厚さ27.0mm 解像度 1366×768 5.3.2. クライアント端末 hp 4320t hp mt42
42.
カートリッジサーバー 1台当たり30ユーザー
GPU搭載(Intel Iris Pro) 5. 第2期システムの概要 – 5.3. 第2期システムの構成要素 ブレードサーバー 1台当たり20ユーザー 5.3.3. サーバー hp c7000 BL460c hp moonshot m710p
43.
SSDと10Krpm SAS
総容量56T 4ノード(8U) 5. 第2期システムの概要 – 5.3. 第2期システムの構成要素 SASとSATA 総容量42T 16ノード(32U) 5.3.4. ストレージ hp lefthand p4500 hp 3PAR StoreServ 8200
44.
各学校2TB 5. 第2期システムの概要
– 5.3. 第2期システムの構成要素 5.3.5. 写真用ストレージ 無し hp Apollo 4210
45.
5. 第2期システムの概要 –
5.3. 第2期システムの構成要素 省スペース MoonShot 2台 (60カートリッジ) (XenAppおよび管理サーバ) ファイルサーバ 4台 DMZサーバ 2台 ストレージノード 4台 バックアップストレージ 2台 5.3.6. ラックマウント 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1112U 64U
46.
5. 第2期システムの概要 –
5.3. 第2期システムの構成要素 5.3.7. システム構成図 +教育センター
47.
6. 今後のすすめ方 6.1. セキュリティポリシーガイドライン 6.2.
事務効率向上とセキュリティ強化 6.3. 校務PCとしての基本的な位置
48.
6.1. セキュリティポリシーガイドライン 6.1.1. 教育情報セキュリティガイドライン 6.1.2.
学校における情報セキュリティ対策例 6.1.3. ネットワーク分離例
49.
6. 今後のすすめ方 –
6.1. セキュリティポリシーガイドライン 文部科学省より 2017年10月18日公布 全163ページ 6.1.1. 教育情報セキュリティポリシーガイドライン
50.
6. 今後のすすめ方 –
6.1. セキュリティポリシーガイドライン 6.1.2. 学校における情報セキュリティ対策例 11ページ センターに接続 種類毎に分ける
51.
6. 今後のすすめ方 –
6.1. セキュリティポリシーガイドライン 65ページ 行政系 校務系 校務外部接続系 学習系 6.1.3. ネットワーク分離例
52.
このとおりに作る前に、少し考えたいこと
53.
6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.1. セキュリティレベルとコスト 6.2.2.
セキュリティレベルと利便性 6.2.3. セキュリティレベルと安心感 6.2.4. いろいろな対策の見える化 6.2.5. 充分考えなくてはいけないこと
54.
6. 今後のすすめ方 –
6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.1. セキュリティレベルとコスト コスト セキュリティレベル 危険 注意 安全 どこからが合格点?
55.
利便性 セキュリティレベル 危険 注意 安全 6.
今後のすすめ方 – 6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.2. セキュリティレベルと利便性 どこからが合格点?
56.
安心感 セキュリティレベル 危険 注意 安全 6.
今後のすすめ方 – 6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.3. セキュリティレベルと安心感 どこからが合格点?
57.
入口対策 出口対策 無害化 体制整備 ネットワーク分割 教育 100 60 40 20 80 6.
今後のすすめ方 – 6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.4. いろいろな対策の見える化(その1) どこからが合格点?
58.
20 40 60 80 100 0 入口対策 出口対策 無害化 ネットワーク分割 体制整備 教育 スコア 6. 今後のすすめ方
– 6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.4. いろいろな対策の見える化(その2) どこからが合格点?
59.
6. 今後のすすめ方 –
6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.4. いろいろな対策の見える化(その3) どこからが合格点? 20 40 60 80 100 0 技術的対策 人的対策 組織的対策 スコア
60.
6. 今後のすすめ方 –
6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.5. 充分考えなくてはいけないこと(その1) 事務効率向上 セキュリティ強化 を両立したい 情報教育セキュリティポリシーに関するガイドラインを守りつつ、 ということ。
61.
6. 今後のすすめ方 –
6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.5. 充分考えなくてはいけないこと(その2) 対象範囲 取り巻く環境 は常に変化する でも、 ということ。
62.
6. 今後のすすめ方 –
6.2. 事務効率向上とセキュリティ強化 6.2.5. 充分考えなくてはいけないこと(その3) バランス感覚 未来予測 だから、 がとても大事。 情報収集 ・・・ どこまでやるか。 ・・・ 将来の環境はどこまで変化するか。 ・・・ お手本になる取組があるか? やったことがムダにならないか。
63.
6. 今後のすすめ方 6.3. 校務PCとしての基本的な位置 →
設計にセンスが求められる 校務 学習 行政 学習領域で便利に使いたい 教職員は、 行政は、 校務領域として作りたがる
64.
7. まとめ 校務・学習・行政の密接な関係をシステムで実現 行政と教育委員会の役割分担 使ってもらえるしかけの提供 現実世界もシステムの世界も同じ 「お互いに耳を傾ける姿勢」がとても重要 「快適なインフラの提供」と「適切な使い方の指導」の継続が大事
65.
ご清聴ありがとうございました http://www.slideshare.net/fukasawa_jp/ なにかありましたらお気軽にお問い合わせください fukasawa_yasunobu@sr.city.fuji.shizuoka.jp
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