第24回義肢装具士協会学術大会（一般演題：義手２）発表資料
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2017年7月22日、23日に開催された第24回義肢装具士協会学術大会における一般演題：義手２の中で発表させて頂きました。
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- 3. 2015.6 first live performance with gesture
- 14. 研究開発 製造 販売 補修 法制面の考察 ① ②③ ④ ⑤ ① 新しい機構の発明など 知的財産法（特許、意匠等） ② 装着部位の採型、身体への適合など 義肢装具士法 ③ 人の身体生命や生活の便宜向上等に 関わる機具の製造など 医薬品医療機器等法、福祉用具研究 開発普及法、電気用品安全法など ④ 補装具購入費用の支給など 障害者総合支援法、労働災害補償法 など ⑤ 使用中の過失による事故など 民法、製造物責任法
- 15. 法制面の考察 法令 趣旨 解釈 義肢装具士法 義肢を使用するにあたって、 生命身体の安全を担保する ▶︎ HACKberryは「義肢」である。 義肢とは、障がい者が健常であれば有していたであろう上肢の機能を 代替する器械である。 ▶︎ 安全上の配慮が不要な場合、医師の具体的指示を受けず に採型、適合をすることは可能。 条文の、①手術直後の患部の採型及び適合、②ギプスで固定されて いる患部の採型及び適合、は断端部の衛生状態などが確認されないま まに採型・適合することによる健康上の危険性を考慮したものである。 障害者総合支援法 障がい者、障害児の福祉の増 進を図る ▶︎ HACKberryは「補装具」に当たらない。 HACKberryは、ユーザーが自分の好みの形にして使うことにより自己 実現をする機器である。 ▶︎ ユーザーが望めば、制度外で義手は購入可能。 支援法は、障がい者が申請する一定の場合に、補装具購入費用等を自 治体が補助する福祉制度であり、利用するかはユーザー次第。 製造物責任法 消費者が製造物の欠陥により 受ける生命身体の損害を賠償 させる ▶︎ 使用により生じる事故から損害賠償責任が発生し得る。 ▶︎ 十分にリスクアセスメントを行い、除外しきれないリス クに対しては保険をかけるなどの措置が必要。
- 16. まとめ ✉︎ genta.kondo@mission-arm.jp 1. 当事者向けにHACKberry郵送貸出 2. 組み立てキット、研究用ハンドを販売 3. 出張デモ ２Fホールで展示(26)もしています！ 電動義手の普及率を2%(2015)から20%(2018)に • HACKberryは既存の筋電義手を補完 • 二段構造のネットワークで、福祉の枠外、自己負担で普及できないか • 法制的にも可能（但し、リスクアセスメントと対策は必要）