本資料は、私がアイデアソンの冒頭で用いているウォーミングアップのワークを、共有用に編集したものです。アイデアソンを行う際、参加者によるアイデアの発散をスムーズに進めたいときなど、本資料のワークをご活用ください。本ワークの所要時間は、解説を含めおおよそ10分程度です。 【利用ルール】本資料は、以下のルールに同意いただく範囲で提供されます。 1.本資料は、無料で複製・引用・配布ができます。使用時のルールは、クリエイティブ・コモンズのライセンスCC BY 4.0に従うものとします。クレジット表記は「ハラリョウ」もしくは「Ryo Hara」とします。 2.本資料を活用してイベント等を開催された場合は、イベント概要、感想などをお知らせいただき、今後のブラッシュアップにご協力いただければ幸いです。

1. アイデアソンに入るための
ウォーミングアップ
【かけ算ストーミング Ver.1.0】
2016.01.10
ハラリョウ

2. 本資料は、私がアイデアソンの冒頭で用いているウォーミングアッ
プのワークを、共有用に編集したものです。
【利用ルール】本資料は、以下のルールに同意いただく範囲で提供されます。
1.本資料は、無料で複製・引用・配布ができます。使用時のルールは、クリエイティブ・コモンズのライセンス
CC BY 4.0に従うものとします。クレジット表記は「ハラリョウ」もしくは「Ryo Hara」とします。
2.本資料を活用してイベント等を開催された場合は、イベント概要、感想などをお知らせいただき、今後の
ブラッシュアップにご協力いただければ幸いです。
（参照）クリエイティブ・コモンズ CC BY 4.0 http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
この資料について
アイデアソンを行う際、参加者によるアイデアの発散をスムーズに
進めたいときなど、本資料のワークをご活用ください。本ワークの
所要時間は、解説を含めおおよそ10分程度です。
本資料に記載している「ブレインストーミングの4つのガイドライ
ン」は、アイデア創発の専門家である石井力重さんの解説をベース
に作成しています。詳しくは氏の公開資料などをご参照ください。
（参照）創造的な考え方のコツ http://goo.gl/I1YJ5P
本資料およびアイデアソンに関するお問い合わせは hararyo@gmail.com ハラリョウまで
5ページ目右下に埋め込まれている数字の動画は、20秒計測用（少しラフですが）のカウント
ダウンタイマーです。元はScratchで作成しているので、Scratchを扱える人は、下記URLの
プロジェクトからリミックスでご自由に改変してみてください。
⇒ https://scratch.mit.edu/projects/92665570/

3. 引き出しやすくするためにアイデアソンができること
アイデアに対するひとつの視座
多様な他者の
アタマを
活用する
目的に沿った
メソッドを
活用する
短時間で
効率よく
出し散らかす
発散と収束を
使い分けて
有用を探る
アイデアは
”既存の要素”の”新しい組み合わせ”
以外の何物でもない
J･Ｗ･ヤング「アイデアのつくり方」より

4. 【ブレインストーミングの4つのガイドライン】
判断を先に延ばす 未成熟な案を育成する
量を求める 既出の案を発展させる
できる？
できない？
それはあとで
考えよう
よくわかんない。
けど、とりあえず
出しちゃおう
数を競う遊び
だと思って、
とにかく
出しまくろう
パクリ上等。
ちょっとずらせば
イノベーションだ
アイデアソンを楽しむコツ
（参照）石井力重氏「創造的な考え方のコツ」 http://goo.gl/I1YJ5P

5. かけ算ストーミング
単語をかけあわせたアイデア発散
１．2人1組でペアをつくります。
りんご
お金
真夏日
針金
リモ
コン タオル
ヒメリンゴを
串刺しにして
販売する
5円玉専用
コイン
ホルダー
真夏日になると
真っ赤になる
温度通知針金
押すと木の
りんごが
落ちるリモコン
押すだけで
課金される
リモコン
真夏日しか
操作できない
エアコンの
リモコン
りんご磨き
専用タオル
お札のデザインの
バスタオル
（くるまりたい）
凍らせたタオルを
キオスクで販売
５．最もユニークなものを1つ選んで、他のペアに紹介してください。
２．付箋に好きな言葉（名詞）を３つ書いて伏せてください。(1min)
３．お互いの言葉を縦横にならべて、マトリクスをつくります。
４．2つの言葉を掛け合わせた新しいサービス・商品のアイデアを
9つ書き出してください。(左の列から下の行へ/20Sec×9＝3min)

6. このワークの解説
・既存の言葉の意外な組み合わせで、新しいアイデアを生む練習になります
・ペアになることで、自分以外の人の発想に触れる対話が生まれます
・「20秒」は、アイデアの適否や実現可能性を熟考する余地を生みません
→ 自然と“判断を先に延ばす”発想になります
→ “未成熟な案”でも、まずは出してみようというノリになります
→ 小刻みに時間に追われながら、“量を求める”出し方ができます
→ どっかで見聞きした“既出の案”も、かまわず出せるようになります
・ユニークなものを選ぶところでアイデアの簡単な振り返りができます
・短時間で発話の熱量があがり、笑いも起こるのでアイスブレイク向きです