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ペーパープロトタイピング(新横浜ユーザビリティ研究会)

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ペーパープロトタイピング(新横浜ユーザビリティ研究会)

  1. 1. 新横浜ユーザビリティ研究会 2011/8/31 協働によるデザイン案検討における ペーパーホワイトボードプロトタイピングの検討 A Study of Paper White Board Prototyping at a Design by Collaboration. 白澤 洋一 目次 1. はじめに 2. ペーパープロトタイピング 3. ホワイトボードペーパープロトタイピング 4. 評価実験およびワークショップ 5. おわりに 1 1
  2. 2. 1. はじめに開発プロジェクトの現場 ソフトウェアの画面遷移や画面デザイン案検討を行う際、担当者が一時案 を作成後、数名(2~4 名程度)にて内容の確認(意識共有)および改善案 を検討するケースがある この際、プロジェクト内のメンバーは業務を行っているため、短時間での 内容の確認、ならびに改善案の検討完了が求められる本研究にて提案ペーパーホワイトボードプロトタイピングプロジェクトメンバー内でのワイヤーフレーム(低忠実度)を対象としたプロトタイピングによるデザイン検討促進方法 図の部分的な修正が容易 画面遷移の修正が容易 2
  3. 3. 2. ペーパープロトタイピングペーパープロトタイピング : 「ラピッドプロトタイピング」の形態の一つラピッドプロトタイピングの特徴 “次々に修正を加えていけることが重要” “ブレーンストーミングを推進する材料を提供し、問題の早期発見につながる” 3
  4. 4. 2. ペーパープロトタイピング従来、ペーパープロトタイピングは、主にユーザビリティの評価が目的近年、ユーザのニーズを引き出すためにペーパープロトタイピングに着目した事例も報告 4
  5. 5. 2. ペーパープロトタイピング山崎氏:「ペーパープロトタイピングは、インタラクションのある製品やサービスをデザインするためのデザイン手法」と定義 本研究における プロトタイピングのスコープ ワイヤーフレーム検討 忠実度:低 対象者:内部関係者 対象物:スマートフォン向け ソフトウェア 山崎氏:「ユーザーセンタード・デザインの展開(5) ペーパープロトタイピングの活用」、pp.118-119、 5 日本デザイン学会第59回研究発表大会(2009)
  6. 6. 2. ペーパープロトタイピング<本研究での着目点> ソフトウェア開発に関するプロジェクトのチームメンバー内のデザイン検討に おけるアイデア創出を目的としたプロトタイピングの活用プロジェクト内部でのデザイン検討における有用性についての言及: 「協働により、アイデアをブレインストーミングするのに合わせて、設計を 発展させる」(「ソフトウェアプロトタイピング」 p.296) 「プロトタイプは議論、革新や問題解決を促進する論争や意思決定を 刺激する『共有の場』である」(「Serious Play: How the World‘s Best Companies Simulate to Innovate.」(和訳は、「ソフトウェアプロトタイピング」 p.xxv) 「ワイヤーフレームは、チームメンバが設計とそのもととなる要求について どの程度合意しているかを把握する助けにもなる。」(「ソフトウェアプロト タイピング」 p.287) 6
  7. 7. 2. ペーパープロトタイピングペーパープロトタイピングの課題プロジェクトメンバー内の打ち合わせと言った意識あわせの際、以下の課題を有する 図の描画に失敗した場合、全体を描き直す必要がある 意識合わせのため、図の一部を修正する際も、全体を描き直す必要がある デザイン検討の思考を阻害 7
  8. 8. 3. ペーパーホワイトボードプロトタイピングペーパーホワイトボード紙およびホワイトボードの特徴を有する利点:描くこと、および消すことが容易のため、インターフェイス案の部分的な修正が容易 8
  9. 9. 3. ペーパーホワイトボードプロトタイピングペーパーホワイトボード 紙、ホワイトボードおよびペーパーホワイトボードの特徴比較 部分的な修正 繰り返し 持ち運び 折り畳み 記録保存 利用 紙 △ × ○ ○ ○ホワイトボード ○ ○ △ × △ ペーパー ○ ○ ○ ○ △ホワイトボード 9
  10. 10. 3. ペーパーホワイトボードプロトタイピングペーパーホワイトボードプロトタイピング(提案手法)ペーパーホワイトボードを用いたプロトタイピング「画面枠」のペーパーホワイトボードへの着脱により、「フォーカス」と「俯瞰」を切り替え<フォーカス> <俯瞰> 画面枠の着脱により、 「フォーカス」と「俯瞰」 の切り替えを繰り返す デザイン案の理解を共有 するため、検討が促進 フォーカス:画面枠をペーパーホワイトボードに着けた状態 画面にフォーカスし、ハンドスケッチにて画面のユーザインターフェイス案の検討を 促進 俯瞰:画面枠をペーパーホワイトボードに外した状態 ペーパーホワイトボード全体を俯瞰し、画面遷移案の検討を促進
  11. 11. 3. ペーパーホワイトボードプロトタイピングペーパーホワイトボードプロトタイピング(提案手法) プロジェクトメンバー内でのワイヤーフレーム(低忠実度)を対象 としたデザイン検討促進 図の部分的な修正が容易 協働によるデザイン検討時、 画面遷移の修正が容易 思考を阻害しない 11
  12. 12. 4. 評価実験およびワークショップ本研究では、提案手法の有用性について検討するため、以下の実験を行った。(a)評価実験:紙またはペーパーホワイトボードに描画する線分長は、描画に要する時間に対応すると仮定し、画面の一部分を修正するために要する線分長を比較(b)ワークショップでの活用:筆者らが行った「スマートフォン向けソーシャルアプリケーション企画検討」に関するワークショップにて、提案手法を実施 12
  13. 13. 4. 評価実験およびワークショップ(a)評価実験:紙またはペーパーホワイトボードに描画する線分長は、描画に要する時間に対応すると仮定し、画面の一部分を修正するために要する線分長を比較ペーパープロトタイピングと比較し、提案手法は、修正に要した線分長の小さい 修正に要する 比率 線分長 (ペーパープロトタイピングを1.00とする) ペーパー 957mm 1.00 プロトタイピング 提案手法 124mm 0.13
  14. 14. 4. 評価実験およびワークショップ(b)ワークショップでの活用:筆者らが行った「スマートフォン向けソーシャルアプリケーション企画検討」に関するワークショップにて、提案手法を実施 企画案向けの画面設計の検討、ならびに画面遷移の検討を実施ワークショップ後、提案手法に関し、以下の感想を得た 分析→設計の辺りでペーパープロトタイピングが有効であることが分かった ワイヤーフレームを共有しながら各シナリオの確認をしながら作業できた
  15. 15. 4. 評価実験およびワークショップ提案手法がソフトウェア開発に関するプロジェクトのチームメンバー内での画面設計検討および画面遷移検討に有用であることを示唆 15
  16. 16. 5. おわりにペーパーホワイトボードプロトタイピングプロジェクトメンバー内でのワイヤーフレーム(低忠実度)を対象としたデザイン検討促進 図の部分的な修正が容易 画面遷移の修正が容易 協働によるデザイン検討での有用性について検討ペーパーホワイトボードプロトタイピングは、スマートフォン向けソフトウェア開発におけるメンバー内での画面設計検討および画面遷移検討に有効 16
  17. 17. 5. おわりに今後の課題 ソフトウェア開発プロジェクトにおける提案手法の有用性について更に検討 デジタル対話型プロトタイプへの橋渡し方法について検討 プロトタイプ成果物の記録・保管と共有方法について検討 17

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