23. ⾃分たちのXPへの道を楽しむ。
“Appreciating Your Way to XP”
Kent Beck, Three Rivers Institute, 訳: 平鍋健児
http://objectclub.jp/community/pf/AppreciatingYourWayToXP
@kakutani の discord コメントにヒントを得て。
24.
25. 1. 最悪の問題を選ぶ。
2. XPを使ってそれを解決する。
3. その問題が「最悪」でなくなったら、これを繰り返す。
—Extreme Programming Explained, 第一版
このやり⽅はXP本の第⼀版から引⽤したものだが、変化を起こすための⼯学
的アプローチだ。すなわち、問題を⾒つけ、それを解決する。
⾃分たちの良いところを認識することからはじめるXP
“Appreciating Your Way to XP”
Kent Beck, Three Rivers Institute 訳: 平鍋健児
http://objectclub.jp/community/pf/AppreciatingYourWayToXP
47. XPは過激さを失ったか
“ちょっと⻑いが、今朝のKent BeckのXPメーリングリストへの投稿を引⽤、要約した
い。このメールは、「XPは第⼆版になって、その過激さを失った」というスレッドへの
回答になっている。”
RE: [XP] Do it by the book
From: Kent Beck
Date: Wed May 2, 2007 1:32 am
XP2nd になってXPは「ダイヤルダウン」した、という意⾒をよく聞く。1stよりソフト
に、柔軟になったといわれるのは嬉しいことだ。2ndが攻撃性を⽋いているのは意図的
だ。ぼくのゴールは、「価値」(value)を基礎にした「原則」(principle)を活⽤すること
で、できるだけアジャイルになること。「実践項⽬」(practice)のチェックリストを
作ってしまっては柔軟性を失ってしまう。実践項⽬は外的要素との重ねあわせだ。価値
と原則に沿って⾏動することで柔軟性が増すが、⾃⾝が意識を持つことが必要だ。よい
考えをよく実践するには、強制に頼ってはいけない。第⼆版では、実践項⽬チェックリ
ストを埋めるより、⼈と周囲の状況により注意を払うように重きを置いている。
XPは、第⼀版の「本の通り」できるかもしれないが、そのやり⽅では、リスペクト、ビ
ジネス全体、説明責任、プロセスと結果に対する責任、の観点が抜ける。「チーム全体
でビジネス価値を⾼めること」は、「⾃分⾃⾝がよいプログラマであること」よりも
ずっと難しい。