Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.
1
ソフトウェア品質知識体系ガイド-
SQuBOK-V2のご紹介
2013年9月13日
SQiPシンポジウム2013
鷲崎 弘宜
我々のソフトウェア品質技術活動
は、正当なエンジニアリングを成
しているか?
2
エンジニアリングとは
• 正統なエンジニアリング・ディシプリンかつ社会
的に認められた専門職業の要件 [Starr]
– (a) 知識・適格性の妥当性をコミュニティで判定できる
環境
– (b) コミュニティで妥当と確認される知識が科学的な
基...
4
ソフトウェア開発に関係するBOK
PMBOK プロジェクト
マネジメント
BABOK ビジネス分析
REBOK 要求工学
ITBOK 情報技術全般
(IEEE CSによる
策定開始)
SEBOK システム工学
SQuBOK ソフトウェア品質...
Guide to the Software Quality Body of Knowledge
5
SQuBOKガイド
品質の
概念
マネジ
メント
品質技術
[出典・参考] 町田欣史, SQuBOKガイドの概要と活用のポイント, 2011年度...
第2版に至る改訂経緯
• 2007年12月~現在: 業界変化に伴う品質技術拡充や概
念変化への対応必要性
– スマートフォン、iPadなどの新デバイスの隆盛
– Twitter等の新たなコミュニケーション手段の流行
– クラウドコンピューティン...
第2版 改訂ポイント
1. 最新化: 国際規格、IT業界変化への対応
2. 樹形図や品質用語の見直し: 一貫性、網羅性
– 不具合・欠陥: 文脈によるが基本的にFault, Failureを包括
– バグ: プログラム記述中のFault
3. ...
ポイント3: 開発領域の拡充
• 「すべての人に品質の意識を!」
– 品質を切り口とした開発の概念と技術の紹介
– 鮮度を保ちつつ一時的流行に注意
• 要求、設計、実装における品質の組み入れ技術
– ISO/IEC 12207, 15288, ...
例: アーキテクチャ方法論(トピック)
(主にソフトウェアに関する)品質要求の獲得から、ア
ーキテクチャを設計し、評価するまでの方法論の総称
• 【目的】 品質要求を満たしたアーキテクチャを獲得
• 【方法】
– 品質要求を明らかに: QAW(...
例: アーキテクチャ方法論(知識の実体 )
『実践ソフトウェアアーキテクチャ』より
• 品質シナリオによる品質要求定義と設計、分析
マスター キャッシュ アプリケーション
ファイルサーバ アプリケーションサーバ
暗号化モジュール
データ記録待ち...
SQuBOKガイドの使い方
全体や個所の見極めの上、詳細文献へとナビゲート
• マネージャ
– プロジェクトレベル「品質マネジメント」から担当工程・領域
を学び、関連領域、対応技術へ
• 品質保証担当、開発者
– 「品質技術」から担当工程・作業...
SQuBOKガイドへの期待(SQiP2012他より)
• 「開発側における品質意識の向上に使える」
品質技術の全体像把握、辞書・ポータルとして
• 「開発、品質保証、経営、顧客の間における
語彙と意識共有に使える」
歩み寄り、ゴールやリスクの共...
発展: SQiPライブラリ
http://www.juse.or.jp/sqip/library/
• SQiP研究会の過去9年間の成果報告
• SQuBOKガイド v2 に沿って分類(BOKそのもの!)
13
分類
紹介文
発展: SQuBOKユーザ会
http://www.juse-sqip.jp/squbok/squbok.html
• 活用ノウハウの共有
• ユーザーの声をSQuBOKガイドへフィードバック
14
SQuBOKコレクション勉強会
BOK 不整合?
15
知識項目 SWEBOK PMBOK SQuBOK
品質管理 全ソフトウェア
エンジニアリン
グプロセスの
品質表示など、
マネジメントに
対する一般的
な情報を提示
する
プロジェクト結果
を監視し、不満足
なパフォーマ...
BOKsの横断・相互比較に向けて
• ISO/IEC JTC1/SC7/WG20を通じた国際標準化
– SWEBOK は ISO/IEC TR化済み、SEBOKも同様の方向
• ISO/IEC JTC1/SC7 オントロジー作成の動き
• SE...
SQuBOKガイドの今後とまとめ
• 知識体系へのアクセスガイド
– 全体把握用の解説書、分からないことがあったときの辞書
– より深く知りたくなったら参考文献へ
– 我々の品質活動が「正当な」エンジニアリングであること!
• 改訂作業中、第2...
Upcoming SlideShare
Loading in …5
×

SQuBOK v2 紹介(SQiPシンポジウム 20130912)

  • Login to see the comments

SQuBOK v2 紹介(SQiPシンポジウム 20130912)

  1. 1. 1 ソフトウェア品質知識体系ガイド- SQuBOK-V2のご紹介 2013年9月13日 SQiPシンポジウム2013 鷲崎 弘宜
  2. 2. 我々のソフトウェア品質技術活動 は、正当なエンジニアリングを成 しているか? 2
  3. 3. エンジニアリングとは • 正統なエンジニアリング・ディシプリンかつ社会 的に認められた専門職業の要件 [Starr] – (a) 知識・適格性の妥当性をコミュニティで判定できる 環境 – (b) コミュニティで妥当と確認される知識が科学的な 基盤に基づく – (c) 職業人が果たす判断,行為,助言が,社会で実質 的な価値を形成 3 松本吉弘, “エンジニアリング基礎知識体系とISO標準”, ITSCJ Newsletter, No.88, 2010. Paul Star, “The Social Transformation of American Medicine,” Basic Books, 1982. 知識 科学的基盤 社会 コミュニティ
  4. 4. 4 ソフトウェア開発に関係するBOK PMBOK プロジェクト マネジメント BABOK ビジネス分析 REBOK 要求工学 ITBOK 情報技術全般 (IEEE CSによる 策定開始) SEBOK システム工学 SQuBOK ソフトウェア品質 SWEBOK ソフトウェア工学 ビジネス 組織 •Body Of Knowledge (BOK): ある専門領域を形成す る概念、用語、活動の完全な集合 •ただし世にある『xBOK』は大抵、「xBOKガイド」 [出典・参考] 町田欣史, SQuBOKガイドの概要と活用のポイント, 2011年度(第27年度)ソフトウェア品質管理研究会 第2回例会 特別講義
  5. 5. Guide to the Software Quality Body of Knowledge 5 SQuBOKガイド 品質の 概念 マネジ メント 品質技術 [出典・参考] 町田欣史, SQuBOKガイドの概要と活用のポイント, 2011年度ソフトウェア品質管理研究会 第2回例会 • 背景(~2007年11月) – ソフトウェアの位置付け変化 、品 質事故 – 『ソフトウェア品質向上技術は将 来最も重要な技術』 METI調査 ‘06 • 目的 – 日本の暗黙知を形式知化 – 最新のテーマを整理し、体系化 – 品質技術の認知度向上 – ソフトウェア品質技術者資格制度 JCSQE、人材育成・組織支援 • 対象読者 – 品質保証に携わるエンジニア – ソフトウェア技術者/管理者 知識領域 トピック トピック ・・・ 推薦書籍 推薦論文 国際規格など
  6. 6. 第2版に至る改訂経緯 • 2007年12月~現在: 業界変化に伴う品質技術拡充や概 念変化への対応必要性 – スマートフォン、iPadなどの新デバイスの隆盛 – Twitter等の新たなコミュニケーション手段の流行 – クラウドコンピューティングによるビジネスモデル変化 • 2008年10月: アメンドメントをWebで公開 – 第1版未対応パブリックコメントへの対応 – 参考文献や論文の最新化 • 2008年11月~: 第2版に向けた改訂開始 • 2008年12月 JCSQE 初級、2010年11月 JCSQE 中級 開始 – SQuBOK へのフィードバック • 2013年度: 第2版出版(予定) 6
  7. 7. 第2版 改訂ポイント 1. 最新化: 国際規格、IT業界変化への対応 2. 樹形図や品質用語の見直し: 一貫性、網羅性 – 不具合・欠陥: 文脈によるが基本的にFault, Failureを包括 – バグ: プログラム記述中のFault 3. 開発領域の拡充 7 …… …… …… …… …… …… 障害 Fault テスト Testing 観察値 期待値 エラー Error 故障 Failure 人的過誤 Mistake
  8. 8. ポイント3: 開発領域の拡充 • 「すべての人に品質の意識を!」 – 品質を切り口とした開発の概念と技術の紹介 – 鮮度を保ちつつ一時的流行に注意 • 要求、設計、実装における品質の組み入れ技術 – ISO/IEC 12207, 15288, 各種BOK等+日本発の技術 – 既存BOKとの住み分けに留意 • 開発のマネジメントの品質面知識・技術の強化 – 計画→実践→評価 の管理サイクル 8
  9. 9. 例: アーキテクチャ方法論(トピック) (主にソフトウェアに関する)品質要求の獲得から、ア ーキテクチャを設計し、評価するまでの方法論の総称 • 【目的】 品質要求を満たしたアーキテクチャを獲得 • 【方法】 – 品質要求を明らかに: QAW(Quality Attribute Workshop) – 品質要求に基づくアーキテクチャ設計: ADD(Attribute Driven Design) – アーキテクチャの品質要求満足の分析: ATAM(Architecture Trade-off Analysis Method) – アーキテクチャの経済的評価: CBAM(Cost Benefit Analysis Method) • 【効果】 品質要求の不備を避けて・・・ • 【参考文献】 『実践ソフトウェアアーキテクチャ』 • 【関連トピック】 アーキテクチャパターン,・・・ 9
  10. 10. 例: アーキテクチャ方法論(知識の実体 ) 『実践ソフトウェアアーキテクチャ』より • 品質シナリオによる品質要求定義と設計、分析 マスター キャッシュ アプリケーション ファイルサーバ アプリケーションサーバ 暗号化モジュール データ記録待ち時 間は200ミリ秒以内 クレジットカード取引は 99.999%の確率で安全 暗号化 キャッシュ
  11. 11. SQuBOKガイドの使い方 全体や個所の見極めの上、詳細文献へとナビゲート • マネージャ – プロジェクトレベル「品質マネジメント」から担当工程・領域 を学び、関連領域、対応技術へ • 品質保証担当、開発者 – 「品質技術」から担当工程・作業を学び、関係技術、対応マ ネジメントへ • SEPG – 組織レベル「品質マネジメント」から組織としてすべきことを 学び、品質の基本、必要マネジメント・技術へ • ユーザ – 「品質の概念」から要求する品質を確認し技術・プロセスへ 11 SQuBOKガイド 品質の 概念 マネジ メント 品質技術
  12. 12. SQuBOKガイドへの期待(SQiP2012他より) • 「開発側における品質意識の向上に使える」 品質技術の全体像把握、辞書・ポータルとして • 「開発、品質保証、経営、顧客の間における 語彙と意識共有に使える」 歩み寄り、ゴールやリスクの共有 一方で・・・ • 「使い方がほしい!」 • 「品質問題からの逆引きがほしい!」 • 「他のBOKとの整合は?」 12
  13. 13. 発展: SQiPライブラリ http://www.juse.or.jp/sqip/library/ • SQiP研究会の過去9年間の成果報告 • SQuBOKガイド v2 に沿って分類(BOKそのもの!) 13 分類 紹介文
  14. 14. 発展: SQuBOKユーザ会 http://www.juse-sqip.jp/squbok/squbok.html • 活用ノウハウの共有 • ユーザーの声をSQuBOKガイドへフィードバック 14 SQuBOKコレクション勉強会
  15. 15. BOK 不整合? 15 知識項目 SWEBOK PMBOK SQuBOK 品質管理 全ソフトウェア エンジニアリン グプロセスの 品質表示など、 マネジメントに 対する一般的 な情報を提示 する プロジェクト結果 を監視し、不満足 なパフォーマンス の原因を除去す るための方法を 特定する 組織を長期的・安 定的に存続を実 現させるための必 要なモノである。 顧客の満足度を 満たす。 品質 ユーザ要求に 対する適合性 が要求を満た す度合い 本来備わってい る特性がまとまっ て、要求事項を 満たす度合い ユーザ要求、顧 客満足度を満た す度合い
  16. 16. BOKsの横断・相互比較に向けて • ISO/IEC JTC1/SC7/WG20を通じた国際標準化 – SWEBOK は ISO/IEC TR化済み、SEBOKも同様の方向 • ISO/IEC JTC1/SC7 オントロジー作成の動き • SEMAT (Software Engineering Methods and Theory)カーネルの OMG標準化 16 SWEBOK SQuBOKPMBOK 品質 ソフトウェ ア品質 品質表 示 提示 品質管 理 プロジェク ト品質 プロジェクト 品質管理 不満原 因 結果 満た す 特定 監視 is-a is-a is-a 顧客満 足度合 い 満た す is-a is-a 要求 満た す ソフトウェ ア品質管 理
  17. 17. SQuBOKガイドの今後とまとめ • 知識体系へのアクセスガイド – 全体把握用の解説書、分からないことがあったときの辞書 – より深く知りたくなったら参考文献へ – 我々の品質活動が「正当な」エンジニアリングであること! • 改訂作業中、第2版2013年度予定 – 「品質の作りこみ」知識拡充、規格や参考文献の最新化 – 皆さんからのコメント反映 • フィードバックをお願いします – 日本のソフトウェア産業の発展、日本から世界へ – SQuBOK ユーザ会 http://www.juse-sqip.jp/squbok/squbok.html – Twitter SQuBOK Bot https://twitter.com/SQuBOK_BOT – SQiPライブラリ http://www.juse.or.jp/sqip/library/ 17

×