標準時間による生産管理 関連サイト：匠の知恵 http://www.takuminotie.com/

1. 標準時間による管理
2018年5月31日
ク コンサルティングクレイン テクノ コンサルティング
Ｃｒａｎｅ ｔｅｃｈｎｏ Ｃｏｎｓｕｌｔｉｎｇ．

2. １．儲かる工場とは？
設備
材料
人
エネルギー
【INPUT】
投入量
倒産寸前の工場（三流の工場）
設備
材料
人
エネルギー
【INPUT】
投入量
儲かる工場（一流の工場）
【OUTPUT】
産出量
【OUTPUT】
産出量
＜
＞
成果ー労力＝利益なし ⇒倒産
成果ー労力＝利益あり⇒継続
少ないINPUTで最大のOUTPUTを！

3. 儲かる工場にあるためには何が必要か？
明確な目標
（数値化）
業務を評価する明確な
モノサシが必要！！
• 作業・標準時間（ＳＴ）
• 作業能率
• 不良率（歩留り率）
• 設備稼働率等

4. ２．作業・標準時間（ＳＴ）とは？
標準作業方法をベースに
普通の作業者が正常な努力で
作業した時の時間。
標準作業方法：
もっとも効率的な作業条件、作業順序

5. 作業・標準時間の構成
主体作業時間とは作業サイクル毎、または一定周期毎に発生する
作業時間で主作業と付随作業時間に分けることができる。
準備段取業時間とはロット毎、始業直後及び終業の直前に発生す
る準備、後始末、段取り、運搬などの作業時間をいう

6. ３．作業・標準時間の設定方法：
１） ダイレクト設定法：（ストップウオッチ法）
作業要素に分類して、測定して、合計を標準時間とし、
余裕率を掛ける。（作業内容によって余裕率は異なる）
２） 間接設定法：（標準時間資料法 ）
既に測定してある作業時間を記載した標準時間設定資料から
製品毎の標準時間を設定する方法。
作業・標準時間＝正味時間×余裕率（1＋0.1)
=10秒×余裕率（１＋0.1）＝11秒

7. ４．作業能率の測定：改善の効果を測る！
１） 就業工数：
勤務している時間（分）、8時間勤務で6人が勤務している時は
60分×８Ｈ×６人＝2880分の就業工数になる。
２） 非作業工数：作業をしていない時間（朝礼、掃除、後始末）が
50分の場合で6人が勤務している時は50分×6人＝300分となる。
作業能率＝標準工数÷就業工数ー非作業工数
=1800分÷2880分ー300分≠69.7％
標準時間が１分の製品を１８００個生産

8. ５．タクトタイムによる作業人員の算出
1）タクトタイム：tact time
営業の要望に合わせて一個・生産するのに要する時間の事、単位は秒（理論値）
タクトタイム＝稼働時間/要望する生産台数（秒）
2）工数：man-hour
｢仕事量の全体を表す尺度で，仕事を一人の作業者で遂行するのに要する時間、単位
は人・時間，人・日などの単位で示される．｣(Z 8141) ＊正味時間の合計
ＯＵＴ
タクトタイムタクトタイムタクトタイム
ＩＮ
工数

9. 作業人員の算出：
３）作業人員：必要作業人員の算出は[人員]=[工数]÷[タクトタイム]
となる。
【事例】 時間当たり250パックが必要なのでタクトタイムは14.4秒
必要人員は10名となる。
計算式：
タクトタイム＝3600秒÷250パック＝14.4秒
必要人員＝手扱い時間（工数）の合計÷タクトタイム＝
＝141秒÷14.4秒=１0名
工数＝１４１秒

10. 作業・標準時間（ＳＴ）が正しく、測定、設定さ
れていれば本当に必要な人員が分かる！
本当に必要な人員=[工数]÷[タクトタイム]
仕事量

11. 2018 年5月31日
ク コンサルティングクレイン テクノ コンサルティング
Ｃｒａｎｅ ｔｅｃｈｎｏ Ｃｏｎｓｕｌｔｉｎｇ．