SlideShare a Scribd company logo
1 of 31
『仕事の流儀』 
第1回基本編
はじめに
目的 
メールの書き方、報告/連絡/相談の仕方など基本的な仕事の仕方を振り返ります。 
みなさんが行っている仕事は技術力だけあれば問題なくこなせるものではありません。段取り 
良く作業をこなし、適切なコミュニケーションを行えて初めて成果になります。高い技術力を大 
きな成果に結び付け、信頼されるコンサルタント・エンジニア(もしくはそれ以外の何かしら)に 
なるための仕事の仕方を学びましょう! 
1. コミュニケーションの方法 
① 上司とのコミュニケーション 
② クライアントやオフショアとのコミュニケーション 
2. 文書の書き方 
① メールの書き方 
② 障害報告の書き方 
③ 議事録の書き方 
④ 英語での文章の書き方 
3. 運用保守業務の心構え 
① 内部統制の意味 
② 文書管理の仕方 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 3
想定参加者 
若手メンバには是非参加してほしいと思っています。それ以外にも仕事の進め方に疑問を持っ 
ている方や技術力の高い方が次のステージに移るための土台固めとして参加してもらえればと 
思います。 
B/N-2年目の若手メンバ 
何となく上司と噛み合わない 
と思っている方 
転職組で働き方の理解を深 
めたい方 
自分の技術力に自信がある 
方 
1-2年目の皆さんはここでお話するようなことがすべて完璧なはずがないと 
思ってください。 
同期に遅れを取らぬよう、是非参加してください。 
もしかすると自分の仕事の仕方が原因かも知れません。 
自分では出来ていると思っても意外と出来ていないものなので、振り返り 
のためにも是非参加してください。 
会社が変われば文化が変わるものです。非公式トレーニングなのでお約 
束は出来ませんが、きっとここでの働き方への理解が深まると思いますので 
是非参加してください。 
技術力のある方は得てしてこのような所作を軽視しがちです。その技術力 
を十二分に発揮し、それをフェアに認めてもらうためにも、是非参加してくだ 
さい。 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 4
第1回基本編
アジェンダ 
• 優れた仕事の条件 
– Scope 
– Quality 
– Cost 
– Delivery 
– Risk 
• コミュニケーションの基礎 
– 受け取り方 
– 考え方 
– 伝え方 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 6
優れた仕事の条件
仕事のパフォーマンスを決定する4要素 
仕事のパフォーマンスはQCDとスコープで決まります。求められたスコープの作業をより低いコ 
スト、より早いタイミング、より高い品質で提供することがハイパフォーマンスな仕事と言えます。 
Scope 
(求められている事・作業範囲) 
High 
Performance 
Cost 
Delivery 
Quality 
(作業品質) 
( 
作 
業 
工 
数 
・ 
残 
業 
) 
( 
納 
期 
・TAT 
) 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 8
4要素に潜むリスク 
求められるQCDとスコープで正確に把握出来たとしても時が経つとスコープ自体が変化したり、 
思ったように仕事が進まなかったりします。そういったリスクを早期に検知し対処していくことも 
気をつけなければいけないことです。 
Scope 
Quality 
Cost 
Delivery 
リスクの例 
 時間が経ったらクライアントや上司が違うことを要求してくる 
 環境が変わり、求められるものが変化する 
 オフショアに作業を依頼したが、求めていた品質には程遠い成果物が 
あがってくる 
 着手後に想定以上の工数がかかることが判明する 
 飛び込み案件が発生しコミットした期限に間に合わなくなる 
 自分や身内の不慮の事故・病気 
* 「リスク」の定義は文脈や使用する領域により様々ですが、ここでは起こりうる問題の意味で使用しています。 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 9
仕事の優劣を決める5つのポイント 
求められているQCDとスコープを見極めた上でバランスさせ、リスクを最小化させておくことが 
「シュアな仕事」のポイントです。 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 10
Scope 
1. プロジェクト・システムを理解する 
2. 自分で動くべき範囲を把握する 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 11
Scope 1. プロジェクト・システムを理解する 
プロジェクトの目指すべき方向や、システムの目的を理解しないまま与えられた仕事だけをして 
いたら、いつまでも与えられた仕事しか出来ません。 
考えるべきこと行うべきこと 
• プロジェクトの目的はなにか 
− コスト削減? 
− 新たな価値の創造? 
− 実験的プロジェクト? 
• システムの目的はなにか 
− 誰がユーザ? 
− 何のために使っている? 
− どう役立っている? 
• プロジェクトの目的や概要が分かる資料に目を通す 
− 提案書や計画書 
− プロジェクト・各チームの報告資料 
• システムの目的や概要が分かる資料に目を通す 
− システムマップ 
− 業務・システムフロー図 
− IF概要・一覧 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 12
Scope 2. 自分で動くべき範囲を把握する 
「自分がどこまでのことをすべきか」はなかなか上司から明確な指示はありません。失敗を繰り 
返しながらでも動くべき範囲を定め、広げていきましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• 自分の役割について上司と認識が一致しているか 
• 上司の仕事だが自分に出来ることはないか 
• 自分がやることで上司・クライアントや他メンバはどれ 
だけ助かるのか 
• やらなくてもいいことまでやっていないか 
• SOなどの機会に自分の役割・上司からの期待値を 
明確にする 
• どこまでやれば作業完了とするかを上司やクライアン 
トと認識合わせする 
• 率先して上司の仕事を”奪う” 
• クライアントから直接依頼された作業でも安請け合 
いせずやるべき内容か判断する。判断出来ない場 
合は上司に相談する 
• 自分の責任範囲外のことを聞かれた場合「それは 
僕の担当ではありません」と答えずに、フレキシブルに 
動いてみる 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 13
Quality 
1. 今必要な品質レベルを見極める 
2. セルフレビューで品質担保する 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 14
Quality 1. 今必要な品質レベルを見極める 
最初から最高品質を目指し愚直に作業をしてしまっては、方向性が間違っていた場合に修 
正困難になります。Quick & Dirtyでまずは方向性を合わせましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• 次回のマイルストンではどの程度の品質が必要か 
− 最初に求められる品質は往々にして高くない 
• 最終成果物に必要な品質はどの程度か 
• “Quick & Dirty“:素早く、概要を掴む 
− 全データを最初から全てチェックせずに、サンプリングで全 
体概要を掴む(やばそう、大丈夫そう等) 
− 素早く必要な量だけ作業し概要が掴めれば、その後に 
残りを念のため確認すれば良い 
• 早いタイミングでたたき台を提示する 
− スピードと品質にトレードオフが存在すると信じ時間をか 
けるより、早くアウトプットし識者にぶつけ揉んだほうが結 
果的に品質は高まる 
− 一人が考えることには限界があるため、うまく他力を活用 
することがスピード&品質面で好結果を生む 
※ 参考:パレート(80対20)の法則 
成果の8割は費やした時間全体の2割から 
⇒ 作業全体のうち、どの2割が成果8割に結びつく(=レ 
バレッジの高い)作業かを見極め、まずその作業から着手 
する 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 15
Quality 2. セルフレビューで品質担保する 
上司やクライアントをスペルチェッカーとして使わないように、また報告・説明時に自分で考え 
こんでしまわないようにセルフレビューを行いましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• 自分が30分作業を追加することで上司の作業を 
30分減らすことが出来ないか 
− 通常上司の時間単価は自分よりも高く貴重なので、同 
じ時間を費やすのであれば自分が余分に作業したほうが 
全体最適化する 
• 作成した成果物を自分の言葉で説明出来るか 
− 言われたまま作成した成果物は自分でも上手く説明出 
来ず、その場合の品質は往々にして高くない 
• 成果物提出前にセルフレビューを行う 
− 誤字・脱字チェック 
− 前後の流れがおかしくないか 
− (出来れば声に出して)ひと通り説明 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 16
Cost 
1. 無駄な作業をしない 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 17
Cost 1. 無駄な作業はしない 
過去のアセットを有効活用して無駄に時間を使ってしまうことを避け、また再利用性を考えて 
未来に無駄な作業を発生させないように気をつけましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• これまでに同じような作業が発生していないか 
− 誰かが一度作業したことがあるはずのものを1から作ろう 
としていないか 
• これから同じような作業が今後も発生しないか 
− 一度きりであることが確定している作業であれば構わな 
いが、そうでなければ再利用性を考えたり、自動化を検 
討する 
• アセットや人を利用する 
− 類似した作業が以前行われていないか確認し、アセット 
や成果物を利用する(当時・現在の共通点・相違点を 
確認し流用する) 
− 何でも自分で調べようとせず、聞けば一瞬で解決するこ 
とは素直に聞いてしまう 
• 再利用しやすいコード・資料を作成する 
− ハードコーディングを行わない 
− 各スライドでフォント・デザインを調整せずスライドマスタを 
変更する 
− Excelでは直打ちの量を減らし自動計算させる 
• 何度も・みんなが行う作業は自動化・ツール化する 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 18
Delivery 
1. 期限や優先順位を意識する 
2. 着実に仕事を進める 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 19
Delivery 1. 期限や優先順位を意識する 
自分の持っている作業は「いつまでに」、「どういう順番で」こなす必要があるかを常に把握し 
ておく必要があります。また独りよがりにならずに、それを関係者と認識合わせしましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• この作業の期限はいつまでか 
− その期限は依頼元と認識が合っているか 
− 何に基づき期限が設定されているか 
• 担当する作業の優先順位は明確か 
• 何か用事を頼まれたら、急ぎの用事かどうか、いつま 
でに必要かを確認する 
• 複数の人から依頼を受けた場合は両者と優先順 
位を合意する 
• 期限を遵守する 
− 努力目標である完了予定日は調整可能だが、業務イベ 
ントに基づいた期限を過ぎてしまうとクライアントに迷惑が 
かかってしまう 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 20
Delivery 2. 着実に仕事を進める 
作業を開始する前に、まず最初にゴールをイメージした上でそこまでの道筋を決めましょう。 
作業を始めたら自分の作業とその状況をいつ聞かれていいようにしておきましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• ゴールまでの道筋は明確か 
• 自分は今ゴールに対してどの地点にいるのか 
• 作業に必要な知識で自分に足りないものはないか 
− どこまで分かって、どこからは分かっていないのか? 
− 言われたままただ行うだけならば問題ないが、そこで発生 
するリスクを検知・対処出来るだけの背景まで理解出来 
ているか? 
• ゴールまでに必要な作業を分解し、順序付けする 
• いつ聞かれても良いように、作業の状況を随時正 
確に報告できるようにしておく 
− 万が一作業が遅延する、やりきれない場合はその理由 
を明確にして報告する。ただ「遅れます」では上司もクラ 
イアントに説明出来ないし、今後の対処も行えない 
• 作業のために必要な知識が足りないと思ったら、前 
もって上司に共有する 
− 上司はそれを受けKT要否を判断をしたり、しない場合 
のリスクを認識出来る 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 21
Risk 
1. リスクを見極め対処する 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 22
Risk 1. リスクを見極め対処する 
リスクに対しては識別・分類→評価→優先順位付け→対応策検討→対応実施の5ステップ 
で対応します。 
識別・分類評価優先順位付け対応策検討対応実施 
リスクを漏れなく洗 
い出しカテゴライズし 
ながら一覧化する 
リスクに重み付けを 
する 
リスクを軽減・回避 
するための施策を検 
討する 
検討した対応策に 
実行に移す 
評価で行った重み 
付けをベースに対応 
すべき順序に並び 
替える 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 23
Risk 1. リスクを見極め対処する 
自分の作業全体をイメージしてどのようなことが起こりうるかを検討し、適切な対処をしてお 
きましょう。また将来のリスク対応のためにも周りで起こっていることから教訓を得ておきましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• どのようなことが起こる可能性があるか 
• 「最悪の状況」が発生した場合どうなるか 
• リスクに対応する方法は何が考えられるか 
• 作業全体をイメージしてどんなことが起こりうるか、ど 
んな危険性をはらんでいるか検討する 
• 定量的にリスクを評価するクセをつける 
(発生可能性、頻度、影響範囲、重大性など) 
• リスク評価結果や対応策を上司と共有し、判断出 
来なかったことは判断を依頼する 
• 計画は自分の限界で立てるのではなく、肉体的な 
余裕や突発的な作業に対応するための余裕を持 
たせる 
• 自分やその周りでどのようなこと(障害など)が起こ 
ったかを把握し、知識として蓄えていく 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 24
コミュニケーションの基礎
コミュニケーションの基礎 
1. 受け取り方 
2. 考え方 
3. 伝え方 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 26
コミュニケーション1. 受け取り方 
依頼や質問を受け取ったときは言葉通りに受け取らず、その背景や経緯に思いを馳せ、不明 
な場合は確認を忘れずに。また同じことは2度聞かないで済むようにしましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• 依頼や質問の背景・経緯は何か 
− 言葉通りに受け取らず、なぜそう言われたか 
− 指示されたことのみで目的達成できるのか 
• 相手が見落としていることはないか 
• 不明点を明確にする 
− 依頼の場合、IPO(インプット、プロセス、アウトプット) 
が明確か、自分として腹落ちしたか確認する 
− 曖昧なまま、憶測・推測で作業に移らない 
− 相手が何か見落としていると気付いたらそのまま作業せ 
ずに認識合わせを行う 
− 自分の理解を言葉・文章・図にして、どこまで理解してい 
るか伝え分からない点を絞って聞く 
• 同じことは2度聞かない 
− 常にメモを取るように心がける、上司などに呼ばれたとき 
はメモも持っていく 
− とはいえ分からなくなってしまった場合は正直にもう1回聞 
く(怒られる覚悟で) 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 27
コミュニケーション2. 考え方 
ただ事実を羅列するのではなく、相手の立場に立って考え相手本位な回答を用意しましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• 相手は何を知りたいか、何を懸念しているか、相手 
にわかりやすい表現はなにか 
− こう答えたら、これを用意したら喜ばれるだろう 
− こう答えたら相手は不安にならないか 
• 自分が用意した答えに対して、相手は次にどのよう 
な反応(追加質問・依頼)をしそうか 
• 相手と自分の立場の違いを客観的に把握する 
− 相手の年齢・立場・性格 
− 自社の常識とクライアントの常識の違い 
• 1手先を読み、追加で来そうな質問への回答を用 
意しておく 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 28
コミュニケーション3. 伝え方 
まず伝えたいことを簡潔に伝えることが何よりも大事です。その上で誤解のない伝え方を心が 
けましょう。 
考えるべきこと行うべきこと 
• “伝えたいメッセージ”は何か 
− このコミュニケーションで、自分は相手に何を求めているの 
か(同意?アドバイス?アクション?) 
− 伝えたいことをひと言で表すと何か 
• 相手に誤解や認識齟齬なく、理解しやすい形で伝 
わっているか 
− 曲解され問題になりうるような言葉・文章ではないか 
− 相手のその背後にいる人にどう伝わるか 
• 伝えたいことを簡潔に伝える 
− 漠然と話したり、いたずらに遠回りはしない 
− 文書の場合は1文を短くし、箇条書きにする 
− 事象・状況だけの報告は次のアクションに結びつかない。ど 
んな影響があるか、誰が何をすべきか明示する 
• 受け取る人の立場に合わせ伝え方を変える 
− 誤解を生む・多義的な表現を避け、相手に合った共通 
言語(業務用語・システム用語)を使う 
• その場しのぎの報告・受け答えをしない 
− 推測で報告しない、推測の場合はそれを明示する 
− 根拠のない情報は伝えず、どうしても分からない場合は持 
ち帰る(ただ単に分かりませんはNG) 
※ そして後々の反省材料とする 
• 口頭で確認・調整した内容は文書(メール)でも 
残しておく 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 29
おわりに
今日の”伝えたいメッセージ” 
これまでお伝えした内容は本当に基本的なことばかりですが、日々の仕事に忙殺されていると 
忘れがち・怠りがちなことでもあります。100%自然に行えるようになるまでは意識しすぎるくらい 
に意識してみてください。 
優れた仕事の条件コミュニケーションの基礎 
プロジェクト・システムの目的は? 
自分の動くべき範囲は? 
Cost 
Delivery 
Scope 
Risk 
識別・分類 
評価 
優先順位付 
対応策検討 
対応実施 
Quality 
Quick & Dirtyを心がける 
セルフレビューを欠かさない 
無 
駄 
な 
作 
業 
を 
し 
な 
い 
期 
限 
と 
優 
先 
度 
を 
意 
識 
す 
る 
道 
筋 
は 
ゴ 
ー 
ル 
か 
ら 
逆 
算 
受け取り方 
考え方 
伝え方 
• 依頼や質問の背景・経緯は? 
• 不明点を明確にする 
• 同じことを2度聞かない 
• 相手と自分の立場の違いを客観的 
に捉える 
• 相手は次にどのような反応をしそう 
か? 
• “伝えたいメッセージ”は何か? 
• 相手に誤解や認識齟齬なく、理解 
しやすい形で伝わっているか? 
• 口頭確認は文書でも残しておく 
Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 31

More Related Content

Viewers also liked

確率論基礎
確率論基礎確率論基礎
確率論基礎hoxo_m
 
カップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみた
カップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみたカップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみた
カップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみたhoxo_m
 
AtCoder Regular Contest 016 解説
AtCoder Regular Contest 016 解説AtCoder Regular Contest 016 解説
AtCoder Regular Contest 016 解説AtCoder Inc.
 
「数学の世界」発表資料
「数学の世界」発表資料「数学の世界」発表資料
「数学の世界」発表資料spdbear
 
Windows10の展開手法
Windows10の展開手法Windows10の展開手法
Windows10の展開手法NAOKI ABE
 
MLaPP 2章 「確率」(前編)
MLaPP 2章 「確率」(前編)MLaPP 2章 「確率」(前編)
MLaPP 2章 「確率」(前編)Shinichi Tamura
 
ベイズ基本0425
ベイズ基本0425ベイズ基本0425
ベイズ基本0425asato kuno
 
2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調
2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調
2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調智啓 出川
 
H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1
H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1
H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1Kenichi Takara
 
統計勉強会 LT ベイジアンって?
統計勉強会 LT ベイジアンって?統計勉強会 LT ベイジアンって?
統計勉強会 LT ベイジアンって?Yuto Suzuki
 
便利な数を100億個の乱数から算出
便利な数を100億個の乱数から算出便利な数を100億個の乱数から算出
便利な数を100億個の乱数から算出Toshiyuki Shimono
 
TensorFlowで学ぶDQN
TensorFlowで学ぶDQNTensorFlowで学ぶDQN
TensorFlowで学ぶDQNEtsuji Nakai
 
ベイズ統計入門
ベイズ統計入門ベイズ統計入門
ベイズ統計入門Miyoshi Yuya
 
ゼロから始める自作 CPU 入門
ゼロから始める自作 CPU 入門ゼロから始める自作 CPU 入門
ゼロから始める自作 CPU 入門Hirotaka Kawata
 
10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat Storage
10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat Storage10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat Storage
10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat StorageEtsuji Nakai
 
2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ
2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ
2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ智啓 出川
 
学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)
学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)
学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)考司 小杉
 

Viewers also liked (20)

確率論基礎
確率論基礎確率論基礎
確率論基礎
 
カップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみた
カップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみたカップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみた
カップルが一緒にお風呂に入る割合をベイズ推定してみた
 
AtCoder Regular Contest 016 解説
AtCoder Regular Contest 016 解説AtCoder Regular Contest 016 解説
AtCoder Regular Contest 016 解説
 
「数学の世界」発表資料
「数学の世界」発表資料「数学の世界」発表資料
「数学の世界」発表資料
 
Windows10の展開手法
Windows10の展開手法Windows10の展開手法
Windows10の展開手法
 
MLaPP 2章 「確率」(前編)
MLaPP 2章 「確率」(前編)MLaPP 2章 「確率」(前編)
MLaPP 2章 「確率」(前編)
 
ベイズ基本0425
ベイズ基本0425ベイズ基本0425
ベイズ基本0425
 
2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調
2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調
2015年度先端GPGPUシミュレーション工学特論 第15回 CPUとGPUの協調
 
Cpu cache arch
Cpu cache archCpu cache arch
Cpu cache arch
 
H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1
H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1
H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1
 
統計勉強会 LT ベイジアンって?
統計勉強会 LT ベイジアンって?統計勉強会 LT ベイジアンって?
統計勉強会 LT ベイジアンって?
 
便利な数を100億個の乱数から算出
便利な数を100億個の乱数から算出便利な数を100億個の乱数から算出
便利な数を100億個の乱数から算出
 
TensorFlowで学ぶDQN
TensorFlowで学ぶDQNTensorFlowで学ぶDQN
TensorFlowで学ぶDQN
 
ベイズ統計入門
ベイズ統計入門ベイズ統計入門
ベイズ統計入門
 
ゼロから始める自作 CPU 入門
ゼロから始める自作 CPU 入門ゼロから始める自作 CPU 入門
ゼロから始める自作 CPU 入門
 
10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat Storage
10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat Storage10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat Storage
10年効く分散ファイルシステム技術 GlusterFS & Red Hat Storage
 
Code jp2015 cpuの話
Code jp2015 cpuの話Code jp2015 cpuの話
Code jp2015 cpuの話
 
CPUに関する話
CPUに関する話CPUに関する話
CPUに関する話
 
2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ
2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ
2015年度GPGPU実践基礎工学 第4回 CPUのアーキテクチャ
 
学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)
学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)
学部生向けベイズ統計イントロ(公開版)
 

Similar to 仕事の流儀 Vol1 基本編_ver1.1_外部公開ver

働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法
働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法
働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法Hisashi Nakatsuyama
 
非技術者出身のディレクター概要
非技術者出身のディレクター概要非技術者出身のディレクター概要
非技術者出身のディレクター概要Kenzo Uekusa
 
50代現役SEのつぶやき
50代現役SEのつぶやき50代現役SEのつぶやき
50代現役SEのつぶやきKenichi Yamada
 
スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)
スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)
スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)ブレークスルーパートナーズ 赤羽雄二
 
JAM これまでの復習
JAM これまでの復習JAM これまでの復習
JAM これまでの復習kengo021021
 
議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」
議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」
議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」nishikawa_makoto7
 
普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習
普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習
普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習schoowebcampus
 
アイディア発想法とかモノ作りを初める前にやること
アイディア発想法とかモノ作りを初める前にやることアイディア発想法とかモノ作りを初める前にやること
アイディア発想法とかモノ作りを初める前にやることYumi uniq Ishizaki
 
早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれ
早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれ早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれ
早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれm_seko
 
クリティカル・シンキング
クリティカル・シンキングクリティカル・シンキング
クリティカル・シンキングshotamura
 
スキルアップのヒント
スキルアップのヒントスキルアップのヒント
スキルアップのヒントashizawa1 Ashizawa
 
グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻Takashi Abe
 
Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Kenji Okubo
 
121203 先輩紹介シート
121203 先輩紹介シート121203 先輩紹介シート
121203 先輩紹介シートd1koueisha
 
DevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーション
DevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーションDevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーション
DevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーションRochelle Kopp
 
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法 「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法 Tsuyoshi Kaneko
 
すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方
すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方
すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方Eisuke Sugitani
 
DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)
DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)
DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)広告制作会社
 
活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~
活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~ 活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~
活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~ schoowebcampus
 
【参観レポート】Lean startupnight real startup dialog
【参観レポート】Lean startupnight   real startup dialog【参観レポート】Lean startupnight   real startup dialog
【参観レポート】Lean startupnight real startup dialogTsutomu Chikuba
 

Similar to 仕事の流儀 Vol1 基本編_ver1.1_外部公開ver (20)

働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法
働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法
働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法
 
非技術者出身のディレクター概要
非技術者出身のディレクター概要非技術者出身のディレクター概要
非技術者出身のディレクター概要
 
50代現役SEのつぶやき
50代現役SEのつぶやき50代現役SEのつぶやき
50代現役SEのつぶやき
 
スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)
スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)
スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)
 
JAM これまでの復習
JAM これまでの復習JAM これまでの復習
JAM これまでの復習
 
議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」
議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」
議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」
 
普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習
普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習
普段の仕事に活かせるキャッチコピー力養成実習
 
アイディア発想法とかモノ作りを初める前にやること
アイディア発想法とかモノ作りを初める前にやることアイディア発想法とかモノ作りを初める前にやること
アイディア発想法とかモノ作りを初める前にやること
 
早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれ
早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれ早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれ
早めに知っておきたかったドキュメント執筆のあれこれ
 
クリティカル・シンキング
クリティカル・シンキングクリティカル・シンキング
クリティカル・シンキング
 
スキルアップのヒント
スキルアップのヒントスキルアップのヒント
スキルアップのヒント
 
グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻グループディスカッションの巻
グループディスカッションの巻
 
Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123Careerworkshop 20121123
Careerworkshop 20121123
 
121203 先輩紹介シート
121203 先輩紹介シート121203 先輩紹介シート
121203 先輩紹介シート
 
DevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーション
DevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーションDevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーション
DevLOVE関西 2017年3月25日 ロッシェル・カップのプレゼンテーション
 
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法 「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
「コンバージョン数を2倍にしてくれ」と言われた時の対処法
 
すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方
すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方
すぐに分かる!プロジェクト計画の作り方
 
DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)
DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)
DevLOVE関西2012 Drive 講演資料(iBook)
 
活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~
活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~ 活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~
活かせる経験・スキルの見極め方 ~アピールポイントはこうやって見つけよう~
 
【参観レポート】Lean startupnight real startup dialog
【参観レポート】Lean startupnight   real startup dialog【参観レポート】Lean startupnight   real startup dialog
【参観レポート】Lean startupnight real startup dialog
 

Recently uploaded

Service-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadershipService-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadershipYasuyoshi Minehisa
 
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdfssuser80a51f
 
株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店
株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店
株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店ssuserfb441f
 
コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社hmoriyama
 
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチUP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチユニパー株式会社
 
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)KayaSuetake1
 
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdfストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdfmasakisaito12
 
答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料
答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料
答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料Jun Chiba
 
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料シンフォニティ 株式会社
 
ストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdf
ストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdfストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdf
ストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdfmasakisaito12
 

Recently uploaded (11)

Service-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadershipService-introduction-materials-misorae-leadership
Service-introduction-materials-misorae-leadership
 
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
20240427 zaim academy counseling lesson .pdf
 
株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店
株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店
株式会社MAVEL会社概要_アフィリエイト広告_運用型広告_LTVを予測しLOIを最適化する広告代理店
 
コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
コダワリ抜いた経営指南書(概要版) - コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
 
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチUP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
UP103シリーズ パワーコメット ユニパー スライドレールタイプ 瓦揚げ機 ウインチ
 
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
202405_VISIONARYJAPAN_engineerteam_entrancebook(ver2.1)
 
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdfストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
ストックマーク株式会社がご提供しているAnews(エーニュース)概要紹介.pdf
 
KestrelPro Flyer Japan IT Week 2024 (Japanese)
KestrelPro Flyer Japan IT Week 2024 (Japanese)KestrelPro Flyer Japan IT Week 2024 (Japanese)
KestrelPro Flyer Japan IT Week 2024 (Japanese)
 
答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料
答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料
答えのないコンセンサスゲーム「無人島での出来事」運営用パワーポイントスライド説明資料
 
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
シンフォニティ株式会社(SYMPHONITY , Inc.) 会社説明・人材採用資料
 
ストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdf
ストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdfストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdf
ストックマーク株式会社がお客様へご提供しているAnews概要資料のご共有.pdf
 

仕事の流儀 Vol1 基本編_ver1.1_外部公開ver

  • 3. 目的 メールの書き方、報告/連絡/相談の仕方など基本的な仕事の仕方を振り返ります。 みなさんが行っている仕事は技術力だけあれば問題なくこなせるものではありません。段取り 良く作業をこなし、適切なコミュニケーションを行えて初めて成果になります。高い技術力を大 きな成果に結び付け、信頼されるコンサルタント・エンジニア(もしくはそれ以外の何かしら)に なるための仕事の仕方を学びましょう! 1. コミュニケーションの方法 ① 上司とのコミュニケーション ② クライアントやオフショアとのコミュニケーション 2. 文書の書き方 ① メールの書き方 ② 障害報告の書き方 ③ 議事録の書き方 ④ 英語での文章の書き方 3. 運用保守業務の心構え ① 内部統制の意味 ② 文書管理の仕方 Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 3
  • 4. 想定参加者 若手メンバには是非参加してほしいと思っています。それ以外にも仕事の進め方に疑問を持っ ている方や技術力の高い方が次のステージに移るための土台固めとして参加してもらえればと 思います。 B/N-2年目の若手メンバ 何となく上司と噛み合わない と思っている方 転職組で働き方の理解を深 めたい方 自分の技術力に自信がある 方 1-2年目の皆さんはここでお話するようなことがすべて完璧なはずがないと 思ってください。 同期に遅れを取らぬよう、是非参加してください。 もしかすると自分の仕事の仕方が原因かも知れません。 自分では出来ていると思っても意外と出来ていないものなので、振り返り のためにも是非参加してください。 会社が変われば文化が変わるものです。非公式トレーニングなのでお約 束は出来ませんが、きっとここでの働き方への理解が深まると思いますので 是非参加してください。 技術力のある方は得てしてこのような所作を軽視しがちです。その技術力 を十二分に発揮し、それをフェアに認めてもらうためにも、是非参加してくだ さい。 Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 4
  • 6. アジェンダ • 優れた仕事の条件 – Scope – Quality – Cost – Delivery – Risk • コミュニケーションの基礎 – 受け取り方 – 考え方 – 伝え方 Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 6
  • 8. 仕事のパフォーマンスを決定する4要素 仕事のパフォーマンスはQCDとスコープで決まります。求められたスコープの作業をより低いコ スト、より早いタイミング、より高い品質で提供することがハイパフォーマンスな仕事と言えます。 Scope (求められている事・作業範囲) High Performance Cost Delivery Quality (作業品質) ( 作 業 工 数 ・ 残 業 ) ( 納 期 ・TAT ) Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 8
  • 9. 4要素に潜むリスク 求められるQCDとスコープで正確に把握出来たとしても時が経つとスコープ自体が変化したり、 思ったように仕事が進まなかったりします。そういったリスクを早期に検知し対処していくことも 気をつけなければいけないことです。 Scope Quality Cost Delivery リスクの例  時間が経ったらクライアントや上司が違うことを要求してくる  環境が変わり、求められるものが変化する  オフショアに作業を依頼したが、求めていた品質には程遠い成果物が あがってくる  着手後に想定以上の工数がかかることが判明する  飛び込み案件が発生しコミットした期限に間に合わなくなる  自分や身内の不慮の事故・病気 * 「リスク」の定義は文脈や使用する領域により様々ですが、ここでは起こりうる問題の意味で使用しています。 Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 9
  • 11. Scope 1. プロジェクト・システムを理解する 2. 自分で動くべき範囲を把握する Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 11
  • 12. Scope 1. プロジェクト・システムを理解する プロジェクトの目指すべき方向や、システムの目的を理解しないまま与えられた仕事だけをして いたら、いつまでも与えられた仕事しか出来ません。 考えるべきこと行うべきこと • プロジェクトの目的はなにか − コスト削減? − 新たな価値の創造? − 実験的プロジェクト? • システムの目的はなにか − 誰がユーザ? − 何のために使っている? − どう役立っている? • プロジェクトの目的や概要が分かる資料に目を通す − 提案書や計画書 − プロジェクト・各チームの報告資料 • システムの目的や概要が分かる資料に目を通す − システムマップ − 業務・システムフロー図 − IF概要・一覧 Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 12
  • 13. Scope 2. 自分で動くべき範囲を把握する 「自分がどこまでのことをすべきか」はなかなか上司から明確な指示はありません。失敗を繰り 返しながらでも動くべき範囲を定め、広げていきましょう。 考えるべきこと行うべきこと • 自分の役割について上司と認識が一致しているか • 上司の仕事だが自分に出来ることはないか • 自分がやることで上司・クライアントや他メンバはどれ だけ助かるのか • やらなくてもいいことまでやっていないか • SOなどの機会に自分の役割・上司からの期待値を 明確にする • どこまでやれば作業完了とするかを上司やクライアン トと認識合わせする • 率先して上司の仕事を”奪う” • クライアントから直接依頼された作業でも安請け合 いせずやるべき内容か判断する。判断出来ない場 合は上司に相談する • 自分の責任範囲外のことを聞かれた場合「それは 僕の担当ではありません」と答えずに、フレキシブルに 動いてみる Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 13
  • 14. Quality 1. 今必要な品質レベルを見極める 2. セルフレビューで品質担保する Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 14
  • 15. Quality 1. 今必要な品質レベルを見極める 最初から最高品質を目指し愚直に作業をしてしまっては、方向性が間違っていた場合に修 正困難になります。Quick & Dirtyでまずは方向性を合わせましょう。 考えるべきこと行うべきこと • 次回のマイルストンではどの程度の品質が必要か − 最初に求められる品質は往々にして高くない • 最終成果物に必要な品質はどの程度か • “Quick & Dirty“:素早く、概要を掴む − 全データを最初から全てチェックせずに、サンプリングで全 体概要を掴む(やばそう、大丈夫そう等) − 素早く必要な量だけ作業し概要が掴めれば、その後に 残りを念のため確認すれば良い • 早いタイミングでたたき台を提示する − スピードと品質にトレードオフが存在すると信じ時間をか けるより、早くアウトプットし識者にぶつけ揉んだほうが結 果的に品質は高まる − 一人が考えることには限界があるため、うまく他力を活用 することがスピード&品質面で好結果を生む ※ 参考:パレート(80対20)の法則 成果の8割は費やした時間全体の2割から ⇒ 作業全体のうち、どの2割が成果8割に結びつく(=レ バレッジの高い)作業かを見極め、まずその作業から着手 する Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 15
  • 16. Quality 2. セルフレビューで品質担保する 上司やクライアントをスペルチェッカーとして使わないように、また報告・説明時に自分で考え こんでしまわないようにセルフレビューを行いましょう。 考えるべきこと行うべきこと • 自分が30分作業を追加することで上司の作業を 30分減らすことが出来ないか − 通常上司の時間単価は自分よりも高く貴重なので、同 じ時間を費やすのであれば自分が余分に作業したほうが 全体最適化する • 作成した成果物を自分の言葉で説明出来るか − 言われたまま作成した成果物は自分でも上手く説明出 来ず、その場合の品質は往々にして高くない • 成果物提出前にセルフレビューを行う − 誤字・脱字チェック − 前後の流れがおかしくないか − (出来れば声に出して)ひと通り説明 Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 16
  • 17. Cost 1. 無駄な作業をしない Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 17
  • 18. Cost 1. 無駄な作業はしない 過去のアセットを有効活用して無駄に時間を使ってしまうことを避け、また再利用性を考えて 未来に無駄な作業を発生させないように気をつけましょう。 考えるべきこと行うべきこと • これまでに同じような作業が発生していないか − 誰かが一度作業したことがあるはずのものを1から作ろう としていないか • これから同じような作業が今後も発生しないか − 一度きりであることが確定している作業であれば構わな いが、そうでなければ再利用性を考えたり、自動化を検 討する • アセットや人を利用する − 類似した作業が以前行われていないか確認し、アセット や成果物を利用する(当時・現在の共通点・相違点を 確認し流用する) − 何でも自分で調べようとせず、聞けば一瞬で解決するこ とは素直に聞いてしまう • 再利用しやすいコード・資料を作成する − ハードコーディングを行わない − 各スライドでフォント・デザインを調整せずスライドマスタを 変更する − Excelでは直打ちの量を減らし自動計算させる • 何度も・みんなが行う作業は自動化・ツール化する Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 18
  • 19. Delivery 1. 期限や優先順位を意識する 2. 着実に仕事を進める Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 19
  • 20. Delivery 1. 期限や優先順位を意識する 自分の持っている作業は「いつまでに」、「どういう順番で」こなす必要があるかを常に把握し ておく必要があります。また独りよがりにならずに、それを関係者と認識合わせしましょう。 考えるべきこと行うべきこと • この作業の期限はいつまでか − その期限は依頼元と認識が合っているか − 何に基づき期限が設定されているか • 担当する作業の優先順位は明確か • 何か用事を頼まれたら、急ぎの用事かどうか、いつま でに必要かを確認する • 複数の人から依頼を受けた場合は両者と優先順 位を合意する • 期限を遵守する − 努力目標である完了予定日は調整可能だが、業務イベ ントに基づいた期限を過ぎてしまうとクライアントに迷惑が かかってしまう Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 20
  • 21. Delivery 2. 着実に仕事を進める 作業を開始する前に、まず最初にゴールをイメージした上でそこまでの道筋を決めましょう。 作業を始めたら自分の作業とその状況をいつ聞かれていいようにしておきましょう。 考えるべきこと行うべきこと • ゴールまでの道筋は明確か • 自分は今ゴールに対してどの地点にいるのか • 作業に必要な知識で自分に足りないものはないか − どこまで分かって、どこからは分かっていないのか? − 言われたままただ行うだけならば問題ないが、そこで発生 するリスクを検知・対処出来るだけの背景まで理解出来 ているか? • ゴールまでに必要な作業を分解し、順序付けする • いつ聞かれても良いように、作業の状況を随時正 確に報告できるようにしておく − 万が一作業が遅延する、やりきれない場合はその理由 を明確にして報告する。ただ「遅れます」では上司もクラ イアントに説明出来ないし、今後の対処も行えない • 作業のために必要な知識が足りないと思ったら、前 もって上司に共有する − 上司はそれを受けKT要否を判断をしたり、しない場合 のリスクを認識出来る Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 21
  • 22. Risk 1. リスクを見極め対処する Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 22
  • 23. Risk 1. リスクを見極め対処する リスクに対しては識別・分類→評価→優先順位付け→対応策検討→対応実施の5ステップ で対応します。 識別・分類評価優先順位付け対応策検討対応実施 リスクを漏れなく洗 い出しカテゴライズし ながら一覧化する リスクに重み付けを する リスクを軽減・回避 するための施策を検 討する 検討した対応策に 実行に移す 評価で行った重み 付けをベースに対応 すべき順序に並び 替える Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 23
  • 24. Risk 1. リスクを見極め対処する 自分の作業全体をイメージしてどのようなことが起こりうるかを検討し、適切な対処をしてお きましょう。また将来のリスク対応のためにも周りで起こっていることから教訓を得ておきましょう。 考えるべきこと行うべきこと • どのようなことが起こる可能性があるか • 「最悪の状況」が発生した場合どうなるか • リスクに対応する方法は何が考えられるか • 作業全体をイメージしてどんなことが起こりうるか、ど んな危険性をはらんでいるか検討する • 定量的にリスクを評価するクセをつける (発生可能性、頻度、影響範囲、重大性など) • リスク評価結果や対応策を上司と共有し、判断出 来なかったことは判断を依頼する • 計画は自分の限界で立てるのではなく、肉体的な 余裕や突発的な作業に対応するための余裕を持 たせる • 自分やその周りでどのようなこと(障害など)が起こ ったかを把握し、知識として蓄えていく Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 24
  • 26. コミュニケーションの基礎 1. 受け取り方 2. 考え方 3. 伝え方 Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 26
  • 27. コミュニケーション1. 受け取り方 依頼や質問を受け取ったときは言葉通りに受け取らず、その背景や経緯に思いを馳せ、不明 な場合は確認を忘れずに。また同じことは2度聞かないで済むようにしましょう。 考えるべきこと行うべきこと • 依頼や質問の背景・経緯は何か − 言葉通りに受け取らず、なぜそう言われたか − 指示されたことのみで目的達成できるのか • 相手が見落としていることはないか • 不明点を明確にする − 依頼の場合、IPO(インプット、プロセス、アウトプット) が明確か、自分として腹落ちしたか確認する − 曖昧なまま、憶測・推測で作業に移らない − 相手が何か見落としていると気付いたらそのまま作業せ ずに認識合わせを行う − 自分の理解を言葉・文章・図にして、どこまで理解してい るか伝え分からない点を絞って聞く • 同じことは2度聞かない − 常にメモを取るように心がける、上司などに呼ばれたとき はメモも持っていく − とはいえ分からなくなってしまった場合は正直にもう1回聞 く(怒られる覚悟で) Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 27
  • 28. コミュニケーション2. 考え方 ただ事実を羅列するのではなく、相手の立場に立って考え相手本位な回答を用意しましょう。 考えるべきこと行うべきこと • 相手は何を知りたいか、何を懸念しているか、相手 にわかりやすい表現はなにか − こう答えたら、これを用意したら喜ばれるだろう − こう答えたら相手は不安にならないか • 自分が用意した答えに対して、相手は次にどのよう な反応(追加質問・依頼)をしそうか • 相手と自分の立場の違いを客観的に把握する − 相手の年齢・立場・性格 − 自社の常識とクライアントの常識の違い • 1手先を読み、追加で来そうな質問への回答を用 意しておく Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 28
  • 29. コミュニケーション3. 伝え方 まず伝えたいことを簡潔に伝えることが何よりも大事です。その上で誤解のない伝え方を心が けましょう。 考えるべきこと行うべきこと • “伝えたいメッセージ”は何か − このコミュニケーションで、自分は相手に何を求めているの か(同意?アドバイス?アクション?) − 伝えたいことをひと言で表すと何か • 相手に誤解や認識齟齬なく、理解しやすい形で伝 わっているか − 曲解され問題になりうるような言葉・文章ではないか − 相手のその背後にいる人にどう伝わるか • 伝えたいことを簡潔に伝える − 漠然と話したり、いたずらに遠回りはしない − 文書の場合は1文を短くし、箇条書きにする − 事象・状況だけの報告は次のアクションに結びつかない。ど んな影響があるか、誰が何をすべきか明示する • 受け取る人の立場に合わせ伝え方を変える − 誤解を生む・多義的な表現を避け、相手に合った共通 言語(業務用語・システム用語)を使う • その場しのぎの報告・受け答えをしない − 推測で報告しない、推測の場合はそれを明示する − 根拠のない情報は伝えず、どうしても分からない場合は持 ち帰る(ただ単に分かりませんはNG) ※ そして後々の反省材料とする • 口頭で確認・調整した内容は文書(メール)でも 残しておく Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 29
  • 31. 今日の”伝えたいメッセージ” これまでお伝えした内容は本当に基本的なことばかりですが、日々の仕事に忙殺されていると 忘れがち・怠りがちなことでもあります。100%自然に行えるようになるまでは意識しすぎるくらい に意識してみてください。 優れた仕事の条件コミュニケーションの基礎 プロジェクト・システムの目的は? 自分の動くべき範囲は? Cost Delivery Scope Risk 識別・分類 評価 優先順位付 対応策検討 対応実施 Quality Quick & Dirtyを心がける セルフレビューを欠かさない 無 駄 な 作 業 を し な い 期 限 と 優 先 度 を 意 識 す る 道 筋 は ゴ ー ル か ら 逆 算 受け取り方 考え方 伝え方 • 依頼や質問の背景・経緯は? • 不明点を明確にする • 同じことを2度聞かない • 相手と自分の立場の違いを客観的 に捉える • 相手は次にどのような反応をしそう か? • “伝えたいメッセージ”は何か? • 相手に誤解や認識齟齬なく、理解 しやすい形で伝わっているか? • 口頭確認は文書でも残しておく Copyright © 2014 Hirotaka Nishimiya All rights reserved. 31