仙台でのイベントでのアイデア創出ワークショップのスライドです。

1. 仙台ミラソン2016
地域課題解決ワークショップ
アイデア創出パート
2016年8月22日（月）13︓00〜16︓00
仙台市地下鉄東⻄線・国際センター駅 2階（多目的ホール）
⽯井⼒重 Rikie Ishii
アイデアプラント 代表
早稲田大学 非常勤講師
Rikie.ishii@gmail.com
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2. この3時間ワークの活動
１．実現しようとしてめざす事柄の本質を吟味する
２．打ち手の候補（アイデア）を創出する
３．アイデアを選定する（やりたい軸＆やりやすい軸）
４．整理する（企画の最小骨格を描き出す）
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3. 実現しようとしてめざす事柄の本質を吟味する
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4. 思考展開の段階
理想
問題
ギャップを
なんとか
解消したい じゃあ、こういう
ことをやっていこう
（アイデア、プラン）
現状
R3R2R1
解決策
（よりよい社会生活）
それに比べて
今はこんなありさまだ
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5. 理想
問題
ギャップを
なんとか
解消したい じゃあ、こういう
ことをやっていこう
（アイデア、プラン）
現状
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解決策
（よりよい社会生活）
それに比べて
今はこんなありさまだ
皆さんの選択した「テーマ」は
【問題】〜【解決策】です。
具体に進む前に、
高い所＝【理想】に⼀度上がって
みましょう。
• 実現しようとしてめざす事柄の本質は何か？
• 個人や街がどういう状態になることが究極目標か？
• 「解決策三段ロケット」の一段目としての【テーマ】、
その先に続くべき二段目、三段目は何か？
これをディスカッションします。 （→手法は、「Free&3」ブレストで。）
（理由：打ち手の展開時、より真芯を捉えて展開できます。
軌道修正の際もぶれなくなります。）
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6. Free ＆ 3
言いっぱなしOKのブレスト
（良いアイデアは、雑談から生まれる）
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7. Free & 3
気軽に言いっぱなしOKの
ブレスト方法
良いアイデアは雑談から生まれる
ふわっとした思い付きを
雑談的に出し合う
（15）
コミュニケーションの
デザインに使った技法
各人アイデアを
3つ書く
（7）
順に一枚ずつ紹介、
他の人は類案集積
（8＋α）
雑談 素描 収束
7

8. Free & 3
気軽に言いっぱなしOKの
ブレスト方法
良いアイデアは雑談から生まれる
ふわっとした思い付きを
雑談的に出し合う（15）
ホワイトボードや
ポストイットへの書き出しは不要。
自分用にメモ取りたい人は自由に。
コミュニケーションの
デザインに使った技法
各人アイデアを
3つ書く（7）
形式＝一枚一案
印象に残ったアイデア、
場に残したいアイデア、
新たに考え出したアイデア等。
自分のも、他人のも、OK。
原案どおりでなく印象から再表現してよい。
他の人と被ることは気にせず。
順に一枚ずつ紹介、
他の人は類案集積（8＋α）
番では、最も紹介したいアイデアを1枚
紹介し、卓中央に出す。
他の人は、自分の手持ちのカードに
同様の案があれば、続けて出し、言う。
違う案であるとしたいものは、
無理に集約しなくて良い。
全員の手元のカードが無くなるまで
順を回していく。
雑談 素描 収束
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9. この後、プロジェクトの中でも、
△「“言ったら必ずポストイットに書いて“というとブレストが盛り上がらない」
△「発言を逐次記録されちゃうと、どうしても慎重になる」
・・・こんなときには、ちょっと「Free&3」に切り替えるといいでしょう。
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10. 打ち手の候補（アイデア）を創出する
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11. • 実現しようとしてめざす事柄の本質にむかって、
課題解決策（アイデア）を出していきます。
※テーマ説明の中で語られていた“当初の解決策の範囲”から
大きく逸する場合は、⼀馬さんか⽯井に相談してください。
（本目的に対して、⼀段目のロケットとして描くプランとしては
テーマが提示する「解決策の範囲」はいい線かと、思います。
理想に向かって、大鉈をふるうのは、悪くないのですが、
それは実⾏の⼆手目、三手目、（⼆段目のロケット、、、）に据えて
最初の⼀手目としては、ぜひ重視してみてください。）
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12. Zebra or 1/3
（場の状況によって、どちらかで、ブレストをします）
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13. ゼブラ・ブレスト
（Zebra-BS）
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14. 発想作業時の人々の状態を「集団⇔個人」を交互に。
ブレスト
グループで
⼀人発想作業
⼀人で
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15. グ
ル
ー
プ
⼀
人
グ
ル
ー
プ
⼀
人
時間
グ
ル
ー
プ
時間
チームで発想する、といったら、ずっと白熱の状態でいないといけない、という先入観がありますが、実は・・・
ずっと集団 ＜ 「個人⇔集団」を繰り返す
output
複数人で⾏う知的作業のデザインのコツとして、知っておくと便利です。 15

16. ⼀
人
で ２分間、⼀人発想作業
（まずは⼀人で、アイデアを考えてみる）
軽く考え
メモする。
グ
ル
ー
プ
５分間、ブレスト
（互いに、発想内容を言い、示唆を得る）
ざっと、
話し合う。
深く考える。
書き出す。
⼀
人
で ８分間、⼀人発想作業
（沈思黙考し、アイデアを考える）
グ
ル
ー
プ
11分間＋α、ブレスト
（アイデアを共有しつつ、
話し合いながら良案を発展させる）
話し合い、
更に発展。
Zebra Brainstorming

17. 1/3
1/3ずつメンバーが議論を離れ
傍らで5分発想し
場に戻る
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18. EB
F
C
A DWander Area
Center Table
Wander T.
Center T.
A , D B , E C , F
Centerテーブルの人でブレスト 全員でブレスト
0 5 10 15 23
1/3
• 人数は6人。（4，5人も可）
• Center Table（ブレストの場）と
Wander Area（⼀人発想の場）がある。
• まず⼆名は、5分間、Wander Areaへ。
Centerテーブルのブレストを傍目で⾒ながら⼀人で発想。
（聞かずに考え込むのもOK。戻った時に聞いていないことは責められない。ただし聞いていなくても説明はない）
• 時間が来たら戻りブレストに加わる。次いで別の⼆名が出る。
• 入れ替えは3ターン目まで（※）
• 最後は、全員でブレスト。8分。
※4、5人の場合は、抜けるのは1名ずつ。
3ターン終了時までに抜けない人もいるが、良いとする。
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19. Zebra or 1/3
のどちらかで、大量にアイデアが出た状態にたどりつきました。
これを、スケッチに起こします。
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20. さて、いろんなアイデアが出ました。
大きく違うものあれば、
似てみえるけど実践上は別のアイデアだ、というものもあるでしょう。
ここまではブレストでしたので、たくさんの「相矛盾する選択肢の群」が
あるわけです。
ここからは、「自分が⼀押しのアイデアを、書き起こす（描き起こす）」
という作業をします。
板書やポストイットは「素材」と据えて、皆さんがアイデアスケッチに
書き上げるものが、次のステップでの「選定の対象」となるアイデアになります。
補⾜︓皆がほぼ同じものを、自然とかくところもあるでしょう。
それはそれでOKです。（そのチームは収束過程が要りません。）
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21. アイデア・スケッチ
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22. 絵がメイン
⼀言で表現
ちょい説明
６．アイデアスケッチ
“Plan 3”（最小企画要素） ＝【誰】【何】【狙い】
・・・を、具体的に書いておくと、良く伝わります。
コツ
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23. ◎ A4白紙を使ってください。
◎ ⽂字は、太くはっきり⾒えるよう、プロッキーを使ってください。
◎ １アイデア１枚で。 （一枚に3案を列記する、のはNG）
◎ 時間をかけて、じっくり1枚だけ描くのもOKですし、
シンプルな描き方でさっと複数アイデア（複数枚）を
描くのもOKです。
（類案だけど微妙に違うアイデアがあるならば、
独⽴した別案として2枚描く、というもOKです。）
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24. 4分 絵心教室
アイデアスケッチ 補⾜
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25. 4分 絵心教室
• 顔＝【輪郭は○】＋【口】＋【目】＋【眉】
• 人＝【顔】＋【胴体は□】＋【手、⾜】
• モノ＝【細線】＋【太い輪郭】＋【機能部分カラー塗り】
• 雰囲気＝まんぷ「€」、吹き出し「イガイガ、ふわふわ」
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26. 眉
口
目
ギュッ つむ わら ぱち きょう
いう つむ ちぇ えー ほー
つり そり やま さがしず
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27. 27

28. 28

29. 29

30. アイデアを選定する （やりたい軸＆やりやすい軸）
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31. AFマトリックス
⼆軸でアイデア評価
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32. ■有望なアイデアの選出
【A︓魅⼒度】や【F︓適合性】を考慮して選ぶ。
A（魅⼒度）
F（適合性）
＋,＋ゾーン
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33. A（魅⼒度）
F（適合性）
＋,＋ゾーン
やりたい
軸
やりやすい
軸
今回は、ことばをもっと、平たくして、この⼆軸を使います。
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34. （では、まずは、そのためにアイデアの共有から）
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35. 全アイデアを各自がプレゼン（20分）
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36. （次に、アイデアの評価作業のコツ）
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37. A軸（やりたい軸）
0.8
1
0
α
仮でいいので、もっとも魅⼒度の
高いだろうものを1枚選び、
「0.8」に置く。（αと呼ぶ）
他のアイデアスケッチは、αを基準
にして、Aの程度をざっくり算定。
αの半分なら「0.4」、
αに割と近いなら「0.7」、
意外とαよりも高いなら「1.0」など。
全てのスケッチを軸の上に並べて、
⾒比べて多少の入れ替えなどもしたら、
スケッチの【左上】に
「0.7」等と記す。
…
…
0.4
0.1
0.8
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38. F軸（やりやすい軸）
0.8 10
スケッチの
【右下】に記す
作業は、Aと同様
唯⼀違う点＝数値の記入場所
0.3
0.8
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39. 【Aの値】と【Fの値】に従い並べていく
A（魅⼒度）
F（適合性）
39
α
…
…
0.4
0.1
0.8
0.3
0.8
0.4
0.5
1.00.3
0.4

40. A（魅⼒度）
F（適合性）
α
…
…
0.4
0.1
0.8
0.3
0.8
0.4
0.5
1.00.3
0.4
左上から徐々にラインを広げていく。（数案が入るまで）
上位群の中からどれを選びたいか。チームでディスカッションして決める。
やや、A側にウエイトを高めにして選択するとよい。 40

41. 整理する （企画の最小骨格を描き出す）
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42. アイデアPIVOT
軌道修正でつまらないアイデアになる、の回避法
⼀旦の具体化
Plan3
コアを⾒出す
Creative分析
実現しやすいようにずらす
実現PIVOT
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43. （⼀旦の具体化）
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44. アイデア
【Plan 3】
企画の最小骨格
何を（製品・サービスの具体的中身）
誰に（想定する利用者）
狙い（本質的な狙い）
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45. 製品・サービスの具体的中身
アイデア
【Plan 3】worksheet
企画の最小骨格
想定する利用者
本質的な狙い
誰
何
狙
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46. （これ以降は、時間がある場合に限り本日実施。
これ以降のコンセプトワークのスキルとして、座学的に短い説明を。）
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47. （コアを⾒出す）
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48. Creative
（創造的）
新しい
（他にない）
有用性
（役に⽴つ）
※図の出典︓『IDEAVote』の軸カードより
『 Creative とは 新しい有用性 である』
創造技法の⼀体系 CPSにおける “Creative”の定義
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49. 【 Creative分析 】
アイデア
具象
（わかりやすい形）（具体的なモノ）
（説明のために使っていた具体なコトバ）
クリエイティブ成分
（この案がもつ「新しい有用性」）
→全部変えてよい
→核（ずらさない）
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50. 新しい
（他にない）
有用性
（役に⽴つ）
Creative
（創造的）
「新しいところ」は何か︖
「有用なところ」は何か︖
「新しい有益さ」は何か︖
クリエイティブ成分
【 Creative分析 】
50

51. 有用性
（役に⽴つ）
新しい
（他にない）
【クリエイティブ分析】worksheet
案の「新しいところ」を列挙する。
案の「有用なところ」を列挙する。
そこから “新しい有益さ” を⾒定める。
各交点は検討の材料であり、
各「N×U」の⼀つ⼀つに答えを出そうとしなくていい。
全体で⼀つあればよい。
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52. （実現しやすいように、ずらす）
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53. 【実現PIVOT】
“新しい有用性” はずらさない。
それ以外の全ての要素はずらし得る。
ずらして、実現可能性の高いものを⾒いだす。
最後に、説明可能なアイデアへ整える。
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54. 戦略や保有資源に合っているか︖
（戦略、経営資源）「S」
「実現しにくい部分」を⾒出すチェックリスト【 F E S 】
ユーザが製品を使用する際
の道具・作業過程・材料は
適切か︖
やりたくない部分はないか︖
（感情、信条）
ユーザの欲求は
コストや手間に
勝るか︖
使い方が自然に
想起されるか︖
美観的な問題
はないか︖「F」
「E」
以下の7つの問いから思い浮かぶことをメモする。特に該当しない項目はSkipしてよい。
目的を達成するために
自然や社会の諸過程を
適切に利用しているか︖
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55. 【実現PIVOT】 worksheet
「実現しにくい部分」を挙げる
（挙げにくい時は「FES」を使う）
挙げたものは「未定要素」と捉え、
いろいろ変えて、実⾏しやすい
アイデアへ再発展（ブレスト）
案を「誰に」「何を」「狙い」の
フレームで仕上げる
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56. 発表準備
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57. 残り時間、発表用に内容を整理しておいてください
発表にスライドを作る必要はありませんが、
説明しやすいように、アイデアスケッチや、
コンセプト説明用の紙をつくっておいて、⾒せるのもいいでしょう。
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