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EQリーダーシップのコンピテンシー
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Katsuhito Okada
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EQリーダーシップのコンピテンシー
1.
EQリーダーシップの コンピテンシー
2.
自己認識 自己管理 人間関係の管理
社会認識
3.
自己管理 人間関係の管理 社会認識
感情の自己認識 正確な自己評価 自信 感情のコントロール 透明性 順応性 達成意欲 イニシアチブ 楽観 共感 組織感覚力 奉仕 鼓舞激励 影響力 育成力 変革促進 紛争処理 チームワークと協調 自己認識
4.
自己認識:感情の自己認識 感情の自己認識に優れたリーダーは自分の内なる信号を受けとめる感度が良く、自 分の気持ちが自分自身や自分の仕事上のパフォーマンスにどう影響するかを認識
できる。 自分の指針となる価値観によく順応し、複雑な状況においても全体像を把握して最 良の行動を直感的に選択することができる。 感情の自己認識に優れたリーダーは率直で偽りがなく、自分自身の感情について 率直に語り、指針とするビジョンについて信念をもって語ることができる。
5.
自己認識:正確な自己評価 自己認識に優れたリーダーは自分の強さと限界をわきまえており、ユーモアをもって 自分自身を見ることができる。
改善すべきところは潔く学び、建設的批判やフィードバックを歓迎する。正確な自己 評価ができるリーダーは、新しいリーダーシップ能力を学習する際に、助けを求める べき場面や集中すべき対象を知っている。
6.
自己認識:自信 自分の能力を正確に知るリーダーは、長所を活かすことができる。 自信があれば、難しい課題に進んで取り組むことができる。
こういうリーダーは存在感があり、集団の中でも堂々として目立つ。
7.
自己管理:感情のコントロール 感情のコントロールができるリーダーは、不穏な感情や衝動を管理でき、さらには有 益な方向へ向けなおすことができる。
強い圧力や危機に直面しても平静を保ち、明晰な判断力を失わない。 あるいは、困難な状況に置かれても動じない。
8.
自己管理:透明性 透明性の高いリーダーは、自分の価値観に正直だ。 透明性、すなわち自分の気持ち、信条、行動を一切隠しだてしない姿勢は、誠実さ
につながる。 このようなリーダーは自分の誤りや過失を率直に認め、他人の非倫理的行動に対し ては看過することなく立ち向かう。
9.
自己管理:順応性 順応性の高いリーダーは多数の要求を集中力やエネルギーを失うことなくさばくこと ができ、組織が必然的に持つ曖昧さを気にしない。
このようなリーダーは新しい課題に柔軟に対応し、変化にすばやく適応し、新しい データや現実に直面してもしなやかな思考力を失わない。
10.
自己管理:達成意欲 達成意欲の高いリーダーは自分の中に高い基準を持っており、自分自身についても 部下についても、つねにパフォーマンスの向上を要求する。
こういうリーダーは実用主義者で、リスクを計算したうえで達成可能な範囲で難度の 高い目標を設定することができる。 最大の特徴は、つねに向上を目指して学習(および指導)を続けていく点だ。
11.
自己管理:イニシアチブ 自分には自らの運命をコントロールする力が備わっている、と信じることのできるリー ダーはイニシアチブが高い。
こういうリーダーは、チャンスが来るのを待つのではなく、自分からチャンスをつかみ に行く(あるいは作り出す)。 将来の可能性を広げるために必要となれば、慣例を打破しルールを曲げることも厭 わない。
12.
自己管理:楽観 楽観的なリーダーは逆境を柔軟にかわし、挫折の経験にもチャンスを見出す。 こういうリーダーは他者を肯定的に見て、最良の結果を期待する。
「コップの水はまだ半分も残っている」と考える楽観性から、将来の変化についても 良い結果を信じることができる。
13.
社会認識:共感 共感能力の高いリーダーは、広範な感情の信号を受けとめ、個人や集団が口に出 さない感情を感じ取ることができる。
また、相手の話を真剣に聞き、その視点を理解することができる。 共感能力の高いリーダーは、多様な背景を持つ人々や異文化圏の人々とも良好な 人間関係を築くことができる。
14.
社会認識:組織感覚力 社会認識の鋭いリーダーは政治的観察力に優れ、重要な社会的ネットワークを感 知し、決め手となる力関係を読むことができる。
このようなリーダーは組織の政治力学を把握し、その中で働く人間を支配する価値 観や暗黙のルールを読み取ることができる。
15.
社会認識:奉仕 奉仕の能力に優れたリーダーは、接客部門の社員が顧客との関係を友好に保てる ような感情風土を醸成する。
このようなリーダーは顧客が満足しているかどうかにつねに注意を払う。 また、必要とされたときには快く対応する。
16.
人間関係の管理:鼓舞激励 人心を奮いたたせる能力に優れたリーダーは、ビジョンや共通のミッションを掲げて 共鳴と感動を引き起こすことができる。このようなリーダーは自らが理想を体現して
見せ、共通のミッションを掲げて人々を導いていく。日々の仕事をこえたレベルで 人々に連帯感を与え、職場に活気をもたらす。
17.
人間関係の管理:影響力 リーダーの影響力は、1人の聞き手の心をとらえる能力から、主要なポストにある 人々の支持を取り付ける能力、さらには賛同者のネットワークを作り上げてイニシア
チブを喚起する能力まで、さまざまなレベルがある。 影響力に優れたリーダーは、説得力をもって集団に語りかけることができ、聴衆の関 心をそらさない。
18.
人間関係の管理:育成力 他者の才能を啓発する能力に優れたリーダーは、自分が援助する相手に純粋な関 心を示し、彼らの目標や強さや弱さを理解することができる。
このようなリーダーはタイミング良く建設的なフィードバックを与えるのが上手で、生ま れついての指導者あるいはコーチである。
19.
人間関係の管理:変革促進 変革促進に優れたリーダーは、変革の必要性を認識し、現状に疑問を呈し、新しい 秩序を擁護する能力を持っている。
反対勢力があっても、変革の必要性を熱心に提唱する。 また、変化を妨げる要素を克服するための現実的な方法を見つける力も持っている。
20.
人間関係の管理:紛争処理 紛争処理に優れたリーダーは、当事者全員の主張を余すところなく引き出し、視点 の相違を理解し、そのうえで全員が是認できる共通の理想を見出すことができる。
このようなリーダーは紛争を表出させ、当事者全員の気持ちや見解を認知し、その うえでエネルギーを共通の理想へ向けなおす。
21.
人間関係の管理:チームワークと協調 チーム・プレーに優れたリーダーは友好的な協調関係を作り上げ、自分自身も尊重 と援助と協調の模範を示す。
このようなリーダーは周囲を巻き込んで全体の目的のもとに積極的・熱狂的コミットメ ントを喚起し、集団の一体感を築き上げる。 また、仕事上の義務をこえて、親密な人間関係を育成・強化するために時間をかけ る。
22.
参考 書籍:EQリーダーシップ成功する人の「こころの知能指数」の活かし方
23.
岡田勝人|KatsuhitoOkada Producedby