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暗号通貨勉強会
- 1. ビットコイン上に発行できる トークンって何？ AccumBit, inc CEO 小川晃平 Colu, CounterParty, OpenAssetを比較しつつ カラードコインの面白さについてお話しします
- 9. カラードコインって何 ？ • ビットコインのネットワークを利用して、トークン( デジタル資産)のやりとりが出来るプロトコル • EthereumのDAOも同じような仕組み • Ethereumと違いスマートコントラクトは含まれな い • また、BitcoinQTなどの公式のアプリケーションに も含まれていません
- 10. カラードコインの種類 • CounterParty (http://counterparty.io/) • Colu (https://www.colu.com/) • Open Assets Protocol (https://github.com/OpenAssets/open-assets- protocol) • CoinSpark (http://coinspark.org/) • Omni (http://www.omnilayer.org/)
- 11. カラードコイン比較 CoLu Counter Party OpenAsset Protocol Omini Coin Spark API充実度 ○ ○ x ? ? 利用度 △ ◎ ✖︎ ? ? シンプル △ ✖︎ xcp… ◎ ? ? Support/Co mmunity △ ○ △ ? ?
- 12. カラードコイン比較 CoLu Counter Party OpenAsset Protocol Omini Coin Spark API充実度 ○ ○ x ? ? 利用度 △ ◎ ✖︎ ? ? シンプル △ ✖︎ ◎ ? ? Support/Co mmunity △ ○ △ ? ?
- 14. OpenAssetsProtocol が出来ること • アセットの発行 • アセットの送信 • アセットの無効化 • アセットの交換
- 15. OpenAssets • アセットの情報はOP_RETURN内に記載されている • 一つのアドレスから１種類のアセットが発行可能 • 一回の発行に上限はあるが、何度でも発行化 • 誰が保持しているかは、TxOutsの順番によって変わる • アセットの定義は外部に保持され、URLが入る。（定義自体は後で 変更可能。定義がなくてもOK。） • 過去のトランズアクションの履歴を遡ることで、どのアセットかを 特定する（毎回毎回のTxにアセットの定義は入りません）
- 16. OP_RETURNって？ • Bitcoin 0.9 から利用できるようになった • 80bytesのデータを入れることが出来る • 宛先がいらない空のアウトプット • “こんにちわ”とかも入れることが出来る • https://live.blockcypher.com/btc- testnet/tx/65126abc8cbea232a8287ff7b991b1e262abf3 a366220d22e73cb1f5b5d5e798/
- 17. フィールド 説明 サイズ OAPマーカー OpenAsset Protocolを利用していることを示す2bytes のhex文字です。0x4f41となって、decodeするとOA になります。 2 bytes バージョン versionを示す数字です。現在はversion1となっていて 、0x0100になります。Decodeすると 2 bytes Assetが何個含まれているかのリスト 数によってByte数が変わる特殊な var-integer representing と呼ばれるIntegerを利用して、その中に どれだけアセットが入っているかを示す。 1-9 bytes Asset 数 LEB128-encodedを利用したIntegerタイプでアセッ トの数を表す。10000, 5000とかがこの中に入る Variable メタデータの長さ var-integer でメタデータの長さを表す 1-9 bytes メタデータ メタデータの長さ Variable 注意点： 使用上は無限に長くできるが現状は上限は80Byteまで。 URL長くなり定義が欠けちゃうとかある。送り主が増えすぎると消えちゃったりする。 OpenAssetsの仕様
- 18. アセット発行の例 https://live.blockcypher.com/btc-testnet/tx/823eeeab3c60af16fe47f482788621d5857b25046804824fb9f7a6be8b00f3ef/ • 4f41010001904e17753d68747470733a2f2f676f6f2e676c2 f355076516164 がMarkerOutputと言われる中に発行数・ 定義のあるURLが含まれる(URLはあってもなくてもOK) • 利用されているアドレスが発行主(OpenAsset用の特殊なア ドレスを生成し、そこからアセットIDを作成) • ０番目のアウトプットがこのアセットの保持者 • ２番目以降アウトプットはお釣りを支払うために使われる
- 19. アセット送信の例 • 4f41010002016300 がMarkerOutputと言われるアセットの発行部分を表す文字 • 2個のアウトプットが含まれている(1と99) • ０番目のアウトプットがアセット送信のためのOP_RETURN • １番目のアウトプットが1個のアセットを保持していることになる • ２番目のアウトプットが99個のアセットを保持していることになる。 https://live.blockcypher.com/btc-testnet/tx/ffb7b66fdaa5dbcb2398a5af797ebd3683dabcab98a223bb49d98a0a463db84d/
- 23. 例）ゲームのトークンがBitcoin上 でやりとりできるようになるかも • Counter Partyとかではすでに始まっていますが、 ゲーム上のトークンが他のゲームでも使えたり、ゲ ームない購入したものが無駄にならず、後で売れる かもしれないです。 • 分散化するとマネロンに使われる危険性とかある・ ・・。
- 25. 実用化に向けた問題点 • マネーロンダリングの問題 • 法律の問題 • 上がる上がる詐欺（このトークンは今買っておいた 方がいいですよ的なやつ・・・） • ウォレットのバグとかで、資産消えちゃっても誰も 保証してくれない
- 27. まとめ • カラードコインはまだまだ始まったばかりです • 問題点は山積みです。まだまだオモチャフェーズで すね。 • でも、BitcoinネットワークがTCP/IPプロトコルで あれば、OpenAssetsはHTTPsでビットコイン初の アプリケーションレイヤかもしれないです。
- 29. 参考資料 • OpenAssets(https://github.com/OpenAssets/open- assets-protocol) • Books of Orbs(https://play.google.com/store/apps/details?id=i nc.indiesquare.orbbook&hl=en) • Rarepepe(http://myrarepepe.com/)