Di tt勉強会講演資料

1. DiTT勉強会発表資料
（NPO法人eboard）

2. 大学在学に学習塾勤務や学習ボランティアを通じて、教育格差を痛感。
外資系コンサルティング会社金を経て、2011年7月にeboardを立ち上げ退職。
これまでに自ら1500本以上の映像授業を制作、
2013年12月末に団体をNPO法人化、代表理事を務める。
NPO法人eboard
代表理事 / 創設者 中村孝一

3. 1．子どもたちを
取り巻く環境

4. 問 次の方程式を解きなさい。
3
4
x =
1
4
x － 7

5. 中学校３年生30人
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6. 正解した中学生は、 人。
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7. ▲
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正解した中３生は、約半分。
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8. ？
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４、５人は、小学校の問題が解けません。
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9. １．学力のばらつき

10. 中３生の７割以上が、塾に通っています。
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11. ６人に１人が、貧困家庭で援助を受けています。
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12. ６人に１人は、年収 万円
以下の貧困家庭で育つ。
Ｃ
10.9
12.9 12.8
12.1
13.4
14.5
13.7
14.2
15.7
16.3
10
11
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14
15
16
17
S60 S63 H3 H6 H9 H12 H15 H18 H21 H24%
相対的貧困率 と 子どもの貧困率

13. ６人に１人は、年収 122 万円
以下の貧困家庭で育つ。
10.9
12.9 12.8
12.1
13.4
14.5
13.7
14.2
15.7
16.3
10
11
12
13
14
15
16
17
S60 S63 H3 H6 H9 H12 H15 H18 H21 H24%
相対的貧困率 と 子どもの貧困率

14. ２．子どもの貧困

15. 中学校３年生30人
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16. 中学校では、クラスに１、２人が不登校。
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17. うち卒業,修了 60.5%
全日制
30.9%
定時制
16.9%
通信制
7.4%
専門学校
12.0%
進学せず
32.7%
不登校生の進路と就労状況
中学３年不登校生の進路
（森田ら、2001）
正社員
22.5%
家事手伝い
3.6%
パートタイム
30.7%その他仕事
5.4%
就業せず
37.9%
卒業、修了後の就業状況
（森田ら、2001）

18. ３．不登校・中退

20. 廃校数推移
0
500
1000
1500
2000
2500
0
100
200
300
400
500
600
700
H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22
■ 高校生 ■ 中学生 ■ 小学生
小中高年間
約 校の
ペースで廃校
（全国約36,000校）
H23
約1,300万人
小中高生の数

21. 廃校数推移
0
500
1000
1500
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2500
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500
600
700
H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22
■ 高校生 ■ 中学生 ■ 小学生
小中高年間
約 500 校の
ペースで廃校
（全国約36,000校）
H23
約1,300万人
小中高生の数

22. ４．人口減少

23. 学びをあきらめない
社会を実現する

24. 2．eboardについて

25. 暗記力
情報処理力
マーク
ぬりつぶし力
偏差値型学力 あるべき学力
文部科学省 小学校学習指導要領より作成

26. 暗記力
情報処理力
マーク
ぬりつぶし力
偏差値型学力
基礎学力
21世紀型スキル
学習意欲
あるべき学力
文部科学省 小学校学習指導要領より作成

27. 暗記力
情報処理力
マーク
ぬりつぶし力
偏差値型学力
基礎学力
21世紀型スキル
学習意欲
あるべき学力
文部科学省 小学校学習指導要領より作成

28. eboardが目指す提供価値 「学びをあきらめないを実現する」
１．いつでも、どこでも、アクセスできる学習環境
２．自主的・自律的な「学び」（⇔教えてもらう「学び」）
３．子ども達の学びを「あきらめない大人」を支援する

29. eboardが目指す提供価値 「学びをあきらめないを実現する」
→ １．低価格または無料のオンライン学習環境
→ ２．自分の努力で学力を伸ばせる学習サービス
→ ３．公（教育）またはその周りの現場で利用できる

30. eboard 教材の構成
学習の順序や単元のつながりが分かりやすいよう、各教科ごとに学習マップで単元を構成
しています。学習内容の全体像を示し、学習履歴も視覚的に分かりやすくなります。
小・中・高 × 科目ごとに学習マップで単元（教材）が構成されています。
スマートフォン表示
eboardの各単元では、
下記３つの教材で学習が進められます。
① 映像授業
② ドリル（問題）
③ プリント教材
※全教科単元で①～③がそろっている
わけではありません。順次拡大中です。

31. eboard 映像授業
予備校・学習塾等での指導経験３年以上の
スタッフが全て自社制作を行っています。
eboard映像授業の特徴
① 個別指導をイメージしたキャプチャ形式動画
② １本平均7分程度の見やすい構成
③ 画像・写真資料を豊富に活用
“生徒からの声”
息子は発達障害もあって教えるのにコツが
必要で、なかなかぴったりくるところが
ありませんでした。eboardの動画の語り口は
面白く、息子のような幼児でもわかりやすく
教えて下さるので続けられていると思います。
[5歳男の子 保護者の方]
学校の教え方が嫌で、学校に行ってない所
eboardを見つけ、面白いなぁと思って
動画を見ています。 へぇ～と思う時が好きで、
インターネットなのに人の温かさが感じられて、
大好きなのでやっている感じです。
[10歳男の子]

32. eboard ドリル（問題）
②正答率
問題解答の度に、正答率が算出
されます。単元で30問以上
回答している場合は、直前に
回答した20問から正答率を
算出します。
③経過時間
１問ごとに問題が出題されて
からの経過時間が表示されます。
①得点
eboardのドリルは、減点なしの
加点方式で問題が進みます。1問5点で
100点になると学習完了です。
④解説動画
eboardの問題のほぼ全てに、解説
動画がついています。解説動画は、
1-3の映像授業で問題の直接解説では
なく、その問題を解くのに必要な
知識、類題の解説になっています。
同じ問題に2回まで答えられます。
２回間違えると、文字による
解説が表示されます。

33. eboard QRコードつきプリント教材
紙での学習が適した場合、また家庭でのネット環境が整っていない場合など、
eboardサイトと連動したプリント教材を活用できます。
QRコードを読み込むと、
eboard内の映像授業解説を
視聴できます。
活用例として、集合学習は学校PC室で行い、
プリントを宿題にする、端末が確保できない
拠点で、生徒持参スマホでプリント学習する
などがあります。

34. eboard 学習履歴
eboardにログインした状態で学習を行うと、映像授業やドリルでの学習記録が残ります。
記録は、他のパソコンやタブレット／モバイル端末から利用した時にも引き継がれます。
学習した単元と進捗状況
学習時間が教科ごとに
グラフにまとめられます
スマートフォン表示
その他映像授業やドリルのページ、学習マップ上に学習記録が反映されます。

35. eboard クラス学習管理
eboardの教科（学習マップ）ごとに、拠点に登録した生徒の学習状況を一覧で見ることが
できます。各単元の学習日、正答率、確認テストの合否を確認できます。
ユ
ー
ザ
ー
名
クラスの正答率、進捗率(得点)、確認テストを表示
生徒の単元ごとの
学習履歴を詳細表示

36. 3．教育現場での活用

38. 中山間地域の教育課題：島根県吉賀町

39. いわゆる「消滅自治体論」：都市部での高齢化
島根県 高齢化率
2012年 30.0％（21万人）
↓
2040年 39.1％（20万人）
東京都 高齢化率
2012年 21.3％（281万人）
↓
2040年 33.5％（412万人）
【第１段階】
高齢者増
労働・年少人口減
（大都市圏）
【第２段階】
高齢者維持
労働・年少人口減
（地方都市）
【第３段階】
高齢者減
労働・年少人口減
（過疎地域）

40. いわゆる「消滅自治体論」：地方活性化の重要性
島根県 合計特殊出生率
2011年 1.61
東京都 合計特殊出生率
2011年 1.06
※人口減少が起こる水準が、日本では約1.58
一般的な先進国では、2.07
都市への移住が進めば、
少子高齢化、人口減少は加速する。

41. eboardの現場活用での特徴
１．基礎学力の定着
２．低コストでの個別指導環境
３．問題 → 映像授業の学習

42. １．子どもの貧困
２．不登校・中退
３．人口減少

43. 学習サイトeboard
eboardスタッフ
ユーザー、サポーター
現場で活用する人
同じ課題に挑戦する人

44. この円をどこまで大きくできるか？

45. 大人が
学びをあきらめない
社会を実現する