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AWS Service Catalogを試してみた
- 2. 自己紹介 • 阿部 洸樹 http://dev.classmethod.jp/author/abe-koki/ • クラスメソッドAWSコンサルティング部 • Twitter @AbeIka
- 5. CloudFormationによる標準構成 • メリット 構築の簡略化 守って欲しいルールをテンプレート化 ELBのログをs3にPUT 適切なセキュリティグループ
- 7. テンプレート制約 • CloudFormationのParameterに対する制約 • テスト環境の場合、t2.small または t2.microのみ指定 • JSONテンプレート ルール関数
- 8. 起動制約 • CloudFormation単体では、リソースの作成権限が必要 EC2、ELB • 製品に割り当てられたIAMロールの権限でリソースを作成 ユーザはService Catalogを利用する権限を持てばOK
- 9. まとめ • 組織として守って欲しいルール • CloudFormationを使った標準構成 構築の簡略化 守って欲しいルールのテンプレート化 • AWS Service Catalog ユーザは管理サイドが決めた範囲で製品を自由に扱える CFnのメリットを引き継ぐ 各種制約 »非エンジニア CFn資産の有効活用 バージョン管理 カタログのような可視化
Editor's Notes
- AWS Service Catalogを試してみた というタイトルで、発表させていただきます。
- 自己紹介です。 クラスメソッドの阿部ともうします。 イカのアイコンで、AbeIkaという名前をよく使っています。
- AWS Service Catalogは目立たないサービスだと思いますが、 はまるとかなり使えるサービスだと思いますので、概要だけでもお伝えしたいと思います。
- たくさんの組織、たくさんの人がAWSを利用するときに、 組織として守って欲しいルールがあると思います。 ELBを使うのはいいんだけど、ログを残してほしい。とか、 SSHの許可は最小限にして欲しい などなどあるかと思います。
- ルールを守ってもらうため、CloudFormationで標準構成を作る というのが、1つの手です。 このときの大きなメリットは2つあります。 1つ目が構築の簡略化です。 2つ目がルールが適用された初期構築を行えるというものです。 CloudFormationテンプレートには、ほとんどのサービスとその設定を記載することが出来るので、 守って欲しいルールをテンプレートに落とし込むことが出来ます。 これだけでも、セキュアな構築を行える場合もあると思います。
- Service Catalogは、CloudFormationでは手が届かないところをフォローしてくれます。 CloudFormationテンプレートを製品として登録します。 製品とその設定で、カタログを作るイメージです。 CloudFormationテンプレートは必須です。 主な特徴は、2つあります。 1つ目が、製品、つまりCloudFormationテンプレートをバージョン管理できる。 2つ目が、製品に対する制約を設けることが出来る ことです。 制約をピックアップしてご紹介します。
- まず、テンプレート制約です。 CloudFormationのParameterに対する制約です。 テスト環境の場合、小さいインスタンスタイプを使わせる といった制約を作ることが出来ます。 制約は、JSONの形式でルール関数を使って記載できます。
- 2つ目が起動制約です。 CloudFormationを単体で使う場合は、リソースの作成権限が必要です。 EC2とELBをつくるのであれば、その作成権限が必要です。 起動制約を使うと、製品に割り当てられたIAMロールの権限で、リソースを作成してくれます。 環境を構築するユーザは、Service Catalogを利用する権限を持っていれば、AWS環境を構築することができます。
- まとめです。 AWSの利用について、組織として守って欲しいルールがあるかと思います。 1つの解として、CloudFormationを使った標準構成の作成があります。 構築が楽になりますし、ルールが守られた構築を行うことができます。 CloudFormationでは、手が届かないところをService Catalogがフォローしてくれます。 CloudFormationのメリットを引き継ぎつつ、各種制約を適用することができます。 制約の適用の仕方によっては、エンジニア以外のかたでも、AWSを利用できると思います。 バージョン管理や、カタログのような可視化もできますので、 CloudFormationの資産を有効活用したいかたにもむいています。 以上でおわります。