A Case Study of Remote UX research

© 2020 Merpay, Inc.
A Case Study of
Remote UX Research
Koki Kusano, Merpay, Inc.
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Koki Kusano
　実務：UXリサーチャー, merpay
　学術：特任講師 Ph.D. (SDM), Keio SDM
　　Twitter: @_Koki_k
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メルカリアプリで使える 
スマホ決済サービスを 
つくってます 
3
メルペイ

メルペイ UXリサーチ
4

もともとF2Fでは週１ペースでUXリサーチ
4名 x 90分 /週
これをキープしたい
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eKYC（本人確認）
ユーザビリティテスト
など
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追加インストールなしでリモートから
プロトタイプを操作できるようにしたい

お客さまとUXリサーチャーが
お互いにプロトタイプを操作しあえる環境がほしい
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ということで
G suiteを活用した
リモートUXリサーチ

方式と特徴
● 調査協力者にPCを用意してもらい、PC上でプロトタイプを見せる方式
○ メルペイでは主にinVisionを使用
● 特徴
○ Chrome Remote Desktopを使うことで、お互いにプロトタイプを操作できる
■ 見せる画面をリサーチャー側で変えたりできる
○ 協力者もGoogleアカウント、Google Chrome、ネット環境があれば参加できる
■ 追加でアプリをインストールしたりする必要がない

Google
meet
Remote
Desktop
HOST
システム図
10
協力者調査用PC 調査者
Remote
Desktop
CLIENT
Google
Live Streaming
社内のオブザーバー
…
司会用PC協力者PC
ストリーミング（社員限定）
直接操作
遠隔操作
コミュニケーション・録画
meet用予備端末

デメリット
● フレームレートが低め＆通信環境依存
○ だいたい 5~10 fps ぐらい
● PCに表示したスマホ画面を操作するので細かい操作感は違う
○ 遅延も 0.2~0.3 sec ぐらいあるので、スマホならではの操作を確かめるのは難しい
● 対面よりは得られる情報は少なくなる
○ 遅延・聞き直しの影響などでF2Fと比べて1.3~1.5倍の時間が掛かる
○ ボディランゲージや表情を読みきれないことがある

● スマホならではのインタラクション・表現がキモになるとき
○ それらのインタラクション・表現が乏しいことを踏まえて結果を解釈する
■
● パッと読んで理解できるかが重要なとき
○ PC画面への情報表示で「読む」意識が強まる可能性を考慮して結果を解釈する
■ F2Fの調査でもこの傾向はあるがより強まる感
解釈に注意を要するケース 1/2

● 細かい注意文言に気づくかどうかが確かめたいとき
○ PCの解像度の性能に依存して、実際より見えやすい/見えにくい可能性を加味して解釈する
■
● お客さまがパッと情報を見たときの反応や感情を見たいとき
○ 声色や表情の読みとりが難しくなっていることに注意して解釈する
解釈に注意を要するケース 2/2

● リリース版アプリを使ってもらうなら
○ アプリインストールしてもらって画面共有するのが一番はやい
● プロトタイプの画面遷移がしっかり作り込まれているなら
○ inVisionなどのプロトタイプツールの共有機能を使うことをオススメ
○ 共有時にはパスワード設定など忘れずに
● スマホで同じような環境構築をしたいのですが…
○ 画面共有まではできる（fps低）けど、操作までできる方法はあみだせてません
ちなみに

Thanks!
Koki Kusano, Mepay, Inc., @_Koki_k
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