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被災校の先生方を対象としたリフレッシュ研修
- 1. 趣旨・実施内容・参加者の反応
(実施報告の概要)
1.趣旨
(1)岩手県沿岸部の学校の課題
• 教員がぎりぎりのところで持ちこたえている。
• この状況がいつまで続くのか見通しが持てない状況。
• 児童生徒の不安定な経済基盤,生活基盤に起因する課題。
• 学力保障,内陸部との教育格差などさまざまな課題や不安要素。
(2)「いわての復興教育」プログラム
• 被害の大きかった沿岸部においても,また内
陸部においても,全ての学校でこのプログラ
ムに沿って教育活動が展開されることとなる。
• 「復興教育の基本的な考え方」と「ひとづく
り」「体験から学ぶ」「組織的・有機的指導」
「各校の実情に応じた内容」といった復興教
育の視点を踏まえた研修の必要。
(3)趣旨
• 東日本大震災発災直後から児童生徒を避難させ,避難所の開設に中心的役割を果たし,
学校再開に尽力し,休みなく被災地の児童生徒に良質な教育を提供しようと努力して
いる先生方を対象とした支援。
• 校舎の間借りや仮設校舎で日々教育活動に当たっている先生方に,ふだん通りの教室
で展開されている教育活動を見ていただくとともに,体験活動やキャリア教育の取り
入れ方や保護者との関係づくりについての講義や演習の参加を通じて,見通しを持っ
た復興教育の実現を目的とした研修。
• 「いわての復興教育」プログラムを具体化した実践づくりにつながる内容。
会
計
報
告
○収入 (円) ○支出 (円)
個人協賛(75 件) 1,525,482 岩手県側招待教員旅費(50 名) 2,197,500
企業協賛(29 件) 1,550,000 会場費 648,500
情報交換会収入(67 名) 1,005,000 情報交換会飲食費(2 回) 1,100,000
合計 4,080,482 学校訪問給食費 15,515
※小野田先生講演会,プログラム印刷等にかかる費用は,共催者
の一般社団法人日本図書文化協会が負担いたしました。また,
消耗品や通信運搬費等については上記以外に実行委員の個人
負担により措置したものがあります。
事前調査旅費 35,010
消耗品費 83,117
振込手数料 840
合計 4,080,482
「いわての復興教育」プログラムの推進
復興教育の基本的な考え方
今回の震災津波を乗り越え、未来を創造していくために、10年後、20年後の岩手の
復興・発展を担い得る子どもたちを育成することが、今後の岩手の教育に課せられた使命
である。このことから、県下全体で取り組むことに大きな意義がある。
○ひとづくり ○体験から学ぶ
○組織的
有機的指導
○各校の実情に
応じた内容
郷土を愛し、その復
興・発展を支える人
材を育てる
今回の震災津波と向
き合い、この体験そ
のものを「教材」とし、
児童生徒の「生きる
力」をはぐくむ
震災津波に際した一
連の対応を、学校の
教育活動として有機
的に関連付けて指導
する
復興教育を学校経営に
位置付け、各校の状況
や児童生徒及び地域の
ニーズを踏まえて取り組
む(経営計画、教育計画の見
直し、いわて型コミュニティ・ス
クール構想の再構築)
キャリア教育
健康教育
心のケア
防災教育
道徳教育 ボランティア教育
地域との交流各教科指導
他地区との交流
主な教育内容
緊急的な取組(H23)⇒基本的な考え方・プログラム概要の検討 等
短期的取組(H23~24)⇒実践事例の収集、視点の整理・分類 等
中期的取組(H25~27)⇒復興教育プログラムの検討と見直し 等
県教育委員会の取組