SlideShare a Scribd company logo
1 of 40
Download to read offline
i-WAT Trust Model Geek Credit/Ripple Trust Model 
* 2005 年に斉藤の博士論文公聴会で使用したスライドから。Ripple が当時少なくとも概念としては存在していた証拠。 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15年 
斉藤賢爾研究会2014.10 (2) 
ks91@sfc.wide.ad.jp 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.1/37
かんたんな自己紹介 
斉藤賢爾(さいとうけんじ) 
慶應義塾大学SFC 研究所上席所員(訪問) 
一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事 
http://twitter.com/ks91020 http://www.facebook.com/ks91media 
経歴 
1993 年、コーネル大学大学院よりM.Eng 取得 
(コンピュータサイエンス) 
2006 年、慶應義塾大学より博士号取得(政策・メディア) 
インターネットと社会に関する研究・教育に従事 
慶應義塾大学SFC 村井研究室所属 
主な研究テーマ: 「人間のデジタル通貨」の開発と実用化 
福島のこどもたちのための「アカデミーキャンプ」を実施 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.2/37
かんたんな自己紹介 
斉藤賢爾(さいとうけんじ) 
慶應義塾大学SFC 研究所上席所員(訪問) 
一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事 
http://twitter.com/ks91020 http://www.facebook.com/ks91media 
経歴 
1993 年、コーネル大学大学院よりM.Eng 取得 
(コンピュータサイエンス) 
2006 年、慶應義塾大学より博士号取得(政策・メディア) 
インターネットと社会に関する研究・教育に従事 
慶應義塾大学SFC 村井研究室所属 
主な研究テーマ: 「人間のデジタル通貨」の開発と実用化 
福島のこどもたちのための「アカデミーキャンプ」を実施 
! つながってるね! 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.2/37
この回の目的と手段 
デジタル通貨の研究開発の最近15 年を俯瞰します 
2000 年より過去の基礎技術についても見ます 
IOU 通貨! ブロックチェイン通貨の変形を試みます 
ブロックチェインの発想の源流を探る思考実験 
です 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.3/37
トピック(青字は自分) 
2000 年より過去 
Blind signature (1983) 
Magic Money (1990s) 
Hashcash (1997) 
20002006 年 
MojoNation (2000), Karma (2003) 
Samsara (2003), PPay (2003), i-WAT (2003) 
Ripple (この辺) 
20072014 年 
SSC (2008) 
Bitcoin (2008), (altcoins), Ethereum (2014) 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.4/37
2000年より過去 
Blind signature (1983) 
匿名の支払いのためのデジタル署名 
Magic Money (1990s) 
Blind signature を応用したPGP 通貨 
匿名プログラマPr0duct Cypher による 
特許権を侵害していたため違法 
Hashcash (1997) 
スパム抑止のためのProof Of Work 
Bitcoin の構想で応用される 
背景: インターネットの商用利用のはじまり 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.5/37
基礎技術- 暗号学的ハッシュ関数 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.6/37
基礎技術- デジタル署名 
本人が送ったものであり改竄されていないことが証明できる 
RSA, DSA, ECDSA (楕円曲線DSA) 等 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.7/37
Blind Signature 
署名対象を隠してデジタル署名する 
乱数を被せたデータに署名してもらい、 
戻ってきた署名から乱数を剥ぎとる 
応用イメージ(匿名での支払い) 
1. “造幣局” がA さんのコインに署名する 
2. A さんがB さんに支払う 
3. B さんが“造幣局” にコインを戻すが、 
誰のコインか判別できない 
DigiCash (1990) 
論文“On blind signatures and perfect crimes” (1992) 
が新聞を使った完全犯罪の可能性に言及 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.8/37
Hashcash 
メールヘッダに多少のCPU 時間を使って計算できる 
スタンプを載せる 
例: 
X-Hashcash: 1:20:060408:adam@cypherspace.org::1QTjaYd7niiQA/sc:ePa 
SHA-1 ハッシュ値の最初の20 ビット(当時) が 
0 になるような乱数を入れる 
これによりスパムを抑止する 
1 通のメールの送信準備に1 秒ほどかかる 
受信側での確認は一瞬で、スタンプが無効なら 
スパムと扱う 
スパマーは大きな打撃を受ける 
Bitcoin の設計文書がこの仕組みに言及している徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.9/37
20002006年(青字は自分) 
MojoNation (2000) 
ファイル取引のためのトークンサーバ 
Karma (2003) 
DHT によるバンクセット 
Samsara (2003) 
ストレージのバーター取引システム 
PPay (2003), i-WAT (2003) 
IOU 通貨 
Ripple (この辺) 
支払いルーティング 
背景: P2P の実用化とP2P の経済的側面 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.10/37
DHT (Distributed Hash Table) 
ハッシュ表/ハッシュテーブル 
 キー, 値 ペアを格納し、高速にルックアップ 
するためのデータ構造+アルゴリズム 
分散ハッシュテーブル 
ハッシュ表の考え方を拡張 
ネットワーク上に キー, 値 ペアを格納し、 
キーに対応する値をルックアップする 
手法 
ノードの識別子とキーを暗号学的ハッシュ関数で 
同一の固定長ビット空間に配置 
当該空間上でキーに近接するノードに 
 キー, 値 ペアを格納する 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.11/37
Samsara 
a 
(a) (b) (a) (b) (c) 
a) Storing a claim 
(a) (b) (c) (a) (b) (c) 
Data owned by x Storage claim by x 
b) Forwarding the claim 
c) Finding a cycle 
B 
X 
B C 
B C B C A 
x 
a a 
a 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.12/37
i-WAT 取引手順の概要 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.13/37
i-WAT 取引手順の概要 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.13/37
i-WAT 取引手順の概要 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.13/37
ROT (Reduction Over Time) 
機能を標準搭載、発券時に指定可能(2005 年に実応用) 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.14/37
Ripple 
Ripple path 
A さんがC さんに支払いたいが、直接つながりが 
ない 
A さんはB さんに支払える 
B さんはC さんに支払える 
A!B!C がripple path となる 
手数料を共通通貨であるXRP (Ripple credits) で 
支払う 
実装までずいぶんかかった印象 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.15/37
20072014年(青字は自分) 
SSC (2008) 
Samsara + i-WAT で実現するストレージ本位通貨 
Bitcoin (2008), (altcoins), Ethereum (2014) 
ブロックチェイン通貨/分散応用プラットフォーム 
背景: 広義のサイバーフィジカルな環境の出現 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.16/37
ビットコインシステム 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.17/37
ブロックチェインの概要 
1. 各マイナーは、過去10 分ほどの間に収集した取引データを 
ブロックに格納し、マイニング(くじ引き) を行う 
2. 成功したらネットワーク内にブロードキャストする 
3. 各マイナーは、それをチェインの新しい末尾と認めるなら、 
その後ろにブロックを繋げるべく1 に戻る 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.18/37
量の限界 
21 万ブロック毎(約4 年毎) に、マイナーへの報酬(手数料除く) は 
半減する 
このことにより2,100 万BTC という極限値が求まる 
1 億分の1 BTC が最小単位なので、2140 年頃、手数料を除く報酬 
はゼロになる 
20,999,999.9769 BTC を「採掘」し終える 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.19/37
マイニング 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.20/37
ターゲットの調整 
ターゲットはブロックに埋め込まれている 
10/31 現在のターゲット(16 進表記): 
00000000000000001E8DC00000000000 
00000000000000000000000000000000 
その値を、マイニングが平均して10 分に1 回の割合 
で成功するように調整する 
調整は2,016 ブロック毎に行う 
調整が完璧であれば丁度2 週間となる 
実際にかかった時間と2 週間を比較し、新しい 
ターゲットをブロックに埋め込む 
1 
4 
 4 倍を超えて変化させない 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.21/37
POW による保護 
Proof Of Work (作業証明) を課すことで改ざんを抑止する 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.22/37
取引の形式 
一度参照された出力(=コイン) は、消費済みとなり、 
二度と使えない徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.23/37
取引の実現方法 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.24/37
スクリプト(通常) 
出力側: 
OP_DUP OP_HASH160 
OP_PUSHDATA*  公開鍵ハッシュ値 
OP_EQUALVERIFY OP_CHECKSIG 
入力側: 
OP_PUSHDATA*  署名 OP_PUSHDATA*  公開鍵 
公開鍵ハッシュ値に宛てたトランザクションの出力と、参照 
する入力のスクリプト 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.25/37
スクリプトの処理 
入力側! 出力側の順にスクリプトを結合する 
左から順にスタックに積み、処理していく 
(実際の処理では、演算子を律儀にスタックに積む必要は無い) 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.26/37
スクリプト(生成) 
出力側: 
OP_PUSHDATA*  公開鍵 OP_CHECKSIG 
入力側: 
OP_PUSHDATA*  署名 
生成取引の出力と、参照する入力のスクリプト 
自分の公開鍵は知っているのでハッシュ値で指定する必 
要はない 
安全性を160 ビットに落とさずに済む 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.27/37
Ethereum 
ブロックチェインの応用プラットフォーム 
スマートコントラクトとして抽象化 
ある意味新たな新聞(公知化プラットフォーム) 
チューリング完全な言語(プログラミング言語) を提供 
いかなる逐次アルゴリズムも記述可能 
手数料をEther で支払う 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.28/37
Ethereum への懸念 
下位P2P ネットワークが健全であることに依存 
エクリプス攻撃(経路表ポイズニング) に対して 
脆弱では? 
スケーラブルでない構造 
世界のあらゆるスマートコントラクトを処理 
可能か? 
どちらも根本的なところで分散化されていないことの 
問題 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.29/37
エクリプス攻撃 
- A modest number of malicious nodes 
eclipse correct nodes from each 
other's view 
A B 
D 
E 
H 
I 
G 
C 
F 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.30/37
スケーラブルなP2P ネットワークとは 
Kademlia の場合(DHT の一種) 
4 ビットのID 空間でバケット長k = 2 の例 
ノード0110 から見た場合、灰色で囲まれたノード群が経路表の各バケットの 
対象となり、それぞれ02 個のリンク(矢印) を持てる 
数十万ノードで動いている実績 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.31/37
ブロックチェイン通貨の終わり方 
終わりゆくaltcoins を観察することで分かることは? 
Auroracoin 
Coinye 
Bitcoin のようなポピュラーなシステムには適用でき 
ないかも知れない 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.32/37
ブロックチェイン通貨の導出 
IOU 通貨! ブロックチェイン通貨の変形 
約束! 量 
負債! 汲み出し 
承認の集団化 
ブロック化、ブロックチェイン化 
追記人の選択方式 
署名チェインが維持されていることの意味 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.33/37
紙券IOU通貨 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.34/37
デジタルIOU通貨 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.35/37
ブロックチェイン通貨 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.36/37
ご質問や議論を 
徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.37/37

More Related Content

What's hot

ブロックチェーン×Io t op用
ブロックチェーン×Io t op用ブロックチェーン×Io t op用
ブロックチェーン×Io t op用Katsuhiro Ishigami
 
Bitcoin x javascript
Bitcoin x javascriptBitcoin x javascript
Bitcoin x javascriptYuki Akiyama
 
ブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシー
ブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシーブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシー
ブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシーKenji Saito
 
ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術
ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術
ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術Kenji Saito
 
分散型台帳技術Orb DLTの紹介
分散型台帳技術Orb DLTの紹介分散型台帳技術Orb DLTの紹介
分散型台帳技術Orb DLTの紹介Orb, Inc.
 
Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論
Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論
Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論Kenji Urushima
 
ブロックチェーンの解説 In.live ppt
ブロックチェーンの解説 In.live pptブロックチェーンの解説 In.live ppt
ブロックチェーンの解説 In.live pptAsteria Corporation
 
ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0
ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0
ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0Kenji Saito
 
ブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクト
ブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクトブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクト
ブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクトKenji Saito
 
電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)
電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)
電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)Kindai University
 
MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装
MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装
MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装Yuto Takei
 
デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日
デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日
デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日Tomoaki Sato
 
Blockchain - Future Sync Vol5 Slide
Blockchain   -   Future Sync Vol5 SlideBlockchain   -   Future Sync Vol5 Slide
Blockchain - Future Sync Vol5 SlideKenichi Kurimoto
 
Deconstruction of Serverless and blockchain
Deconstruction of Serverless and blockchainDeconstruction of Serverless and blockchain
Deconstruction of Serverless and blockchainTakahiro Hayashida
 
Blockchain innovation
Blockchain innovationBlockchain innovation
Blockchain innovationYuto Takei
 
ブロックチェーンを学ぶ 公開版
ブロックチェーンを学ぶ 公開版ブロックチェーンを学ぶ 公開版
ブロックチェーンを学ぶ 公開版YamashitaKatsushi
 

What's hot (20)

ブロックチェーン×Io t op用
ブロックチェーン×Io t op用ブロックチェーン×Io t op用
ブロックチェーン×Io t op用
 
ブロックチェーンの仕組みと動向(入門編)
ブロックチェーンの仕組みと動向(入門編)ブロックチェーンの仕組みと動向(入門編)
ブロックチェーンの仕組みと動向(入門編)
 
Congre chain説明資料
Congre chain説明資料Congre chain説明資料
Congre chain説明資料
 
Bitcoin x javascript
Bitcoin x javascriptBitcoin x javascript
Bitcoin x javascript
 
ブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシー
ブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシーブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシー
ブロックチェーン連続講義 第4回 暗号技術のリテラシー
 
ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術
ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術
ブロックチェーン連続講義 第3回 ビットコインの技術
 
分散型台帳技術Orb DLTの紹介
分散型台帳技術Orb DLTの紹介分散型台帳技術Orb DLTの紹介
分散型台帳技術Orb DLTの紹介
 
Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論
Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論
Certificate TransparencyによるSSLサーバー証明書公開監査情報とその課題の議論
 
ブロックチェーンの解説 In.live ppt
ブロックチェーンの解説 In.live pptブロックチェーンの解説 In.live ppt
ブロックチェーンの解説 In.live ppt
 
ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0
ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0
ブロックチェーン連続講義 第6回 ブロックチェーン 2.0
 
ブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクト
ブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクトブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクト
ブロックチェーン連続講義 第7回 スマートコントラクト
 
電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)
電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)
電子情報通信学会グローバル社会とビットコイン(山崎)
 
ブロックチェーン活用事例
ブロックチェーン活用事例ブロックチェーン活用事例
ブロックチェーン活用事例
 
Payment channel入門
Payment channel入門Payment channel入門
Payment channel入門
 
MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装
MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装
MinChain – Bitcoin ライクな最小限のブロックチェーン実装
 
デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日
デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日
デジタルハリウッド大学院 ブロックチェーン研究会第三回 2016年8月25日
 
Blockchain - Future Sync Vol5 Slide
Blockchain   -   Future Sync Vol5 SlideBlockchain   -   Future Sync Vol5 Slide
Blockchain - Future Sync Vol5 Slide
 
Deconstruction of Serverless and blockchain
Deconstruction of Serverless and blockchainDeconstruction of Serverless and blockchain
Deconstruction of Serverless and blockchain
 
Blockchain innovation
Blockchain innovationBlockchain innovation
Blockchain innovation
 
ブロックチェーンを学ぶ 公開版
ブロックチェーンを学ぶ 公開版ブロックチェーンを学ぶ 公開版
ブロックチェーンを学ぶ 公開版
 

Viewers also liked

やっぱりブロックチェインより仮想通貨
やっぱりブロックチェインより仮想通貨やっぱりブロックチェインより仮想通貨
やっぱりブロックチェインより仮想通貨Kindai University
 
仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTech
仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTech仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTech
仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTechKindai University
 
Nerusi ruby メタプログラミング
Nerusi ruby メタプログラミングNerusi ruby メタプログラミング
Nerusi ruby メタプログラミングKindai University
 
仮想通貨の薬院サルー実験
仮想通貨の薬院サルー実験仮想通貨の薬院サルー実験
仮想通貨の薬院サルー実験Kindai University
 
フィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピー
フィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピーフィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピー
フィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピーYoshimitsu Homma
 
電気マネーでエネルギー問題解決
電気マネーでエネルギー問題解決電気マネーでエネルギー問題解決
電気マネーでエネルギー問題解決Kindai University
 
本当にあった放射能の怖い話
本当にあった放射能の怖い話本当にあった放射能の怖い話
本当にあった放射能の怖い話Kenji Saito
 
コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1
コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1
コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1Kenji Saito
 
ビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらない
ビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらないビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらない
ビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらないKenji Saito
 
デジタル市民社会
デジタル市民社会デジタル市民社会
デジタル市民社会Kenji Saito
 
新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例に
新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例に新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例に
新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例にKenji Saito
 
コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2
コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2
コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2Kenji Saito
 
i-WAT - Retrospective Overview
i-WAT - Retrospective Overviewi-WAT - Retrospective Overview
i-WAT - Retrospective OverviewKenji Saito
 
お金のギモン!とビットコイン
お金のギモン!とビットコインお金のギモン!とビットコイン
お金のギモン!とビットコインKenji Saito
 
More Than You Need To Know About Bitcoin Technology
More Than You Need To Know About Bitcoin TechnologyMore Than You Need To Know About Bitcoin Technology
More Than You Need To Know About Bitcoin TechnologyKenji Saito
 
Bitcoinのしくみと設計思想
Bitcoinのしくみと設計思想Bitcoinのしくみと設計思想
Bitcoinのしくみと設計思想Kindai University
 
インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜
インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜
インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜Kenji Saito
 

Viewers also liked (20)

Bitcoin 2
Bitcoin 2Bitcoin 2
Bitcoin 2
 
Bitcoin
BitcoinBitcoin
Bitcoin
 
やっぱりブロックチェインより仮想通貨
やっぱりブロックチェインより仮想通貨やっぱりブロックチェインより仮想通貨
やっぱりブロックチェインより仮想通貨
 
仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTech
仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTech仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTech
仮想通貨のブロックチェイン技術によるFinTech
 
Nerusi ruby メタプログラミング
Nerusi ruby メタプログラミングNerusi ruby メタプログラミング
Nerusi ruby メタプログラミング
 
仮想通貨の薬院サルー実験
仮想通貨の薬院サルー実験仮想通貨の薬院サルー実験
仮想通貨の薬院サルー実験
 
フィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピー
フィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピーフィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピー
フィンテックアプリケーション 金融への応用事例 2-april2016 のコピー
 
電気マネーでエネルギー問題解決
電気マネーでエネルギー問題解決電気マネーでエネルギー問題解決
電気マネーでエネルギー問題解決
 
Bitcoinの技術
Bitcoinの技術Bitcoinの技術
Bitcoinの技術
 
本当にあった放射能の怖い話
本当にあった放射能の怖い話本当にあった放射能の怖い話
本当にあった放射能の怖い話
 
コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1
コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1
コンピュータの知識を用いなくても理解できるビットコイン ver.1
 
ビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらない
ビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらないビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらない
ビットコインと社会 ─ ビットコインだけでは何も変わらない
 
デジタル市民社会
デジタル市民社会デジタル市民社会
デジタル市民社会
 
新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例に
新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例に新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例に
新しい貨幣を前提に新しい社会秩序をつくる - ビットコインとその周辺の話題を例に
 
コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2
コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2
コンピュータの知識を用いなくても 理解できるビットコイン ver.2
 
i-WAT - Retrospective Overview
i-WAT - Retrospective Overviewi-WAT - Retrospective Overview
i-WAT - Retrospective Overview
 
お金のギモン!とビットコイン
お金のギモン!とビットコインお金のギモン!とビットコイン
お金のギモン!とビットコイン
 
More Than You Need To Know About Bitcoin Technology
More Than You Need To Know About Bitcoin TechnologyMore Than You Need To Know About Bitcoin Technology
More Than You Need To Know About Bitcoin Technology
 
Bitcoinのしくみと設計思想
Bitcoinのしくみと設計思想Bitcoinのしくみと設計思想
Bitcoinのしくみと設計思想
 
インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜
インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜
インターネットで変わる「お金」〜私の場合〜
 

Similar to 徹底サーベイ : デジタル通貨の15年

OAuth Security Workshop 2017 #osw17
OAuth Security Workshop 2017 #osw17OAuth Security Workshop 2017 #osw17
OAuth Security Workshop 2017 #osw17Tatsuo Kudo
 
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)Makoto SAKAI
 
Service Cloud Trailblazers #5
Service Cloud Trailblazers #5Service Cloud Trailblazers #5
Service Cloud Trailblazers #5sfdc_sctb
 
優れた問いを見つける(中京大学講演)
優れた問いを見つける(中京大学講演)優れた問いを見つける(中京大学講演)
優れた問いを見つける(中京大学講演)cvpaper. challenge
 
Redmine導入しました(公開)
Redmine導入しました(公開)Redmine導入しました(公開)
Redmine導入しました(公開)Hidekz Hara
 
大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumic
大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumic大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumic
大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumicItsuki Kuroda
 
DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25
DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25
DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25Tomonori Watanabe
 
JAWS FESTA 東海道 2016 ブロックチェーンとは何なのか?
JAWS FESTA 東海道 2016   ブロックチェーンとは何なのか?JAWS FESTA 東海道 2016   ブロックチェーンとは何なのか?
JAWS FESTA 東海道 2016 ブロックチェーンとは何なのか?shigeyuki azuchi
 
行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98th
行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98th行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98th
行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98thYoichi Motomura
 
Interop2017
Interop2017Interop2017
Interop2017tak9029
 
Big data解析ビジネス
Big data解析ビジネスBig data解析ビジネス
Big data解析ビジネスMie Mori
 
オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)
オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)
オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)CLOUDIAN KK
 
【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„
【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„
【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„Kaz Aiso
 
挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)
挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)
挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)Makoto SAKAI
 
決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1
決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1
決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1Toshiaki Maki
 
Redmine導入しました(公開版)
Redmine導入しました(公開版)Redmine導入しました(公開版)
Redmine導入しました(公開版)Hidekz Hara
 
cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)
cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)
cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)cvpaper. challenge
 
【kintone café松江#1】kintoneの可能性
【kintone café松江#1】kintoneの可能性【kintone café松江#1】kintoneの可能性
【kintone café松江#1】kintoneの可能性Koji Asaga
 
ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2)
ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2) ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2)
ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2) cvpaper. challenge
 

Similar to 徹底サーベイ : デジタル通貨の15年 (20)

OAuth Security Workshop 2017 #osw17
OAuth Security Workshop 2017 #osw17OAuth Security Workshop 2017 #osw17
OAuth Security Workshop 2017 #osw17
 
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)
 
Service Cloud Trailblazers #5
Service Cloud Trailblazers #5Service Cloud Trailblazers #5
Service Cloud Trailblazers #5
 
優れた問いを見つける(中京大学講演)
優れた問いを見つける(中京大学講演)優れた問いを見つける(中京大学講演)
優れた問いを見つける(中京大学講演)
 
Redmine導入しました(公開)
Redmine導入しました(公開)Redmine導入しました(公開)
Redmine導入しました(公開)
 
大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumic
大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumic大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumic
大規模レガシー環境に立ち向かう有機的な開発フォーメーション #devsumi #devsumic
 
DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25
DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25
DIST.17「こんなに変わる!npmとwebpackを使ってWEB開発をもっとラクに。」2017.08.25
 
分散表現を用いたリアルタイム学習型セッションベース推薦システム
分散表現を用いたリアルタイム学習型セッションベース推薦システム分散表現を用いたリアルタイム学習型セッションベース推薦システム
分散表現を用いたリアルタイム学習型セッションベース推薦システム
 
JAWS FESTA 東海道 2016 ブロックチェーンとは何なのか?
JAWS FESTA 東海道 2016   ブロックチェーンとは何なのか?JAWS FESTA 東海道 2016   ブロックチェーンとは何なのか?
JAWS FESTA 東海道 2016 ブロックチェーンとは何なのか?
 
行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98th
行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98th行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98th
行動計量シンポジウム20140321 http://lab.synergy-marketing.co.jp/activity/bsj_98th
 
Interop2017
Interop2017Interop2017
Interop2017
 
Big data解析ビジネス
Big data解析ビジネスBig data解析ビジネス
Big data解析ビジネス
 
オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)
オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)
オブジェクトストレージのユースケース (Cloudweek2014 講演資料)
 
【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„
【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„
【DELPHI / C++BUILDER STARTER チュートリアルシリーズ】 シーズン2 Delphi の部 第2回 ‟変数と型„
 
挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)
挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)
挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)
 
決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1
決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1
決済システムの内製化への旅 - SpringとPCFで作るクラウドネイティブなシステム開発 #jsug #sf_h1
 
Redmine導入しました(公開版)
Redmine導入しました(公開版)Redmine導入しました(公開版)
Redmine導入しました(公開版)
 
cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)
cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)
cvpaper.challenge -CVの動向とこれからの問題を作るために- (東京大学講演)
 
【kintone café松江#1】kintoneの可能性
【kintone café松江#1】kintoneの可能性【kintone café松江#1】kintoneの可能性
【kintone café松江#1】kintoneの可能性
 
ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2)
ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2) ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2)
ECCV2020 オーラル論文完全読破 (2/2)
 

More from Kenji Saito

FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜
FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜
FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜Kenji Saito
 
分散コンセンサスは社会をどう変えるか
分散コンセンサスは社会をどう変えるか分散コンセンサスは社会をどう変えるか
分散コンセンサスは社会をどう変えるかKenji Saito
 
人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨
人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨
人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨Kenji Saito
 
ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣
ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣
ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣Kenji Saito
 
ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来
ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来
ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来Kenji Saito
 
ニセモノ創り実験工房
ニセモノ創り実験工房ニセモノ創り実験工房
ニセモノ創り実験工房Kenji Saito
 
「おカネ」とインターネット
「おカネ」とインターネット「おカネ」とインターネット
「おカネ」とインターネットKenji Saito
 
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU Version
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU Version星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU Version
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU VersionKenji Saito
 
災害時、専門家は間違える
災害時、専門家は間違える災害時、専門家は間違える
災害時、専門家は間違えるKenji Saito
 
広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだもの
広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだもの広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだもの
広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだものKenji Saito
 
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!Kenji Saito
 
脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界
脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界
脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界Kenji Saito
 
資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃
資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃
資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃Kenji Saito
 

More from Kenji Saito (13)

FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜
FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜
FinTech と分散システム 〜またの名を仮面ライダーフィンテック〜
 
分散コンセンサスは社会をどう変えるか
分散コンセンサスは社会をどう変えるか分散コンセンサスは社会をどう変えるか
分散コンセンサスは社会をどう変えるか
 
人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨
人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨
人間不在のデジタル通貨 対 人間のデジタル通貨
 
ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣
ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣
ビットコイン— ─ 人間不在のデジタル巨石貨幣
 
ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来
ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来
ビットコイン《人間不在のデジタル巨石貨幣》と デジタル通貨の未来
 
ニセモノ創り実験工房
ニセモノ創り実験工房ニセモノ創り実験工房
ニセモノ創り実験工房
 
「おカネ」とインターネット
「おカネ」とインターネット「おカネ」とインターネット
「おカネ」とインターネット
 
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU Version
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU Version星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU Version
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ! ─ EBISU Version
 
災害時、専門家は間違える
災害時、専門家は間違える災害時、専門家は間違える
災害時、専門家は間違える
 
広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだもの
広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだもの広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだもの
広域放射線センサーネットワークの端っこで愛を叫んだんだもの
 
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
星の銀貨が降ってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
 
脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界
脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界
脳天気な未来へ NO! ─ 10年後の世界
 
資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃
資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃
資本主義経済社会を脱獄せよ! ─ フラー・マクルーハン・ドラッカーオール怪獣大進撃
 

Recently uploaded

情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法ssuser370dd7
 
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)ssuser539845
 
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~arts yokohama
 
2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor 2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor arts yokohama
 
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-LoopへTetsuya Nihonmatsu
 
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdfAyachika Kitazaki
 
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdfTaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdfMatsushita Laboratory
 
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見Shumpei Kishi
 

Recently uploaded (11)

2024 04 minnanoito
2024 04 minnanoito2024 04 minnanoito
2024 04 minnanoito
 
What is the world where you can make your own semiconductors?
What is the world where you can make your own semiconductors?What is the world where you can make your own semiconductors?
What is the world where you can make your own semiconductors?
 
2024 03 CTEA
2024 03 CTEA2024 03 CTEA
2024 03 CTEA
 
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
 
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
 
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
 
2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor 2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor
 
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
 
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
 
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdfTaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
 
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
 

徹底サーベイ : デジタル通貨の15年

  • 1. i-WAT Trust Model Geek Credit/Ripple Trust Model * 2005 年に斉藤の博士論文公聴会で使用したスライドから。Ripple が当時少なくとも概念としては存在していた証拠。 徹底サーベイ: デジタル通貨の15年 斉藤賢爾研究会2014.10 (2) ks91@sfc.wide.ad.jp 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.1/37
  • 2. かんたんな自己紹介 斉藤賢爾(さいとうけんじ) 慶應義塾大学SFC 研究所上席所員(訪問) 一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事 http://twitter.com/ks91020 http://www.facebook.com/ks91media 経歴 1993 年、コーネル大学大学院よりM.Eng 取得 (コンピュータサイエンス) 2006 年、慶應義塾大学より博士号取得(政策・メディア) インターネットと社会に関する研究・教育に従事 慶應義塾大学SFC 村井研究室所属 主な研究テーマ: 「人間のデジタル通貨」の開発と実用化 福島のこどもたちのための「アカデミーキャンプ」を実施 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.2/37
  • 3. かんたんな自己紹介 斉藤賢爾(さいとうけんじ) 慶應義塾大学SFC 研究所上席所員(訪問) 一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事 http://twitter.com/ks91020 http://www.facebook.com/ks91media 経歴 1993 年、コーネル大学大学院よりM.Eng 取得 (コンピュータサイエンス) 2006 年、慶應義塾大学より博士号取得(政策・メディア) インターネットと社会に関する研究・教育に従事 慶應義塾大学SFC 村井研究室所属 主な研究テーマ: 「人間のデジタル通貨」の開発と実用化 福島のこどもたちのための「アカデミーキャンプ」を実施 ! つながってるね! 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.2/37
  • 4. この回の目的と手段 デジタル通貨の研究開発の最近15 年を俯瞰します 2000 年より過去の基礎技術についても見ます IOU 通貨! ブロックチェイン通貨の変形を試みます ブロックチェインの発想の源流を探る思考実験 です 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.3/37
  • 5. トピック(青字は自分) 2000 年より過去 Blind signature (1983) Magic Money (1990s) Hashcash (1997) 20002006 年 MojoNation (2000), Karma (2003) Samsara (2003), PPay (2003), i-WAT (2003) Ripple (この辺) 20072014 年 SSC (2008) Bitcoin (2008), (altcoins), Ethereum (2014) 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.4/37
  • 6. 2000年より過去 Blind signature (1983) 匿名の支払いのためのデジタル署名 Magic Money (1990s) Blind signature を応用したPGP 通貨 匿名プログラマPr0duct Cypher による 特許権を侵害していたため違法 Hashcash (1997) スパム抑止のためのProof Of Work Bitcoin の構想で応用される 背景: インターネットの商用利用のはじまり 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.5/37
  • 7. 基礎技術- 暗号学的ハッシュ関数 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.6/37
  • 8. 基礎技術- デジタル署名 本人が送ったものであり改竄されていないことが証明できる RSA, DSA, ECDSA (楕円曲線DSA) 等 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.7/37
  • 9. Blind Signature 署名対象を隠してデジタル署名する 乱数を被せたデータに署名してもらい、 戻ってきた署名から乱数を剥ぎとる 応用イメージ(匿名での支払い) 1. “造幣局” がA さんのコインに署名する 2. A さんがB さんに支払う 3. B さんが“造幣局” にコインを戻すが、 誰のコインか判別できない DigiCash (1990) 論文“On blind signatures and perfect crimes” (1992) が新聞を使った完全犯罪の可能性に言及 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.8/37
  • 10. Hashcash メールヘッダに多少のCPU 時間を使って計算できる スタンプを載せる 例: X-Hashcash: 1:20:060408:adam@cypherspace.org::1QTjaYd7niiQA/sc:ePa SHA-1 ハッシュ値の最初の20 ビット(当時) が 0 になるような乱数を入れる これによりスパムを抑止する 1 通のメールの送信準備に1 秒ほどかかる 受信側での確認は一瞬で、スタンプが無効なら スパムと扱う スパマーは大きな打撃を受ける Bitcoin の設計文書がこの仕組みに言及している徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.9/37
  • 11. 20002006年(青字は自分) MojoNation (2000) ファイル取引のためのトークンサーバ Karma (2003) DHT によるバンクセット Samsara (2003) ストレージのバーター取引システム PPay (2003), i-WAT (2003) IOU 通貨 Ripple (この辺) 支払いルーティング 背景: P2P の実用化とP2P の経済的側面 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.10/37
  • 12. DHT (Distributed Hash Table) ハッシュ表/ハッシュテーブル キー, 値 ペアを格納し、高速にルックアップ するためのデータ構造+アルゴリズム 分散ハッシュテーブル ハッシュ表の考え方を拡張 ネットワーク上に キー, 値 ペアを格納し、 キーに対応する値をルックアップする 手法 ノードの識別子とキーを暗号学的ハッシュ関数で 同一の固定長ビット空間に配置 当該空間上でキーに近接するノードに キー, 値 ペアを格納する 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.11/37
  • 13. Samsara a (a) (b) (a) (b) (c) a) Storing a claim (a) (b) (c) (a) (b) (c) Data owned by x Storage claim by x b) Forwarding the claim c) Finding a cycle B X B C B C B C A x a a a 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.12/37
  • 14. i-WAT 取引手順の概要 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.13/37
  • 15. i-WAT 取引手順の概要 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.13/37
  • 16. i-WAT 取引手順の概要 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.13/37
  • 17. ROT (Reduction Over Time) 機能を標準搭載、発券時に指定可能(2005 年に実応用) 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.14/37
  • 18. Ripple Ripple path A さんがC さんに支払いたいが、直接つながりが ない A さんはB さんに支払える B さんはC さんに支払える A!B!C がripple path となる 手数料を共通通貨であるXRP (Ripple credits) で 支払う 実装までずいぶんかかった印象 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.15/37
  • 19. 20072014年(青字は自分) SSC (2008) Samsara + i-WAT で実現するストレージ本位通貨 Bitcoin (2008), (altcoins), Ethereum (2014) ブロックチェイン通貨/分散応用プラットフォーム 背景: 広義のサイバーフィジカルな環境の出現 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.16/37
  • 21. ブロックチェインの概要 1. 各マイナーは、過去10 分ほどの間に収集した取引データを ブロックに格納し、マイニング(くじ引き) を行う 2. 成功したらネットワーク内にブロードキャストする 3. 各マイナーは、それをチェインの新しい末尾と認めるなら、 その後ろにブロックを繋げるべく1 に戻る 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.18/37
  • 22. 量の限界 21 万ブロック毎(約4 年毎) に、マイナーへの報酬(手数料除く) は 半減する このことにより2,100 万BTC という極限値が求まる 1 億分の1 BTC が最小単位なので、2140 年頃、手数料を除く報酬 はゼロになる 20,999,999.9769 BTC を「採掘」し終える 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.19/37
  • 24. ターゲットの調整 ターゲットはブロックに埋め込まれている 10/31 現在のターゲット(16 進表記): 00000000000000001E8DC00000000000 00000000000000000000000000000000 その値を、マイニングが平均して10 分に1 回の割合 で成功するように調整する 調整は2,016 ブロック毎に行う 調整が完璧であれば丁度2 週間となる 実際にかかった時間と2 週間を比較し、新しい ターゲットをブロックに埋め込む 1 4 4 倍を超えて変化させない 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.21/37
  • 25. POW による保護 Proof Of Work (作業証明) を課すことで改ざんを抑止する 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.22/37
  • 26. 取引の形式 一度参照された出力(=コイン) は、消費済みとなり、 二度と使えない徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.23/37
  • 28. スクリプト(通常) 出力側: OP_DUP OP_HASH160 OP_PUSHDATA* 公開鍵ハッシュ値 OP_EQUALVERIFY OP_CHECKSIG 入力側: OP_PUSHDATA* 署名 OP_PUSHDATA* 公開鍵 公開鍵ハッシュ値に宛てたトランザクションの出力と、参照 する入力のスクリプト 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.25/37
  • 29. スクリプトの処理 入力側! 出力側の順にスクリプトを結合する 左から順にスタックに積み、処理していく (実際の処理では、演算子を律儀にスタックに積む必要は無い) 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.26/37
  • 30. スクリプト(生成) 出力側: OP_PUSHDATA* 公開鍵 OP_CHECKSIG 入力側: OP_PUSHDATA* 署名 生成取引の出力と、参照する入力のスクリプト 自分の公開鍵は知っているのでハッシュ値で指定する必 要はない 安全性を160 ビットに落とさずに済む 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.27/37
  • 31. Ethereum ブロックチェインの応用プラットフォーム スマートコントラクトとして抽象化 ある意味新たな新聞(公知化プラットフォーム) チューリング完全な言語(プログラミング言語) を提供 いかなる逐次アルゴリズムも記述可能 手数料をEther で支払う 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.28/37
  • 32. Ethereum への懸念 下位P2P ネットワークが健全であることに依存 エクリプス攻撃(経路表ポイズニング) に対して 脆弱では? スケーラブルでない構造 世界のあらゆるスマートコントラクトを処理 可能か? どちらも根本的なところで分散化されていないことの 問題 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.29/37
  • 33. エクリプス攻撃 - A modest number of malicious nodes eclipse correct nodes from each other's view A B D E H I G C F 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.30/37
  • 34. スケーラブルなP2P ネットワークとは Kademlia の場合(DHT の一種) 4 ビットのID 空間でバケット長k = 2 の例 ノード0110 から見た場合、灰色で囲まれたノード群が経路表の各バケットの 対象となり、それぞれ02 個のリンク(矢印) を持てる 数十万ノードで動いている実績 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.31/37
  • 35. ブロックチェイン通貨の終わり方 終わりゆくaltcoins を観察することで分かることは? Auroracoin Coinye Bitcoin のようなポピュラーなシステムには適用でき ないかも知れない 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.32/37
  • 36. ブロックチェイン通貨の導出 IOU 通貨! ブロックチェイン通貨の変形 約束! 量 負債! 汲み出し 承認の集団化 ブロック化、ブロックチェイン化 追記人の選択方式 署名チェインが維持されていることの意味 徹底サーベイ: デジタル通貨の15 年— 2014-10-31 – p.33/37