ソフトウェアエンジニアの目指す道

ソフトウェアエンジニアの⽬目指す道
【フロントエンドとサーバーサイドを超えて】
http://kuranuki.sonicgarden.jp
倉貫義⼈人
#oso2014
オープンセミナー2014岡山

http://www.sonicgarden.jp/
自己紹介
「⼼心はプログラマ、仕事は経営者」倉貫義⼈人
株式会社ソニックガーデン代表取締役

株式会社ソニックガーデン
社員11名　全員プログラマ
プログラマを⼀一⽣生の仕事にする、
⾼高みを⽬目指し続ける

え？なくなる？（涙目）
2013年週刊現代

はたして本当か？
n  「プログラミングそのものが機械化される」（⼩小笠笠原⽒氏）
→ 　頭を使う設計はなくならない
n  「システム開発の仕組みさえ構築されていれば、個々のプロ
グラマーが⽇日本にいる必要もなくなってくる」（⽔水野⽒氏）
→ 　分業によるコモディティ化の結果
その原因は「分業」では？

もっと

ソフトウェア開発における分業
分析
設計
実装
テスト
運用
プロセスによる分業
アーキテクチャによる分業
フロントエンド
サーバサイド
web
UI
DB
design
dev
ops

分業のもたらした功罪
功罪
スキル習得にかかる
コストの効率率率化
部分最適と
セクショナリズム
効率率率的で柔軟な
⼈人員の配分
モチベーションと
モラールの低下
品質の均質化成⻑⾧長意欲の奪取
「分業」は正しかったのか？

みんなで考えてみよう
１．ソフトウェアエンジニアに求め
られる「⽬目的」とは何か？
２．ソフトウェアエンジニアが提供
できる「価値」とは何か？

ソフトウェア開発とは何ではないか？
•  同⼀一品種の「⼤大量量⽣生産」ではない
•  「ルーチンワーク」ではない
•  そもそも「⽣生産」ではない
•  よって「製造業」ではない
問題解決の⼿手段である

ソフトウェア開発とは何か？
•  再現性のない「問題解決」である
•  「ナレッジワーク」である
•  コンサルタントのような「プロ
フェッショナルサービス」である
問題解決には分業も⼈人数も不不要

プロフェッショナルサービスに適したマネジメント
•  分業せずに⼀一⼈人⼀一⼈人の⼒力力を⾼高める
•  時間や場所には縛られずに働く
•  顧客にダイレクトに価値を届ける
•  セルフマネジメントと信頼関係
⼩小さな会社の⽅方が有利利

ナレッジワーカーとしてのソフトウェアエンジニア
•  ソフトウェアエンジニアリングに
よって問題解決をする職業
•  ビジネスの検討から、ソフトウェ
アの設計、プログラミング、そし
て運⽤用までに責任をもつ仕事
それが「納品のない受託開発」

「⽉月額定額」で⾦金金額の⾒見見積りはありません
出来る範囲での「開発と運⽤用」がずっと続きます
弁護⼠士や税理理⼠士のような「顧問」のようでもあり、
まるで「優秀な社員」がいるようなものでもあります
ただし「派遣」は⾏行行わずリモートで働きます
働く時間ではなく「成果」で契約します
「⽉月額定額」＋「成果契約」＝「納品のない受託開発」

「納品のない受託開発」で得られる顧客のメリット
•  要件定義をしなくてもよい
•  仕様変更更はいつでも出来る
•  直接エンジニアに相談できる
•  作らない提案をしてもらえる
ウェブの新規事業に向いている

「納品のない受託開発」で出来ないこと（しないこと）
•  ドキュメントを作りません
•  顧客のところに訪問しません
•  調整をする営業担当はいません
•  納期を死守する約束はできません
圧倒的な費⽤用対効果を実現

「納品のない受託開発」の事例
l  ECサイト
l  マッチングサイト
l  イベントサイト
l  オンラインセミナー
l  キュレーション
l  アンケート
　　・・・他多数

「Point of Sales」から「Point of Use」へ
t
t
買った時点が最⾼高品質
Point of Sales
Point of Use
構築
償却
利利⽤用
すぐに利利⽤用開始
利利⽤用中が最⾼高品質
（常にアップグレード）
q
q
買った時点が最⾼高で、そこ
から陳腐化が始まるもの
常に使っている時点で最⾼高、
最新のものを利利⽤用できる
製造業サービス業

向き・不向き
•  要件と納期が確定しており変化しない
•  短期的に開発してリリースしてしまいたい
•  「ソフトウェアの完成」を⽬目指す
•  要件の予測が困難で⽇日々変化していく
•  ⻑⾧長期的に続けてサービスを育てていきたい
•  「ビジネスの成⻑⾧長」を⽬目指す
向
い
て
い
な
い
向
い
て
い
る
本当に得たい「価値」は何か？

もう一度・・・もう怖くない
2013年週刊現代

本日のまとめ
プログラマが⽣生き残るためには？
ナレッジワーカーとなり
プログラミングを⼿手段として
「問題解決」を仕事とすること

SonicGardenのビジョン
n 顧客企業の真のパートナーとして
価値を提供し続ける
n プログラマを⼀一⽣生の仕事にする、
⾼高みを⽬目指し続ける
n いつまでも、いつからでも
夢に挑戦できる社会にする

ビジョンのための仮説
ビジョンのための仮説
⼈人⼝口の減少　と　技術の進歩（インターネット）
専⾨門家の時代：職⼈人的な働きかたと⾼高い報酬
⼩小さな会社が、働く⼈人にとっての幸せを感じやすい

お客様とエンジニアの幸せを広げていくために
「納品のない受託開発」の
ビジネスモデルを
オープン化します！

ありがとうございました
続きはブログで…
詳しくは書籍で…
⼈人材募集しています
http://sonicgarden.jp

ソフトウェアエンジニアの目指す道

Recommended

Recommended

More Related Content

What's hot

What's hot (20)

Viewers also liked

Viewers also liked (20)

Similar to ソフトウェアエンジニアの目指す道

Similar to ソフトウェアエンジニアの目指す道 (20)

More from Yoshihito Kuranuki

More from Yoshihito Kuranuki (20)

ソフトウェアエンジニアの目指す道