1. 5分で学ぶC# 6

2. 自己紹介
• 西村誠
• Microsoft MVP for Windows Platform Development
• EC-CUBE 公式エヴァンジェリスト
• フリーランスなプログラマー兼ライター
• 5月に神奈川県民になりました。よろしくお願いします

3. C#6
C# 6でRoslyn（コード）というコンパイラーが導入
そのため言語仕様に大きな機能追加は無い
・・・が、プログラミングの記述が微妙に便利になる
ような嬉しい変更が多いのでぜひ押さえておきましょ
う。
今回はVisual Studio 2015 RCで確認できたものを紹介
します。
（参考）C# : The New and Improved C# 6.0
https://msdn.microsoft.com/en-us/magazine/dn802602.aspx

4. C#6
はじめに
RC時点の情報なので、正式版で異なる可能性がありま
す。
登壇者はあんまりC#に詳しくないので、間違えていた
ら、識者のみなさんが後で訂正してくれるはず

5. Auto-Property Initializers
プロパティの初期化
説明するよりコードが早い
// プロパティがこのように初期化可能に
public int intValue { set; get; } = 4;
うん、便利

6. Null-Conditional Operator
プロパティの初期化
説明するよりコードが早い
// ageフィールドを持つhogeがあるとする
// 変数hogeがnullの場合nullが代入される
int? intValue = hoge?.age;
さよならNullReferenceException （嘘）

7. Nameof Expressions
変数、プロパティ、メソッドなどの文字列表現を取得
// nameプロパティを持つsampleというインスタンスが
あるとする
// 「name」と出力される
Console.WriteLine(nameof(sample.name));
捗るメタプログラミング。

8. インデックス初期
インデックスを指定して初期化可能
var dictionary =
new Dictionary<string, int>() { ["index1"] = 4, ["index2"] = 5};

9. string.Formatの簡略記法
文字列に変数を埋め込めるように
string a = "aの文字列";
string b = "bの文字列";
string stringValue = $"{a}と{b}";

10. using static
staticもusing可能に
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
// using句に追加
using static System.Console;

11. catch内でのawaitの利用
Catch内で非同期呼び出しが可能に
try
{
// ここで例外が発生
}
catch
{
// 画面に例外を知らせるメッセージダイアログを表示
var dialog = new MessageDialog("例外発生");
await message.ShowAsync();
}

12. 例外処理のフィルタリング
Catchする際に条件が指定可能に
catch(Exception e) when (isCatchException == true)
{
}

13. ご静聴ありがとうございました