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2018年9月15日
CODE for IKOMA定例会(一部改訂)
ツイッターで
地域防災力を強化
元 国土交通省国土技術政策総合研究所
稲野 茂
1
自己紹介と注意事項
いなの しげる
稲野 茂 Twitter:@rugeshino
• 北海道出身
• 建設省(当時)に入省後、本省や出先機関、自治体出向
など全国各地で勤務し、2018年7月より阪神高速㈱
• 国土交通省国土技術政策総合研究所には通算10年勤務
• このスライドは、元研究所の研究者として、客観的事実
に基づき、個人的な見解を整理したもの。国交省及び現
所属組織とは無関係
2
災害の発生直後
被災関係者が知りたいのは
今、どんな状況なのか?
被災関係者➔被災者や被災地に家族がいる者
• 自分の周囲は?
• 家族の安否と自宅の周囲は?
• 帰宅経路は?
3
既存の情報源
• テレビのニュースは、目立つ現場が中心
• 行政情報(気象庁を除く)は、遅い、不十分
• 市町村から、避難情報は早めに出るように
なったが、被災状況等の情報は不十分
• 既存情報源では迅速な状況把握は困難
4
市町村から情報が来ない
• 防災科学技術研究所主催シンポジウム
「災害初動期に都道府県が情報システムに求
める機能とは?」(2018年4月19日)
• 熊本県庁と福岡県庁の登壇者からの指摘
「災害時、市町村から情報が来ない。」
「市町村がシステムへ情報入力しない。」
5
【参考】
水害時における市町村の実態
出典「市町村のための水害対応の手引」(平成29年6月 内閣府防災担当)
• 受電設備や非常用発電設備等の浸水で停電
• 停電、基地局の浸水で固定電話は不通
• 職員が参集できず、計画どおりに
体制充実を図れず
• 防災担当職員に災害対応業務が集中し、
マンパワーが不足
• 住民・報道機関等から問合わせが殺到し、
災害対応できず
6
被災関係者は情報不足
• 被災関係者(被災者、被災地に家族等がいる者)
は、災害直後、現地状況の詳細を知りたい
• しかし既存の情報源(テレビやネット)では、
対処できていない
• 国や都道府県等の災害情報システムは、
① 中枢部に情報を集約することを重視
② 住民等へ迅速に詳細情報を提供することは軽視
7
そこで、
ツイッター活用
8
9
ハッシュタグ検索で抽出
多くの人が実践すれば
迅速に現地の状況を把握できる
現地状況のツイートを呼びかけ
共通のハッシュタグをつけ、場所がわかるように
パッシブソナーとアクティブソナー
◆パッシブソナー(目標物の発する音を分析)
• よくあるツイート分析(聞き耳をたてるだけ)
• ノイズが多く、必要な情報抽出が難しい
• 特殊な分析ソフト、企業向け有償サービスあり
(NICT開発のDISAANA、㈱Specteeのサービスなど)
◆アクティブソナー(探針音を出し、反射音を分析)
• ハッシュタグを付けたツイートを呼びかけ、
呼応したツイートを、ハッシュタグ検索で抽出
• ノイズが少なく、必要な情報抽出が簡単
• 特殊なソフト、有償サービスは不要
10
自治体の取組み事例
11
埼玉県和光市の事例
① ツイッター活用の防災訓練を実施
(2014年6月1日)
• 現地状況の投稿を住民に呼びかけ
• ハッシュタグは「#和光市災害」
• 訓練投稿の大多数が的確な投稿
② 後日、豪雨の際、状況把握に役立った
• 6月25日、ゲリラ豪雨で市内各所が冠水
• 住民が自発的に、市内の状況を投稿
12
和光市の防災訓練
ツイッター投稿の呼びかけ
13
和光市 防災訓練の投稿例
14
防災訓練の投稿
大多数は訓練に沿った投稿
71.7%
6.8%
3.7% 5.8%
12.0%
訓練に沿った投稿
訓練に沿わない投稿
タグだけの投稿
事務局からの連絡
その他(感想等)
15
全投稿191件のうち、
訓練に沿った投稿は137件(72%)
イタズラ投稿は、13件(7%)
ニュースで紹介された時間帯に集中
0
5
10
15
20
25
30
35
感想等
事務局からの連絡
タグだけの投稿
訓練に沿わない投稿
訓練に沿った投稿
16
訓練は成功
• 多数(137件)の的確な投稿
• イタズラ投稿は、少数(13件)かつ一過性
➔ 気にする必要なし
• 日本初のツイッター+ハッシュタグを活用した
防災訓練は成功
…と思っていたところ、
6月25日にゲリラ豪雨が発生
17
ゲリラ豪雨、当日の投稿例
18
19
新聞記事によると
これは使える!
• 和光市は、大雨への対応検討において
ツイッター情報を参考にした、とのこと
• 和光市の松本市⾧のコメント
「ビジュアル面も含め、瞬時に被害の把握が
できたことは大きい。」
20
7月20日の大雨時にも
市内の状況が投稿
• 2014年7月20日夕刻
 和光市内で大雨
 和光市内の各所で冠水
• 当日、約10件の #和光市災害 付き投稿。
• 全てが写真添付で市内各所の状況を報告
• 4件のジオタグ付き投稿(和光市内)
• イタズラ投稿はゼロ
21
茨城県龍ケ崎市の事例
• 2016年6月5日、茨城県龍ケ崎市は、
災害時ツイッター活用訓練を実施
• ハッシュタグは「#龍ケ崎市災害」
• 訓練により、市内の状況を伝える多くの
ツイッター投稿が得られた
• イタズラ投稿は少数
22
龍ケ崎市
訓練の
お知らせ
23
龍ケ崎市 訓練の投稿例
24
自治体等から住民へ
ツイッター投稿を呼びかける訓練
• 2018年8月26日 #中央市災害
• 2017年 9月 3日 #韮崎市災害
• 2017年 9月 1日 #那覇市災害
• 2017年 8月22日 #東村山市災害
• 2016年10月30日 #富山市災害
• 2016年 9月 4日 #かすみがうら市災害
• 2015年 5月31日 #福岡市災害
その他の訓練事例
25
那覇市の訓練(平成29年9月1日)
26
東村山市の訓練の投稿例(平成29年8月22日)
27
① 訓練投稿の大多数は、マジメな投稿
➔ 災害時に役立つ情報源になる
➔ 少数のイタズラ投稿は、気にする必要なし
② 和光市で豪雨の際、市内の状況を伝える投稿あり
➔ 状況把握に役立った
➔ 豪雨時はイタズラ投稿はゼロ
事例を総括すると
・ツイッター活用訓練は災害時に役立つ
・根本的な課題点は、ゼロ
28
① ハッシュタグをつける
② 位置の情報をつける
③ 状況説明(投稿文と写真)
投稿のポイントは3つ
29
• #(ハッシュマーク)に続く任意の文字列
例 #和光市災害
• 投稿文の一部として記載
例 市民センター前の道路が冠水 #和光市災害
(空白で区切れば、文頭、文末、文中、どこでもok )
• 自由に決めて、自由に使える
(⾧いと覚えられず、入力も大変。短いと他者と重複)
ハッシュタグとは?
30
• 別名 災害時地域ハッシュタグ
• 目的 住民相互の災害情報の共有
(関係機関も状況把握に活用)
• 活用実績
和光市、龍ケ崎市、富山市、福岡市、北本市、
かすみがうら市、那覇市、韮崎市 など
• #+自治体名+災害 で共通化
➔ 覚えやすい
#◯◯市災害 とは?
#和光市災害 など
31
災害情報のハッシュタグ
地域別にすべき
被災関係者にとって、重要な情報は
➔ 自分や家族等がいる地域の情報
それ以外の地域の情報の重要度は低い
地域別のハッシュタグとすることで
➔ 検索で簡単に地域別の災害情報を抽出
情報過多で重要情報の埋没を回避
訓練事例を踏まえると市区町村毎が妥当
(役場で使いやすい、都道府県は広すぎ)
32
1.ランドマーク、番地名などを記載
・○○小学校前の道路が冠水 #◯◯市災害
・◯町◯丁目◯番地の道路が陥没 #◯◯市災害
2.ジオタグを付与
・ほとんどのスマホは、現在位置の緯度経度を把握可能
・ツイッター投稿時に、緯度経度の付与を選択可能
・投稿に付与された緯度経度をジオタグと呼ぶ
(ほとんどのツイッター投稿にはジオタグはついていない。)
位置の情報のつけ方
33
ジオタグを活用することにより
• ピンポイントで投稿位置を把握可能
• 特定のアプリやwebサイトを活用することにより
地図上に複数の投稿を自動的に表示可能
➔ どこが、どうなっているか
を容易に把握
(ジオタグ検索はツイッターの仕様により、投稿後約1週間までです。
これにより古い投稿が表示されることが回避されます。)
ジオタグの効果①
俯瞰的な状況把握
34
ジオタグ活用で地図上に表示可能
NAPZAKによる無料webサイト「ちずツイ」による表示例 35
AndroidアプリTwitmapの表示例
36
韮崎市の訓練(平成29年9月3日)
訓練投稿の全体137件の中で、9件がジオタグ付き投稿
(下記は、ちずツイによる表示例)
37
ジオタグで被災地からの投稿に絞り込む
➔ デマ投稿を排除
• 被災地から自分の居場所を明らかにして、悪質なデマ
を投稿することは、一般的に考えにくい
➔ ノイズ投稿を排除
• ノイズ投稿は、主にリツイート拡散で発生するが、
ジオタグ検索でリツイートは排除される
• 現地にいる人からの投稿に、容易に絞り込める
ジオタグの効果②
デマやノイズを排除
38
九州北部豪雨の事例分析
(出典:「救助」ツイートの現状と分析
東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔、今村文彦)
39
#◯◯市災害の課題
• 移動中で、自分のいる市区町村が不明の時、
➔ 付けるべきハッシュタグがわからない
ジオタグの課題
• ジオタグを付与するための操作が面倒くさい
• スマホとアプリの2段階の設定が必要
• 公式アプリは、投稿する度に設定がリセット
投稿方法の課題
面倒くさい、間違えやすい
40
DITS(Disaster Information Tweeting System)
• 東海大学内田研究室が開発したアプリ
• ハッシュタグとジオタグが自動的に付与化され、
災害情報の投稿が簡単にできます
使用方法
• インターネット saigai.main.jp にアクセス
• Webアプリなので、インストールは不要
• 事前にツイッターのアカウント取得が必要
DITSで簡単に投稿できます
41
42
DITSで簡単に投稿できます
ツイッター投稿は、自由
役立つ投稿するのも、自由
◆ツイッターの投稿内容は投稿者の自由
• ただし、プライバシー侵害などはダメ
• 全く役に立たない投稿するのも自由
• 大いに役立つ投稿するのも自由
◆ひと手間かけると…役立つ情報に
• 災害時の現地情報を投稿する際、
#◯◯市災害+位置情報+写真
➔ 投稿が大いに役立つ情報に
43
ツイッター社のブログでも紹介
• 状況報告のツイートをしてみましょう。
ハッシュタグや写真等を用いて、周囲の被災状況についての報
告を想定し、ツイートをしてみましょう。皆さんのツイートが
同じ地域に住むユーザーや行政の災害対応に役立つかもしれま
せん。「(場所)は、被害なし。 #◯◯市災害 」「XX橋は流さ
れてしまっています。 #◯◯市災害」などのように、現在地の
状況を発信します。余裕があれば、情報発信の時に次のような
情報も添付するとより役立つかもしれません。避難訓練で使う
場合は訓練であることがわかるようにツイートくださいね。
1. ハッシュタグ #◯◯市災害 をつける
2. 場所が特定できるような写真を添付する
3. 携帯端末とTwitterアプリの位置情報を有効にする
44
• 避難等が必要な危険な状況下では、
ツイッターよりも安全確保を最優先に
• 誰もいない場所や通信途絶エリアの情報は
得られない
• 個別投稿の信頼性は保証されない
• それでも、メリット絶大!
注意事項!
万能ではない
45
① コストゼロで実施可能(個人のスマホ+無料アプリを活用)
② アクティブユーザーが多く、ハッシュタグを使った投稿方法の周知に
より、多くの投稿が期待され、多くの人に情報が届く
③ 災害専用システムは災害時に使われず、日常利用のシステムを災害時
に活用すべきと言われており、この考えに適合
④ 災害時に電話(通話)がつながらない状況でも、インターネット通信
(ツイッター等)は利用できるケースがある
⑤ 市町村が被災により機能停止しても機能する
⑥ 添付写真で現地の状況把握が容易
⑦ ジオタグ活用で、地図上に自動展開でき、俯瞰的な状況把握が容易
⑧ バルス祭りでシステムの信頼性・耐久性が世界最強クラスと実証済
⑨ 誰でも利用できるオープンなシステムであり、民間のアプリ開発や
投稿データを別システムで取得・活用可能であるなど、発展性大
⑩ 投稿者のプロフィールや過去投稿が、信頼性評価に活用できる
ツイッター活用のメリット
46
よくある質問1
ツイッター使えない人は?
• 被災地でツイッターを使えない人が、情報不足
で困っている
➔ ご近所で助けあう
• 例えば、ツイッター情報に基づき自主避難する
際は、ご近所にも声かけて
47
よくある質問2
自治体として迅速対応が困難
• 被災情報など多くの投稿があった場合、
その全てに自治体として迅速対応できない
• 災害時のツイッター活用の主目的は、
◯ 住民相互の情報共有
✕ 自治体へ迅速対応を求める通報ではない
• 自治体は、投稿等に基づき全容を把握した上で、
緊急性・優先順位を考慮して対応すべし
48
よくある質問3
ツイッターのデマ対策は?
• ツイッターのデマは、高速拡散される
• 熊本地震でも、デマが投稿され一部に混乱
• その対策は
デマの否定・注意情報を投稿
49
悪質なデマ投稿
投稿者は、後日逮捕
50
• ツイッターに限らず、昔から災害時にはデマ
(関東大震災でも、江戸時代の災害でも)
• 災害時のデマ対策
 デマを無くす ➔ 無理
 デマの否定・注意情報を周知➔ 現実的
• デマの否定・注意情報を#◯◯市災害を付け投稿
➔ ツイッターの拡散力による効果的なデマ対策
51
災害時のデマ対策
災害時の自助、共助、公助
自助:自分の身は自分で守る
(自宅の耐震化、家具の転倒防止、水食料の備蓄等)
共助:ご近所で助け合う
公助:公的な救助活動(消防、警察、自衛隊等)
大規模災害では、迅速な公助が困難
➔ 自助と共助が重要
52
ツイッター活用は
被災地での情報不足の共助
公的情報(行政発表、マスコミ)だけでは
現地状況の詳細がわからない
住民がツイッターに現地状況を投稿
➔ #◯◯市災害 で情報共有
➔ 被災地での情報不足を共に助け合う
53
ツイッターのメリット
誰でも参加できる
【事例1】
和光市の2018年6月の防災訓練では、
消防団の分団ごと実名アカウントで
現地状況のツイートを実施
54
和光市の訓練の投稿例(2018年6月10日)
消防団の各分団が市内の状況をツイート
55
ツイッターのメリット
誰でも参加できる
【事例2】
群馬県建設業協会では、自発的に
• 災害パトロールの状況
• 復旧工事の状況
• 除雪状況
などのツイートを実施
56
北関東豪雨時の投稿
(桐生市内の県道の災害現場)
57
「ちずツイ」による表示
58
その他の投稿例
59
60
61
除雪状況の投稿例
ツイッターのメリット
誰でも参加できる
【考察】
住民に加えて消防団、地元建設会社など
災害対応にあたる者が現地状況をツイート
情報源としての有効性が一層高まる。
62
災害情報の理想
• 住民に加えて、消防団、地元建設会社、
さらに国や自治体、関係企業の職員、
皆が現地の状況をツイートすれば
• 組織の枠を超えた迅速な情報共有が実現
• 情報の集計・整理等は、被災地の外で、
誰かが実施
63
近年のICT環境
64
近年、ICT環境は激変
• スマホの普及と高性能化
• ツイッターなどSNSの利用者増
• 多くの人が、スマホとSNSで、
情報を受信・発信している現代社会
• これを災害時の情報共有に活用すべき
65
スマホ所有率、若年層は9割以上
(出典 総務省情報通信白書)
66
ツイッターの国内利用者
1カ月間にログインしたユーザー数
3500万
(2015年12月)
67
4500万
(2017年10月)
情報伝達の今昔
◆昔(ラジオやテレビの発明前)
対話、狼煙、半鐘、手紙、電話など
◆近代社会(マスメディアの登場)
ラジオやテレビの普及
多くの人に同じ情報が届けられるように
◆現代社会(ソーシャルメディアの登場)
個人がSNSで気軽に情報を発信
自分に必要な情報を選別(検索)して取得
68
自治体のSNS利用実態
99%が情報発信のみ
出典:「災害対応におけるSNS活用ガイドブック」
平成29年3月 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室
• SNSを利用する市区町村は1,029(59%)
• そのうち934団体が災害対応にSNSを活用
情報発信と受信の内訳は、
 927団体➔情報発信のみ
 7団体➔情報発信+収集
69
99.3%
0.7%
情報発信のみ 情報発信+収集
発想の転換が必要
• 行政の従来発想は、住民は情報の受信者
• 行政が災害情報を集約、整理した上で、
住民へ情報を伝える
• 時代の変化 → 発想を転換すべき
• 住民等の現地からの情報発信を促し、
その情報を広く共有・活用すべき
70
匿名情報は使えない?
• 匿名の誰かがネットに投稿した情報は、
信頼性が無い
• そのような情報を行政が活用することは
前例がない
上司の理解が得られない
上司を説得するのが面倒くさい
と、役人的発想で思考停止
71
今や、クチコミ全盛時代
• 食べログ(飲食店)
• 価格コム掲示板(各種製品等)
• ジョルダンライブ!(電車トラブル)
• クチコミ情報は既存情報源を圧倒
72
食べログ
• 個人的に最も愛用しているアプリの一つ
• 不慣れな場所でも、ランチ、晩飯、二次会
の店選びに重宝
• クチコミ情報が充実し、場所検索も可能
• 「●●ウォーカー」などの雑誌に対して、
情報の量と迅速性で圧倒
73
ジョルダンライブ!
• 一般の利用者が、電車のトラブル情報を
投稿し、閲覧できるサービス
• 都市部では、電車トラブル発生時に詳細
情報が多数・迅速に投稿される
• 都市部では、情報の量と迅速性で、
電鉄会社の公式ツイッター情報を圧倒
(ただし復旧の見込み等の予定情報は電鉄会社
の情報に依存)
74
食べログ 否定意見
• 「飲食店側のヤラセ投稿が入っていた」
とのニュースあり
• ヤラセ投稿が入っている情報源はアカン
75
総合評価すべき
• 食べログ等をどう評価するか。
1. ヤラセ投稿の可能性がある時点でダメ
=使えない情報源
2. ヤラセ投稿の恐れはあるものの、
総合的には十分に使える情報
• 私は、後者2と評価します。
• ツイッター情報も総合評価すべき
76
情報の信頼性 vs 量・迅速性
① ツイッターを災害情報の収集等に活用する提案
に対しては、個別情報の信頼性が確保されない
課題点が常に指摘される
② しかし、信頼できる情報だけ集める方式では、
情報の量と迅速性が大きく低下する
③ 匿名OK、とにかく迅速に多くの情報を集め、
各自で適宜、信頼性を評価しながら活用する、
といった発想で進めるべき
77
地域防災力
78
ツイッター情報で救助
有名な事例:気仙沼の救出劇
• 東日本大震災、気仙沼の母が自らの危機的状況を
ロンドンの息子宛に「火の海、ダメかも…」とメール
• 息子が下記内容をツイッターに投稿
障害児童施設の園⾧である私の母が、その子供たち10数人と一緒に、
避難先の宮城県気仙沼市中央公民館の3階にまだ取り残されています。
下階や外は津波で浸水し、地上からは近寄れない模様。もし空からの救助
が可能であれば、子供達だけでも助けてあげられませんでしょうか。
• この情報が、東京都の猪瀬副知事(当時)に届く
• 東京都のヘリが気仙沼に飛び、無事に全員救助
79
ツイッター社によると
救助要請には #救助 のタグを
消防庁の見解
災害時、現場は手いっぱい
総務省消防庁の角田秀夫・応急対策室⾧によると、
災害では119番の救助要請にもすぐに応えることができな
いほど現場は手いっぱい。緊急性の高い要請を自動検出す
る仕組みもない。報道はチェックしているが、ツイッター
投稿を漏らさず確認する余裕はないという。
出典:毎日新聞webサイト(2017年8月8日)
「公助の限界」
H26版防災白書より
倒壊した建物に閉じ込められた人の救出は、一刻を争
うが、一方で、大規模広域災害時には、全ての倒壊現場
に行政の救助隊が速やかに到着することが難しい。
(中略)
東日本大震災においては、地震や津波によって、市町
村⾧が亡くなったり、多くの市町村職員が被災する等本
来被災者を支援すべき行政自体が被災してしまい、行政
機能が麻痺した。
このように大規模広域災害時における「公助の限界」
が明らかに…
82
阪神・淡路大震災では
共助が大活躍
• 77%が、近隣住民等による共助
• 生き埋め等の救助主体のほとんどは自助と共助
推計:河田惠昭(1997)「大規模地震災害による人的被害の予測」
ただし、割合は内閣府追記
出典:(社)日本火災学会(1996)
「兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」
生き埋め等の救助主体救助の主体
整理すると
• ツイッター社
救助要請には #救助 のタグを
• 消防庁
大規模災害時には、現場は手いっぱい
ツイートの確認は困難
• 阪神・淡路大震災
多くが共助による救助
災害時の救助は、自助、共助、公助の3種類
自助:自分の身は自分で守る
共助:ご近所で助け合う
公助:消防などの公的な救助
大規模災害では、迅速な公助が困難
【提案】
ツイッターの救助要請は共助を前提に
共助のために重要なのは
救助要請が近隣住民に届くこと
#◯◯市災害+位置情報+平時の訓練
救助要請が近隣住民に届く
#救助 のハッシュタグでは
ノイズに埋没して近隣住民に届かない
① 大規模地震で自宅が倒壊、ガレキの下から脱出できない
② 被災者自身がツイッターで救助要請
投稿には#救助を付与
③ 遠方のフォロワーが投稿を見て、119番に通報
しかし、現地の消防は手いっぱい(公助の限界)
④ #救助付与のノイズ投稿に埋没して、
近隣住民に救助要請の情報が届かない…
87
ツイッターで救助要請
失敗シナリオ
九州北部豪雨の事例分析
(出典:「救助」ツイートの現状と分析
東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔、今村文彦)
88
救助成功シナリオ(イメージ)
• 大規模地震発生
• Aさんの自宅は被害なし
• Aさんは、毎年の防災訓練どおり、
#◯◯市災害 で検索
• 近隣で救助を求める投稿を発見
• 119番に電話するも、すぐには対
応困難とのこと
• 現場へ駆けつけ、周囲の人と協力
して救助成功
• 救助要請の投稿を忘れずに削除
89
ガレキに埋まって脱出できません。
誰か助けて #◯◯市災害
上の図はTwitmapの
スクリーンショット
ツイッターで救助要請
成功シナリオ
① その地域では、
• ツイッター活用の防災訓練を継続的に実施
• #◯◯市災害の活用(投稿・閲覧)が住民に浸透
② 大規模地震で自宅が倒壊、ガレキの下から脱出できない
• 被災者自身が、ツイッターで救助を要請
• 投稿には#◯◯市災害+位置情報を付与
③ 近隣住民が救助要請の投稿を容易に発見
• 速やかに現場に駆けつけ、皆で協力して救助
• 救助後には救助要請の投稿を削除
90
平時の訓練が大切
平時からツイッター活用訓練を継続的に実施することで
災害時のツイッター活用方法が住民に周知・浸透し、
災害時に、多くの住民が、
• #◯◯市災害 を付与して市内の状況を投稿
• #◯◯市災害 で検索して市内の状況を把握
上記の状況が実現すれば、
• 住民が救助要請の投稿をすぐに発見
• 住民による救助活動が速やかに展開…と期待
91
救助要請の投稿には
まずは、共助で対応
近隣からの救助要請の投稿を見つけたら…
① 投稿内容の信憑性を確認
② とりあえず119番(消防)に連絡
③ 自分が無事で安全なら、救助に向かう
④ 周囲の人と協力して救助に着手
⑤ 住民による救助が困難な場合には、
消防に状況を説明し、救助を要請
共助と公助の連携
具体的には、
• 共助で対応可能な状況 ➔ 共助で対応
• 共助で対応困難な状況 ➔ 公助が対応
こうすることで公助のリソースが有効活用
※ここでのリソースとは、消防等の人員や機材
93
地域防災力
一般的には、
地域における災害の被害を軽減するチカラ
地域防災力(ソフト面)が高い地域とは、
(例えば)
多くの住民に避難方法などが周知されている
多くの家庭で災害備蓄や家具固定などが実施済
共助が活発に展開されると期待される地域
(共助の潜在能力が高い地域)
94
地域防災力の低下
◆近年、地域防災力が低下傾向と言われている
その背景としては、
• 消防団員の減少(自営業者の減)
• 都市化の進展(通勤サラリーマンの増)
• 地方部の高齢化・人口減
• 地域コミュニティ活動の衰退(住民関係の希薄化)
 今後の大災害で、阪神・淡路大震災のような
共助活動が展開されるか疑問(不安)
95
地域防災力の強化
ツイッター活用の防災訓練を継続的に実施
災害時に#●●市災害 の活用が住民に定着
従来の地域イベントやワークショップに参加
しない層の参加も期待される
#●●市災害は、災害情報共有に加え、
住民による救助活動のきっかけになると期待
➔ 共助の潜在能力の強化
96
地域防災力の強化(補足)
① 地域防災力の強化は、 そんな簡単には進まない、
と考える人も多いと思います
② しかし、ツイッター防災訓練は、従来の訓練や地域
イベントに一切参加しない(できない)住民に対して、
なんらかのきっかけになると思います
③ ツイッター訓練に参加する住民が増えることが、
ひいては地域防災力の強化につながると思います
④ 現代社会は、多くの人が日常的にスマホ+SNSを利
用しています。そのサービスを災害対応に役立てる発
想が必要と思います
97
災害時、頼りになるのは…
遠くの親戚より、近くの他人
遠くのフォロワーより
近くで#◯◯市災害を使う人
98
ツイッター防災訓練
#◯◯市災害 活用の定着
地域防災力の強化
• 迅速な情報共有
• 迅速な共助活動
99
本日のお話のポイント
1. 情報メディアの主役は、
従来のマスメディアから
ソーシャルメディアへの移行の過渡期
2. 時代の変革に応じて、
災害情報共有にツイッターを活用すべき
3. 従来の地域活動の不参加層が参加し、
ひいては地域防災力の向上が期待される
100
災害情報の伝達には、
最新の情報サービスを使うべき
小江戸川越ブログ より
101
やらなわからしまへんで
102
サントリー創業者 鳥井信治郎 の言葉
小理屈を並べても、物事は運ばない
とにかく実行して、そこから学びながら、
次のアクションを考えたらええ

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