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システムテスト自動化標準ガイド 5章発表資料
- 2. 日本メディカルネットコミュニケーションズ(株)勤務
本発表は、所属する企業・団t(ry
サーバー側メインのおおむね何でも屋
JS/PHP/Obj-C/Java
ここ3ヶ月では、Wordpressカスタマイズ職人、Androidアプリ改修職人、iOSア
プリ改修職人などなど。
プライベートでErlang/OTP、Unity(C#)など
UnityからRabbitMQ(AMQP)やMQTTを使うライブラリなどを公開。
https://github.com/masatoshiitoh/unity_mqlib
https://m2mqtt.codeplex.com/SourceControl/network/forks/masatoshiitoh/M2mqtt4Unity
- 3. 1990年代
クライアントサーバー系システム
▪ テスト方法は、手動操作による確認。
▪ テスト項目は、画面とシナリオから作成。お客様側から指定あり。
▪ GUIテストツールのMicrosoft Testの採用を検討するも、社がクライアント部分
の開発を担当しなかったので推進できず。
▪ 内部ライブラリはソースコード目視チェック
▪ テストコードは特に作らず、実行ファイルごとに結果を目視確認。
- 4. 2000年代前半
回線速度測定サービスの企画・開発
▪ コアプロトコル発案・設計 、v1.0クライアントの開発を担
当。
▪ テスト方法は、手動操作による確認。
▪ テスト項目は特に定めず。
▪ 回線種別ごとに、このぐらいの速度が出るだろう、という
想定で、そこを大きく逸脱した値が出ると「不具合」として
修正を実施。 →びっくりするほどアドホック
▪ http://www.itmedia.co.jp/broadband/0307/09/lp17.ht
ml
- 5. 2000年代後半
ネットリサーチとポイントサービスの連携システムの開発
▪ テスト方法は、手動操作による確認。
▪ テスト実施数、エラー件数、修正件数などのカウントが入った、統一書式の報告Excelが提供された。
▪ テスト項目のリストアップや、手順書作成はExcel方眼紙。
2010年代前半
ウェブアプリのポイント管理システムの開発
▪ テスト方法は、テストスクリプトによる一括テスト。
▪ モックとテストコードを作成。実行は手動。
▪ スクリプトにはパラメータをハードコード。
▪ 結合後のテストは手動操作による確認。
小規模チームによるゲームアプリの開発
▪ テスト方法は、手動操作による確認。
▪ テスト項目は、画面遷移とディレクター指示。
▪ 開発拠点が遠隔のため、バグ報告はGoogle spreadsheet でした。
▪ 新バージョンがビルドされるたび、手作業でチェック。
- 7. 5章 テストウェアアーキテクチャ
5.1 テストウェアアーキテクチャとは何か
5.2 カギとなる4つの課題
▪ 規模
▪ 再利用性
▪ 複数のバージョン
▪ プラットフォームと環境からの独立
5.3 取り組み方
▪ 序文
▪ 基本概念
▪ テストウェアセット
▪ テストスイート
▪ テストウェアライブラリ
▪ 構成管理
▪ テスト結果
▪ 物理的構造
▪ テストツールとのインターフェース
5.4 これはやりすぎだろうか?
5.5 まとめ
- 19. テストに関連するファイルには何があるか?
あなたはテストに関連するファイルをどう管理しているか?
なぜ管理する必要があるのか?ディレクトリにまとめておけばいいので
は?
あなたのプロジェクトで古いバージョンのテストは必要か?
あなたの既存のテストはすぐに拡張・再利用できる状態になっている
か?
何かやるとしたら、いつ始めるべきなのか?
テストで使用される入力、スクリプト、データ、ドキュメン
ト。テスト実行で生成される成果物(出力結果)、二次
成果物(レポート類) (5.1.1)
↓
1つのテストケースだけでも
6種類のファイルが必要!
- 21. テストに関連するファイルには何があるか?
あなたはテストに関連するファイルをどう管理しているか?
なぜ管理する必要があるのか?ディレクトリにまとめておけばいいので
は?
あなたのプロジェクトで古いバージョンのテストは必要か?
あなたの既存のテストはすぐに拡張・再利用できる状態になっている
か?
何かやるとしたら、いつ始めるべきなのか?
自動化されたテストケースがほんの十数個であり、そのテストケースを扱う
人が1~2名である間は、構造化されていようと、その場しのぎに作ったもの
であろうと、どのようなテストウェアアーキテクチャでも問題は無い(5.2.1)
↓
逆に言えば、本格的にチームで自動テストを利用し始めると、
テストに関連するファイルの管理法が重要になる、ということ。
- 26. 5.3 取り組み方
▪ 序文
▪ 基本概念
▪ テストウェアセット
▪ テストスイート
▪ テストウェアライブラリ
▪ 構成管理
▪ テスト結果
▪ 物理的構造
▪ テストツールとのインターフェース
- 28. 「テストスイート」は、テストが実行可能な状態のファイル群。
「テストスイート」は、テストの目的ごとに下記のものを任意でピックアップした詰め合わせである。
▪ テストセット(テスト固有のスクリプト、データ、ユーティリティ、ドキュメント)
▪ スクリプトセット(共用)
▪ データセット(共用)
▪ ユーティリティセット(共用)
▪ ※上記4種の「セット」の総称がテストウェアセット。
テストウェアライブラリは、全てのテストウェアセットのマスターバージョンを格納
しているリポジトリであり、テスト実行時はここからコピーしてきて実行する。
バージョン管理は適宜行う。
5.3節は長く、しかも8.3形式(MS-DOS時代のス
タイル)のファイル名をサンプルで多用するという、
今となっては非常に分かりにくい構成になってい
ます。
そのまま読み進めるのは大変なので、ここでは
ざっくり掴んでいくことにします。
- 57. もしランダムな名前(Mark, Barbara, Franky, Bobbyなど)をファイルに付けて
いたら、個々のスクリプトやデータファイルを探し出すことはかなり困難になる
だろう。
本書では、テストウェアセットは
スクリプトセット:s
データセット:d
テストセット:t
ユーティリティセット:u
で始まり、アンダースコア、アプリケーション名と続き、テストケースが実行する、も
しくはテストウェアがサポートする機能やアクションを記す。
たとえば「s_ScribbleDocument」であれば、Scribbleに関する、何らかドキュメ
ントに関連するスクリプトセットが含まれている。
- 68. 1997年
Pentium II (233MHz ~
8MB ~ 32MB時代
4GB HDD
100BASE-TX時代
Windows NT4.0 (1996~
MacOS 8
Linux 2.0 カーネル(1996~
- 69. 1997年
Pentium II (233MHz ~
8MB ~ 32MB時代
4GB HDD
100BASE-TX時代
Windows NT4.0 (1996~
MacOS 8
Linux 2.0 カーネル(1996~
メモリは1/1000
HDDも1/1000
ネットワークは1/10
CPUクロックは1/10
- 70. 1999年
Pentium III (450MHz~
16MB~64MB時代
10GB HDD
100BASE-TX時代
Windows 98SE
MacOS 9
Linux 2.2
Samba 2.0
- 71. 1999年
Pentium III (450MHz~
16MB~64MB時代
10GB HDD
100BASE-TX時代
Windows 98SE
MacOS 9
Linux 2.2
Samba 2.0
メモリは1/1000
HDDも1/1000
ネットワークは1/10
CPUクロックは1/5
- 72. 発刊後
日本国内のADSLサービスは2000年前後から。
▪ USはむしろブロードバンドの普及は遅かった。
Windows 2000は2000年。
Windows XPは2001年。
一般向け1000BASE製品が出回り始めたのは2003年。
Mercurial、 Gitは2005年。
原著がこうした状況で1999年に刊行された、ということを意識して
あらためて5章(特に3節)を読むと、著者の危機感が共有できる
のではないかと思います。