1. 1
薬剤師3.0
~超高齢社会に求められる新しい薬剤師像∼
狭間研至
平体、斜体などの変形は避けてください。
■ヨコ組
基本デザイン要素
■社名ロゴタイプ（一例）
■サブグラフィック
■グループロゴマーク
ここに示すロゴマーク、ロゴタイプ、サブグラフィックは、ハザマグループのコミュニケー
ション活動において、統一的なイメージを形成していくための重要な視覚的要素です。
これらの基本デザイン要素は、次頁以降に示した規定に従い、正確かつ効果的に使用し
てください。
02 Hazama Group Brand Identity Guideline

2. 2

4. 4 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
地域医療イノベーション

5. 薬局？ 薬剤師？
5

6. 薬を準備して渡すヒト？ 薬を備蓄して渡す場所？
薬局医療機関 自宅
6

7. 7億7,851万枚（厚生労働省 平成23年度 最近の調剤医療費の動向）
54,780施設（厚生労働省 平成23年度 衛生行政報告例の概況）
145,603人
（厚生労働省 平成22年 薬剤師調査の概況）
7

8. 6兆5,601億円
（厚生労働省 平成23年度 最近の調剤医療費の動向）
108億円
48,590億円
16,435億円
技術料
薬剤料
特定保険医療材料
8

9. 9
門前

10. 10 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

11. 11
薬剤師職能
薬局ビジネス(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

12. 薬剤師の仕事？
調剤 服薬指導 薬歴管理処方箋鑑査
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.12

13. 13 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

14. 14
疑義照会
（薬剤師法 第24条）
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

15. 15
そのまま、
出しといて！
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

16. 16
調剤業務の機械化
インターネットの普及
疑義照会の形骸化
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

17. 0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
19741978198219861990 1994 1998 2002 2006 2010
医薬分業率の推移（日本薬剤師会）
17 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
64.6%

18. 0%
15%
30%
45%
60%
75%
1974 1980 1986 1992 1998 2004 2010
ライフサイクル予測
医薬分業は成熟期に入っている！？
18 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

19. 19
1,200,000
1,375,000
1,550,000
1,725,000
1,900,000
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
在院
外来
1日平均患者の推移（平成22年 厚労省 医療施設調査・病院報告の概況）
-40万人/10年
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

20. ✓薬剤師は「医療の担い手」
✓薬局は「医療提供施設」
20 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
（医療法第一条の２）

21. 21
6年制になって、
薬剤師は変わる…
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
はず！？

22. 22
バイタルサイン 在宅
これで変われる…？
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

23. 23
血圧が測れる
調剤する人！？
薬の配達と
説明だけ！？
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

24. 24
6年制になったけど…
聴診器は買ったけど…
在宅には行ったけど…
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

25. 25
モノ
情報
早く、正しく、最適に
薬、病気、生活
Z軸？
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

26. 26 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
医師 薬剤師

27. 何を考えるのか？
27
未来の予測か？
過去の記録か？
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

28. 28

29. 29 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

30. 薬剤師のど真ん中とは？
Communication
Drug Information
Risk Management
教育
臨床研究 調剤技術
経営製剤
薬物
動態
薬理
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.30

31. 31 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
手段か目的か？

32. 薬理学・
薬物動態学・製剤学
薬剤師のPDCAサイクル
Plan Do Check Act
処方鑑査
調剤
服薬指導
バイタルサイン
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
前回処方の
妥当性評価
次回処方への
提案・介入
32

33. 33

34. 酸化マグネシウム
34
MgO+2HCl→MgCl2+H2O
MgCl2+2NaHCO3→Mg(HCO3)2+2NaCl
腸内で難吸収性の重炭酸塩・炭酸塩になる
浸透圧維持のため腸壁から水分を吸収
胃酸の中和作用を穏やかに発揮する
*NaHCO3+HCl→NaCl+H2O+CO2
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

35. (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.35

36. 36
Bird’s-eye
医療における問題？
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

37. お薬の種類
7種類以上
11.6%
5-6種類
15.1%
3-4種類
30.8%
1-2種類
42.5%
7種類以上
24.3%
5-6種類
17.1%
3-4種類
24.8%
1-2種類
33.8%
一般医療 高齢者医療
（社会医療診療行為別調査結果の概況 平成17年）
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.37

38. 38
医療費に占める薬剤比率
（平成7年 中医協海外調査資料）
日本
フランス
ドイツ
イギリス
アメリカ
0 10.0 20.0 30.0 40.0
11.3%
16.4%
17.1%
19.9%
31.0%
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

39. 39
残薬 副作用
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

40. 病院 介護施設・在宅
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
2025年
在宅死比率 40％
40

41. 41
1,570,000
1,577,500
1,585,000
1,592,500
1,600,000
2010.06 2010.08 2010.1 2010.12 2011.02 2011.04 2011.06 2011.08 2011.1 2011.12 2012.02 2012.04 2012.06
-18,000床/2年
病床数の推移（平成24年6月 厚労省 医療施設実態調査）
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

42. 42
2012年
2025年
100万人
160万人
12％
40％ 64万人
12万人
52万人
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

43. 43 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

44. 「調剤薬局」のイノベーション
立地依存 人材依存
どこにあるか なにをするか
44 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

45. 45
薬剤師3.0
「 解き」能力
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

46. 46
「 解き」能力
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
解剖・生理
病理・病態
診断

47. 47
「 解き」能力
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
薬理・製剤
薬物動態
薬学的診断

48. 48
副作用と時間軸
0
75
150
225
300
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13以上
X Y Z
X 14.6%
Y 26.4%
Z 14.6%
（週）
（例）
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
医 師：頻度
薬剤師：頻度+時間軸

49. フィジカルアセスメント
医療薬学
疑義照会
ファーマシューティカルケア
バイタルサイン 医薬品情報
謎解き力
医薬品の適正使用 医療安全の確保
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
処方提案

50. 50 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

51. 共同薬物治療管理
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
CDTM51

52. 薬剤師の立ち位置を変える
フィジカルアセスメント 処方の提案
医師と薬剤師の
「共同薬物治療管理」
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.52
薬学が
医療に組み込まれる

53. 53
Generally
Personally
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

54. 54
Aging
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

55. 55
積み重ねられるもの…
経
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
験

56. 56
薬剤師免許
0
OSCE/CBT
4
入学
0
実務実習
5
調剤実務
1 薬局長
3
生涯教育薬学教育
国家試験？
どんな
薬剤師？
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

57. Professional？
57
✓普通の人ができないことができる
✓普通の人が見えないものが見える
免 許ｼﾞﾃ ｽ
専門知識
経験
免許素人 プロ大学教育 生涯教育
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

58. 58
薬剤師免許
0
OSCE/CBT
3
入学
0
臨床実習
5
生涯教育
薬学教育
-4
-6
-2
？
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

59. 医師と薬剤師の役割
59
薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生を
つかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増
進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保する
ものとする。
医師は、医療及び保健指導をつかさどることによ
つて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて
国民の健康な生活を確保するものとする。
（薬剤師法 第一条）
（医師法 第一条）
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

60. 「調剤」の概念
調剤の概念とは、薬剤師が専門性を活かして、診断
に基づいて指示された薬物療法を患者に対して個別
最適化を行い実施することをいう。
また、患者に薬剤を交付した後も、その後の経過の
観察や結果の確認を行い、薬物療法の評価と問題を
把握し、医師や患者にその内容を伝達することまで
を含む。
（調剤指針 第13改訂）
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.60

61. チーム医療推進と薬剤師
（医政発0430第1号）
薬剤の種類、投与量、投与方法、投与期間等の変更や検査
のオーダ（Ａ）
医師・薬剤師等により事前に作成・合意されたプロトコー
ルに基づき（Ｂ）
専門的知見の活用を通じて、医師等と協働して実施（Ｃ）
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
いずれも医師法第17条違反である行為（Ａ）が
（Ｂ）と（Ｃ）によれば適法であるとのお墨付き
（三輪亮寿先生講演資料より2011.10.10）
61

62. パラダイムシフト
62
その時代や分野において
当然のことと考えられていた認識や思想、
社会全体の価値観などが
革命的にもしくは劇的に変化すること
(Wikipediaより）

63. 63
薬剤師のパラダイムシフト
患者の「 解き」へ
処方の「解析」から
地域医療イノベーションへ
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

64. 64
6(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.
薬剤師職能拡大
ではなく…
新しい治療戦略の到来

65. 明日、何をやってみますか？
65 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

66. 66
20分後には42％忘れる
100%
58%
44%
26%
23%
21%
0% 20
分後
1時間後には56％忘れる
1日後には74％忘れる
1
時間後
1
日後
1
週間後
1
ヶ月後
エビングハウスの
忘却曲線
(C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.

67. @mdhazama
http://www.facebook.com/mdhazama
67 (C) Kenji Hazama, M.D., Ph.D.