More Related Content Similar to NPOxSocialmedia_introduction Similar to NPOxSocialmedia_introduction (20) NPOxSocialmedia_introduction4. ボランティアのオンラインマッチングの成長
(米国のボランティア検索サービス「Volunteer Match」の場合)
6億3000万ドル:Volunteer Matchの利用者が生み出した社会的利益
・21ドル(1時間当たりの活動で生み出している価値)
・58時間(年間ボランティア平均時間)
・2.5年(ボランティア平均継続期間)
・3000ドル(1人当たりが活動で生み出している価値)
※ Volunteer Matchの運営費用は450万ドル。6億3千万ドルの社会的価値となる
ボランティア活動は、1ドルで145ドルのパフォーマンスを生み出している。
ウェブサイト年間訪問者数(ユニークビジター数)
・530万人(2007年)
・660万人(2008年)
・840万人(2009年)
・770万人(2010年)
・840万人(2011年)
マッチング成立数トップ5のNPO団体
3,281人 Cross-Cultural Solutions
2,851人 CitiIMPACT
2,440人 Nicodemus Wilderness Project
2,214人 Multiple Sclerosis Association of America
2,183人 Nature Abounds
Our 2011 Annual Report Infographic: The Story of You | Engaging Volunteers より 4
http://blogs.volunteermatch.org/engagingvolunteers/2012/06/25/our-2011-annual-report-infographic-the-story-of-you/
日本語抄訳記事:http://blog.canpan.info/nposc/archive/488
6. 1.寄付総額の75%以上をオンラインで調達する
米国NPOのCharity:Water
米国全体でも
いまだにオン
ラインの寄付
総額はたった
10%!
25万名の寄付者から5800万ドルの資金を調達
そのうち75%が「WEB」を通じた寄付
4年間で寄付金額400パーセントの成長
参考
・Carity:Water活動紹介動画 http://vimeo.com/28104222
6
・寄付金の使い道をクリエイティブに見せる!米NPO「charity: water」の行っている画期的な手法を紹介 http://www.tentosen.org/2012/08/26/charity_water_transparency/
7. 2.ソーシャルゲームの寄付付きのアイテムから
セーブ・ザ・チルドレンが100万ドルの寄付を調達
いままで課金アイ
テムを購入してな
かった人も財布を
緩めた。マーケ
ティングの未来?
「Farmville」などのソーシャルゲームを提供するジンガが、東日本大震災時
にバーチャルグッズ購入のプラットフォームを活用して、寄付付きのアイテ
ムを用意し、セーブ・ザ・チルドレンに100万ドルを寄付。
出展:・Buy more radishes on FarmVille! | Consumer Insights 2.0Consumer Insights 2.0 http://www.xtrapolated.com/2011/03/15/buy-more-radishes/ 7
参考:ソーシャルメディアが社会の課題を解決する! 拡がる「ソーシャルグッド」の潮流 | 現代ビジネス [講談社] view-source:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33279
8. 3.ユニセフのPinterestキャンペーン
ビジュアルス
トーリテリング
の強化。リッチ
メディア作成・
発信の簡易化。
清潔な水、石鹸、黒板、サンダル…西アフリカの少女がいま
望むものを訴える、心が揺さぶられる啓蒙キャンペーン。
出展: Startling UNICEF Pinterest Campaign Turns Platform on its Head | Mashable http://mashable.com/2012/09/10/pinterest-unicef/
8
9. 4. Amazonの結婚祝い「プレゼントリスト」機能を
ハリケーン・サンディの支援物資提供に応用
ニューヨーク
のウォール街
占拠グループ
が企画
Amazonの結婚祝い「プレゼントリスト」に、必要なタオル、
懐中電灯、包帯、発電機やおむつ希望数量を発信。支援
物資寄付者にとっても必要な物資内容と、実際に受け取った
数量がオンライン上で明確に。
出展: Organizers Set Up Amazon 'Wedding Registry' for Sandy Victims [VIDEO] | Mashable http://mashable.com/2012/11/06/sandy-wedding-registry-amazon/
9
10. 5. センシティブな活動でも威力を発揮する
クローズ型のSNSサービス
いわゆる「カップ
ル(リア充)向け
SNSアプリ」なども、
視点を変えた利用の
可能性がある。
特定のグループ内だけでコミュニケーションをとることができる「プライ
ベートなソーシャルネットワーク」の利用。
負傷した退役者、トラウマを抱えた米軍兵士を家族や、サポートするNPO
のスタッフに限定したグループ内でのコミュニケーションが、解決に向けて
効果を出している。
出展: Private Social Networks Connect People With Personal Problems - Social Philanthropy - The Chronicle of Philanthropy
10
http://philanthropy.com/blogs/social-philanthropy/how-a-private-network-can-foster-discreet-connections/30843?sid=pt
11. 6.緊急災害時のスキルマッチングシステム
LinkedIn for Good
ハイチの大
地震で機能
し始めた
システム。
「LinkedIn for Good」は緊急災害時に、スキルマッチングを
生み出すシステム。 ※Linkedinとは「人材版のamazon検索」。
出展: How Haitis Earthquake Inspired LinkedIn's Skill-based Volunteer Marketplace | Co.Exist
11
http://www.fastcoexist.com/1679023/how-haitis-earthquake-inspired-linkedins-skill-based-volunteer-marketplace
12. 7. クラウドファンディングを通じた
資金調達の盛り上がり
50日間で、運営
体制2人で800万円
を800人以上の支
援者から資金調達
・クラウドファンディングサイト「READYFOR?」は、総支援者数10000人、
成功したプロジェクト数90件、達成総額8000万円(2012年10月まで)
※米国のクラウドファンディングサイトを通じた2012年の総資金調達額:20億8,100万ドル。
世界中で500以上のクラウドファンディングサイトが生まれたといわれている。
参考
・陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクト- READYFOR? https://readyfor.jp/projects/an_empty_library
・2012年のCAMPFIREは284のプロジェクトで約9200万円を集めるーー136件が成功、最高額は約530万円 - Sd Japan
http://jp.startup-dating.com/2013/01/campfire-the-japanese-crowd-funding-result-in-2012
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・Kickstarter大躍進の2012年:224万人が3.2億ドルをプレッジ、成功プロジェクト1万8000本 | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/archives/20130108kickstarters-big-2012-2-24-million-people-pledged-320-million-18k-total-successfully-crowdfunded-projects/
13. NPOとソーシャルメディア
2013年のトレンド
DoSomething.orgで起きている3つ未来
参考
・Ten Technology Trends to Watch in 2013 | Stanford Social Innovation Review http://www.ssireview.org/blog/entry/ten_technology_trends_to_watch_in_2013
・ 5 Ways Nonprofit Work Will Change in 2013 - Outlook 2013 - The Chronicle of Philanthropy http://philanthropy.com/article/5-Ways-Nonprofit-Work-Will/136395/
・ 10 Resolutions For Social Entrepreneurs In 2013 | Co.Exist http://www.fastcoexist.com/1681132/10-resolutions-for-social-entrepreneurs-in-2013
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14. 1.モバイルインターネット(スマートフォン)の普及と
アプローチ方法の再検討
・テキストメッセージだけでなく、例えばFacebookで情報をキャッチし、
その情報を発信する個人に、いかにアプローチするか。
・若者と富裕層のスマートフォン所持率の高さ
・タブレットPC(iPadなど)所有者の増加
・モバイル決済システムの普及(PayPalモバイル、Squareなど)
・ソーシャルゲームの躍進(Angry bird > マリオ)
出展: DoSomething.org Goes Mobile-First to Reach Teens | Mashable http://mashable.com/2012/12/20/dosomething-texting/
14
16. 3.オンラインコミュニティ・マネジメント
サービス利用者や支援者と語る
2011年に240万人の若者を支援する DoSomething.orgのCEO ナンシー・ルブリン
・10代の若者を学校活動応援しようと彼らに携帯メールを送ってみると、いじめ・
鬱・暴力といった問題を返信メールで明かしてくれた。
・この実態を知り、携帯メールに特化した相談サービスを開始。学校内や家庭内
で起こっていた問題のリアルタイム対応により、問題の可視化や予防を実現。
※地理(位置)情報を活用した「マッピング」の可能性もあるか?
出展:ナンシー・ルブリン 「命を救う携帯メール」 | Video on TED.com http://www.ted.com/talks/lang/ja/nancy_lublin_texting_that_saves_lives.html
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参考:『ゼロのちから――成功する非営利組織に学ぶビジネスの知恵11』 http://www.amazon.co.jp/dp/4862760996
18. 今回のNPOインターンシップ受入れ組織と
インターンシップ希望者のソーシャルメディア活用状況
12
10
ソーシャルメディアはインターネット上で、
8
対話によって情報を伝えるメディア
6 ・見知らぬ人と出会うことが可能
4 ⇒新規支援者との接点
2 ・現在の人間関係を深めることが可能。
0 ⇒既存支援者との関係強化
・支援者同士の人間関係作りやその強化を支援す
ることも可能
⇒場が好きになる。団体への貢献にもつながる。
12 ソーシャルメディア上にあふれている情報
10 の収集、評価・分析が重要になってくる。
8 ・リサーチ、モニタリング
6 ⇒情報収集や保存(記録)
4 ・ 確認・検証
2 ⇒モニタリング結果による情報発信の実施前
に必要な作業
0
・評価・分析
⇒情報発信した記事へのいいね!の数、コメ
ント内容、訪問数などなど…を確認。発信方法
の改善に活かす
18
出展: (株ディスコ×(特活))NPOサポートセンターのNPOインターンシップアンケートより(上:NPO団体対象、下:NPOインターンシップ希望学生対象)
19. NPOの現場におけるソーシャルメディア活用状況チェックリスト①
(組織課題でもあるが、インターン生が貢献できるポイント)
入門編 Facebook
□ソーシャルメディアやモバイルテクノロジーに関す □Facebookページを作成
るブログを定期的にチェック □Facebookページのカスタムタブをデザイン、
□目標と目的を定義 配置の検討
□必要なトレーニングを検討(簡単なHTMLを覚え
□モニタリングが必要なFacebookページやグ
る、デジカメ・ビデオの使い方、ソーシャルメディアの
使い方)を取得 ループをチェック
□ソーシャルメディアの評価・分析シートの作成
□Googleアカウントの作成 Twitter
□Googleアラートの活用 □Twitterのプロフィールの作成、改善
□ソーシャルメディア·ダッシュボード(HootSuiteや □背景とカバー写真を設定
Crowy、TweetDeck)を試す □モニタリングが必要なTwitterのリストの作成
□スマートフォンを購入 □bit.lyでアカウントを作成(リンクの効果測定が可
□デジタルカメラを購入 能になる)
□電子メールの署名に、ウェブサイト、ブログ、ソー
シャルメディアのリンクを追加
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出展:Social Media for Social Good :: Your Nonprofit Tech Checklist | Nonprofit Tech 2.0 Blog
http://nonprofitorgs.wordpress.com/2012/02/08/social-media-for-social-good-your-nonprofit-tech-checklist/
20. NPOの現場におけるソーシャルメディア活用状況チェックリスト②
(組織課題でもあるが、インターン生が貢献できるポイント)
Flickr ブログ
□Flickrのアカウントを作成 □ブログのプラットフォームを選択
□FlickrのProにアップグレードを検討 □ブログをデザイン
□写真を整理(セットとコレクション) □メールマガジンや更新情報が読者に届く機能を追
□Flickrのプロフィールを設定 加
□ギャラリーを作成 □寄付ボタンの追加
□ソーシャルメディアのアイコン(ボタン)を追加
LinkedIn □ブログ内検索機能を追加
□自身の個人的なプロフィールを作成
□LinkedInの公開プロフィールURLを確保(設定) モバイルインターネット対応
□LinkedIn内でつながる □Facebookアプリをダウンロード
□関心のあるLinkedInのグループに参加 □Twitterアプリをダウンロード
□LinkedInグループの作成 □ロケーションベースのコミュニティアプリ
□企業ページ機能を活用し、団体のLinkedInページ (Foursquareなど)をダウンロード
の作成 □モバイル写真共有アプリ(Instagramなど)をダウン
ロード
□モバイルビデオ共有アプリ(Ustreamなど)をダウ
ンロード
□QRコードリーダーアプリをダウンロードし
□Googleサービスを活用できるアプリをダウンロード
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出展:Social Media for Social Good :: Your Nonprofit Tech Checklist | Nonprofit Tech 2.0 Blog
http://nonprofitorgs.wordpress.com/2012/02/08/social-media-for-social-good-your-nonprofit-tech-checklist/
21. NPOの現場におけるソーシャルメディア活用状況チェックリスト③
(組織課題でもあるが、インターン生が貢献できるポイント)
NPOがソーシャルメディアで成果を出すためには、本当は投資したい週55時間の内訳
□【週に15時間】Facebook、Twitter、YouTubeのコンテンツ作成。ブロガー業界、あらゆるメディアやセクターの専門家が使
用しているTwitterに一番時間をかける。Facebookは一番影響力があるが、主にページ管理・維持に費やす。動画のプラッ
トフォームは検索エンジンの面も兼ねるYoutubeを活用。
□ 【週に5時間】Flickrや写真データの編集。デジカメで撮影した写真を編集、アップロード、整理する。Flickrに加えて
TwitPicやFacebookのオンライン上で写真を発信する。
□ 【週に5時間】LinkedInのグループや団体ページの管理・モニタリング。
□ 【週に10時間】ブログが一番大切。まずはソーシャルメディア戦略に組み込む。コンテンツの作成、寄稿記事の管理・編
集、画像、動画の用意を含む。
□ 【週に5~10時間】自団体の活動テーマやコミュニティと親和性のあるオンラインのニッチネットワークに参加。(クローズ
なSNSや署名サイト、意見交換やコラボレーションができるサイト等)
□ 【週に5~10時間】個人から応援してもらえる資金調達サイトを活用。JustGivingやクラウドファンディング等を通じて、夢
中になってもらったり、感謝、寄付が集まるヒントを共有する。
□ 【週に5~10時間】地理情報(位置情報)を活用したコミュニケーション。FacebookプレイスやFoursquareが徐々に浸透し
ている。将来必要な時期にフォローできるよう今から地理情報を軸としたコミュニティ対応を準備する。
※上記の効果を波及させるウェブサイトのメンテナンス、ニュースレターの発行、寄付者管理、オンライングループの運営等は含まれていないので注意です。
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出展: How Many Hours Per Week Should Your Nonprofit Invest in Social Media? | Nonprofit Tech 2.0 Blog
http://nonprofitorgs.wordpress.com/2012/07/11/how-many-hours-per-week-should-your-nonprofit-invest-in-social-media/
23. NPOxITをメインテーマに
紹介するメディアが増えてます
【書籍】
『Social Good小事典』(講談社)
http://www.amazon.co.jp/dp/406295074X
『社会を動かす、世界を変える 社会貢献し
たい人のためのツイッターの上手な活用
法』 (阪急コミュニケーションズ)
http://www.amazon.co.jp/dp/4484121174/
【関連書籍】
『ゼロのちから――成功する非営利組織に
学ぶビジネスの知恵11』
http://www.amazon.co.jp/dp/4862760996
『世界を変える偉大なNPOの条件――圧
倒的な影響力を発揮している組織が実践
する6つの原則』
http://www.amazon.co.jp/dp/4478007284
おまけ:NPO関連の本を2000年から現在まで500冊以上まとめてい
ます。『Japanese Nonprofit Books』
http://pinterest.com/meganehara/japanese-nonprofit-books/
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©4season_santa