5. また、例えば、白血病についてのウィキペディア日本語版の記事にアクセスした後、画面左の「他言語版」から español を選んでクリックすると、白血病のスペイン語訳
である leucemia が得られますので、このような形で単語力を増やす手もあります。
なお、C1 や C2 については、さらに高度な単語力になりますが、特に C1 については、この単語集をマスターした人であれば、あと 1500~2000 語程度勉強すれば
十分に到達可能なレベルですので、基本的にこれまでの勉強を続けた上で、前述の Plan curricular del Instituto Cervantes: Niveles de referencia para el
español から学習単語の一覧表を作成したり、あえて自分の専門とは関係ない分野の文章にも目を通したりして、単語力を増やしてゆくと十分でしょう。C2 の場合
には、辞書に目を通した上で、それなりに頻出語だと思われる単語をメモして自分で単語帳を作成するという手もあるでしょう(C2 レベルでの新出語は 5000~6000
語程度と思われますが、ここまで来るとかなりの単語力があるはずですし、たとえば frecuencia(頻度・周波数)と frecuente(頻繁な)、そして frecuentar(足し
げく通う)は 3 つの別々の単語として数えられることを考えると、実際にはそこまで難しくはないはずです)。その一方、このレベルになると新しい文法事項はそれほどな
くなり、リスニングを鍛える必要性も薄れてくるので、基本的に単語力強化と論説文など複雑な文章の読解、そして文章表現力の向上に特化した勉強をすれば大丈
夫ではないかと思います。なお、この単語帳の制作においては、誤りがないよう万全の注意を期していますが、それでも私一人で制作しているものであるため限界があ
り、間違いがある可能性がありますので、その点はご了承ください。
この単語帳を活用してスペイン語をマスターし、広大なスペイン語圏各地と日本との交流を担える人材の養成の一助になれば、著者冥利に尽きる次第です。