More Related Content Similar to チームラボハンガー開発経緯トークセミナー Similar to チームラボハンガー開発経緯トークセミナー (20) チームラボハンガー開発経緯トークセミナー 3. 目次
• チームラボについて
• チームラボハンガーとは
• チームラボハンガー開発経緯 企画
• チームラボハンガー開発経緯 プロトタイピング
• チームラボハンガー開発経緯 プロダクト化
• その他の事例
teamLab Inc.
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6. Works
メイドカフェのインタラクティブ
EC サイト( VillageVanguard ) デジタル壁画(東京スカイツリー)
な内装(めいどりーみん)
※
基本的には Web を中心
とした SI 業務がメインの
会社です。
プロジェクションマッピングを使っ デジタルアート・
たテレビ CM (三浦工業) インスタレーション
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8. チームラボハンガーとは
ハンガーにかかった コーディネート写真が
服を手に取ると… ディスプレイに表示
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9. 仕組み
1 .ハンガーが手に取られると、無線で信号を送信
2 .手に取られたハンガーの ID を識別して、紐付けられたコンテンツを表示
表示コンテンツ
Hanger 01
Hanger 02
ディスプレイ・
プロジェクタなど
Hnager 03
受信機 PC
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14. 導入実績
店舗(常設)
■ メンズアパレルブランド
『 VANQUISH 』(渋谷、池袋、静岡、名古屋栄、大阪心斎橋)
■ レディースアパレルブランド
『 earth music&ecology 』(新宿、北千住、東京ソラマチ、大阪梅田)
『 3rd by VANQUISH 』(渋谷)
■ ランジェリーブランド
『 Ravijour 』(新宿)
『トリンプ AMO‘S STYLE 』(大阪梅田)
イベント・展示会
• ZOZOCOLLE 『 VANQUISH 』
• VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2012 TAIWAN
• SHANGHAI RUNWAY 2012 SPRING / SUMMER 『 earth music&ecology 』
• ANAYI 展示会
• クロスカンパニー展示会
• TOKYO DESIGNERS WEEK 2010
• 文化庁メディア芸術祭 2010
• Reebok Café
• FRAPBOIS’s Exhibition
その他多数
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15. 『 3rd by VANQUISH 』(渋谷)
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19. きっかけ
クライアントからの相談:
店舗で何かおもしろいことができないか?
• ざっくりしたお題
• チームラボではよくあること
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21. デジタルの価値をリアル店舗に
リアル店舗 Web
• 限られたコーディネート • 大量のコーディネート
• マネキンか、店員さんか、試着 • プロのモデル
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24. New Value in Behavior
本来の行為そのものがインターフェース
• チームラボのデザインコンセプトのひとつ
• 既存の行為そのものに新しい価値や意味をあたえる
イギリスや中国のお茶: おいしいお茶を淹れる方法
日本の茶道: お茶を淹れる行為そのもの
日本には、行為がその本来の目的から独立し、
行為そのものの精神性を求めたり、
行為そのものを遊び楽しむ文化がある。
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28. 最初の展示
2010 年 7 月 PUBLIC/IMAGE.3D にて『 COODINATION 』展を開催
制作期間: 3 週間弱
当時のチームラボの状況
• 電子工作の経験: ほぼなし
• 製品化を前提とした電子機器の制作経験: なし
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29. 開発手法
少人数チームでの分業
• エンジニア 3 名 + ディレクター 1 名
インターフェース定義がカギ
• まず全体をいくつかのモジュールに分解
• モジュール間のインターフェース(つなぎかた)を先に決める
• 責任範囲を明確にした上で、各モジュールを平行で開発
ハードウェア ソフトウェア
センサー 通信アプリ
Interface
通信モジュール Interface
ハンガー本体 表示制御アプリ
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31. センシング方法の検討
■検討されたセンシング機構の例
感圧センサ
• ポールにかかるフック部分の圧力をセンシング
• センサからマイコンへの配線が露出してしまう
静電容量センサ
• 人が触れた際の静電容量の変化をセンシング
• ハンガー全体にセンサを配置する必要がある
いずれもハンガーのデザイン性を損なうため却下
■他にも様々なセンシング方法を検討するが…
デザイン性、コスト、開発期間などの問題で採用に至らず
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33. その他、様々な試行錯誤
最初の試作品
完成したプロトタイプ
• 通信方式の検討
• 電池の選定
• 基板の実装
• ケース材質の選定
• ハンガー工場めぐり
• インターフェース設計
• 通信アプリの開発
• 表示制御アプリの開発
• 各種チューニング
などなど…
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34. プロトタイピングのポイント
チーム全員が最終アウトプットに関心をもつ
• 作業は分業でも、議論には全員が参加
• 例えばソフトウェアのエンジニアが、ハンガーのデザインについても考える
スピードとクオリティの両立
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35. 参考書籍
フィジカルコンピューティングを「仕事」にする
小林茂著 ワークスコーポレーション発行
• 36 ページ分、チームラボハンガー!
• 今回ご紹介しきれなかった様々な開発経緯
• 技術面での詳しい解説も
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36. 無事 3 週間で展示が完成
• 予想を超える反響
• 3 週間にわたり展示( 1 週間の延長含む) プロダクト化へ
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38. プロトタイピングの次に来るもの
汎用化 効率化
ニーズへの柔軟な対応 コストの削減
仕様面での制約の低減 導入・保守体制の整備
より自由な表現の担保 生産・在庫管理フロー整備
「試作品」から「製品」へ
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39. チームラボハンガーのプロダクト化
実店舗導入の流れ
• 2010 年 7 月 最初の展示『 COODINATION 』展
• 2011 年 3 月 『 earth music&ecology 』新宿ルミネエスト店導入
• 2012 年 10 月時点で 12 店舗導入
改善ポイント
• 基板製造と組立を外部に委託
• 故障時の交換オペレーションの簡易化
• バッテリ寿命の改善
• ハンガーのデザイン・耐久性見直し
• 表示制御アプリの改善
• セットアップの簡易化
• コンテンツを遠隔更新可能に
などなど…
新型チームラボハンガー
耐久性やバッテリ寿命を改善
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42. D ラボフック
• チームラボハンガーのフック版
• 大広(企画)、ユカイ工学(ハードウェア製作)との共同開発
• ソフトウェアはチームラボハンガーと共通
導入場所: ソックスショップ『 tutuanna 』渋谷スペイン坂店( 2012 )
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43. Media Block Chair
• イス/照明/什器
• 近接センサーにより、組み合わせると光の色が変化する
• 導入場所の『ぴゃるこ』は、平日はセレクトショップ、休日はワークショップ会場
• 「ショップの什器を片付けてイスを並べる」行為により、空間の色が変化する
• 空間の機能を変える行為そのものを楽しむためのデバイス
導入場所: セレクトショップ『ぴゃるこ』渋谷パルコ( 2012 ) ほかイベントなど
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44. チームラボボール
• 浮遊する光のバルーン
• 加速度センサーにより、オーディエンスがボールをトスすると光の色が変化する
• 無線通信により、複数のボールが連動して一斉に色を変えることも可能
• 会場の照明との連動も可能
• オーディエンスが空間演出に参加することができる
導入場所: COUNTDOWN JAPAN 、六本木アートナイト ほかアート展示やイベント多数
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