2015/10/31のWordCamp Tokyo 2015で発表した資料

1. オープンデータ & オープンソース
WordPress
宮内 隆行
@miya0001

2. • WordPressの開発環境、VCCWの開発者。
• WPEngineのHGV、VVV、WP-CLIなどのリポジ
トリでもコントリビューター。
• WordPressプラグイン多数。
• Code for Wakayama代表

3. 次のバージョンでは、名前が復活するはず。
（スペースをタブに変えただけ...orz）

4. 3D VRのわぷーギャラリー。
AWS S3+CloudFront。HTML5 + JavaScriptのみで作成。
spacewapuu.com

5. 今日は二つのオープンの話
• オープンソース
• オープンデータ

6. 「政府がオープンデータの新施策、
公益企業にもデータ開示を要請」
2015.10.29

7. ちなみに
オープンデータとは？

8. • 誰でも自由に使えること
• 用途制限がないこと
• 再配布の自由が認められていること
WordPressのライセンス、GPLと似てる！

9. 「機械判読に適したフォーマットであること」
さらに
画像とかPDFで公開しないでねという意味。

10. こんなことができます。
https://github.com/miya0001/railways-importer

11. アメリカの事例

12. http://data.gov/
WordPress + CKAN

13. https://playbook.cio.gov/designstandards/
アメリカ政府版のBootstrapみたいなやつ

14. 連邦情報テクノロジー改革法
下院議員が法案に対してプルリクエスト、マージされてその後改正みたいなやりとりがっ！

15. https://sites.usa.gov/

16. 日本でも負けてない

17. 先日OSS奨励賞を受賞した国土地理院さんのGitHub

18. 国土地理院情報普及課長 藤村英範さんに
今回のセッションに先立ち意図を聞いてみました。
オープンデータについては、活用の可能性を最大限に広
げることで、データの価値を最大化したい、それが我々
自身の存在価値を高めることになる、と考えています。

19. オープンソースについてもほぼ同様ですが、我々地図屋
としては、我々の地図を使っていただくための敷居を極
限まで下げるにはオープンソースだと思った、というこ
とですね。
また、オープンソースの上にビルドアップして頂くこと
で、アプリケーション開発の手間を下げて頂ける。
地理院の場合は自らオープンデータ「地理院タイル」の
ショーケースとしてウェブ地図「地理院地図」を運用し
ており、この地理院地図の改善速度を最速にするにはオー
プンソースが良かった、という側面があります。

20. 日本の地方自治体の第1号
和歌山県のGitHubアカウント

21. GitHub and Government
ちなみにGitHub Government のBen Balterさんは
有名なWordPressプラグインの開発者

22. 和歌山県情報政策課長 田中 一也さんにも聞いてみました。
行政だけで地域のことを考えるのではなく、地域の様々な
主体が自分たちのこととして考え、行動する社会に変わっ
ていく必要があると考えています。
その中で行政だけでは思いつかないような新しいことが起
こることに期待している。そのためのインフラとしてオー
プンデータを進めています。

23. データを使いやすい形で提供するために大きなコストが掛
かるものと、掛からないものがあって、コストが掛からな
いものは進めやすいが、コストがかかるようなデータにつ
いては、当然行政でも投資対効果が求められます。
とはいえ、そんなにオープンデータを活用した魅力的なアプ
リがたくさん出来上がっているわけではない。だから、提
供したデータのうちどのようなデータにニーズがあって、ど
のように使われるのかということを知る必要ががあった。
このため、「スター」でニーズを見たり、「フォーク」で使
い方を追えるGitHubは魅力的でした。
加えて、技術者の方たちのいる場所に自分たちの側から近寄っ
ていきたいと思いました。

24. • 他にも福井県 江市、横浜市がオープンデータで
は進んでいる。
• GitHubアカウントは、国土地理院と和歌山県以
外にも、JAXA、神戸市などが取得。

25. 最後に
「なぜオープンソース？」

26. • 使うメリットは？
• コストが安い？いや高い？
• セキュリティが安心、いやそうじゃない
つまらん！
WordPressコミュニティの中でさえ、
オープンソースとは？って話になると
ユーザー目線での論理が中心

27. あなたが困っているその課題は
あなただけのものじゃない。

28. Get Involved!