git講習用です

1. Git実践
learnGitBranchingでやり残したこと

2. まず、
learnGitBranchingの復習
• やってきた・・・よね・・・？
• コミットは親と繋がっていて固有のID（ハッシュ）
を持っている
• ブランチは動くポインタ、タグは動かないポインタ
• 二つの作業ひっつけるのはrebaseかmerge
• rebase -iとかcherry-pick便利

3. Gitをカスタマイズ

4. config
• 三段階のレベルに分かれている
• system -> $(prefix)/etc/gitconfig
• global -> /.gitconfig
• local -> .git/config
現在の設定は以下のコマンドで確認できる
$ git config -l

5. config
$ git config —[level] [key] [value]
これで設定できる。

6. 主な項目
• 必須項目
• user.name
• user.email
• push.default
• カスタム
• alias.*
• core.editor
• core.pager
• color.*
• diff.tool
• diff.algorithm
• help.autocorrect
• help.format

7. hook
• .git/hooks
• リポジトリごとに存在
• 色んなイベント時の加工ができる
コミットメッセージを書く前、後
リベースする時、チェックアウトする時

8. hookの用途
例えば、
• チェックアウトした時にそのブランチの情報表示す
るとか
• コミットメッセージの形式をチェックしてだめなの
はコミット拒否するとか
• 特定のブランチにはリベースとかマージとかできな
くするとか

9. 具体的な使い方
• GitHub flowの講習の時に具体的にスクリプトを書
いてみます。
• 割と簡単なので、試してみるのいいかも
• 元々ある実用的なサンプルを眺めてみるとか

10. ignore
• .DS_Storeとかnode_modulesとかどう考えてもリ
ポジトリに追加しないようなファイルがある
• こういうのをstatusに表示したくないし、ミスって
追加なんてこともいや
git ignore設定で弾ける！

11. .gitignore
• ディレクトリに.gitignoreというファイルをおけば
大丈夫です
• ディレクトリごとに適用されます

12. ignoreパターン色々
• * （最後が のファイル全て）
• *.[ao] （最後が.aか.oのファイル全て）
• build/（buildという名前のディレクトリ。スラッ
シュがない場合ファイルのみ）
• !/src/build/（リポジトリルートからsrc/buildとい
うパスのディレクトリは無視されない）

13. 非推奨
• global.excludesfileは非推奨です
• gitignore.ioやgit templateなどを活用しましょう
• 自分用の環境では面倒かもですが、.git/info/
excludeを活用しましょう

14. gitのその他
便利コマンド・オプション

15. git status
• 基本コマンド
• IDEによってはファイルツリーを色分け表示してく
れたりして、いらないかも
• A: Added（追加）, new file
• R: Removed（削除）, deleted
• M: Modified（変更）, modified

16. git status
• 現在の状態が知れるし、gitさんから色々アドバイ
スもらえる
• でもたまにアドバイス邪魔な時あるよね
$ git status -sb
git ignoreも活用しましょう

17. git log
• コミットの履歴を表示
• ブランチの流れを見やすく
$ git log ‒-graph
• ブランチのdiff
$ git log --left-right branch1..branch2
• コミットを一行で表示
$ git log ‒-oneline

18. git show
• コミットの詳細情報を表示
• デフォルト
$ git show <コミット参照>
• HEADからn個前
$ git show HEAD n
• 差分を表示しない
$ git show -s

19. git add
• ステージに追加
• 追加しないでどのファイルが追加されるか見る
$ git add -n *.txt
• リポジトリ登録されていないファイルは追加しない
$ git add -u *.txt
• あるファイル内の変更の一部だけを取り込む
$ git add -p file.txt

20. git rm
• リポジトリから削除
• 削除しないでどのファイルが削除されるか見る
$ git rm -n *.txt
• 現実のファイルは削除しない
$ git rm ̶cached *.txt

21. git diff
• コミット間の差分を表示
• 最新のコミットとの差分を表示
$ git diff HEAD
• 比較するパスを限定する
$ git diff HEAD ̶ *.txt
• 行末空白やタブの前の空白インデントの警告
$ git diff ̶check

22. git blame
• 行ごとに変更された最新のコミット情報を表示
• n行からm行分まで
$ git blame -L n,+m file.txt
• 正規表現でのマッチ
$ git blame -L /main(/,/return 0;/ main.c
• ホワイトスペース無視（インデント改変用）
$ git blame -w file,txt

23. git cat-file
• リポジトリ内のファイルを表示
• あるブランチでのファイルを表示
$ git cat-file -p master:file.txt
• n個前のコミットのファイルを表示
$ git cat-file -p HEAD n:file.txt

24. git ls-files
• リポジトリ内のファイルを表示
• リポジトリ内のファイル一覧を表示
$ git ls-files
• 変更されたファイル一覧を表示
$ git ls-files -m

25. git reflog
• リポジトリ内での操作履歴を表示
• 単純に
$ git reflog
• 出てきた、HEAD@{n}のコミット参照を指定すれば、例
えそれがgit logなどで出てこなくても参照できる。
• rebaseで消えたコミットやresetで消したコミットを元
に戻せる。

26. git help
• 本当にお世話になります
• とても親切なので、英語だからと諦めずに読んでみ
ましょう
• 他のコマンドなども見てみましょう
$ git help コマンド名

27. 紹介しなかった
その他の便利コマンド
• バグ見つけコマンド - git bisect
• ファイルの名前変更 - git mv
• リポ内のファイル検索 - git grep

28. tigの紹介
• 宣伝
• blameとか、statusとか、logとかtigで見やすく！
• tmux/cat-fileとか駆使しなくてもtigで便利に！
• ぜひ使ってみましょう。CUIで快適なgit環境を
• まずは、試してみましょう！
• http://qiita.com/suino/items/b0dae7e00bd7165f79ea

29. 次回はリモート編
３週間後

30. 宿題

31. 次回までの宿題
•以下の四つの中から課題を一つ選んでGitで管理し
ながら実装
• 処理系インタプリタ
• マインスイーパ
• コマンドライン電卓（bcっぽいやつ）
• コマンドラインエディタ（edっぽいやつ）

32. 条件
• ５コミット以上であること
• リポジトリ内のファイルを合計で3つ以上
• .gitignore/Readme.md/main.c/etc.
• .gitignoreを書くこと
• CUIで動くもの
• プログラミング言語は以下のもののみ許可
• Pascal/Perl/C/C++/Java/Groovy/Scala/CommonLisp/Scheme
• Erlang/Lua/Python/Ruby/Rust/D/OCaml/Haskell/Clojure
• Javascript(node.js)/TypeScript/CoffeeScript/PureScript

33. 備考
• ncurses使いたい人は使っていいよ！
• node使って書ける人とかはそれで書いて欲しい
• ブランチ分けできればしてみてね
• テストとかも書ければ書いてみてね
• 未完成でもいいので、とりあえずGitを使ってみること！
• 詰まったら投げ出すんじゃなくてSlackかメーリスで聞くこと！
• できればOCamlとかHaskellとかClojureとかがいいな（読みやすいし）