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Spring 12年の歴史
- 1. 「Spring 12年の歴史」 12 Years of Spring: An Open Source Journey 2015年6月22日 本橋 賢二 twitter @movmov 日本Springユーザ会（JSUG） Spring IO 2015報告会
- 3. Keynoteの紹介 • タイトル 12 Years of Spring: An Open Source Journey • 著者 Juergen Hoeller, Spring Framework Lead, Pivotal • 概要 Springの12年の歴史を 振り返るKeynote • スライド http://www.springio.net/wp-content/uploads/2014/11/spring- open-source-journey-juergen-hoeller.pdf
- 7. Springのはじまり
- 8. この本読んだこと ありますか？ ヽ( ´ ▽ ` )ﾉ
- 9. 日本語版もあります
- 10. Springのはじまり • Springの起源である 「Interface21 Framework」公開 – 30,000行 – パッケージ名は”com.interface21” • Wrox（出版社）のフォーラムにて議論 – Juergen Hoeller参加 後にSpringのリーダーへ – Yann Caroff参加 後に趣味の音楽家へ • Open Source Projectへ – Rod, Juergen, YannがCo-Founder
- 11. Wrox Forumでの議論 • ２００３年６月以降の議論しか見つからない http://p2p.wrox.com/book-expert-one-one-j2ee-design-development-40/ • 重要な議論は全部アーカイブに http://p2p.wrox.com/archives/expertj2ee_with_rodjohnson/ (｀Д´) Rod Johnsonのコメント
- 15. Rod Johnsonのつぶやき
- 16. 書籍とSpringの発展 Spring 0.9 Spring 1.0 Spring 1.2 2003/06 2004/03 2005/05
- 17. Spring 1系ダウンロード数 累計：約１１０万ダウンロード Spring 0.9 Spring 1.0 Spring 1.2 Spring 1.2.8
- 19. Pivotalって 知ってますか？ ヽ( ´ ▽ ` )ﾉ
- 21. Spring開発元の変遷 2004 2007 2009 2013 • Spring 1.0 • Spring 1.2 • Spring 2.0 • Spring 2.5 • Spring 3.0 • Spring 3.1 • Spring 4.0 IoCコンテナ XMLベース AspectJサポート 社名変更 買収（＄４２０M） スピンオフ アノテーション ベースのDIとMVC JSR-250サポート Javaベース JSR-330サポート (@Injectなど) JPA2.0,やBean Validationの対応 Java SE 8 / EE 7 サポート
- 22. Spring Projectsの変遷 2004 2007 2009 2013 • Spring 1.0 • Spring 1.2 • Spring 2.0 • Spring 2.5 • Spring 3.0 • Spring 3.1 • Spring 4.0 Spring Web Service Spring Web Flow Spring Security Spring Integration Spring Batch Spring Boot Spring IO Platform Spring Data Spring Tool Suite
- 23. Spring 2系ダウンロード数 累計：約２００万ダウンロード Spring 2.0 Spring 2.5.4Spring 2.5 Spring 2.5.5
- 24. Springポートフォリオの変遷 2004 2007 2009 2013 社名変更 買収（＄４２０M） スピンオフ • OSS開発とコンサル業務 • Struts+Spring+Hibernateで • Tomcat, Jboss, Weblogic, WebSphereのサポート • 従業員150人へ拡大 • Covalent, Hypericを買収し、 監視も含めたシステムの トータルソリューションを提供 • CloudFoundryと強連携し、 Cloud Programing Modelへ • GemFire, Hadoop等も含む トータルソフトウェア企業へ • スタートアップ気質と OSS中心の文化へ原点回帰
- 25. Interface21の頃
- 26. SpringSourceの頃
- 27. VMWareの頃
- 28. Pivotalの現在
- 29. 軽量フレームワークの矛盾 重厚で複雑なEJBを否定し、 軽量なDIコンテナを提供することから 始まったSpring 10年以上が経ち、Springも重厚長大に Spring Boot 初期設定を簡単に！ Spring IO Platform バージョン管理と 依存関係で悩まない！
- 30. Springの開発状況 • 家で仕事してます 家族ケアが大事！時差対応も簡単！ • 各プロジェクトの開発者は３〜６人 Spring Frameworkは現在６人で開発 • 正社員と外部からのコントラクター • JIRAとGitHubによるオープン開発 JIRA TicketとPULL Requestで 誰でも、どこからでもコントリビューション可能 是非トライしてみてください
- 31. 以降は スライドの 日本語訳です
- 32. Spring Frameworkのはじまり • Expert One-on-One J2EE Design and Development, Rod Johnson • Open Source Framework としての開発がはじまり JuergenもCo-Leadとして 参画
- 33. SpringFramework 1.0リリース • 2003年初旬にSourceForgeでOpen Source プロジェクト開始 http://sourceforge.net/projects/springframework/ • 2003年後半にSpring Framework 1.0をリリース com.interface21からorg.springframeworkへ Spring 0.9はNamespaceがcom.interface21 http://sourceforge.net/projects/springframework/files/springframework/0.9/ • Bean定義はXMLで
- 34. ２冊目Rod Johnson（2004年） • Expert One-on-One J2EE Development without EJB, Rod Johnson • Spring Framework 1.0の ベースに
- 35. Interface21とは • Interface21 UKの初期 ファウンダー２人、開発者１人 ロンドンのGreenwichにオフィス コンサルやオープンソース開発に従事 https://spring.io/blog/2006/12/16/why-the- name-interface21 • 汎用的なAPサーバ上のSpring 既存のサーバ環境に近代的なコンポーネント モデルを 当初は、StrutsとHibernateと組み合わせて Tomcat, Jboss, Weblogicなどをfirst-classサポート
- 36. ３冊目（2005年） • Professional Java Development with the Spring Framework • Spring Framework 1.2 のベースに
- 37. Interface21の拡大（2006年） • オランダとアメリカへ拡大 UKにて開発の大部分が実施 オランダとアメリカはトレーニングとコンサル 金融や政府系で大規模顧客獲得 • Spring のオープンソースがより強固に 2006年10月にSpring Framework 2.0 GAリリース XML Conf名前空間、AspectJ pointcut表現 Spring Security、Web Flowプロジェクト開始
- 38. Springポートフォリオ（2007年） • Interface21がSpringSourceへ アメリカベースの会社へ ネットワーキングや投資オプションのため西海岸へ オープンソースに関連するより魅力的な会社名へ • エンタープライズアプリのためのデファクトへ 2007年後半にSpring Framework 2.5をリリース アノテーションベースのDIとMVC Spring IntegrationとSpring Batchプロジェクト開始 Core Open Sourceプロジェクトの商用サポート開始 IBMとのパートナーシップ改善
- 39. SpringSourceがメジャープレーヤーに （2008年） • 従業員が150人までに成長 Covalent（Tomcat, Apache）を買収 G2One(Groovy, Grails）を買収 Hypericを買収 • Spring周辺の商用ポートフォリを重視 SpringSource tc Server (Tomcat centric) SpringSource dm Server (OSGi based) SpringSource Tool Suite
- 40. VMWareがSpringSourceを買収 （2009年） • Corporationの一部へ クラウドプログラミングモデルへ EMC/VMWareの関連プロジェクトと連携 CloudFoundryプロジェクトと強連携 • アノテーション指向型フレームワークへ Java-based confにフォーカスしたSpring 3.0が リリース @Injectで知られるJSR-330を実装 JPA 2.0やBean ValidationのようなJava EE6の仕様を 早期サポート RESTfulフレームワークとしてSpring MVC
- 41. VMWareの一部門としてのSpringSource （2010年-2012年） • Corporationの中でもOpenSource文化を醸成 VMWareは今までOpenSourceやJavaの文化を 持っていない プラットフォームとしてCloud Foundryの設立を支援 Springコミュニティを成長させ、クラウドへ • OpenSourceはコミュニティフォーカスを Spring 3.1をリリース（キャッシュやMVC改善など） XML名前空間の代替として@Enableを導入 Servlet 3.0が商用レディに （web.xmlなしのデプロイ） Spring Dataなど、CoreFramework周辺に 多数のイノベーション
- 43. VMWareからPivotalへスピンオフ （2013年） • OpenSourceにフォーカスしたスピンオフ VMWare同様EMCからもスピンオフ Cloud Foundry, Hadoop, GemFire, Spring スタートアップのような企業文化へ原点回帰 • エンタープライズJava Frameworkのリーディング カンパニーへ Java SE8/EE 7にフォーカスしたSpring 4.0をリリース 一気通貫のWebSocket対応 （STOMP Protocol, SockJS fallbackなど) WebSiteやBlogを大幅刷新 https://spring.io/
- 45. Spring Boot & Spring IO Platform （2014年） • Spring Boot 最小限の設定で。後はこの本読んでください 「はじめての Spring Boot」 https://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775- 1865-4 • Spring IO Platform 依存管理やバージョン管理を簡単に 3rd パーティーのライブラリを試験
- 47. Spring Framework哲学改訂 （2015年） • Application Frameworkとして アノテーションベースのプログラミングおよび コンフィギュレーションモデル API/SPIによるフレームワークモジュール間の分離 • 今まで以上に多様なデプロイ環境への対応 APサーバ、クラウド（PaaS）、マイクロサービス等 軽量メッセージング、非同期処理、WebSocketスタイル アーキテクチャなど • 多数の伝統的なSpringコンセプトが今も十分機能 3rdパーティーリソースの活用（JDBC/JPAだけでなく） template/callback styleはJava 8ラムダ式にフィット
- 48. Pivotalにおける分散開発チーム • ホームオフィスでのワークスタイル 開発者の多数は家族ケアが必要 時差への対応が簡単 • 各プロジェクトは3～6人の開発者で Spring Frameworkプロジェクトは現在6人 ヨーロッパに多い • Pivotalが雇用した正社員と外部からの 長期的なコントリビューター • JIRAとGitHubによるコラボレーション コミュニティコントリビューターと同様に、 それぞれJIRA Issueを作成 GitHubのPull Requestを通して多数の コントリビューション
- 49. ご清聴 ありがとう ございました