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Japanese 2022 Aug25_Monthly Update_150.pdf
- 7. 6
世界の動向
◼ 欧州
➢西欧の販売台数は、6 月からまた減少し年率1,120万台となった
➢この地域の販売不振の原因は、依然として供給問題が市場を圧迫しているためである。
◼ 中国
➢中国がまたもや記録を更新した。速報値によると、7月の販売台数は過去最高の年率3750万台となり、
異例の高水準となった6月から14%近く増加した。
➢YTDの販売年率は2630万台となり、昨年の総販売台数2550万台を上回った。
➢7月の販売台数(卸売)は前年同月比33%増、YTDで前年比2.5%増となった。
➢6月に上海の封鎖が解除されて以来、経済活動が急速に正常化し、OEMが生産を拡大した。
➢6月1日に開始された乗用車(PV)の臨時購入税減税(2022年12月31日まで)も販売を押し上げた。
➢6月と7月は、LCV(小型商用車)の販売が引き続き減少する中、乗用車の販売が前年同月比で40%近
く拡大し、全体の増加分を占めた。
➢7月はBEVが前年同月比110%、PHEVが同170%増となり、NEVが引き続き市場をリードしている。
- 11. 10
米国の動向
◼ 気候変動対策法(2022年インフレ抑制法): 注目ポイント
➢EVの連邦税額控除額は$7,500を維持、上限台数を撤廃
✓ $80,000までのゼロエミッションバン、SUV、ピックアップトラックと$55,000までのEVセダンが対象
▪ EV税額控除は、調整後総所得が$150,000以下、共同申告者の場合は$300,000の個人が対象
▪ 車両は北米で組み立てられていなければならない
✓ 新しいクレジットのうち$3,750は、バッテリーの重要な鉱物の40%以上を米国または米国と自由貿易協定を
結んでいる国から調達した車両であることが条件
▪ Australia、Bahrain、Canada、Chile、Colombia、Costa Rica、Dominican Republic、El Salvador、Guatemala、
Honduras、Israel、Jordan、Korea、Mexico、Morocco、Nicaragua、Oman、Panama、Peru、Singapore、USMCA
▪ 40%の鉱物の要件は、2024年50%、2025年60%、2026年70%、2027年80%に増加
✓ 新しいクレジットの残りの$3750は、自動車のバッテリー部品の少なくとも50%を米国または米国と自由貿易
協定を結んでいる国から調達することが条件
▪ 電池成分50%要件は、2024年60%、2026年70%、2027年80%、2028年90%、2029年100%に増加する
✓ 2025年からは、懸念される外国企業のバッテリー鉱物またはコンポーネントを使用した車両は、税額控除の
対象から除外される
➢新たに、中古EVの価格の30%が税額控除され、上限は$4,000
✓ 中古車価格が$25,000以下であること
▪ 中古車は個人により、販売店から購入されたものでなければならない
▪ 中古車は、生涯に一度だけ税額控除の対象となる
▪ 修正総所得は、個人で$75,000、世帯主で$112,500、共同申告で$150,000が上限
50
- 18. 17
オーストラリアの動向
◼ Tesla Model 3、オーストラリアの熱心なバイヤーに中古で$91,000で販売
➢オーストラリアでは、走行距離が数百マイルしかない数ヶ月前のTesla Model 3が豪$約13万(約
$91,000)以上で販売されており、新車価格の3分の1以上高くなっている。
✓ オーストラリアでは新車の納期が最長で9ヶ月と非常に長いため、購入者が我慢できなくなったためだ
38
✓ Teslaのサイトによると、シドニー
で2022年8月1日に注文された
A$91,600($64,200)の最上位
Model 3パフォーマンスは、2023
年2月から5月の間に納車される
ことになる。
▪ HyundaiのIoniq 5は注文から納車
まで12ヶ月かかり、KiaのEV6も2年
待ちだという。
▪ オーストラリアのEV普及率は相対的
に低く、大手自動車メーカーは新型
車を他の国に優先的に供給するよ
うになっていた。
- 20. 19
Teslaの動向
◼ ベルリン工場でBYDブレード電池を搭載
したModel Yを製造すると報じられる
➢2020年、BYDはブレード型バッテリーセルを発表した
✓ LFPベースであるが、ブレードのようなフォームファク
ターが、より安全なセルとパックレベルでより高いエ
ネルギー密度を可能にすると同社は述べている。
▪ 釘刺し試験中、Blade Batteryは貫通後に煙も火も
出ず、表面温度は30~60℃にしか達さなかった
▪ 同じ条件で、三元系リチウム電池は500℃を超えて
激しく燃焼
▪ 従来のリン酸鉄リチウムブロック電池は、炎や煙は
出ないものの、表面温度が200〜400℃と危険な
温度に達した
8
✓ 新浪によると、セルはギガファクトリー・ベルリンに送
られ、複数の関係者が、BYDが供給したブレード電
池がドイツ・ベルリンのTesla社のギガファクトリーに
納入されたことを明らかにした。
▪ BYDはこの構造により、モジュール化が不要になり、
エネルギー密度の向上が可能になると主張
▪ 上海工場ではBYDブレード電池を使用する予定がな
いことも判明している
- 22. ◼ Cybertruckは当初の予定より高価になりそうだ
➢2019年の最初の発表では、2021年後半に生産を開始し、$39,900でスタートするはずだった。
✓ シングルモーター後輪駆動、航続距離250マイル、牽引力7,500㍀、0-60mi 6.5秒以下、$39,900。
✓ デュアルモーター全輪駆動、航続距離300マイル、牽引力10,000㍀、0-60mi 4.5秒以下、$49,900。
✓ トリプルモーター全輪駆動、航続距離500マイル、牽引力14,000㍀、0-60mi 2.9秒未満、$69,900。
▪ 当初は2021年後半に生産を開始する予定だった。しかし、2021年8月には2022年まで、さらにその後「できれ
ば」2023年まで延期することを発表
▪ 2020年6月の段階で予約台数65万台、現在では150万台の予約に近いと推測されている
21
Teslaの動向
19
➢年次株主総会でMusk氏は、Cybertruckが最初に
発表されてから3年間のインフレやその他の「さまざ
まな問題」を引き合いに出して、Cybertruckの仕様
と価格が「変わっている」と述べた
✓ その間、Teslaの他車種は何回も大幅値上げされ
ている。
✓ Teslaはまだこの3つのバージョンを作ることを決
めているのか?それは誰にもわからない
✓ 今回の、税額控除の設定(ピックアップとSUVの
場合は$80,000以下の価格に制限)がどの様に
影響するか?
- 23. 22
Teslaの動向
◼ 1対3の株式分割を承認、株価は上昇
➢Teslaの株主は8月4日、1対3の株式分割を承認した。
✓ いつ発効するのか明らかにしていない
▪ 前回2020年に1株を5株に分割する株式分割を行った
際には、発表日から実行日までの株価を60%も急騰
➢今年初めに同社を圧迫したリスクのほとんどはまだ残っ
ており、サプライチェーンの混乱はまだ収束しておらず、米
中間の緊張は高まり、Elon Musk氏はTwitterとの長期的
で費用のかかる法的紛争に巻き込まれる可能性がある
✓ さらに、最近注目を集めた株式分割は、今年、
AlphabetやAmazonを含む他の大企業に意味の
ある後押しを与えることができまなかった
20, 22
◼ 「優良企業」の地位を獲得し「ジャンク債」格付けから抜け出そうとしている
➢2年以上連続で利益を出し、$18B以上のキャッシュポジションを築き、負債もほとんどないにもかかわら
ず、TeslaはS&P Global RatingsやMoody's Investors Serviceといった格付け会社からいまだに「ジャン
ク債」と格付けされている。
➢Teslaはまだ膨大な量のキャッシュを生み出しており、格付け会社はある時点で行動を起こさなければな
らず、年末までに投資適格への格上げが実現しても不思議ではない。(Bloomberg)
- 26. 25
Teslaの動向
◼ “ビッグバッテリー ”に「Virtual Machine Mode」という新製品を投入
➢今回の製品は、南オーストラリアにあるホーンズデール・パワーリザーブ(HPR)、別名「Tesla Big Battery」を
所有するフランスのエネルギー企業Neoenが、Teslaの技術を通じて「世界初のグリッドスケール・イナーシャ・
サービス」を提供する承認を得たと発表した。
➢風力発電や太陽光発電が化石燃料発電に取って代わるにつれ、グリッドに機械的慣性が少なくなり、グリッ
ドが乱れた場合の自然な安定性バッファーが取り除かれる。
✓ TeslaのVirtual Machine Modeは、機械的慣性を仮想的にエミュレートすることで、こうした安定性の課題に対
処するように設計されている。
53
▪ ホーンズデール・パワーリザーブ
だけで3,000MWsのイナーシャを
供給することができ、これは同州
の全イナーシャ需要の約半分に
相当する
▪ 2020年、Big Batteryは
50MW/64.5MWhの容量を追加
し、合計150MW/193.5MWhに
拡張された。拡張後に過去最高
の270MWレンジを記録した
- 28. ◼ ドライバーデータに基づく独自保険をさらに2州拡大 - 現在10州
➢リアルタイムのドライバーデータに基づく独自の保険を、さらにユタとメリーランドの2州に拡大し、アリゾ
ナ、コロラド、イリノイ、ネバダ、オハイオ、オレゴン、テキサス、バージニアに加わった。
✓ Tesla車からリアルタイムで収集した運転データを活用し、「前方衝突警告」の回数、急ブレーキの量、積極
的な旋回、危険な後続距離、オートパイロット強制解除の有無などから「良いドライバー」であるか判断
▪ Teslaは年齢や性別は保険料計算には使っていないと主張している
▪ 安全スコアに基づいて「平均的な」ドライバーとみなされる人は、競合他社と比較して保険料が20%から40%節約
でき、最も安全なスコアを持つ人は30%から60%節約できると見込んでいる
▪ Teslaはもともとカリフォルニア州で独自の保険商品を導入していたが、当初の目的であったリアルタイムの走行
データやTeslaの安全スコアを活用したものではなかった
27
Teslaの動向
61
✓ 昨年10月、Elon Musk氏は、Tesla保険が2022年末まで
に「ほとんどの州で」利用されることを目指していると述べ
ている。
▪ フロリダ州とニュージャージー州でもTeslaの保険商品の届
出が表面化し、自動車メーカーがこれらの州での事業拡大
を間近に控えている
- 32. 31
VWの動向
◼ 米国製2023年型VW ID.4は$37,495から
➢テネシー州チャタヌーガ工場で生産を開始した「2023 ID.4」を、希望小売価格$37,495からスタートすると
発表した。
✓ $7,500の連邦EV税額控除と合わせると、ID.4の価格はさらに下がる。
✓ 2021年にドイツで生産が開始されたとき、ベースモデルのID.4の希望小売価格は$41,230だった。その時VWは、
米国製ID.4を$35,000からにしたい、と言っていた。
▪ 今回の高価格は、電池材料が4年前よりはるかに割高になっていることを反映したもので、EVバッテリーに必要なコバル
ト、ニッケル、リチウムなどの平均コストは、現在、1台あたり約$8,255だとリサーチャーは述べている。
✓ スタンダードプロ、S、Sプラスの3つのトリムレベルで提供し、62kWhと82kWhのバッテリー、後輪駆動と全輪駆動
を選択できるようにする予定
23
✓ EPAのテストサイクルに基づく推定航続距離は208mi
▪ $40,000を大きく超えるFord Mustang Mach-E、
Chevy Bolt EUV、日産Aryaなど、平均航続距離250〜
300miの他の類似EVクロスオーバーより低い
▪ Chevy Boltや(まもなく販売終了となる?)日産LEAFと
直接競合する
- 33. 32
VWの動向
◼ チャタヌーガでID.4の米国生産を開始、1,000人以上の新規雇用を追加
62
➢VWが組み立てる新型 ID.4 の部品は、主に北米、
より具体的には米国で調達される予定
✓ アラバマ州とオハイオ州の鉄鋼
✓ インディアナ州とサウスカロライナ州の内装部品
✓ ケンタッキー州とノースカロライナ州の電子部品
✓ ジョージア州のSKイノベーションから調達するEV
バッテリー
➢チャタヌーガは、現在VWがEVを製造している世界各地の他の5つの拠点
に加わる
✓ ID.4 は現在も BEV のベストセラーであり、これまでに世界中で19 万台
が販売されている
✓ 米国での生産開始後、今年後半に月産約7,000台のID.4を生産し、そ
の後2023年まで増産を続ける予定
- 36. 35
VWの動向 (Porsche)
◼ PorscheのIPOピッチ、評価額で投資家の懸念にさらされる
➢投資家が懸念しているのは、Porscheの親会社からの独立性を高めることができない構造
✓ Porscheの12.5%という小さな浮動株と、経営の独立性を高める余地がほとんどない二元的な株式構造につい
て懸念を抱いている
▪ 議決権のない優先株を25%分も売却する計画で、億万長者PorscheとPiech一族は、特別配当を受け取り、Porscheの
阻止的少数株主持分を購入する資金に充てることになる
✓ ガバナンスを変えて、グループレベルで意思決定するのではなく、Porscheが自分たちにとって何がベストかを決
められるようにしなければ、株主価値を最大化できない (Bernstein)
➢投資家はまた、IPO市場の逆風を挙げている。暴走するインフレ、金利上昇、ウクライナ戦争による欧州の過
去数十年で最悪のエネルギー危機に対する不安から、IPO市場は劇的に減速している
64, 89
✓ 更に、ソフトウエアの活用能力、米国での成長実現、中国で
の売上維持、Teslaへの挑戦が経営課題とされる。
➢Porscheの1つの優位な側面は、FerrariやAston Martinを含む
同業他社に比べ、格段に販売台数が多く、2021年までの5年
間の営業利益率は平均16.1%で、収益性も優れ、他社に先
駆けて、ラインナップのEV化を進め、「EV化という点でTeslaに
最も近いレガシーブランドだ」という点。
➢IPO見通しでは、Porscheの評価額は現在€80B~90B
- 37. 36
VWの動向 (Porsche)
◼ Porsche CEO、2025年頃までに3列シートBEV SUVとBEV 718を出すと確認
➢PorscheがCayenneとMacanの両モデルの上位に位置する最も高価でスポーティな新型BEV SUV (コード
ネーム「K1」)の発売を計画していることを明らかにした。
✓ 親会社VWグループのソフトウェア開発部門Cariadの問題でBEV SUV「Macan」と、Audi Q6 e-Tronの開発に遅
れが出ているため、この新型SUVの発売が早まったようだ
✓ 2025年頃までには、ミッドシップスポーツカーの718をBEVとして提供したい (Blume CEO)
✓ ライプチヒで生産される。
84
PorscheのMission Rコンセプト
➢この最高級BEV SUVには、油冷式電気
モーター等、Mission Rコンセプトからの
技術の一部を搭載予定
✓ Mission Rのその他の特徴として、従
来のカーボンファイバーではなく天然
繊維強化プラスチック(NFRP)、
920Vの電気システム、高性能バッテ
リーが挙げられる
- 42. 41
BMWの動向
◼ i4 eDrive35を発表、$53,000以下からスタート
➢BMWのi4 eDrive35は、低性能のシングルモーターEVとして、BMW
の最も低価格なEVの1つである最も手頃な価格のオプションとして
登場する。
✓ そのひとつ上の、eDrive40と比較すると、スペックがかなり見劣り
するが、$56,895のeDrive40から$4,500しか安くない
✓ i4 eDrive35は今年の第4四半期にミュンヘンで生産が開始され、
その後2023年の第1四半期に米国で販売される予定
35
- 43. 42
BMWの動向 (MINI)
◼ 初の電動クロスオーバー「Aceman」コンセプトを発表 新デザイン言語を提示
➢MINIは、プレミアム・スモールカー・セグメントにおける将来のEVモデルのデザイン・プレビューとして、
「ACEMAN」と呼ばれる新コンセプトを発表。
✓ MINIが目指しているものは、EVゴーカート感覚、没入型デジタル体験、最小限の環境負荷への強いこだわり
▪ 光、動き、インタラクション、サウンドを駆使して、ホリスティックなユーザー体験を生み出すエクステリアとインテリア
のデザインにこだわって作られた
✓ 2021年春、BMWグループのMINIは、2030年までにガソリン車の販売を完全に停止することを発表した
▪ 2025年に最後のガソリン車を発売
55
- 44. 43
GMの動向
◼ 2024年 Chevy Blazer EV:航続距離320マイ
ル、希望小売価格$45~66k、「警察仕様
(PPV)」も含む
➢GMは2023年の春に2024年モデルとして登場するChevy Blazer
EVを正式に発表し、トリムの詳細、推定航続距離、価格などを明ら
かにした。
✓ 最上位のSS (Super Sports)はAWD標準装備で557馬力。0-
60 mphの加速を4秒以下と見積もっている。航続距離290マイル
で$65,995。
✓ 警察仕様(PPV: Police Pursuit Vehicle)はこのSSの派生。
✓ 開始モデルはFWDのみの1LTで、航続距離247マイル、$44,995。
✓ メキシコのラモス・アリスペのGM生産拠点で生産予定
85
- 45. 44
GMの動向
◼ Super Cruiseの対応の数十万マイルの「ハンズフリー」道路を追加
➢Super Cruiseネットワークの規模は2倍の40万マイル以上に拡大し、間もなく20車種以上のGM車種で利用
できるようになる予定。
✓ Super Cruiseは、数年前にGMが各車種に導入したハンズフリー運転支援機能
▪ アダプティブ・クルーズ・コントロール技術と車両内のコネクテッドサービスを利用し、リアルタイム測位、カメラ、センサーを
用いてLiDARを利用した地図データ上をナビゲートする
✓ 今回の拡張は、今年後半にVIPアーキテクチャの2022年モデルに対して無料の無線(OTA)アップデートで展開さ
れ、2023年モデルからは最初から導入される
28
- 46. 45
GMの動向
◼ Chevy Bolt EVの所有者に、バッテリー火災のリコール騒動で訴えないと約束
すれば$6,000を提供
➢GMは6月、2023年モデルのChevy Bolt EVとEUVを$6,000の大幅値下げを発表した。
✓ Bolt EVとEUVは、LG Energyによるバッテリーモジュール交換を経て、今は良いバッテリーを搭載し、$6,000の値
下げによって圧倒的にお得なEVになった。
➢この値下げは、リコールを経験し、低価格を逃した多くの既存Bolt EVのオーナーをがっかりさせた
✓ 現在、GMはこれらのオーナーに最大$6,000のリベートを提供している
✓ 但し、「バッテリーの欠陥やリコール」に関してGMを訴えないことを含む興味深い免責条項がついている
33
- 53. 52
Jaguarの動向
◼ I-Paceが再び出火 - これはBolt EVのバッテリー火災と同じ状況なのか
➢Jaguar I-Paceがまた、ガレージで充電して置いていただけで発火した
✓ I-Paceのバッテリー火災は、今回で4件目となるが、販売台数が比較的少ない事を考えると、大きな意味を
持っている
✓ JaguarはBolt EVやKona EVのようにLGのパウチバッテリーセルも使用しており、Boltと同様、事故や明確な外
部要因がなく、EVのバッテリーパックが単独で出火した
▪ Jaguar I-Paceの場合も、EVにLGのパウチ電池セルが採用されている
▪ ゆっくり燃えたのではなく、いったん火がつくと何度も破裂音がして、車は急速に炎に包まれた
▪ Jaguarは、再び発火する危険性があるため、車を持ち上げる場所がなく「調査」は保留され、今回の件に関して何の
責任も取らないと述べた
11
- 56. 55
XPengの動向
◼ XPengがG9の特徴を紹介 - 5分で200kmの航続距離を充電、「没入型5D
体験」、480kWの充電器を搭載
➢G9はXPengのこれまでで最も先進的なEVであり、中国および国際市場向けに初めてゼロから設計されて、
C-NCAPおよびE-NCAPの5つ星の安全設計基準、およびEU WVTA車両認証基準に準拠。
✓ 800V SiCプラットフォームにより5分で200kmの走行距離、508TOPSのコンピューティングパワー、フルシナリオ
ドライブを実現するXPengの超高性能ADAS「X-PILOT 4.0」も搭載している
▪ 31個のLiDARセンサー、デュアルNVIDIA DRIVE Orin-Xインテリジェント運転支援チップ、ギガビットイーサネット
▪ Qualcomm Snapdragon 8155チップを搭載した14.96″デュアルスクリーン
▪ 28個のスピーカーと2250Wの出力を持つDynaudio Confidenceオーディオシステムにより、コンサートホールレベルの遮
音をシミュレートする
✓ 最大航続距離は702km、0-100km/h加速約3秒、480kWの新型S4Super Charger
✓ 最初の24時間で23,000人近くがこのSUVを予約。価格未発表、正式な受注開始は9月で、中国での納品は
第4四半期に開始される予定。
7
- 59. Hyundaiの動向
◼ IONIQ 5 Nの発売前に、2つのNブランドパフォーマンスEVのコンセプトを公開
➢Hyundaiは、電動化されたIONIQブランドを、NおよびNラインのパフォーマンス・バリエーションに追加する計
画を確認した
✓ まず、IONIQ 5 Nが同社初のパフォーマンスEVとして生産される。
92
58
✓ 「RN22e」は、最近デビューしたIONIQ 6をベースにしたパフォーマンス
EVで、HyundaiのE-GMPプラットフォームによる最初のNモデル
▪ 3Dプリントパーツの採用により、軽量化と剛性を両立
✓ 「N Vision 74」は、燃料電池とバッテリーを併用するこ
とで、冷却効率を向上させ、走行状況に応じて2種類
の電源を使い分ける。
▪ リアツインモーターでより良いトルクベクタリングが可能
▪ 3チャンネル冷却システムにより、性能と冷却のバラン
スを探求
- 60. 59
トヨタの動向
◼ 「bZ4X」のリコールがうまくいっていない - 同社が車の買い戻しを提案
➢米国でトヨタはbZ4Xの所有者に手紙を送り、代車とインセンティブパッケージまたは車両の完全な買い戻し
の間の選択肢を提供している。
✓ 引き続き、改善策が出るまで当該車両を運転しないようお願いする
▪ トヨタは改善策に真摯に取り組んでおり、改善策が得られ次第お知らせする
✓ トヨタは、改善策が得られるまで、対象となるオーナーに以下を提供する
▪ 代車の提供、および車両の保管を無償で継続
▪ 代車使用時に発生した給油費用の弁済
▪ 車両が全額支払われた場合、ローン/リースまたは購入価格の支払いに対して、合計$5,000のクレジットを提供
▪ 2024年12月31日まで、全国のEVgoが所有・運営する公共ステーションでの無料充電時間を延長
▪ リコールにより走行不能となる期間(リコール発表日である2022年6月23日から改善策を発表する将来の日付まで)に
基づき、車両の新車限定保証の延長
➢お客様が上記の手続きを希望されない場合、トヨタはお客様の車両の買い戻しを提案する。
27
- 63. 62
Faraday Futureの動向
◼ デビュー作のEV発売を延期、資金不足を警告
➢Faraday Futureは、待望のデビュー車の生産・納入開始を「2022年の第3四半期か第4四半期」に延期
し、発売を成功させるために追加資本が必要だと述べた。
✓ 2014年に設立されたFaraday Futureは、かつて早ければ2018年にいわゆるFF91 SUVの製造と販売を開
始すると約束していた
✓ 2021年7月に白紙委任会社との合併で上場したロサンゼルスのFaraday Futureは、これまで早ければ今月
中にBEVのSUVを発売する予定だと語っていた
✓ だが、現在、2022年12月31日までの運営資金として約$325Mの追加資本を調達しようとしている
59
- 73. 72
バッテリーの動向 (Volvo Group)
◼ Volvoグループ、EVトラック生産に対応した大規模なバッテリー工場をスウェー
デンに設立
➢EVトラック、EVバス、EV建設機械の生産拡大を支援するため、スウェーデンに大規模なバッテリー工場建設
に着手。
✓ 2030年までに、Volvoグループが販売する製品の少なくとも35%をEVにすることが目標で、そのために、化石
燃料を使わないエネルギーで生産された高性能な電池が大量に必要
✓ 目標製造規模は非公開
29
- 75. 74
バッテリーの動向 (リチウム)
◼ 中国リチウム大手、アルゼンチンで$962Mの取引
➢中国の電池材料大手であるGangfeng Lithiumは、リチウムの新たな
供給地であるアルゼンチンでの事業拡大に向けた取り組みを強化し、
Litheaを最大$962Mで100%買収する予定。
✓ Ganfengは、このプロジェクトは今年試験生産を開始する予定で、年
間4万トンの炭酸リチウムの生産を目標としている
✓ 中国と米国の企業がアルゼンチンのリチウム資源の入札競争を行
い、Rio TintoとZijin (紫金)鉱業集団が$1B以上をアルゼンチンに
注いでいる。
✓ アルゼンチンには世界最大のリチウムプロジェクトのパイプラインが
あり、まだ利用されていない資源が1,900万トンもある。
88, 90
◼ 中国リチウム大手、EVを強制労働の目にさらした
➢新疆ウイグル自治区とGanfengの関係は、投資家や需要家からさらに厳しい目を向けられることになりそう
✓ Ganfengは11月、Teslaにバッテリーグレードの水酸化リチウム製品を提供する新たな3年契約を獲得したと発
表し、これまでにもBMWなどの企業との契約を明らかにしている。
✓ 新疆ウイグル自治区の問題をめぐって、企業は米国と中国の間で板挟みになっている。
- 80. 79
自動運転の動向 (中国)
◼ Baidu、ハンドルが取り外し可能な第6世代レベル4自動走行型ロボットタク
シー「Apollo RT6」を発表
➢1台あたり25万元($37,000)のコストで大量生産される予定。
✓ 「ロボタクシーは、現在のタクシーの半分の費用で利用できる未来に向かっている」(Baidu)
✓ Level4自動走行機能、1,200TOPSの演算能力、複雑な都市環境に対応するセンサーアーキテクチャーを搭載
▪ 38個のセンサー (LiDAR 8個、ミリ波レーダー 6個、超音波レーダー 12個、カメラ 12個)。
➢来年にはロボットタクシー「Apollo Go」の仲間入りをする予定。
✓ BaiduのライドヘイリングプラットフォームApollo Goは、上海や北京などの主要都市に300台のドライバーレス
カーを配備しており、2025年までに中国の65都市にを拡大し、2030年までに100都市に拡大する計画であ
ると述べている。
74, 77
- 81. 80
自動運転の動向 (米国/Tesla)
◼ Full Self-Driving βの走行距離が3500万マイルを突破、更に拡大している
➢2022年第2四半期末時点で、北米の10万人以上のTeslaドライバーがFSD βにアクセスした。
➢Teslaは間もなくFSD β v11をリリースする予定。
✓ WaymoやCruiseといった企業が運営するクローズドフリートではなく、顧客が利用できる自動運転車に最も近
い存在といえる
79
- 82. 81
自動運転の動向 (米国/Tesla)
◼ FSD β(10.13)は、左折、動物検知、速度制限の改良など盛りだくさん
➢最後のアップデートは5月に行われたので、TeslaがFSDベータ隊に新しいものを押し付けるのは久しぶり。
✓ 今回は、難しい左折の処理を改善することに明確な焦点が当てられている。
✓ その他、歩行者や自転車が自車と接触する意図がないと判断することで、横断歩道付近での誤った減速の低
減など。
➢リリースノートの一部
✓ 保護されていない左折時の判断を改善し、操作を通じて他のオブジェクトとエゴの相互作用をより良く推定
✓ 中央分離帯の安全領域を利用した「チャッククック式」保護なし左折時の交差する物体に対する降伏時の停止
姿勢の改善
✓ クリープ走行時の速度プロファイルをより快適にし、遮蔽物の可能性があるオブジェクトを保護する際にスムー
ズに停止できるようにした
✓ 自車両の進路を横切る可能性のある交差点でクリープ走行ができるようなった
✓ ニューラルネットワークの車載軌跡推定を改善することで、歩行者と自転車の速度誤差を改善
✓ 自動ラベル付けされた学習セットのサイズを2倍にすることで、動物検出の再現性を34%向上させ、誤検出を
8%減少させた
✓ 歩行者や自転車が自車と接触する意図がないと判断することで、横断歩道付近での誤った減速の低減
✓ 車線内で緩やかにオフセットすることで、コーンや障害物に対する誤った車線変更を低減
✓ 幅の広い住宅地での車線内測位を改善
✓ ヨーレイトが大きいシナリオでの物体の将来経路予測を改善
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- 83. 82
自動運転の動向 (米国)
◼ MercedesのDRIVE PILOT。レベル3の贅沢、まもなく米国へ
➢Drive Pilotが動作している間は、メールを見たり、ビデオを見たり、ウェブを見たりと、さまざまな作業をする
ことができる。
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✓ レベル3なので、ハンドルに手を置いたり、道路に目を向けたりする
必要はない。しかし、Drive Pilotはドライバーの顔を見ている。
✓ 内外装ともにカメラやLiDARセンサーがぎっしりと詰まっている
▪ S-Seriesには高性能なPCと補助電源が積まれていた
✓ ステアリングとブレーキの補助システム、車載電気系統の補助システ
ムも搭載している
▪ これにより、これらのシステムのいずれかが故障した場合でも操縦性を
確保し、ドライバーへの安全な引き継ぎを可能にしている
✓ ドライブパイロットシステムが作動すると、ステアリングホイー
ル脇の2つのボタンがターコイズ色の光で照らされる
✓ ARが運転席のディスプレイに表示されているものをほぼそ
のまま再現し、それが実際の交通状況に重ねられると、シ
ステムが状況を把握し、どのように対応すべきかを理解して
いるという信頼感が生まれる
➢Mercedesは2023年初頭にカリフォルニア州とネバダ州でド
ライブパイロットの使用を申請し、2023年中頃には許可を得
たいと考えている。
- 84. 83
再生可能エネルギーの動向
◼ 追加投資なく風力発電の出力アップを実現する新機軸
➢MITとSiemens Gamesa Renewable Energyが支援する科学者チームが、風力発電所のエネルギー効率を
高める方法を考え出した。
✓ 風の流れを一括してモデル化し、個々のタービンを最適化すれば、風力発電所のエネルギー出力を増加させる
ことができることを発見。
▪ 既存の実用規模の風力発電機はすべて独立して制御されている
▪ それぞれの風力タービンの航跡は互いに影響を及ぼす
▪ 流体物理学の観点からは、風力発電所において風車を近接させることは、多くの場合、最悪の行為となる
✓ 相互作用を考慮した集中制御システムにより、タービンの集合体は条件によっては32%も高い出力レベルで運
転。ソフトウェアを変更するだけで済む。
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- 88. その他
◼ Sono Motors、ソーラーEV (SEV)「Sion」の改良型生産デザインを発表
➢欧州では90℉を超える猛暑が続き、SEVのような持続可能なソリューションの必要性が叫ばれている
➢SonoのSEVの外殻は、456個の継ぎ目なく統合されたソーラーハーフセルで構成されている。
✓ 7月1日現在、SonoのSEV「Sion」の予約台数は19,000台を超えている。7年以内に257,000台のSEVを生産
することを目指している。
✓ SEV「Sion」の量産モデルに加え、欧州のほとんどの12m級公共交通バスに搭載可能なソーラーバス・キットを
世界初公開した。
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Ford 「Probe Y」Cd値 0.137
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